XQuery Mapper を使用したデータの変換

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XQuery コードのアップグレード

この節では、インライン XQuery コードとスタンドアロン XQuery ファイルを XQuery 2002 から 2004 にアップグレードする手順について説明します。

この節では、以下のトピックを取り上げます。

インライン XQuery コードのアップグレード

WLI 8.x プロジェクトを 10.2 にアップグレードする場合、デフォルトでは、(JPD ファイルに埋め込まれている) インライン XQuery 2002 コードは XQuery 2004 に変換されません。インライン XQuery コードを XQuery 2004 に変換するには、アップグレード ウィザードの [ソースのアップグレード] ウィザード画面で以下の手順を実行します。

図 A-1 アップグレード ウィザードの [ソースのアップグレード] 画面

アップグレード ウィザードの [ソースのアップグレード] 画面

  1. [JPD Document Upgrader オプション] を展開します。
  2. 次の図のように、[XQ2002 を XQ2004 にアップグレードします] チェック ボックスを選択します。
  3. 図 A-2 [XQ2002 を XQ2004 にアップグレードします]


    [XQ2002 を XQ2004 にアップグレードします]

  4. アプリケーションのアップグレード プロセスを続行します。
  5. アップグレード プロセスが完了すると、JPD ファイルに埋め込まれている (インライン XQuery コード) XQuery 2002 準拠のコードが XQuery 2004 に変換されます。

XQuery ファイルのアップグレード

XQuery 2002 準拠の XQuery ファイルは (インライン XQuery コード とは異なり) アプリケーションのアップグレード プロセス中に XQuery 2004 に自動変換されません。

Workshop の [ナビゲーター] ビューで XQuery ファイルを右クリックし、[XQuery 2004 へのアップグレード] を選択すると、XQuery 2002 準拠の XQuery ファイルを XQuery 2004 にアップグレードできます。ただし、以下の XQuery の構文と関数は XQuery 2004 に変換されません。

アップグレード プロセス中、XQuery 2004 でサポートされていない XQuery 2002 の構文と関数には、コード内に「: Warning :」というコメント エントリが付けられます。また、アップグレード プロセス中に、サポートされない構文と関数があることを示す警告メッセージが表示されます。

図 A-3 サポートされない XQuery 2002 の構文に関する警告メッセージ

サポートされない XQuery 2002 の構文に関する警告メッセージ

アップグレード プロセス後に、XQuery 2004 にアップグレードされていない構文と関数を特定するには、「: Warning :」というコメントを探します。その後で、XQuery 2004 標準に準拠するように、サポートされない構文と関数を手動で変更する必要があります。


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