タスク

ここでは、次の内容について説明します。

• CORBA インターフェイスのインターフェイス・リポジトリへのロード

• Application Builder の起動

• CORBA インターフェイスに対する ActiveX バインディングの作成

• CORBA インターフェイスに対する ActiveX バインディング作成の設定変更

• デプロイメント・パッケージの作成

• デプロイメント・パッケージのディレクトリの変更

• CORBA インターフェイスに対する ActiveX バインディング作成の設定変更

• デフォルト・ディレクトリの変更

• メイン・ウィンドウに表示されるオブジェクトのフィルタ

• プロパティの表示

 

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CORBA インターフェイスのインターフェイス・リポジトリへのロード

CORBA オブジェクトに対する ActiveX ビューを作成する前に、CORBA オブジェクトのインターフェイスをインターフェイス・リポジトリにロードする必要があります。CORBA オブジェクトのインターフェイスをインターフェイス・リポジトリにロードしない場合、[Services] ウィンドウにインターフェイスは表示されません。目的の CORBA インターフェイスが [Services] ウィンドウに表示されない場合は、idl2ir コマンドを使用し、CORBA インターフェイスの Object Management Group (OMG) インターフェイス定義言語 (IDL) をインターフェイス・リポジトリにロードします。idl2ir コマンドの構文は次のとおりです。

idl2ir -f repository-name file.idl

次の表は、idl2ir コマンドのオプションを示しています。

オプション	説明
-f repository-name	CORBA インターフェイスの OMG IDL ファイルをインターフェイス・リポジトリにロードします。ActiveX クライアント・アプリケーションと同じ BEA Tuxedo ドメインのインターフェイス・リポジトリを指定します。
file.idl	CORBA インターフェイスの定義が記述されている OMG IDL ファイルを指定します。

 

idl2ir コマンドの詳細については、BEA Tuxedo オンライン・マニュアルの『BEA Tuxedo CORBA プログラミング・リファレンス』を参照してください。

 

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Application Builder の起動

Application Builder を起動するには、以下の手順を実行します。

1. [BEA BEA Tuxedo System] プログラム・グループの [BEA Application Builder] アイコンをクリックします。

   ログオン・ウィンドウが表示されます。

2. ログオン・ウィンドウで、UBBCONFIG ファイルの ISL パラメータで指定したホスト名とポート番号を入力します。ホスト名とポート番号は、UBBCONFIG ファイルで大文字で指定した内容と正確に一致するように入力します。図0-1 を参照してください。

   図 0-1 IIOP リスナへの接続

   
    

   [Application Builder] ウィンドウが表示されます。インターフェイス・リポジトリにロードされた CORBA インターフェイスがすべて、Application Builder の [Services] ウィンドウに表示されます。

 

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CORBA インターフェイスに対する ActiveX バインディングの作成

CORBA インターフェイス用の ActiveX バインディングを作成するには、次の手順に従います。

1. Application Builder ウィンドウの [Services] ウィンドウで、目的の CORBA インターフェイスを選択します。

2. その CORBA インターフェイスを [Workstation Views] ウィンドウにドラッグするか、[Services] ウィンドウから CORBA インターフェイスを切り取って [Workstation Views] ウィンドウに貼り付けます。

   [Confirm View Creation] ウィンドウが表示されます。

   
    

3. CORBA インターフェイスに対して ActiveX バインディングを作成するには、[Create] をクリックします。

   Application Builder では、以下のものが作成されます。

   • 型ライブラリ。デフォルトでは、タイプ・ライブラリは ¥tuxdir¥TypeLibraries に作成されます。

     タイプ・ライブラリ・ファイル名は、DImodulename_interfacename.tlb です。

   • CORBA インターフェイスの Windows システム・レジストリ・エントリ。このエントリには、オブジェクト型ごとに一意のプログラム ID が入っています。

これで、AcrtiveX クライアント・アプリケーションから CORBA オブジェクトの ActiveX ビューを使用できます。

 

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CORBA インターフェイスに対する ActiveX バインディング作成の設定変更

[Options] ウィンドウの [Workstation Bindings] タブ・ページで、CORBA オブジェクトのインターフェイスに対する ActiveX バインディングの作成に使用する設定を変更します。[Workstation Bindings] タブ・ページにアクセスするには、[Tools] の [Options] をクリックします。

