概要

2 つのオブジェクト・リファレンスが等価であるかどうかを判別します。

C++ バインディング

CORBA::Boolean CORBA::Object::_is_equivalent (
                         CORBA::Object_ptr other_obj);

引数

例外

標準 CORBA 例外がスローされる場合があります。

説明

このメンバ関数は、2 つのオブジェクト・リファレンスが等価であるかどうかを判別するために使用します。これにより、ORB での判別が容易になります。この関数では、一方のオブジェクト・リファレンスが、パラメータとして渡されたオブジェクト・リファレンスと等価である場合、TRUE を返します。2 つのオブジェクト・リファレンスが同じ場合、両者は等価です。2 つのオブジェクト・リファレンスが異なっても、同一のオブジェクトを参照していれば、両者は等価です。

戻り値

対象のオブジェクト・リファレンスが、パラメータとして渡された他方のオブジェクト・リファレンスと等価であると認識された場合、TRUE を返します。それ以外の場合は、FALSE を返します。

例

CORBA::Object_ptr op = TP::create_object_reference(
                                  "IDL:Teller:1.0", "MyTeller");
CORBA::Object_ptr dop = CORBA::Object::_duplicate(op);
CORBA::Boolean b = op->_is_equivalent(dop);