この項では、レプリケートされたシステムで様々なコンポーネントが正しく構成されていることを確認する手順について説明します。基本的な手順は次のようになります。
ttRepAdmin -showconfig
を使用して、レプリケーション・スキームの構成を確認します。
次の項目を確認します。
> ttRepAdmin -showconfig masterDSN
Self host "MYHOST", port auto, name "MASTERDS", LSN 4/2970276, timeout 120, threshold 0
List of subscribers
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Peer name Host name Port State Proto
---------------- ------------------------ ------ ------- -----
SUBSCRIBERDS MYHOST Auto Start 10
Last Msg Sent Last Msg Recv Latency TPS RecordsPS Logs
------------- ------------- ------- ------- --------- ----
0:01:12 - 19.41 5 52 2
List of tables and subscriptions
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Table details
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Table : REPL.TAB
Master Name Subscriber Name
----------- -------------
MASTERDS SUBSCRIBERDS
TTREP.TTSTORES表で、レプリケーションによってレプリケーション・スキームがローカル・データ・ストアに関連付けられていることを確認します。データ・ストアに接続し、次のように入力します。
SELECT * FROM ttrep.ttstores WHERE is_local_store <> 0x0;
Command> select * from ttrep.ttstores where is_local_store <> 0x0;
< -5193371075573733683, MYHOST, MASTERDS, 01, 0, 0, 4, 0 >
1 row found.
1行の結果が返されます。2行以上返される場合は、テクニカル・サポートに連絡してください。1行も返されない場合は、次の文によって返されるホストは、TimesTenレプリケーションではローカル・システムとみなされません。
SELECT DISTINCT host_name FROM ttrep.ttstores;
また、レプリケーション・スキームで指定されたデータ・ストア名が、DSNの記述で指定されたデータ・ストア名と一致しない場合もあります。
レプリケーション・スキームで指定されたホストとIPアドレスがレプリケーション・エージェントで解決できない場合、次のような原因が考えられます。
ホスト・マシンをレプリケーションで使用できるようにDNSおよび/etc/hosts
ファイルを構成する方法の詳細は、『Oracle TimesTen Replication - TimesTen to TimesTen開発者および管理者ガイド』のホストIPアドレスの構成に関する説明を参照してください。
レプリケーション・スキームのホスト名とローカル・マシンのホスト名が一致していることを確認するには、次のタスクを実行するようにアプリケーションを作成します。