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Application Integration ユーザーズ ガイド

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Studio におけるアプリケーション ビューの使用

この章では、以下のトピックを取り上げます。

 


始める前に

企業に必要なアプリケーション ビューのサービスとイベントをすべて作成すれば、そのアプリケーション ビューを使用してビジネス プロセスを実行できます。ビジネス プロセスを実行する場合、WebLogic Integration Studio でアプリケーション ビューのサービスとイベントを使用するビジネス プロセス ワークフローを設計するのが、最も簡単な方法です。

WebLogic Integration Studio は、ビジネス プロセス ワークフローを設計するためのグラフィカル ユーザ インタフェース(GUI)です。ワークフローには、WebLogic Integration によって定義したアプリケーション ビューのサービスおよびイベントを組み込むことができます。詳細については、『WebLogic Integration Studio ユーザーズ ガイド』を参照してください。

WebLogic Integration Studio でアプリケーション ビュー サービスを呼び出したり、アプリケーション ビュー イベントを受信するには、以下の前提条件を満たしていることを確認する必要があります。

ワークフローのセットアップ タスク

以下の節では、アプリケーション ビュー サービスおよびイベントを使用するワークフローをセットアップするときに実行する 4 つのタスクについて説明します。

これらのタスクは自由に組み合わせて実行し、独自のワークフローを作成できます。

このマニュアルでは、WebLogic Integration で提供されている Business Process Management (BPM) 機能の使い方を完全に説明しているわけではありません。詳細については、『WebLogic Integration チュートリアルを参照してください。

 


タスク 1 : アプリケーション ビュー サービスを呼び出すタスク ノードの設定

オーガニゼーションにおいて、ワークフローの中からアプリケーション ビューのサービスを呼び出すことが必要になる場合があります。そのような呼び出しができるようにするには、ワークフローにタスク ノードを追加し、以下に該当するアプリケーション ビュー サービスのアクションをそのタスク ノードに追加します。ワークフローを保存してアクティブ化すれば、タスク ノードの実行時に常にこのアプリケーション ビュー サービスが呼び出されるようになります。

アプリケーション ビューのサービスを呼び出すタスク ノードの設定手順

アプリケーション ビュー サービスを呼び出すタスク ノードを作成する手順は、次のとおりです。

  1. WebLogic Integration Studio で、テンプレート定義を開きます。[ワークフロー設計] ウィンドウが表示されます。


     

  2. タスク ノードがない場合は作成します。

  3. アプリケーション ビューのサービスを呼び出す [タスク] ノードをダブルクリックします。[タスクのプロパティ] ダイアログ ボックスが表示されます。


     

  4. [アクション] 領域で、どのタブからサービスを呼び出すのかを選択します。選択肢は、ビジネス プロセスによって異なります。

  5. [追加] をクリックします。[アクションを追加] ダイアログ ボックスが表示されます。


     

  6. ナビゲーション ツリーから、[AI アクション|アプリケーション ビュー サービスの呼び出し] の順に選択して、[OK] をクリックします。[サービスの呼び出し] ダイアログ ボックスが表示されます。


     

  7. ナビゲーション ツリーで、呼び出しの対象となるサービスを探し、これを選択します。

    ナビゲーション ツリーでは、各アプリケーション ビュー サービスがフォルダ(例 : Test2)別、およびアプリケーション ビュー(例 : Test)別に編成されています。すべてのアプリケーション ビュー サービスは、ナビゲーション ツリーの最下位レベルに表示されます。

    注意: 任意の時点で、保存されたアプリケーション ビューとイベントの最新状況をチェックするには、[ツリーの更新] をクリックします。
    ナビゲーション ツリーが表示されない、または表示が狭すぎる場合は、長すぎる XML 変数名または文字列変数名が含まれていることが考えられます。その場合、XML 変数または文字列変数の名前を短くしてください。

  8. [要求ドキュメント変数] リストから、アプリケーション ビュー サービスの入力データを含む既存の XML 変数を選択します。

  9. 該当する XML 変数が存在しない場合は、<new> を選択して [変数プロパティ] ダイアログ ボックスを開き、新しい XML 変数を作成します。


     

