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Oracle TimesTen In-Memory Database APIリファレンス・ガイド
リリース7.0
E05170-03
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ttCacheSqlGet

説明

INCREMENTALおよびASYNCHRONOUS WRITETHROUGHキャッシュ・グループのOracleオブジェクトをインストールまたは削除するOracle SQL文を生成します。

アクセス制御

アクセス制御がTimesTenのインスタンスに対して有効である場合、このプロシージャにはDDL権限が必要です。

構文

ttCacheSqlGet('feature_name,' 'cache_group_name', install_flag)

パラメータ

ttCacheSqlGetには、次のパラメータがあります。

パラメータ
データ型
説明
feature_name
TT_VARCHAR (100)
INCREMENTAL_AUTOREFRESHまたはASYNCHRONOUS_WRITETHROUGHを指定できます。
cache_group_name
TT_VARCHAR (100)
キャッシュ・グループ名。ASYNCHRONOUS WRITETHROUGHキャッシュ・グループのオブジェクトをインストールする場合、またはAUTOREFRESHユーザー・アカウント内のすべてのOracleオブジェクトを削除する場合には、NULLを指定します。
install_flag
TT_INTEGER NOT NULL
install_flagが1の場合、ttCacheSqlGetは、自動リフレッシュまたは非同期のWRITETHROUGHのOracleオブジェクトをインストールするOracle SQLを返します。install_flagが0の場合、ttCacheSqlGetは、すでに作成されているオブジェクトを削除するSQLを返します。

結果セット

ttCacheSqlGetは次の結果セットを返します。

データ型
説明
retval
TT_VARCHAR (4096)
NOT NULL
自動リフレッシュまたは非同期のWRITETHROUGHのOracleオブジェクトをインストールまたは削除するOracle SQL文。
continueFlag
TT_SMALLINT NOT NULL
結果列retvalのOracle SQL文が4096バイトを超え、次の結果行に続ける必要がある場合のみ、0(ゼロ)以外の値になります。

CALL ttCacheSqlGet('INCREMENTAL_AUTOREFRESH', 'westernCustomers', 1);

AUTOREFRESHユーザー・アカウントのすべてのOracleオブジェクトを削除するには、次のコマンドを使用します。

CALL ttCacheSqlGet('INCREMENTAL_AUTOREFRESH', NULL, 0);

注意

このプロシージャは、TimesTenのキャッシュ接続機能がサポートされるプラットフォームにおいてのみ使用できます。

返された各retvalフィールドには、Oracleで直接実行される別々のOracle SQL文が含まれます。continueFlagフィールドで示されるように、1つの行は文の途中で終わっている場合があります。この場合、使用可能なSQL文を生成するために、前の行と連結する必要があります。

このプロシージャのスクリプト出力は、OracleのSQL*Plusユーティリティと互換性がありません。ただし、ttIsql cachesqlgetコマンドを使用すると、SQL*Plusユーティリティと互換性のあるスクリプトを生成できます。

cache_group_nameオプションに対してNULLを指定すると、ttDestroyユーティリティによってデータ・ストアが破棄された後でOracleオブジェクトをクリーンアップするOracle SQLを生成できます。