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COBOL を使用した Tuxedo アプリケーションのプログラミング
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プログラミング環境
ここでは、次の内容について説明します。
UBBCONFIG コンフィギュレーション・ファイルの更新
アプリケーション管理者は、最初に UBBCONFIG コンフィギュレーション・ファイルにアプリケーションのコンフィギュレーションを定義します。プログラミング環境をカスタマイズするには、コンフィギュレーション・ファイルを作成するか更新します。
コンフィギュレーション・ファイルの作成または更新を行う場合は、次のガイドラインを参考にしてください。
次の表は、プログラミング環境に影響する UBBCONFIG コンフィギュレーション・ファイルのパラメータを示しています。パラメータは機能別に分類されています。
コンフィギュレーション・ファイルは、オペレーティング・システムのテキスト・ファイルです。このファイルを実際にシステムで使用する場合は、tmloadcf(1) を実行して、バイナリ・ファイルに変換する必要があります。
関連項目
環境変数の設定
アプリケーション管理者は、最初にアプリケーションの実行環境を定義する変数を設定します。これらの環境変数を設定するには、UBBCONFIG ファイルの MACHINES セクションで ENVFILE パラメータに値を指定します。詳細については、『BEA Tuxedo アプリケーションの設定』を参照してください。
アプリケーションのクライアント・ルーチンとサーバ・ルーチンに対して、既存の環境変数を更新したり、新しい変数を作成することができます。次の表は、よく使用される環境変数を示しています。変数は機能別に分類されています。
表 2-2 プログラミング関連の環境変数
UNIX 環境では、環境変数 PATH に $TUXDIR/bin を追加して、アプリケーションが BEA Tuxedo システムのコマンドに対する実行可能ファイルを見つけられるようにします。環境設定の詳細については、『BEA Tuxedo アプリケーションの設定』を参照してください。 関連項目
C 言語のデータ型に相当する COBOL 言語のデータ型の定義
次の表は、C 言語のデータ型に相当する COBOL 言語の各データ型を示しています。
表 2-3 C 言語のデータ型に相当する COBOL 言語のデータ型
C 言語のデータ型 |
相当する COBOL 言語のデータ型 |
---|---|
float |
COMP-1 |
double |
COMP-2 |
long |
S9(9) COMP-5 |
short |
S9(4) COMP-51 |
dec_t |
COBOL COMP-3 パック 10 進フィールド |
記憶域を効率よく使用するために、COBOL ではパック 10 進数がサポートされています。パック 10 進数では、2 桁の 10 進数が 1 バイトにパックされ、下位バイトに符号が格納されます。パック 10 進数の長さは 1 〜 9 バイトで、1 〜 17 桁の数字と符号を格納できます。 dec_t フィールドは VIEW に定義されています。サイズは、カンマで区切った 2 つの値で指定されます。最初の値は、COBOL で 10 進数が占める総バイト数を示します。2 番目の値は、COBOL での小数点以下の桁数を示します。次の式を使用すると、dec_t フィールドを COBOL 宣言に変換できます。 たとえば、VIEW でサイズが 6,4 と指定されている場合、小数点以下の桁数は 4 桁、整数部分は 7 桁になり、最後のハーフ・バイトに符号が格納されます。COBOL アプリケーションのプログラマは、これを 9(7)V9(4) と定義します。V は小数点を表します。FML では dec_t 型はサポートされていません。FML に依存した VIEW を使用する場合は、VIEW ファイルで各フィールドを C 言語の型にマップする必要があります。たとえば、パック 10 進数は FML の文字列フィールドにマップでき、マッピング関数を使用して形式を変換できます。dec_t(m, n) => S9(2*m-(n+1),n)COMP-3
アプリケーションの起動と停止
アプリケーションを起動するには、tmboot(1) コマンドを実行します。このコマンドは、アプリケーションに必要な IPC 資源を確保し、管理プロセスとアプリケーション・サーバを起動します。
アプリケーションを停止するには、tmshutdown(1) コマンドを実行します。このコマンドは、サーバを停止させ、アプリケーションで使用されていた IPC 資源を解放します。ただし、データベースなどのリソース・マネージャで使用されていた資源は解放されません。
関連項目
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