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Oracle TimesTen In-Memory Database SQLリファレンス・ガイド
リリース7.0
E05176-03
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Oracle型モードでの下位互換用にサポートされている型

TimesTenでは、Oracle型モードでの下位互換用に次のデータ型がサポートされています。

型モードの詳細は、『Oracle TimesTen In-Memory Database APIリファレンス・ガイド』のTypeModeに関する項を参照してください。

データ型 
説明

TT_CHAR [(n [BYTE|CHAR])]

長さがnバイトまたはn文字の固定長文字列。デフォルトは1バイトです。

BYTEは、列にバイト長セマンティクスが使用されていることを示します。nに指定できる値は、1バイト以上8300バイト以下です。

CHARは、列に文字長セマンティクスが使用されていることを示します。CHARの最小長は1文字です。最大長は8300バイトに収まる文字数によって異なります。これは使用されているデータベース・キャラクタ・セットによって決まります。キャラクタ・セットがAL32UTF8の場合、1文字当たり最大4バイトが必要になる可能性があるため、CHARの長さは、キャラクタ・セットに応じて2075から8300の範囲に制限されます。

長さが0(ゼロ)の空の文字列を列に挿入すると、SQLのNULL値が挿入されます。この処理は、Oracle型モードでのみ有効です。

TT_CHARデータは、後続の空白を使用して列の最大長まで調整されます。空白埋め比較セマンティクスが使用されます。

TT_NCHAR[(n)]

n×2バイトのUnicode文字の固定長文字列です。

必要なバイト数は2×nです。nは、指定された文字数です。Ncharの文字の制限はバイトの制限の2分の1であるため、最大サイズは4150です。記憶域のデフォルト最小バイト数は2n(2)です。

長さが0(ゼロ)の空の文字列を列に挿入すると、SQLのNULL値が挿入されます。この処理は、Oracle型モードでのみ有効です。

TT_NCHARデータは、U+0020 SPACEを使用してその列の最大長まで調整されます。空白埋め比較セマンティクスが使用されます。

TT_VARCHAR (n [BYTE|CHAR])

最大長がnバイトまたはn文字の可変長文字列。nを指定する必要があります。

BYTEは、列にバイト長セマンティクスが使用されていることを示します。nに指定できる値は、1バイト以上4194304(222)バイト以下です。

CHARは、列に文字長セマンティクスが使用されていることを示します。

長さが0(ゼロ)の空の文字列を列に挿入すると、SQLのNULL値が挿入されます。この処理は、Oracle型モードでのみ有効です。

空白埋め比較セマンティクスが使用されます。

TT_NVARCHAR(n)

n×2バイトのUnicode文字の可変長文字列です。

必要なバイト数は2×nです。nは、指定された文字数です。TT_NVARCHARの文字の制限はバイトの制限の2分の1であるため、最大サイズは2,097,152(221)です。nを指定する必要があります。

長さが0(ゼロ)の空の文字列を列に挿入すると、SQLのNULL値が挿入されます。この処理は、Oracle型モードでのみ有効です。

空白埋め比較セマンティクスが使用されます。

TT_DECIMAL[(p[,s])]

固定の最大精度(総桁数)とスケール(小数点の右側の桁数)を定義した正確な数値。精度pには1から40を指定します。スケールには0からpを指定します。精度のデフォルト値は40、スケールのデフォルト値は0です。

TT_DECIMALではなくNUMBERデータ型を使用します。NUMBERはより高いパフォーマンスを提供します。