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BEA Tuxedo トランザクション・マネージャ (TM) とは

リソース・マネージャ (RM: Resource Manager) は、データベース管理システムや Application Queuing Manager のようなデータ・リポジトリであり、データにアクセスするためのツールを備えています。BEA Tuxedo システムは、1 つまたは複数の RM を使用してアプリケーションの状態を管理します。たとえば、銀行の預金残高のレコードは、RM に保存されています。預金引き出しサービスによってアプリケーションの状態が変わると、変更後の預金残高が、適切な RM に記録されます。

BEA Tuxedo システムは、XA インターフェイス対応の RM が関与するトランザクションを管理するのに役立ちます。BEA Tuxedo システムは、トランザクション・マネージャ (TM: Transaction Manager) として動作し、トランザクションに関連するすべての操作およびすべてのモジュールを調整します。

TM は、システム全体に渡るリソースが関与するグローバル・トランザクションを調整します。個々のリソースは、ローカルのリソース・マネージャ (RM) によって管理されます。トランザクション・マネージャ・サーバ (TMS: Transaction Manager Server) は、複数のリソースに関与するトランザクションの開始、コミット、およびアボートを行います。アプリケーション・コードは、RM に対して標準の埋め込み型 SQL インターフェイスを使用し、読み取りや更新を行います。TMS は、RM に対して XA インターフェイスを使用し、グローバル・トランザクション操作を実行します。

次の表は、個々のトランザクションの代わりに TM が行うアクションをまとめたものです。

トランザクション・マネージャが実行するアクション

状況

トランザクション・マネージャのアクション

アプリケーションがトランザクションを開始した場合

グローバル・トランザクション識別子 (GTRID) をトランザクションに割り当てます。

ほかのプロセスが、トランザクションを開始したプロセスと通信する場合

通信相手のプロセスをトラッキングします。

トランザクション処理の一環として RM へのアクセスが行われる場合

RM に適切な GTRID を渡します。この結果、RM は、トランザクション処理でアクセスされるデータベース・レコードを監視できます。

アプリケーションからトランザクションのコミットが通知された場合

2 フェーズ・コミット・プロトコルを実行します。具体的には、以下を実行します。
(a) フェーズ 1 の実行中に、通信相手とコンタクトします。
(b) フェーズ 1 が成功したことをログに記録します。
(c) フェーズ 2 で通信相手とコンタクトします。

アプリケーションからトランザクションのアボートが通知された場合

ロールバック手順を実行します。

障害が発生した場合

障害を回復します。

 

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