  10. [名前] フィールドに、変数名を入力します。

  11. [型] メニューから [XML] を選択します(このメニューの選択肢は、[XML] のみ)。

    新しい変数の定義方法については、『WebLogic Integration Studio ユーザーズ ガイド』を参照してください。

  12. [OK] をクリックします。[サービスの呼び出し] ダイアログ ボックスに戻ります。

  13. 指定されたサービスのサービス要求テンプレートを作成する、または既存のサービス要求テンプレートを修正するには、次のいずれかを選択します。

    どちらの項目を選択しても、[サービス要求テンプレート] ダイアログ ボックスが表示されます。


     

    [サービス要求テンプレート] ダイアログ ボックスには、手順 11 で指定されたタイプのすべてのサービス要求に使用されるテンプレートが表示されます。このテンプレートは、サービスに関する入力スキーマが基準になっています。

    このアクションが実行されると、指定された要求ドキュメント変数にテンプレート データが割り当てられ、サービス用の入力ドキュメントとして使用されます。このテンプレートは、その変数に対する既存のすべての設定をオーバーライドします(テンプレートを設定し、かつ新しい入力変数ではなく既存の入力変数を使用したい場合、[アプリケーション ビュー サービスの呼び出し] を削除し、再作成するのが最も簡単な方法)。

    [Service Request Template] ダイアログ ボックスの使用方法については、『WebLogic Integration Studio ユーザーズ ガイド』を参照してください。

  14. [OK] をクリックします。[サービスの呼び出し] ダイアログ ボックスに戻ります。

  15. 入力ドキュメントの XML スキーマを検証する必要がある場合は、[要求定義の表示] を選択します。[View Definition] ダイアログ ボックスが表示されます。


     

  16. 終了したら [閉じる] をクリックします。

  17. [同期] または [非同期] を選択して、アプリケーション ビューを同期的または非同期的に呼び出します。

    注意: ノードがサービスを同期的に呼び出す場合、ワークフローは、サービスが応答ドキュメントを返すのを待ってから処理を続行します。ノードが非同期的にサービスを呼び出す場合、ワークフローは、応答を待機せずに処理を続行します。

  18. 同期サービスで応答データを格納する必要のある場合、[応答ドキュメント変数] リストから事前定義された XML 変数を選択します。Studio がアプリケーション ビュー サービスから応答を受信すると、その応答データは応答ドキュメント変数に格納されます。応答データが必要ない場合は、このフィールドを空白のままにします。

  19. 該当する XML 変数が存在しない場合は、<new> を選択して [変数プロパティ] ダイアログ ボックスを開き、新しい XML 変数を作成します。詳細については、アプリケーション ビューのサービスを呼び出すタスク ノードの設定手順 の手順 9.を参照してください。

    新しい変数の定義方法については、『WebLogic Integration Studio ユーザーズ ガイド』を参照してください。

  20. 応答ドキュメントの XML スキーマを検証する必要がある場合は、[応答定義の表示] をクリックします。[View Definition] ダイアログ ボックスが表示されます。


     

  21. 終了したら [閉じる] をクリックします。

  22. 非同期サービスで要求 ID を格納する必要がある場合、[要求 ID 変数] リストから事前定義され文字列変数を選択します。

  23. 該当する文字列変数が存在しない場合は、<new> を選択して [変数プロパティ] ダイアログ ボックスを開き、新しい文字列変数を作成します。


     

  24. [名前] フィールドに、変数名を入力します。

  25. [型] メニューから [String] を選択します(このメニューの選択肢は、[String] のみ)。

    新しい変数の定義方法については、『WebLogic Integration Studio ユーザーズ ガイド』を参照してください。

    注意: タスク ノードを設定して非同期アプリケーション ビュー サービスを呼び出すと、結果が Studio に返されます。ワークフローは、選択された要求 ID 変数によってこの応答を識別します。イベント ノードを設定して応答を受信するには、イベント ノードに対して、必ず同一の要求 ID 変数を使用する必要があります。このようなイベント ノードの作成方法については、タスク 2 : 非同期アプリケーション ビュー サービスからの応答を待機するイベント ノードの設定を参照してください。

