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Tuxedo CORBA 要求レベルのインターセプタ

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ReplyContext 構造体

概要

応答が処理されるコンテキストを表す情報が格納されます。

C++ バインディング

struct  ReplyContext 
{
Interceptors::Version struct_version;
CORBA::ULong request_id;
ReplyStatus reply_status;
};

メンバ

struct_version

形式とメンバを示す ReplyContext のバージョン表示です。バージョン情報は、次の 2 つの部分に分かれます。


 

request_id

初期化 ORB によって要求に割り当てられた識別子を指定する、unsigned long 型の値です。

reply_status

関連の要求の完了ステータスを示します。また、応答本文の内容の一部を決定します。

ステータス値

説明

NO_EXCEPTION

要求されたオペレーションが正常に完了したことと、arg_stream パラメータの値にオペレーションの戻り値が含まれていることを示します。

USER_EXCEPTION

ターゲット・オブジェクトによって報告された例外のために、要求されたオペレーションが失敗したことを示します。

SYSTEM_EXCEPTION

ターゲット・オブジェクトまたはインフラストラクチャによって報告された例外のために、要求されたオペレーションが失敗したことを示します。

LOCATION_FORWARD

本文にオブジェクト・リファレンス (IOR) が含まれていることを示します。クライアント ORB の役割は、元の要求を、その別の要求に再送信することです。この再送信は、要求を行うクライアント・プログラムにとっては透過的に行われますが、インターセプタに対しては透過的ではありません。

LOCATION_FORWARD_PERM

本文にオブジェクト・リファレンスが含まれていることを示します。使い方は LOCATION_FORWARD の場合と同様ですが、サーバによって使用される場合、この値はクライアントに対して、古い IOR が新しい IOR で置換され得ることをも示します。新旧の IOR はどちらも有効ですが、将来の使用を考えると、新しい IOR のほうが有利です。この再送信は、要求を行うクライアント・プログラムにとっては透過的に行われますが、インターセプタに対しては透過的ではありません。

NEEDS_ADDRESSING_MODE

本文に GIOP::AddressingDisposition が含まれることを示します。クライアント ORB の役割は、要求されたアドレス指定モードで元の要求を再送信することです。この再送信は、要求を行うクライアント・プログラムにとっては透過的に行われますが、インターセプタに対しては透過的ではありません。


 

説明

ReplyContext データ・オブジェクトには、応答が処理されるコンテキストを表す情報が格納されます。ReplyContext に含まれるコンテキスト情報は、所定の要求の処理と対応する応答の間で調整を行うのに必要な情報を提供します。

ReplyContext のコンテキスト情報は、インターセプタのインプリメンテーションでは変更できません。ORB は ReplyContext の所有権を維持し、ReplyContext が関連リソースの使用を終えると、それを解放する役割を果たします。

 

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