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Tuxedo CORBA アプリケーションのセキュリティ機能

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SecurityLevel2::Credentials::invocation_options_required

概要

SSL 接続を確立して BEA Tuxedo ドメインでターゲット・オブジェクトに対する呼び出しを実行する際に使用できるセキュリティ・オプションの最少数を指定します。

OMG IDL 定義

attribute Security::AssociationOptions
invocation_options_required;

引数

特にありません。

説明

このメソッドを使用すると、プリンシパルと BEA Tuxedo ドメインの間の通信の保護を指定できます。このメソッドを使用すると、Credentials オブジェクトは、定義したセキュリティ・オプションのレベルの SSL プロトコルを使用してターゲット・オブジェクトに対する呼び出しを実行します。このメソッドは、SecurityLevel2::Credentials::invocation_options_supported メソッドと組み合わせて使用する必要があります。

以下のセキュリティ・オプションを指定できます。

セキュリティ・オプション

説明

NoProtection

SSL プロトコルは、メッセージ保護を提供しません。

Integrity

SSL プロトコルは、メッセージの整合性チェックを提供します。メッセージの整合性を保護するのにデジタル署名を使用します。

Confidentiality

SSL 接続は、メッセージの機密性を保護します。メッセージの機密性を保護するのに暗号を使用します。

DetectReplay

SSL プロトコルはリプレイ検出を提供します。リプレイは、メッセージが検出されずに繰り返し送信されたときに発生します。

DetectMisordering

SSL プロトコルは、要求および要求フラグメントのシーケンス・エラーの検出を提供します。

EstablishTrustInTarget

要求のターゲットがプリンシパルの開始元に対して自身を認証することを示します。

NoDelegation

アクセス制御を決定するために、中間オブジェクトによる特権の使用をプリンシパルが許可することを示します。ただし、プリンシパルの特権は委譲されないので、チェーン内の次のオブジェクトを呼び出すときに中間オブジェクトは特権を使用できません。

SimpleDelegation

アクセス制御を決定するために、中間オブジェクトによる特権の使用をプリンシパルが許可することを示し、その中間オブジェクトに特権を委譲します。ターゲット・オブジェクトは、クライアント・アプリケーションの特権のみを受け取り、中間オブジェクトの ID を認識しません。この呼び出しオプションがターゲット・オブジェクトに対して制約なしに使用された場合、動作は偽装として認識されます。

CompositeDelegation

中間オブジェクトによるクリデンシャルの使用および委譲をプリンシパルが許可することを示します。プリンシパルと中間オブジェクトの両方の特権をチェックできます。


 

戻り値

定義されたセキュリティ・オプションのリスト。

セキュリティの関連付けに Tobj::TuxedoSecurity セキュリティ・メカニズムを使用する場合、NoProtectionEstablishTrustInClient、および SimpleDelegation セキュリティ・オプションのみが返されます。BEA Tuxedo ドメインへのアクセスにパスワードが要求されるように CORBA アプリケーションのセキュリティ・レベルが定義された場合にのみ、EstablishTrustInClient セキュリティ・オプションが表示されます。

注記 指定したセキュリティ・オプションが、CORBA アプリケーション用に定義されたセキュリティ・メカニズムでサポートされていない場合、CORBA::NO_PERMISSION 例外が返されます。この例外は、指定したセキュリティ・オプションが、SecurityLevel2::Credentials::invocation_options_supported メソッドで指定したセキュリティ・オプションよりも多い機能を持っている場合にも発生します。

invocation_options_required 属性には、set() メソッドと get() メソッドがあります。Tobj::TuxedoSecurity セキュリティ・メカニズムを使用して Credentials オブジェクトを取得する場合には、set() メソッドを使用できません。Tobj::TuxedoSecurity セキュリティ・メカニズムで set() メソッドを使用すると、CORBA::NO_PERMISSION 例外が返されます。

 

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