  26. [OK] をクリックしてアクションを保存します。

  27. [タスクのプロパティ] ダイアログ ボックスで、[OK] をクリックしてノードを保存します。

 


タスク 2 : 非同期アプリケーション ビュー サービスからの応答を待機するイベント ノードの設定

この節では、非同期アプリケーション ビュー サービスの応答を受信する方法と、その際に発生する可能性のあるエラーの処理方法について説明します。

ワークフロー内で、アクションの実行時にアプリケーション ビュー サービスが非同期的に呼び出されると、常にアプリケーション ビュー サービスが応答を返します。応答が必要な場合、その応答を待機する、対応する非同期イベント ノードを設定する必要があります。この節では、イベント ノードが、エラー チェックを行わずにアプリケーション ビュー サービスの応答を受信するといった非常に単純なシナリオについて説明します。

非同期イベント ノードを設定して非同期アプリケーション ビュー サービスからの応答を待機するには、イベント ノードを作成し、次にタイプが AI Async Response のイベントを待機するようにイベント ノードをコンフィグレーションします。

応答受信のコンフィグレーション

非同期サービス応答を受信するイベント ノードを設定するには、以下のいずれかの方法を使用できます。

できる限り、応答ドキュメント変数を使用して、非同期サービスの応答を受信してください。AI Async Response タイプのイベントを待機するサービスをコンフィグレーションするには、[イベントのプロパティ] ダイアログ ボックスを使用します。このダイアログ ボックスで応答を受信する非同期変数を使用するオプションが提供される場合があります(提供されない場合もある)。このオプションが使用可能かどうかは、以下の条件によって決まります。

非同期アプリケーション ビュー サービス応答でのエラー処理

このタスクでは、アプリケーション ビュー サービス応答に対するエラー処理のコンフィグレーションは含まれませんが、通常、自分のワークフロー内でエラーを処理したい、と考えるでしょう。AsyncServiceResponse 変数を使用するワークフロー内で、非同期サービス応答のエラーを処理するには、Application Integration のプラグインに実装されている機能を使用できます。

Application Integration プラグインには、変数タイプ AsyncServiceResponse と次の 3 つの関数が実装されています。

これらの関数の詳細については、Application Integration プラグインに実装される関数を参照してください。

非同期サービス応答受信のコンフィグレーション手順(推奨方法)

非同期イベント ノードを設定して非同期アプリケーション ビュー サービスからの応答を待機するには、イベント ノードを作成し、次にタイプが AI Async Response のイベントを待機するようにイベント ノードをコンフィグレーションします。

非同期サービス応答の受信に XML 変数を使用するイベント ノードを設定する手順は、次のとおりです。

  1. WebLogic Integration Studio で、ワークフロー テンプレート定義を開きます。[ワークフロー設計] ウィンドウが表示されます。


     

  2. イベント ノードがない場合はここで作成します。このイベント ノードは、指定されたアプリケーション ビュー サービスからの非同期応答を待機します。

  3. イベント ノードをダブルクリックします。[イベントのプロパティ] ダイアログ ボックスが表示されます。


     

  4. (省略可能) [説明] フィールドに名前を入力します。

  5. [型] リストから、[Al 非同期応答] を選択します。

  6. [応答ドキュメント(推奨)] タブを選択します。

    注意: ワークフローに AsyncServiceResponse 変数が使用されていない場合、または新しい [Al 非同期応答] イベント ノードを作成する場合は、[イベントのプロパティ] ダイアログ ボックスの中に、タブのないダイアログ ボックスが表示されます。このダイアログ ボックスを使用して、サービス応答を受信する応答ドキュメントを設定します(この方法を推奨する)。

  7. [要求 ID 変数] リストから、定義済みの文字列変数を選択します。WebLogic Integration のプロセス エンジンでは、この変数に格納された ID に一致する ID を持つ非同期応答をリスンします。

