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Oracle TimesTen In-Memory Database SQLリファレンス・ガイド
リリース7.0
E05176-03
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ANSI SQLデータ型

TimesTenでは、Oracle型モードでANSI SQLデータ型がサポートされています。これらのデータ型は、TimesTenデータ型に変換され、データはTimesTenデータ型として保存されます。

ANSI SQLデータ型 
TimesTenデータ型

CHARACTER VARYING (n [BYTE|CHAR]) または

CHAR VARYING(n[BYTE|CHAR])

VARCHAR2 (n [BYTE|CHAR])
文字セマンティクスがサポートされています。

NATIONAL CHARACTER (n)または
NATIONAL CHAR (n)

NCHAR (n)

NATIONAL CHARACTER VARYING (n) または
NATIONAL CHAR VARYING (n)または
NCHAR VARYING (n)

NVARCHAR2 (n)

INT[EGER]

NUMBER (38,0)

TT_INTEGERはネイティブの32ビット整数型です。TT_INTEGERはNUMBER型と比べてサイズが小さくなり、より高速のパフォーマンスを提供するため、このデータ型を使用します。

SMALLINT

NUMBER (38,0)

TT_SMALLINTはネイティブの符号付き整数データ型です。TT_SMALLINTはNUMBER型と比べてサイズが小さくなり、より高速のパフォーマンスを提供するため、このデータ型を使用します。

NUMERIC [(p[,s])] または

DEC[IMAL] [(p[,s])]

NUMBER (p,s)

精度pおよびスケールsを使用して、固定小数点数を指定します。固定小数点数に対してのみ使用できます。スケールを指定しない場合、sはデフォルトで0(ゼロ)に設定されます。

FLOAT [(b)]

NUMBER

バイナリ精度bを使用する浮動小数点数。bに使用できる値は1から126ビットです。

FLOATは正確な数値型です。FLOATは、浮動スケールおよび指定された精度で列を定義する場合に使用します。NUMBER型では、浮動スケールはサポートされていますが、精度は指定できません。精度が低いと必要な領域も小さくなります。FLOATでは精度が指定できるため、NUMBERよりFLOATがより適している場合があります。bを指定しない場合、精度はデフォルトで126バイナリ(38桁)になります。

BINARY_FLOATおよびBINARY_DOUBLEは不正確な数値型であるため、FLOATとは異なる浮動型となります。また、FLOATとBINARY_FLOAT/BINARY_DOUBLEの間ではセマンティクスが異なります。これは、BINARY_FLOATおよびBINARY_DOUBLEがIEEE標準に準拠しているためです。

内部的には、FLOATはNUMBER型として実装されます。

かわりに、ORA_FLOATを指定することもできます。次に例を示します。
FLOAT (24) = ORA_FLOAT (24)
FLOAT (53) = ORA_FLOAT (53)

FLOAT (n) = ORA_FLOAT (n)

REAL

NUMBER

バイナリ精度63の浮動小数点数。

かわりに、ORA_FLOAT (63)またはFLOAT (63)を指定することもできます。

DOUBLE [PRECISION]

NUMBER

バイナリ精度126の浮動小数点数。

かわりに、FLOAT (126)またはORA_FLOAT (126)を指定することもできます。