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中央イベント・ログ

中央イベント・ログには、BEA Tuxedo アプリケーションで発生する重要なイベントが記録されます。これらのイベントに関するメッセージは、アプリケーション・クライアントとサービスが userlog(3c) 関数を介してログに出力されます。

中央イベント・ログの分析は、アプリケーションで行う必要があります。userlog(3c) に記録するイベントに関しては、厳密なガイドラインを定義しておきます。ほとんど問題にならないようなメッセージを記録しないようにすると、アプリケーションのデバッグが簡単になります。

Windows 2000 プラットフォームの中央イベント・ログの設定の詳細については、『Windows での BEA Tuxedo の使用』を参照してください。

ログの名前

アプリケーション管理者は、コンフィギュレーション・ファイルに、各マシン上の userlog(3c) エラー・メッセージ・ファイル名の接頭辞として使用する絶対パス名を定義します。userlog(3c) 関数は、月、日、年を表す mmddyy の形式で日付を生成し、この日付をパス名の接頭辞に付加して中央イベント・ログの完全なファイル名を構成します。毎日、新しいファイルが作成されます。そのため、中央イベント・ログに数日間にわたってメッセージが送信された場合、メッセージはそれぞれ異なるファイルに書き込まれます。

ログ・エントリの形式

ログ・エントリは、次の要素から構成されます。

たとえば、mach1 (uname コマンドから返される名前) という UNIX マシン上で、セキュリティ・プログラムが午後 4:22:14 に次のような呼び出しを行ったとします。

userlog("Unknown User ’%s’ \n", usrnm);

このログ・エントリは、次のようになります。

162214.mach1!security.23451:Unknown User ’abc’

この例では、security のプロセス ID は 23451、変数 usrnm の値は abc です。

前述のメッセージが、アプリケーションではなく BEA Tuxedo システムによって生成された場合は、次のようになります。

162214.mach1!security.23451:LIBSEC_CAT:999: Unknown User ’abc’

この例では、メッセージのカタログ名は LIBSEC_CAT 、メッセージ番号は 999 です。

プロセスがトランザクション・モードのときにメッセージが中央イベント・ログに送られると、ユーザ・ログ・エントリのタグにはそのほかの要素が付加されます。これらの要素は、リテラル文字列の gtrid と、それに続く 3 桁の long 型の 16 進数で構成されます。これらの整数はグローバル・トランザクションを一意に識別するもので、グローバル・トランザクション識別子、つまり gtrid と呼ばれます。この識別子は主に管理上の目的で使用されます。また、中央イベント・ログでメッセージの前に付加されるタグの中に挿入されます。システムがトランザクション・モードで中央イベント・ログにメッセージを書き込むと、ログ・エントリは次のようになります。

162214.mach1!security.23451:gtrid x2 x24e1b803 x239:
Unknown User ’abc’

イベント・ログへの書き込み

イベント・ログにメッセージを書き込むには、次の手順に従います。

この例では、tpopen(3c)-1 を返した場合、メッセージが中央イベント・ログに送られます。

userlog(3c) の文法は、UNIX システムの printf(3S) 関数と同じです。どちらの関数の形式でも、リテラル文字列や変換仕様を指定して、可変個引数を使用できます。

 

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