あるデータ・ストアのキャッシュ・グループ表を、別のデータ・ストアのキャッシュ・グループ表または別のデータ・ストアの標準のTimesTen表にレプリケートできます。マスター・データ・ストアのキャッシュ・グループ・タイプは、サブスクライバ・データ・ストアのキャッシュ・グループ・タイプと同じである必要があります。たとえば、READONLYキャッシュ・グループ内の表は、別のデータ・ストアのREADONLYキャッシュ・グループ内の表または別のデータ・ストアの標準の表にのみレプリケートできます。
キャッシュ・グループ内のすべての表は、レプリケーション・スキームに含める必要があります。
次のタイプのキャッシュ・グループに対し、アクティブ/スタンバイ・ペアと呼ばれるタイプのレプリケーション・スキームを構成することによって、キャッシュ・インスタンスの高可用性を実現できます。
これらのタイプのいずれかのキャッシュ・グループをレプリケートするアクティブ/スタンバイ・ペアは、フェイルオーバーおよびリカバリの一部として、データ損失の機会を最小限に抑えて、キャッシュ・グループのロールを自動的に変更できます。キャッシュ・グループ自体は、Oracleデータベースの停止からのリジリエンスを提供するため、システムの可用性がさらに強化されます。『Oracle TimesTen Replication - TimesTen to TimesTen開発者および管理者ガイド』のキャッシュ・グループを含むアクティブ/スタンバイ・ペアに関する説明を参照してください。
ワークロードのバランスをとるために、キャッシュ・グループ表のレプリケーションを構成することもできます。次の構成は例です。
アクティブ/アクティブの構成は、特にキャッシュ・グループをレプリケートする場合は使用しないでください。そのような構成では、解決できないデッドロック、キャッシュ・グループの内容の不一致、リカバリの問題など、意図しない結果になる場合があります。
詳細は、『Oracle TimesTen Replication - TimesTen to TimesTen開発者および管理者ガイド』のキャッシュ・グループおよびレプリケーションに関する説明およびキャッシュ・グループのレプリケートに関する説明を参照してください。