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Tuxedo コマンド・リファレンス

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buildtms(1)

名前

buildtms−トランザクション・マネージャ・サーバのロード・モジュールを構築

形式

buildtms [ -v ] -o name -r rm_name

機能説明

buildtms はトランザクション・マネージャのロード・モジュールを構築するときに使用します。

BEA Tuxedo システムではいくつかの TM サーバが一緒に提供されますが、分散トランザクション処理用に BEA Tuxedo システムとともに使用する新しいリソース・マネージャを提供することもできます。このようなリソース・マネージャは、X/Open の XA インターフェイスに準拠していなければなりません。リソース・マネージャ・ベンダは、次の 4 つの項目を提供しなければなりません。1) リソース・マネージャの名前、リソース・マネージャの機能を示すフラグ、および実際の XA の関数ポインタを収める xa_switch_t 型の構造体の名前、2) xa_switch_t 構造体の name 要素に格納されるリソース・マネージャの名前、3) XA インターフェイスのサービスを提供しソフトウェアをサポートするオブジェクト・ファイルの名前、そして 4) UBBCONFIG コンフィギュレーション・ファイルのパラメータ OPENINFO および CLOSEINFO に提供される情報文字列の形式、の 4 項目です。UBBCONFIG(5) を参照してください。

新しいリソース・マネージャを BEA Tuxedo システムに統合化する際には、ファイル $TUXDIR/udataobj/RM を更新して、そのリソース・マネージャに関する情報を組み込むようにしなければなりません。このファイルの形式は次のとおりです。

rm_name:rm_structure_name:library_names 

ここで、rm_name はリソース・マネージャの名前、rm_structure_namexa_switch_t 構造体の名前、および library_names はリソース・マネージャのオブジェクト・ファイルのリストです。これらの値の前後には空白類 (タブやスペース) を入れることができ、library_names の中に埋め込んでもかまいません。値の中にコロン (:) を含めることはできません。また、シャープ (#) で始まる行はコメントとして扱われ、無視されます。

新しいリソース・マネージャのトランザクション・マネージャは buildtms を使用して構築し、$TUXDIR/bin にインストールしなければなりません。buildtmsbuildserver(1) コマンドを使用して a.out を生成します。buildtms コマンドには、以下のオプションがあります。

-v

buildtms を冗長モードで動作させます。具体的には、buildserver コマンドをその標準出力に出力し、buildserver-v オプションを指定します。

-o name

出力されるロード・モジュールを収めるファイルの名前を指定します。

-r rm_name

このサーバのリソース・マネージャを指定します。この値 rm_name は、$TUXDIR/udataobj/RM にあるリソース・マネージャ・テーブルに登録されていなければなりません。rm_name の値に対応するエントリは、リソース・マネージャに対する正しいライブラリを自動的に組み込み、かつトランザクション・マネージャとリソース・マネージャとの間のインターフェイスを正しく設定 (xa_switch_t 構造体を使用して) するときに使用します。

buildtms は、buildserver コマンドを使用して a.out を生成します。buildserver は、コンパイラおよびコンパイラ・フラグに関してそれぞれ CC および CFLAGS 環境変数を使用します (設定されていれば)。詳細については、buildserver(1) を参照してください。

移植性

buildtms は、BEA Tuxedo ATMI または CORBA サーバ環境をサポートするすべてのプラットフォームで、BEA Tuxedo システム提供のコンパイル・ツールとしてサポートされています。RM XA ライブラリは、Windows プラットフォームではサポートされていません。

使用例

buildtms -o $TUXDIR/bin/TMS_XYZ -r XYZ/SQL # TMS for XYZ resource manager

関連項目

buildserver(1)UBBCONFIG(5)

 

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