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Tuxedo のファイル形式とデータ記述方法

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DM_IMPORT セクション

このセクション (DM_REMOTE_SERVICES セクションともいう) では、BEA TOP END サービス、RTQ キュー、および RTQ を介してアクセスされるサービスを BEA Tuxedo アプリケーションで使用するために必要なマッピング情報を定義します。このセクションは、TOP END Domain Gateway で必要となります。

TEDG 用に記述された DMCONFIG ファイルの場合、DM_IMPORT セクションでは次のエントリを定義します。

DM_IMPORT セクションのエントリの形式は次のいずれかです。

service [TYPE=SERVICE]required_parameters [optional_parameters]
qspace  TYPE=QSPACE   required_parameters [optional_parameters]
qname   TYPE=QNAME    required_parameters [optional_parameters]

service は BEA TOP END サービスに割り当てられた BEA Tuxedo サービスの名前、qspace は RTQ キューに割り当てられた BEA Tuxedo キュー・スペースの名前、qname は RTQ を介してアクセスされる BEA TOP END サービスに割り当てられた BEA Tuxedo キューの名前です。それぞれの名前は 15 文字以内で指定します。エントリのタイプは、TYPE パラメータの設定値 (SERVICEQSPACEQNAME) によって決まります。

DM_IMPORT セクションの SERVICE エントリでは、TEDG によってローカル BEA Tuxedo アプリケーションに対して宣言される BEA TOP END サービスを定義します。BEA Tuxedo アプリケーションに対して宣言される BEA TOP END サービスのエントリでは、BEA TOP END サービス識別子 (製品、関数、ターゲット、修飾子) から BEA Tuxedo サービス名へのマッピングが指定されます。これらのサービス名は、XATMI tpcall(3c) および tpacall(3c) 関数で使用されます。

DM_IMPORT セクションの QSPACE エントリでは、TEDG によってローカル BEA Tuxedo アプリケーションで BEA Tuxedo キュー・スペースと同じように使用できるようになる BEA TOP END RTQ キューを定義します (制限あり)。キュー・スペースは、キュー・スペース名を BEA Tuxedo サービス名として宣言することにより、BEA Tuxedo アプリケーションで使用できるようになります。TEDG は、そのキュー・スペース名に送信された tpenqueue(3c) 要求を、TMQUEUE(5) サーバと同じような方法で処理します。次に、各要求はこの qspace エントリで識別される RTQ キューにマップされます。メッセージのキュー処理には、QSPACE エントリと QNAME エントリの両方が必要です。

DM_IMPORT セクションの QNAME エントリでは、要求を BEA TOP END システムのキューに入れるための BEA Tuxedo キュー名の BEA TOP END サービス名へのマッピングを定義します。QNAME エントリは、ローカル BEA Tuxedo アプリケーションにサービスとして宣言されません。QSPACEQNAME は独立したエントリです。QSPACE 識別子と QNAME 識別子は、tpenqueue(3c) 関数を使用してアプリケーションで任意に組み合わせて使用できます。

QNAME エントリは、キュー名識別子に関して、特定の LACCESSPOINT で一意でなければなりません。同じキュー名識別子のエントリが複数設定された場合、TEDG は最初のエントリしか使用しません。

TE_PRODUCT パラメータを含む任意の SERVICE または QNAME エントリ、または TE_RTQGROUP パラメータを含む任意の QSPACE エントリは、そのエントリが LACCESSPOINT パラメータで特定のローカル・ドメイン・アクセス・ポイントに対して設定されていない場合、TOPEND タイプの各ローカル・ドメイン・アクセス・ポイントに適用できます。特定の LACCESSPOINT に対してコンフィギュレーションされるエントリは、そのローカル・ドメイン・アクセス・ポイントのゲートウェイ (TEDG) に対してのみ適用できます。

SERVICE エントリと QSPACE エントリでは、BEA Tuxedo サービスとして宣言されるサービス識別子とキュー・スペース識別子をコンフィギュレーションするので、特定のローカル・ドメイン・アクセス・ポイントに対するこれらの識別子は重複してはいけません。ただし、ロード・バランシングに関しては、同じタイプおよび識別子で複数のエントリを使用できます。同じサービス識別子のすべてのエントリには、同じ CONV パラメータ値を指定する必要があります。

DMCONFIG ファイルに複数の BEA TOP END システムのローカル・ドメイン・アクセス・ポイントを含む場合、または複数のタイプのドメイン・ゲートウェイを含む場合は、DM_IMPORT セクションでリモート・リソース・エントリに対する LACCESSPOINT パラメータを指定する必要があります。リモート・ドメイン・アクセス・ポイントをリモート・サービス・エントリ、または参照ルーティング・エントリで指定する場合、その値はローカル・ドメイン・アクセス・ポイントのタイプ (TOPEND) と TP_SYSTEM の値に一致する必要があります。ローカル・ドメイン・アクセス・ポイントを指定せずに、あるいはタイプまたは TP_SYSTEM が混在するリモート・ドメイン・アクセス・ポイントを参照して、混在型のコンフィギュレーションを作成してはなりません。判断に迷う場合は、LACCESSPOINT および RACCESSPOINT パラメータを明示的に設定します。リモート・ドメインに対するワイルドカードの指定は、単一のゲートウェイ・タイプを定義する場合に限られます。

