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Tuxedo Workstation コンポーネント

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ワークステーションでの bankapp の実行

以下の節では、Windows または UNIX のワークステーションで BEA Tuxedo システムのサンプル・アプリケーションである bankapp を実行する手順を説明します。

 


ワークステーション・アプリケーションの特徴

ワークステーション・アプリケーションでは、クライアント・プロセスはネイティブ・サイトから切りはなされて実行されます。リスナ・プロセス (WSL) が既知のネットワーク・アドレスを使用して実行されると、必要に応じて代理のワークステーション・ハンドラ (WSH) が起動します。サーバは、BEA Tuxedo 管理ドメインにある 1 台または複数のマシン上で実行されます。

既存のサーバは、シングル・プロセッサ・モード (SHM) またはマルチプロセッサ・モード (MP) の BEA Tuxedo システムのノードで実行できます。

ワークステーションの次のディレクトリには、サンプル・アプリケーションが用意されています。

 


ワークステーション・クライアントで bankapp を実行する

次の図は、ワークステーション・クライアントで bankapp を実行する手順を示しています。

図 4-1 bankapp の実行手順


 


 


 

 


ネイティブ・サイトでの変更

bankapp ソフトウェアは、ネイティブ・サイトにインストールして作成します。操作方法は、『サンプルを使用した BEA Tuxedo アプリケーションの開発方法』の3-1 ページの「bankapp (複雑な C 言語アプリケーション) のチュートリアル」、および BEA Tuxedo システム・ソフトウェアのインストール先マスタ・マシンにある以下の README ファイルに説明されています。

コンフィギュレーション・ファイルを編集する

使用するコンフィギュレーション・ファイル (ubbshm または ubbmp) の GROUPS セクションおよび SERVERS セクションでワークステーション・リスナ (WSL) をサーバとして指定し、MACHINES セクションで MAXWSCLIENTS を指定する必要があります。GROUPS セクションを編集する場合は、DEFAULT 行の先頭に WSGRP 用のエントリを作成するか、または、TMSNAME および TMSCOUNT の仕様を該当するサーバ・グループに移動します。仕様を WSGRP に割り当てないでください。新しい仕様は、次の形式で指定します。

*MACHINES
DEFAULT: MAXWSCLIENTS=50

#
*GROUPS

WSGRP GRPNO=<next available group #> LMID=SITE1
#
*SERVERS

WSL SRVGRP=WSGRP SRVID=1
CLOPT=”-A - -n //machine:port -m 1 -M 5 -x 10"

新しいワークステーション・クライアントを設定した場合は、必ず RESOURCES セクションまたは MACHINES セクションの MAXACCESSERS パラメータの値を上げてください。

コンフィギュレーション・ファイルをロードおよび起動する

ワークステーション・クライアントを使用するには、まず、tmloadcf(1) を実行してコンフィギュレーション・ファイルをバイナリ形式に変換し、tmboot(1) を実行してアプリケーションを起動する必要があります。これらのコマンドは、直ちに実行する必要はありません。bankapp クライアントをワークステーションにインストールし、作成する作業があります。ただし、ワークステーションからアプリケーションに参加する場合、アプリケーションは既に BEA Tuxedo システムのネイティブ・サイトで実行されていなければなりません。ネイティブ・サイトで bankapp をロードし、起動する方法は、『サンプルを使用した BEA Tuxedo アプリケーションの開発方法』の3-1 ページの「bankapp (複雑な C 言語アプリケーション) のチュートリアル」に説明されています。

関連項目

 


bankapp 変数を設定する

bankapp を実行する環境を設定するには、ワークステーション・クライアントで次の手順を実行します。

  1. 設定する環境変数
    WSNADDR=<WSL で宣言されたアドレス>
    WSTYPE=<ワークステーションの種類>

  2. PATH%TUXDIR%¥bin (Windows) または $TUXDIR/bin (UNIX) を指定します。

  3. C コンパイラを実行できるように正しく環境が設定されているかどうかを確認します。

 


bankapp クライアントを作成する

クライアント・プログラムを作成するには、次のコマンドを入力します。

mkfldhdr bankflds
buildclient -w -o bankclt -f bankclt.c

 


bankapp クライアントを実行する

ワークステーションで bankapp クライアントを実行するには、次の手順に従います。

  1. ワークステーション・クライアントの WSNADDR の値が、ネイティブ・サイトのコンフィギュレーション・ファイルの SERVERS セクションにある WSL の CLOPT-n オプションの値と一致することを確認します。

  2. bankapp がネイティブ・サイトで起動していない場合は、起動されていることを確認してからワークステーション・クライアントを実行します。

  3. bankclt を実行してワークステーション・クライアントを実行します。

 

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