WebLogic Integration の概要

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AquaLogic 製品との相互運用性

WebLogic Integration (WLI) は以下の AquaLogic 製品と相互運用します。

WLI と AquaLogic 製品の相互運用性は、BEA Workspace 360 および BEA microService Architecture (mSA) へ向けた第一歩となります。また、ALSAM および ALER と統合することにより、SOA を実装する機能が提供されます。

 


AquaLogic Service Bus との統合

ALSB はサービス インフラストラクチャ製品である BEA AquaLogic ファミリの一部です。エンタープライズ システムにおいてメッセージのルーティングとトランスフォーメーションを管理します。これらの機能をモニタおよび管理機能と組み合わせることで、ALSB はサービス指向アーキテクチャ (SOA) を実装するための統一されたソフトウェア プラットフォームを提供します。ALSB は、サービスの作成、消費、調整を行うために、他の BEA Products (WLS、WLP、AquaLogic Data Services Platform (ALDSP) など) とシームレスに統合されます。

WLI と ALSB を統合すると、WLI の機能と柔軟性が ALSB の高性能でステートレスな仲介機能と結合されるため、統合されたプロセス駆動型のサービスを企業の内外で構築、接続、管理するための、コスト効果の高いソリューションが実現します。

この統合では以下の機能が提供されます。

表 13-1 ALSB との統合 : 機能
機能
説明
インストールの容易性
  • WLI と ALSB を同じ BEA_Home にインストールできる。
  • WLI アプリケーションと ALSB アプリケーションを (統合された実行時環境で) 1 つのドメインにデプロイしたり、別々のドメインにデプロイしたりできる。
  • この機能によって、ハードウェアのコストが削減され、共通のリソース、ライブラリ、プラグインを活用できる。
統一された設計環境
  • ALSB と WLI のプロジェクトを同じワークスペースで作成できる。
  • 開発者は ALSB と WLI の設計パースペクティブ間を簡単に移動できる。
ALSB との厳密な統合
  • WLI プロセスは ALSB Transport (ALSBT) コントロールを介して ALSB プロキシ サービスを通じて、外部サービスを呼び出すことができる。
  • 外部クライアントは ALSB ビジネス サービスとして WLI プロセスを呼び出すことができる。
  • 開発者は設計時に、RMI ベースの ALSB プロキシを検索し、WLI プロセス内で使用できる。
  • セキュリティおよびトランザクションのコンテキストは ALSB と WLI の間でシームレスに伝播される。
集約されたデプロイメント
  • アプリケーションをデプロイするときに、WLI プロジェクトと ALSB プロジェクトを同じワークスペースからデプロイできる。

WLI と ALSB は、コスト効果の高い「AquaLogic Integrator」というバンドルとして使用することもできます。詳細については、http://e-docs.bea.com/alint/docs30/alintuser/index.html のドキュメント (英語版) を参照してください。

ALSB の詳細については、http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/alsb/docs30/index.html を参照してください。

 


AquaLogic Enterprise Repository との統合

BEA AquaLogic Enterprise Repository (ALER) は、プロセスやサービスから、パターン、フレームワーク、アプリケーション、コンポーネント、データ サービスまで、あらゆるタイプのソフトウェア資産のメタデータを管理および制御するツールを備えた SOA リポジトリです。ALER は資産同士の関係や相互依存性をマッピングすることで、影響分析の改善、資産の再利用の促進と最適化、収益に対する影響の測定などを行います。

注意 : ALER は WebLogic Server 9.2 MP1 上でのみ動作するため、WLI と同じ BEA_HOME にインストールすることはできません。ただし、ALER をインストールした後は、WLI IDE の機能を使用して ALER インスタンスに接続できます。

WLI では、次のことが可能です。

ALER の詳細については、http://edocs.bea.com/aler/docs30/index.html (英語版) を参照してください。

 


AquaLogic Enterprise Security との統合

BEA AquaLogic Enterprise Security (ALES) は、集中的なポリシー管理と分散型のポリシー決定および実施機能を組み合わせた、きめ細かい資格管理ソリューションです。パフォーマンスと信頼性を妥協することなく、重要なアプリケーションやリソースを管理、制御できるため、ビジネス要件の変化に迅速かつ容易に対応できます。

WLI と ALES を統合すると、管理者はポリシー駆動型のセキュリティを実装できるため、アプリケーション レベルやシステム レベルでリソースのセキュリティを強化できます。

管理者は ALES の以下の機能を活用できます。

ALES の詳細については、http://edocs.bea.com/ales/docs30/index.html (英語版) を参照してください。

 


AquaLogic Data Services Platform (ALDSP) との統合

ALDSP はデータ サービスの迅速な開発およびデプロイメントに必要なツールとフレームワークを提供します。データ サービスでは、情報の読み取り、書き込み、およびトランスフォームのロジックがカプセル化されるため、データの利用者は複数のデータ ソース フォーマットや接続メカニズムを扱う必要がなくなります。

WLI アプリケーションでは ALDSP コントロールを使用して、ALDSP を使ってデプロイされているデータ サービスにアクセスできます。

注意 : ALDSP コントロール用のプラグインを手動でインストールする必要があります。

ALDSP の詳細については、http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/aldsp/docs30/index.html を参照してください。

 


AquaLogic Business Process Management (ALBPM) との統合

ALBPM では、エンド ツー エンドのビジネス プロセスのモデリング、実装、実行、モニタを統合することで、ビジネス プロセスのライフ サイクル全体の継続的な最適化に対応しています。

WLI プロセス (JPD) を Web サービスとして公開し、ALBPM アプリケーションから呼び出すことができます。

ALBPM の詳細については、http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/albsi/docs60/index.html を参照してください。


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