BEA Logo BEA Tuxedo Release 8.0

  BEA ホーム  |  イベント  |  ソリューション  |  パートナ  |  製品  |  サービス  |  ダウンロード  |  ディベロッパ・センタ  |  WebSUPPORT

 

   Tuxedo ホーム   |   BEA WebLogic Server での BEA Jolt の使用   |   先頭へ   |   前へ   |   次へ   |   目次

 


Jolt for WebLogic Server の設定

この節では、WebLogic Server と Tuxedo ドメインの JSL の間に BEA Jolt 接続プールを設定する方法について説明します。使用中の WebLogic Server から、JSL を実行しているホストにアクセスしている必要があります。

Jolt スタートアップ・クラスおよび接続プール

WebLogic Server は、起動時または再起動時に必ず PoolManagerStartUp クラスを呼び出すように設定する必要があります。この呼び出しにより、次の例に示すように、config.xml ファイルを基に Tuxedo へのプール接続が確立されます。

注記 WebLogic Server 6.0 以降の場合、Jolt スタートアップ・クラスおよび接続プールの属性は、Administration Console のコンフィグレーション MBean を介して設定されます。コンフィグレーション MBean および実行時 MBean の詳細については、『BEA WebLogic Server 管理者ガイド』を参照してください。

<StartupClass
ClassName="bea.jolt.pool.servlet.weblogic.PoolManagerStartUp"
FailureIsFatal="false"
Name="MyStartup Class"
Targets="myserver"
/>
<JoltConnectionPool
ApplicationPassword="tuxedo"
MaximumPoolSize="5"
MinimumPoolSize="3"
Name="MyJolt Connection Pool"
PrimaryAddresses="//TUXSERVER:6309"
RecvTimeout="300"
SecurityContextEnabled="true"
Targets="myserver"
UserName="joltuser"
UserPassword="jolttest"
UserRole="clt"
/>

この例のスタートアップ・クラスでは、WebLogic Server に対し、起動時に PoolManagerStartUp クラスを呼び出すように指示しています。JoltConnectionPool は、PoolManagerStartUp クラスに渡す初期化引数を指定します。

Jolt 接続プールの属性

Jolt 接続プールの属性は、以下のように定義されます。

Application
Password

(オプション) Tuxedo アプリケーションのパスワード。このパスワードは、Tuxedo の認証レベルが USER_AUTH または APP_PW の場合のみ必要です。

MininumPoolSize

(必須) セッション・プール作成時の初期セッション・プール・サイズを指定します。

MaximumPoolSize

(必須) セッション・プールの最大サイズを指定します。プール内の各セッションは、一度に最大 50 の要求を処理できます。

Name

(オプション) ほかのセッション・プールの名前と重複しない、このセッション・プールの名前を定義します。この属性はオプションですが、混乱を避けるため、使用することをお勧めします。SessionPoolManager では、名前のないセッション・プールを 1 つだけ使用することができます。アプリケーションからこの名前のないセッション・プールにアクセスするには、getSessionPool() メソッドの poolname 文字列引数の代わりに null を指定します。

注記 すべてのセッション・プールに名前を付けることを、お勧めします。

PrimaryAdresses

(必須) Tuxedo システムのプライマリ Jolt サーバ・リスナ (JSL) のアドレス・リストを定義します。このリストは、次の形式で定義されます。
//hostname:port
hostname
は JSL が実行されているサーバの名前、port は、JSL が要求をリッスンするように設定されているポートです。セミコロンで区切られたリストを使用して、複数のアドレスを指定することができます。

注記 プライマリ JSL hostname:port アドレスを少なくとも 1 つ指定する必要があります。

Failover
Addresses

(オプション) 上記の appaddrlist と同じ形式で、フェイルオーバーの Jolt サーバ・リスナのリストを指定できます。上記のプライマリ JSL が異常終了した場合、Jolt はここで指定したフェイルオーバー用 JSL を使用します。これらの JSL は、プライマリ JSL と同じホスト上に存在している必要があります。

RecvTimeout

(必須) クライアントが応答を待機する時間を指定します。この時間を過ぎると、タイムアウトが発生します。

SecurityContextEnabled

(オプション) この接続プールに対するセキュリティ・コンテキストを有効または無効にします。WebLogic Server と Jolt の間で認証の伝播をインプリメントする場合は、このオプションを有効にしてください。ID の伝播をインプリメントするには、-a オプションを指定して、Jolt サービス・ハンドラ (JSH: Jolt Service Handler) を起動する必要があります。このオプションを設定しないと、SecurityContext が有効の場合、JSH はこの要求を受け付けません。SecurityContext 属性が有効な場合、Jolt クライアントは呼び出し元のユーザ名を JSH に渡します。

JSH は、呼び出し元の ID が付いたメッセージを取得すると、impersonate_user() を呼び出してそのユーザの appkey を取得します。JSH は appkey をキャッシュし、呼び出し元が次に要求したときに、appkey をキャッシュから取り出して要求がサーバに転送されるようにします。キャッシュは各 JSH によって管理されるため、同じ JSH に接続されているすべてのセッション・プールに対して 1 つのキャッシュが存在することになります。

Targets

(必須) 接続プールのターゲット・サーバを指定します。

UserName

(オプション) Tuxedo ユーザ名。この属性は、Tuxedo の認証レベルが USER_AUTH の場合のみ必要です。

UserPassword

(オプション) Tuxedo ユーザ・パスワード。この属性は、Tuxedo の認証レベルが USER_AUTH の場合のみ必要です。

UserRole

(オプション) Tuxedo ユーザ・ロール。この属性は、Tuxedo の認証レベルが USER_AUTH または APP_PW の場合のみ必要です。

WebLogic Server 上で実行している各アプリケーションに対し、それぞれ 1 つの Jolt セッション・プールを設定することをお勧めします。

Jolt シャットダウン・クラス

WebLogic Server のシャットダウン時に Jolt セッション・プールが Tuxedo から切断されるようにするには、WebLogic Server の config.xml ファイルに以下の行を追加します。

<ShutdownClass
ClassName="bea.jolt.pool.servlet.weblogic.PoolManager ShutDown."
/>

シャットダウン・クラスは、WebLogic Server がシャットダウンされると PoolManagerShutDown クラスを呼び出すように指示します。

 

先頭へ戻る 前のトピックへ 次のトピックへ