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BEA Tuxedo 環境におけるクライアント、サーバ、サービス

ここでは、BEA Tuxedo 環境におけるクライアント、サーバ、およびサービスについて説明します。

BEA Tuxedo のクライアントとは

クライアントとは、ユーザからの要求を収集し、その要求を処理できるサーバに渡すプログラムです。アプリケーションのフロント・エンドの一部として、PC またはワークステーション上に置くことができます。また、ATM マシンなどの通信装置を読み取るソフトウェアの中に埋め込むこともできます。このような通信装置からデータが収集され、BEA Tuxedo サーバによって処理される前にフォーマット処理されます。

プログラムがクライアントになるには、アプリケーション・トランザクション・モニタ・インターフェイス (ATMI) と呼ばれる BEA Tuxedo の関数およびプロシージャのライブラリを呼び出せることが必要です。ATMI は、いくつかの言語バインディングでサポートされています。

クライアントは、ATMI のクライアント初期化ルーチンを呼び出すことによって、Tuxedo アプリケーションに参加します。アプリケーションに一度参加すると、クライアントはトランザクション境界を定義したり、アプリケーションのほかのプログラムと通信するための ATMI 関数を呼び出すことができるようになります。クライアントは、ATMI 終了関数を呼び出すことによって、BEA Tuxedo ATMI アプリケーションから分離します。必要な場合だけアプリケーションに参加し、必要なタスクが完了したら分離するようにすると、ほかのクライアントやサーバが使用できるように BEA Tuxedo システムのリソースを解放できます。

分散アプリケーションを構築する場合、ビジネスに関して、処理対象の情報がどのように集められて提供されるかを決定する必要があります。ATMI または CORBA 関数を呼び出す場所やタイミングは、ビジネス・ロジックやビジネス・ルールに従って自由に決めることができます。ある BEA Tuxedo アプリケーションに参加し、いくつかのタスクを実行してこのアプリケーションから分離した後、別の BEA Tuxedo アプリケーションに参加して別のタスクを実行することができます。マルチコンテキスト・アプリケーションを使用している場合は、どのアプリケーションからも分離せずに、複数のアプリケーションでタスクを実行することができます。

BEA Tuxedo サーバとは

BEA Tuxedo サーバとは、一連のサービスを監視し、それらを要求したクライアントに対して自動的にディスパッチするプロセスです。それに対して、サービスとは、ビジネスに必要な特定のタスクを実行するサーバ・プログラム内の関数です。たとえば、銀行には、預け入れを受け取るサービスと、口座残高を報告するサービスが用意されています。あるサーバが、この両方のサービスをクライアントから受け取ったとします。それぞれの要求を該当するサービスにディスパッチするのは、サーバの仕事です。

サービス関数は、SQL などのデータベース・インターフェイスへの呼び出しを通じて、ビジネス・ロジックをインプリメントします。また、ATMI への呼び出しによって、ほかのサービスや問い合わせ、別のリソースにアクセスする場合もあります。これらのサービスが存在するサーバでは、クライアントに応答するか、またはクライアントの要求を別のサービスに転送します。

BEA Tuxedo サービスとは

サービスとは、タスクを実行するアプリケーション・コードのモジュールです。サービスは、コンパイルされてリンクされ、実行可能形式のサーバを生成します。

 

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