表 0-1 は、[Workstation Bindings] タブ・ページのオプションを示しています。

表 0-1 [Workstation Bindings] タブ・ページのオプション

オプション	説明
[Workstation Bindings Options]	CORBA オブジェクトのインターフェイスに対して作成可能なバインディングのタイプをリストします。作成されるバインディングのタイプの横に、チェック・マークが表示されます。
[Generate COM Views on Workstation Drop]	CORBA オブジェクトのインターフェイスに対する COM バインディングを作成します。今回のリリースの ActiveX Client は、BEA Tuxedo ドメインでの CORBA オブジェクトの COM ビューをサポートしていません。
[Generate OLE Automation Views on Workstation Drop]	CORBA オブジェクトのインターフェイスに対する ActiveX バインディングを作成します。
[Create ActiveX Controls for OLE Automation Views]	CORBA オブジェクトを ActiveX コントロールとして使用できるようにするために、必要なインターフェイスを CORBA オブジェクトに追加します。また、CORBA オブジェクトを ActiveX コントロールとして登録します。CORBA オブジェクトは、ActiveX コントロール・コンテナ・アプリケーションで使用できるようになります。
[Output Folders]	CORBA オブジェクトのインターフェイスに対して作成されるバインディングのディレクトリを指定します。
[C++ Headers]	C++ ヘッダ・ファイルは、正しくコンパイルできるように、定義されたパスに配置する必要があります。デフォルトでは、ファイルは次の場所に配置されます。 ¥tuxdir¥Include [Browse] ボタンをクリックすると、ディレクトリの場所を検索できます。
[MIDL/ODL Files]	Microsoft Definition Language (MIDL) ファイルおよびオブジェクト定義言語 (ODL) ファイルは、参照用にのみ提供されており、任意の場所に配置できます。デフォルトでは、ファイルは次の場所に配置されます。 ¥tuxdir¥TypeLibraries [Browse] ボタンをクリックすると、ディレクトリの場所を検索できます。
[Type Libraries]	タイプ・ライブラリは、絶対パスで登録され、クライアント・コンピュータに対して常に使用可能なディレクトリに配置されます。デフォルトでは、ファイルは次の場所に配置されます。 ¥tuxdir¥TypeLibraries [Browse] ボタンをクリックすると、ディレクトリの場所を検索できます。

 

 

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デプロイメント・パッケージの作成

クライアント・アプリケーションをほかのクライアント・コンピュータに配布するには、デプロイメント・パッケージを作成する必要があります。デプロイメント・パッケージには、バインディング、タイプ・ライブラリ、登録情報など、クライアント・アプリケーションが CORBA オブジェクトの ActiveX ビューを使用するのに必要な全データが含まれています。デプロイメント・パッケージは自動登録を行う ActiveX コントロールで、ファイル拡張子は.ocx です。

CORBA オブジェクトの ActiveX クライアント・アプリケーションのデプロイメント・パッケージを作成するには、以下の手順を実行します。

1. [Workstation Views] ウィンドウから、ActiveX ビューを選択します。

2. [Tools] の [Deploy Modules] をクリックするか、目的のビューで右マウス・ボタンをクリックし、メニューから [Deploy Modules] を選択します。

   [Confirm Deployment] ウィンドウが表示されます。

   
    

3. [Create] をクリックすると、デプロイメント・パッケージが作成されます。

   デフォルトでは、デプロイメント・パッケージは ¥tuxdir¥Packages にあります。

 

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デプロイメント・パッケージのディレクトリの変更

[Options] ウィンドウの [Deployment Packages] タブ・ページで、CORBA オブジェクトの ActiveX ビューに対するデプロイメント・パッケージのディレクトリを変更します。[Deployment Packages] タブ・ページにアクセスするには、[Tools] の [Options] をクリックします。デプロイメント・パッケージの現在のディレクトリが表示されます。デフォルトのディレクトリは、¥tuxdir¥Packages です。

 

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デフォルト・ディレクトリの変更

Application Builder は、C++ ヘッダ・ファイル、MIDL および ODL ファイル、タイプ・ライブラリのデフォルト・ディレクトリを提供します。ディレクトリの場所を変更できます。

ディレクトリの変更を変更するには、次の手順を実行します。

1. [Tools] メニューの [Options] を選択します。

   [Options] ウィンドウが表示されます。

2. [Options] ウィンドウの [Workstation Bindings] タブを選択します。

   [C++ Headers]、[MIDL/ODL Files]、[Type Libraries] フィールドに、それぞれのデフォルト・ディレクトリが表示されます。

3. 目的の出力ディレクトリを選択して削除します。

4. 新しいディレクトリを入力するか、[Browse] ボタンをクリックして新しいディレクトリを検索できます。

5. [OK] をクリックして変更内容を保存します。

 

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メイン・ウィンドウに表示されるオブジェクトのフィルタ

[Options] ウィンドウの [Display] タブ・ページを使用すると、Application Builder メイン・ウィンドウに表示されるオブジェクトの種類をフィルタできます。デフォルトでは、CORBA インターフェイスおよびモジュールが表示されます。

 

以下の種類の情報を表示することもできます。

• データ型

• メソッド

• 引数

• プロパティ

• 例外

[Include System Objects] オプションを選択すると、CosTransactions など、インターフェイス内の特定の定義の表示を有効にすることができます。

Application Builder メイン・ウィンドウに追加情報を表示するには、目的のオプションをチェックして [OK] をクリックします。

 

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プロパティの表示

[Properties] ウィンドウを使用すると、選択したアダプタ、モジュール、インターフェイスのプロパティを示した 1 つまたは複数のページを表示できます。[Properties] ウィンドウの内容は、オブジェクトによって異なります。

 

表 0-2 は、使用可能なプロパティを示しています。

 

表 0-2 プロパティの説明

プロパティ	説明
[Interface] の [Name]	選択した CORBA インターフェイス名。
[Interface] の [Type]	インターフェイス、モジュール、例外など、オブジェクトのタイプ。
[Adapter] の [Name]	オブジェクト・システム名。このリリースでは、このオプションは BEA Tuxedo バージョン 8.0 と表示されます。
[Adapter] の [Vendor]	オブジェクト・システムのベンダ名。このリリースでは、このオプションは BEA システムと表示されます。
[Adapter] の [Platform]	オブジェクト・システムのバージョン。このオプションは、バージョン 8.0 と表示されます。
[Exposure]	BEA Tuxedo など、オブジェクトのソース・オブジェクト・システムを示します。