次の表に、DM_IMPORT セクションの各 TEDG エントリの必須パラメータとオプション・パラメータを示します。

エントリ・タイプ

必須パラメータ

オプション・パラメータ

SERVICE

TE_PRODUCT, TE_FUNCTION

TYPERACCESSPOINTLACCESSPOINTTE_TARGETTE_QUALIFIERINBUFTYPEOUTBUFTYPECONVLOADROUTING

QSPACE

TYPE, TE_RTQGROUP, TE_RTQNAME

RACCESSPOINTLACCESSPOINTTE_TARGETLOAD

QNAME

TYPETE_PRODUCTTE_FUNCTION

LACCESSPOINTTE_TARGETTE_QUALIFIERINBUFTYPELOADROUTING


 

DM_IMPORT セクションの必須およびオプション TEDG パラメータ

RACCESSPOINT (RDOM ともいう) =
identifier1[,identifier2][,identifier3]

このリソース (サービスまたは RTQ キュー) をインポートするためのリモート・ドメイン・アクセス・ポイントを指定します。リモート・ドメイン・アクセス・ポイントは TOPEND タイプで、このエントリが適用されるローカル・ドメイン・アクセス・ポイント(LACCESSPOINT パラメータで指定する) と同じ TP_SYSTEM の一部でなければなりません。

RACCESSPOINT を指定しない場合、TOPEND ローカル・ドメイン・アクセス・ポイントに関連付けられているドメイン・ゲートウェイは、TP_SYSTEM の値がローカル・ドメインと同じである TOPEND リモート・ドメイン・アクセス・ポイントはすべてこのリソースを提供するものと見なします。

identifier2 および identifier3 引数を指定して代替リモート・ドメイン・アクセス・ポイントをコンフィギュレーションする場合、DM_LOCAL セクションの CONNECTION_POLICY パラメータの値として ON_STARTUP を指定する必要があります。identifier2 を設定した場合、それはフェイルオーバー用に使用されます。identifier1 に関連付けられているリモート・ドメインが使用できなくなった場合、identifier2 に関連付けられているリモート・ドメインが使用されます。同様に、identifier3 を設定した場合、それはフェイルオーバー用に使用されます。identifier1identifier2 に関連付けられているリモート・ドメインが使用できなくなった場合、identifier3 に関連付けられているリモート・ドメインが使用されます。リモート・サービスでは、ロード・バランシング (複数のリモート・サービス・エントリ) と Domains フェイルオーバー (このパラメータで指定される代替リモート・ドメイン・アクセス・ポイントを使用) の両方を使用できます。

LACCESSPOINT (LDOM ともいう) = identifier

このリモート・リソース (サービスまたは RTQ スペース) をインポートするローカル・ドメイン、またはこのキュー名が適用されるローカル・ドメイン・アクセス・ポイントを指定します。このパラメータを指定しない場合、リモート・リソースは、DM_LOCAL セクションで定義した TOPEND タイプのすべてのローカル・ドメイン・アクセス・ポイントに適用できます。

TYPE = {SERVICE | QSPACE | QNAME}

このリモート・リソースが SERVICEQSPACE、または QNAME エントリのどれであるかを指定します。値 SERVICE を指定した場合、このリモート・リソースのエントリは、BEA TOP END サービスをローカル BEA Tuxedo サービスとして使用できるようにするためのマッピング・パラメータを定義します。値 QSPACE を指定した場合、このリモート・リソースのエントリは、BEA TOP END RTQ キューをローカル BEA Tuxedo キュー・スペースとして使用できるようにするためのマッピング・パラメータを定義します。値 QNAME を指定した場合、このリモート・リソースのエントリは、/Q を通して要求を BEA TOP END システムのキューに入れるための BEA Tuxedo キュー名の BEA TOP END サービス名へのマッピングに必要なパラメータを定義します。デフォルトは SERVICE です。

TE_PRODUCT = string[1..32]

このリモート・リソースの BEA TOP END 製品名を指定します。長さは、最後のヌルを除いて32 文字までです。有効な文字は、a-zA-Z0-9_-、および . (ピリオド) だけです。

TE_PRODUCT パラメータは、TYPE=SERVICE または QNAME の場合に指定する必要があります。このパラメータは、TYPE=QSPACE の場合は使用できません。

TE_FUNCTION = string[1..8]

このリモート・リソースの BEA TOP END 関数名を指定します。長さは、最後のヌルを除いて 8 文字までです。有効な文字は、a-zA-Z0-9_-、および . (ピリオド) だけです。

TE_FUNCTION パラメータは、TYPE=SERVICE または QNAME の場合に指定する必要があります。このパラメータは、TYPE=QSPACE の場合は使用できません。

