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TPKEYGETINFO(3cbl)

名前

TPKEYGETINFO() - キー・ハンドルに関連付けられている情報の獲得

形式

01 TPKEYDEF-REC.
COPY TPKEYDEF.

01 ATTVALUE-REC.
COPY user data

01 TPSTATUS-REC.
COPY TPSTATUS.

CALL "TPKEYGETINFO" USING TPKEYDEF-REC ATTVALUE-REC TPSTATUS-REC.

機能説明

TPKEYGETINFO() は、キー・ハンドルについての情報を報告します。 キー・ハンドルは、特定のプリンシパルのキーおよびそれに関連付けられている情報を表します。

呼び出し側プロセスは TPKEYDEF-REC 内の KEY-HANDLE を設定する必要があります。KEY-HANDLE は、事前の TPKEYOPEN() 呼び出しで返されるキー識別子です。

情報が必要な属性は、TPKEYDEF-REC 内の ATTRIBUTE-NAME によって識別されます。 属性名には、SPACES または LOW-VALUES を埋め込むことができます。 一部の属性は暗号サービス・プロバイダ固有のものですが、以下に示す属性は、すべてのプロバイダによってサポートされています。

属性

Value

プリンシパル

キー (キー・ハンドル) と関連するプリンシパルを識別する名前です。ヌルで終了する文字列で表されます。

PKENCRYPT_ALG

公開鍵による暗号化のキーで使用される、公開鍵アルゴリズムの ASN.1 DER (Distinguished Encoding Rules) 形式のオブジェクト識別子です。

RSA のオブジェクト識別子は、次の表「アルゴリズム・オブジェクト識別子のアルゴリズムへのマッピング」で識別されます。

PKENCRYPT_BITS

公開鍵アルゴリズムのキー長 (RSA の絶対値) です。 値は 512 から 2048 ビットまででなければなりません。

SIGNATURE_ALG

デジタル署名のキーで使用される、デジタル署名アルゴリズムの ASN.1 DER 形式のオブジェクト識別子です。

RSA および DSA のオブジェクト識別子は、次の表 「アルゴリズム・オブジェクト識別子のアルゴリズムへのマッピング」 で識別されます。

SIGNATURE_BITS

デジタル署名アルゴリズムのキー長 (RSA の絶対値) です。 これは、512 〜 2048 ビットの範囲内の値でなければなりません。

ENCRYPT_ALG

バルク・データの暗号化のキーで使用される、対称鍵アルゴリズムの ASN.1 DER 形式のオブジェクト識別子です。

DES、3DES、および RC2 のオブジェクト識別子は、次の表「アルゴリズム・オブジェクト識別子のアルゴリズムへのマッピング」 で識別されます。

ENCRYPT_BITS

対称鍵アルゴリズムのキー長です。 これは、40 〜 128 ビットの範囲内の値でなければなりません。

ENCRYPT_ALG で固定キー長によるアルゴリズムが設定されると、ENCRYPT_BITS の値は自動的にその固定キー長に調整されます。 たとえば、ENCRYPT_ALG に DES が設定されると、ENCRYPT_BITS の値は自動的に 56 に設定されます。

DIGEST_ALG

デジタル署名のキーで使用される、メッセージ・ダイジェスト・アルゴリズムの ASN.1 DER 形式のオブジェクト識別子です。

MD5 および SHA-1 のオブジェクト識別子は、次の表 「アルゴリズム・オブジェクト識別子のアルゴリズムへのマッピング」 で識別されます。

プロバイダ

暗号サービス・プロバイダの名前です。

バージョン

暗号サービス・プロバイダのソフトウェアのバージョンです。


 

次の表に、デフォルトの公開鍵インプリメンテーションでサポートされる ASN.1 DER アルゴリズム・オブジェクト識別子を示します。

アルゴリズム・オブジェクト識別子のアルゴリズムへのマッピング

ASN.1 DER アルゴリズム・オブジェクト識別子

アルゴリズム

{ 0x06, 0x08, 0x2a, 0x86, 0x48, 0x86, 0xf7, 0x0d, 0x02, 0x05 }

MD5

{ 0x06, 0x05, 0x2b, 0x0e, 0x03, 0x02, 0x1a }

SHA1

{ 0x06, 0x09, 0x2a, 0x86, 0x48, 0x86, 0xf7, 0x0d, 0x01, 0x01, 0x01 }

RSA

{ 0x06, 0x05, 0x2b, 0x0e, 0x03, 0x02, 0x0c }

DSA

{ 0x06, 0x05, 0x2b, 0x0e, 0x03, 0x02, 0x07 }

DES

{ 0x06, 0x08, 0x2a, 0x86, 0x48, 0x86, 0xf7, 0x0d, 0x03, 0x07 }

3DES

{ 0x06, 0x08, 0x2a, 0x86, 0x48, 0x86, 0xf7, 0x0d, 0x03, 0x02 }

RC2


 

指定された属性に関連付けられている情報は、ユーザ定義の ATTVALUE-REC に格納され、末尾には SPACES が埋められます。 この位置に格納できる最大データ量は、TPKEYDEF-REC 内の ATTRIBUTE-LEN の呼び出しで指定します。

TPKEYGETINFO() が完了すると、ATTRIBUTE-LEN には実際に返されたデータの大きさが設定されます (埋め込み値を除く)。 返されるべきバイト数が ATTRIBUTE-VALUE-LEN を超える場合、TPKEYGETINFO() は (TPELIMIT エラー・コードを示して) 異常終了し、必要なスペースを ATTRIBUTE-VALUE-LEN に設定します。

戻り値

TPKEYGETINFO() は正常終了時には、TPSTATUS-REC 内の TP-STATUS に [TPOK] を設定します。

エラー

TPKEYGETINFO() は異常終了時には、TPSTATUS-REC 内の TP-STATUS に次のいずれかの値を設定します。

[TPEINVAL]

無効な引数が指定されました。 たとえば、KEY-HANDLE が有効なキーではありません。

[TPESYSTEM]

エラーが発生しました。 詳細は、システム・エラーのログ・ファイルを調べてください。

[TPELIMIT]

要求された属性値を入れるためのスペースが不足しています。

[TPENOENT]

要求された属性はこのキーと関連していません。

関連項目

TPKEYCLOSE(3cbl)TPKEYOPEN(3cbl)TPKEYSETINFO(3cbl)

 

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