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CORBA 要求レベルのインターセプタのデプロイ
CORBA 要求レベルのインターセプタの登録管理と関連する管理タスクは 3 つあります。
ここでは、これら 3 つのタスクについて説明します。
インターセプタの登録
ORB にインターセプタを登録するには、epifreg
コマンドを使用します。インターセプタを登録する場合は、すでに ORB に登録されたインターセプタのリストの末尾に、そのインターセプタを追加します。これは複数のインターセプタを ORB に登録する場合には重要です。
インターセプタを登録するための epifreg
コマンドの構文は、次のとおりです。
epifreg -t bea/wle -i AppRequestInterceptor \
-p <InterceptorName
> -f <FileName
> -e <EntryPoint
> \
-u "DisplayName=<Administrative Name
>" -v 1.0
前述のコマンド・ラインの詳細は次のとおりです。
InterceptorName
は、ORB に登録されたインターセプタの名前を表します。選択する名前はそれ以前に登録した名前と重複しないものである必要があります。この名前は、複数のインターセプタの順序を指定したり、インターセプタの登録を解除したりするのに使用します。その後に続く引数 FileName
、EntryPoint
および DisplayName
は、この名前に関連付けられます。FileName
は、インターセプタのインプリメンテーションを含むファイルの場所を表します。この名前は、オペレーティング・システムおよび言語に依存します。このファイルは、共有可能なイメージ・ファイルです。EntryPoint
は、インターセプタのエントリ・ポイント名である文字列値を表します。この名前はプログラミング言語固有です。この値は、インターセプタのインスタンスを作成する共有可能イメージの初期化関数名です。DisplayName
は、管理機能およびその他の報告目的に使用される文字列値を指定します。この名前は、あくまでも管理用の名前です。注記 BEA Tuxedo CORBA サーバ・プロセスがすでに実行されているマシン上にインターセプタを登録する場合、これらのプロセスはインターセプトの対象にはなりません。インターセプトの対象となるのは、インターセプタの登録後に開始されたプロセスのみです。すべての CORBA サーバ・プロセスを確実にインターセプトの対象とするには、必ず CORBA サーバ・プロセスのブート前にインターセプタを登録するようにします。
インターセプタの登録解除
ORB からインターセプタの登録を解除するには、epifunreg
コマンドを使用します。このコマンドの構文は次のとおりです。
epifunreg -t bea/wle -p <
InterceptorName
>
引数 <InterceptorName>
は epifreg
コマンドで指定した、大文字と小文字を区別しない名前と同じものです。インターセプタは、登録解除するとインターセプタの順序から除外されます。
インターセプタの呼び出し順の変更
次のコマンドを使用すると、インターセプタの登録順序と、それに従った呼び出し順序を確認できます。
epifregedt -t bea/wle -g -k SYSTEM/interfaces/AppRequestInterceptor
epifregedit
により、ORB が要求を受信したときのインターセプタの実行順序が表示されます。
インターセプタの実行順序は、次のコマンドで変更できます。
epifregedt -t bea/wle -s -k SYSTEM/interfaces/AppRequestInterceptor \
-a Selector=Order -a Order=<InterceptorName1>,<InterceptorName2>,...
各 <InterceptorName>
は、事前に登録しておく必要のある、大文字と小文字を区別しないインターセプタ名です。このコマンドにより、現在レジストリにある順序が置換されます。epifregedt
コマンドでは、ORB によってロードおよび実行するインターセプタをすべて指定する必要があります。インターセプタが登録されたままでも、名前を epifregedt
コマンドで指定していないと、そのインターセプタはロードされません。
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