TE_TARGET = string[1..8]

このリモート・リソースの BEA TOP END メッセージ・センシティブ・ルーティング (MSR) のターゲットを指定します。長さは、最後のヌルを除いて 8 文字までです。有効な文字は、a-zA-Z0-9_-、および . (ピリオド) だけです。デフォルトはスペースです。

TE_TARGET パラメータは、TYPE=SERVICEQSPACE、または QNAME の場合に指定できます。

TE_QUALIFIER = numeric

このリモート・リソースの BEA TOP END 関数修飾子を指定します。有効値は 0 から MAXLONG (2147483647) です。デフォルト値は 0 です。

TE_QUALIFIER パラメータは、TYPE=SERVICE または QNAME の場合に指定できます。このパラメータは、TYPE=QSPACE の場合は使用できません。

TE_RTQGROUP = string[1..32]

このリモート・リソースの BEA TOP END RTQ グループ名を指定します。グループ名の長さは、最後のヌルを除いて 32 文字までです。有効な文字は、a-zA-Z0-9_-、および . (ピリオド) だけです。

TE_RTQGROUP パラメータは、TYPE=QSPACE の場合に指定する必要があります。このパラメータは、TYPE=SERVICE または QNAME の場合は使用できません。

TE_RTQNAME = string[1..8]

このリモート・リソースの BEA TOP END RTQ キュー名を指定します。キュー名の長さは、最後のヌルを除いて 8 文字までです。有効な文字は、a-zA-Z0-9_-、および . (ピリオド) だけです。

TE_RTQNAME パラメータは、TYPE=QSPACE の場合に指定する必要があります。このパラメータは、TYPE=SERVICE または QNAME の場合は使用できません。

INBUFTYPE = string[1..256]

type[:subtype]-このリモート・リソースの入力バッファ・タイプと、オプションでサブタイプを指定します。BEA TOP END サービスおよびキュー名エントリでは、type の有効値は FML32CARRAY、および X_OCTET です。

INBUFTYPE パラメータは、TYPE=SERVICE または QNAME の場合に指定できます。このパラメータは、TYPE=QSPACE の場合は使用できません。

OUTBUFTYPE = string[1..256]

type[:subtype]-このリモート・リソースの出力バッファ・タイプと、オプションでサブタイプを指定します。BEA TOP END サービス・エントリでは、type の有効値は FML32CARRAY、および X_OCTET です。

OUTBUFTYPE パラメータは、TYPE=SERVICE の場合に指定できます。このパラメータは、TYPE=QSPACE または QNAME の場合は使用できません。

CONV = {Y | N}

このリモート・リソースが会話型サービスであるか (Y) 否か (N) を指定します。デフォルトは N です。CONV 属性は、TYPE=SERVICE に適用されます。TYPE=QSPACE または QNAME の場合は N に設定する必要があります。

BEA TOP END サーバ・アプリケーションで擬似会話を管理する場合、このリモート・サービスの CONV パラメータは Y に設定する必要があります。アプリケーション・コンテキストは維持される場合と維持されない場合があります。CONVY に設定した場合、会話の XATMI 関数 (tpconnecttpsend、および tpdiscon) を使用する必要があります。CONVN に設定した場合、このサービスでは要求/応答 XATMI 関数 (tpcalltpacall) を使用する必要があります。

LOAD = numeric

このリモート・リソースのサービス負荷を指定します。この値は、1 以上 32767 以下でなければなりません。デフォルトは 50 です。ロード・バランシングのためにインターフェイス負荷が使用されます。つまり、キュー登録の負荷が高いキューほど、新しい要求の処理に使用されません。

The LOAD パラメータは、TYPE=SERVICEQSPACE、または QNAME の場合に指定できます。

ROUTING = identifier

このリモート・リソースのデータ依存型ルーティングを行うために使用するルーティング基準の名前を指定します。複数のリモート・ドメイン・アクセス・ポイントが同じリソースを提供するとき、このパラメータを指定してあれば、ローカル・ドメイン・アクセス・ポイントはデータ依存型ルーティングを実行できます。このパラメータを指定しないと、このリソースに対してデータ依存型ルーティングは使用されません。

identifier は、DM_ROUTING セクションで定義された ROUTING_CRITERIA_NAME です。identifier の値は 15 文字以下でなければなりません。同じサービス名またはキュー・スペース名の複数のエントリが異なるリモート・ドメイン・アクセス・ポイントに含まれている場合 (RACCESSPOINT パラメータで指定)、ROUTING パラメータの値はこれらのエントリすべてに対して同じにする必要があります。さらに、参照されるルーティング基準でコンフィギュレーションされたリモート・ドメインは、このリモート・リソース・エントリが適用されるローカル・ドメイン・アクセス・ポイントと同じ TP_SYSTEM の一部でなければなりません。

ROUTING パラメータは、TYPE=SERVICE または QNAME の場合に指定できます。このパラメータは、TYPE=QSPACE の場合は使用できません。

 

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