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WLI のプロセス統合機能を使用すると、多様なエンタープライズ システム、企業間アプリケーション、エンド ユーザの意思決定者などを統合する複雑な e ビジネス プロセスを、モデル化、テスト、デプロイ、および管理できます。
BPM では、企業を、コントロール経由でアクセスしたり、調整したりできる一連のビジネス サービスの集合と見なすことで、ビジネス プロセスをモデル化します。WLI では同期通信と非同期通信、ステートレス プロセスとステートフル プロセスがサポートされます。
グラフィカル ツール (デザイン ビュー) を使用してビジネス プロセスを設計すると、Workshop はソース コードをプロセス ファイルに自動的に生成します。Java コードを記述および編集する必要がある場合は、1 回クリックするだけでソース ビューに切り替えることができます。
表 2-1 に、WLI の主なプロセス統合機能を示します。
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WLI では、Web サービス、非同期通信、XML メッセージングをプラットフォーム レベルで活用しています。これらのサービスは内部および外部の統合に使用できるため、アプリケーション開発者にとっては、緩やかに結合された非同期アプリケーションの開発と統合を簡単に行えるツールとなります。
WLI は、セキュリティや信頼性の高いメッセージングなど、Web サービスのネイティブ サポートを提供しています。Web サービスは WLI プロセス内から呼び出すことができます。プロセスは、Web サービスとしてエクスポーズでき、他のアプリケーションやアプリケーション コンポーネントのリソースとして使用することができます。
ビジネス プロセスは、プロセスの呼び出しに使用されるメソッドに基づいて、同期または非同期として設計できます。
同期クライアントを、リソースとの非同期での対話を含むプロセスと対話できるようにすることもできます。たとえば、Java コントロールを使用する JSP やポータル ページなどの同期 Workshop クライアントは、プロセスを呼び出してから応答を待機 (ブロック) する必要があります。クライアントのブロック中に、JMS メッセージのキューへの追加、JMS 受信の待機などの非同期アクティビティをプロセスで実行し、クライアントへの応答を返した後にクライアントのブロックを解除することができます。
プロセスのプロパティを設定するときに、以下のタイプの永続性を定義できます。
プロセスの機能は、WSDL ファイル、プロセス コントロール、サービス ブローカ コントロール、JPD プロキシなど、さまざまな方法でクライアントにエクスポーズできます。
プロセス コントロールは、最適化された転送方法を介して他のプロセスを呼び出すために使用します。HTTP または JMS の転送を介して他のプロセスや WebLogic Workshop 8.1 ベースの Web サービスを呼び出す場合は、サービス ブローカ コントロールを使用する必要があります。呼び出されるプロセスや Web サービスは、同じドメインにデプロイされていても、別のドメインにデプロイされていてもかまいません。
スタンドアロン Java アプリケーション、EJB、JSP、サーブレットなどの Java クライアントであれば、JPD プロキシを使用するどのプロセスとも通信できます。クライアントは JPD プロキシを使用する際、Remote Method Invocation (RMI) を使用して Java メソッドを呼び出します。
プロセスの作成の詳細については、『ビジネス プロセス構築ガイド』を参照してください。
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