Oracle TimesTen In-Memory Databaseトラブルシューティング・プロシージャ・ガイド

キャッシュ・グループを作成できない

この項では、CREATE CACHE GROUP文の実行時に発生する可能性があるいくつかの問題について説明します。


考えられる原因	対処
ユーザーがキャッシュ・グループの型を作成するための正しいOracle権限を持っていない	Oracle権限を確認する。
TimesTenデータ・ストアのアクセス制御が有効になっているが、データ・ストアにアクセスするための十分な権限がユーザーにない	データ・ストアのアクセス制御が有効な場合にキャッシュ・グループを作成するには、DDL権限が必要。
TimesTenデータ・ストアのアクセス制御が有効になっているが、内部/外部ユーザーがOracleユーザーと一致しない	データ・ストアのアクセス制御が有効な場合、TimesTenユーザー名とOracleユーザー名は同じであることが必要。
Oracleに接続できない	次を参照: Oracleサービス名を解決できない接続識別子を解決できない Oracleユーザー名とパスワードを検証できない Oracleサーバーおよびクライアントのバージョンに互換性がない Oracleの再起動が必要かどうかを確認する。ネットワーク・ステータスを確認する。
キャッシュ管理ユーザーのIDまたはパスワードが設定されていない（AWTまたは自動リフレッシュ・キャッシュ・グループを作成しようとした場合）	「キャッシュ管理ユーザーのIDおよびパスワードを設定する」を参照。
サポートされていないデータ型マッピング	「サポートされていないデータ型マッピング」を参照。
OracleでのNULL値可能設定が異なる	「NULL制約がOracleと一致しない」を参照。
ルート表で主キーを指定できない	キャッシュ・グループのルート表には主キーが必要。『Oracle TimesTen Cache Connect to Oracle開発者および管理者ガイド』のキャッシュ・グループ表の定義に関する説明を参照。