Java 共同クライアント/サーバ・アプリケーション

ここでは、以下の内容について説明します。

• 開発プロセス

• 共同クライアント/サーバ・アプリケーションのサポート

 

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開発プロセス

表 3-1 では、Java 共同クライアント/サーバ・アプリケーションの開発プロセスの概略を示します。

表 3-1 Java 共同クライアント/サーバ・アプリケーションの開発プロセス

手順	説明
1	BEA Tuxedo アプリケーションで使用するコールバック・インターフェイスおよび CORBA インターフェイスの OMG IDL を記述します。
2	スケルトンおよびクライアント・スタブを生成します。
3	各インターフェイスのオペレーションをインプリメントするメソッドを記述します。
4	ORB を初期化します。
5	共同クライアント/サーバ・アプリケーションのクライアント主要部分を記述します。
6	コールバック・ラッパー・オブジェクトを使用してコールバック・オブジェクトを作成します。
7	ISH との通信を確立します。
8	コールバック・オブジェクトのオブジェクト・リファレンスを渡すことにより、BEA Tuxedo オブジェクトのオペレーションを呼び出します。
9	コンフィギュレーション情報を指定します。
10	共同クライアント/サーバ・アプリケーションをコンパイルします。

 

共同クライアント/サーバ・アプリケーション内のコールバック・オブジェクトはトランザクションに関与せず、オブジェクト管理機能を持たないため、このオブジェクト用のサーバ記述ファイル (filename.xml) を作成する必要はありません。ただし、BEA Tuxedo アプリケーション内の BEA Tuxedo オブジェクト用サーバ記述ファイルは、作成する必要があります。

 

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共同クライアント/サーバ・アプリケーションのサポート

BEA Tuxedo CORBA は、Java によるクライアントおよび共同クライアント/サーバをサポートしています。

注記 BEA Tuxedo 製品のうち CORBA 環境のリリース 8.0 は、Java サーバをサポートしていません。BEA WebLogic Enterprise 製品のバージョン 5.0 および 5.1 には、Java サーバのサポートが含まれていました。このサポートは、BEA WebLogic Enterprise が BEA Tuxedo のリリース 8.0 に統合された際に中止されました。

共同クライアント/サーバのインプリメンテーションの 1 つで、コールバック・オブジェクトが使用されています。図3-1 は、コールバック・オブジェクトを使用する共同クライアント/サーバ・アプリケーションの概念を示します。

図 3-1 共同クライアント/サーバ・アプリケーションの概念

 

共同クライアント/サーバ・アプリケーションの完全な例については、『BEA Tuxedo CORBA ノーティフィケーション・サービス』の「第 6 章 Advanced サンプル・アプリケーションのビルド」 を参照してください。Advanced サンプル・アプリケーションのサブスクライバ・コンポーネントは、共同クライアント/サーバ・アプリケーションをインプリメントします。Java Advanced サンプル・アプリケーションは、BEA Simple Events API を使用してインプリメントされます。