TimesTen ClientドライバからサーバーDSNへのすべての接続に対して、ユーザーIDとパスワードの認証を要求するには、この属性をサーバーDSNに設定します。TimesTen Clientアプリケーション/DSNによって指定されるユーザーIDとパスワードが、TimesTen ServerとTimesTen Data Managerが実行されているシステムにログオンできるかどうかを確認することによって、認証が行われます。
この属性が無視されるのは、TimesTen Data Managerを使用してローカルDSNに接続する場合、またはTimesTen Client DSNへの接続コールの接続文字列にこの属性が指定されている場合です。つまり、UNIXのODBC.INIファイルまたはWindowsのODBCデータソース・アドミニストレータに保存されているこの属性の値は上書きできません。
Oracle表をキャッシュするには、Authenticateを無効にします。表をキャッシュする場合、UIDおよびOraclePWD属性をOracleのログインIDとパスワードに設定する必要があります。
シャドウ・パスワード・ファイルを使用するプラットフォームのクライアント/サーバー・ユーザーを認証するには、root権限が必要です。このようなプラットフォームには、Solaris、LinuxおよびAIXが含まれます。ただし、root以外がTTをインストールした場合、クライアント/サーバー認証を実行するTimesTenプロセスは、rootとして実行されません。その場合、メッセージ「Authentication set to 1 (default) in DSN- try Windows ODBC client or ttIsqlCS connection as same non-root user who installed TT」およびエラー「S1000: Server login failed; invalid UID/PWD」が表示されます。
クライアントおよびサーバーDSNでの処理の詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Databaseオペレーション・ガイド』のTimesTen ClientおよびTimesTen Serverの使用方法に関する説明を参照してください。
アクセス制御が有効な場合、この属性の値を現在有効な値以外に変更できるのは、インスタンス管理者またはADMIN権限を持つユーザーのみです。アクセス制御が有効な場合にTimesTen Client/Serverを使用するには、Authenticate=1に設定する必要があります。
Authenticateは次のように設定します。