  8. 該当する文字列変数が存在しない場合は、<new> を選択して [変数プロパティ] ダイアログ ボックスを開き、新しい文字列変数を作成します。詳細については、アプリケーション ビューのサービスを呼び出すタスク ノードの設定手順 の手順 23.を参照してください。

    新しい変数の定義方法については、『WebLogic Integration Studio ユーザーズ ガイド』を参照してください。

    注意: このイベント ノードの目的は、ワークフロー内で以前に非同期的に呼び出されたアプリケーション ビュー サービスの呼び出しアクションに対する応答を待機することです。アプリケーション ビュー サービスの呼び出しアクションにより、要求 ID 変数が設定されます。このアクションとイベント ノードは、両方で同じリクエスト ID 変数を使用している場合に限って連動できます。アプリケーション ビュー サービスの呼び出しアクションの設定方法については、タスク 1 : アプリケーション ビュー サービスを呼び出すタスク ノードの設定を参照してください。

  9. 非同期サービスで応答データを格納する必要のある場合、[応答ドキュメント変数] リストから事前定義した XML 変数を選択します。これで WebLogic Integration がアプリケーション ビュー サービスから応答を受信すると、その応答データは応答ドキュメント変数に格納されます。応答データが必要でない場合は、この手順は省略してください。

  10. 該当する XML 変数が存在しない場合は、<new> を選択して [変数プロパティ] ダイアログ ボックスを開き、新しい XML 変数を作成します。詳細については、アプリケーション ビューのサービスを呼び出すタスク ノードの設定手順 の手順 9.を参照してください。

    新しい変数の定義方法については、『WebLogic Integration Studio ユーザーズ ガイド』を参照してください。

  11. [OK] をクリックして、イベント ノードを保存します。

非同期サービス応答受信のコンフィグレーション手順(従来の方法)

非同期サービスの応答を受信する場合、XML タイプの応答ドキュメント変数を使用することをお勧めします。ただし、既存のワークフロー内に非同期イベント ノードがあり、AsynchServiceResponse 変数を使用して、非同期アプリケーション ビュー サービスからの応答を待機するように設定されている場合、そのイベント ノードを修正して使用することができます。

非同期サービス応答の受信に AsyncServiceResponse 変数を使用するイベント ノードを修正する手順は、次のとおりです。

  1. WebLogic Integration Studio で、ワークフロー テンプレート定義を開きます。[ワークフロー設計] ウィンドウが表示されます。


     

  2. 非同期イベント ノードをダブルクリックします。[イベントのプロパティ] ダイアログ ボックスが表示されます。


     

  3. [非同期変数(レガシー)] タブを選択します。

  4. [要求 ID 変数] リストから、定義済みの文字列変数を選択します。WebLogic Integration では、この変数に格納された ID に一致する ID を持つ非同期応答をリスンします。

    注意: このイベント ノードの目的は、ワークフロー内で以前に非同期的に呼び出されたアプリケーション ビュー サービスの呼び出しアクションに対する応答を待機することです。アプリケーション ビュー サービスの呼び出しアクションにより、要求 ID 変数が設定されます。このアクションとイベント ノードは、両方で同じリクエスト ID 変数を使用している場合に限って連動できます。アプリケーション ビュー サービスの呼び出しアクションの設定方法については、タスク 1 : アプリケーション ビュー サービスを呼び出すタスク ノードの設定を参照してください。

  5. [非同期サービス応答変数] リストから、応答データを格納する AsyncServiceResponse 変数を選択します。

    注意: 既存の非同期イベント ノードを修正する場合、[非同期サービス応答変数] フィールドは既にデータが表示されているはずです。応答データが必要ない場合は、[応答ドキュメント(推奨)] タブを選択します。推奨方法の詳細については、非同期サービス応答受信のコンフィグレーション手順(推奨方法)を参照してください。

  6. [OK] をクリックして、イベント ノードを保存します。

Application Integration プラグインに実装される関数

企業で AI Async Response 変数を使用しており、Application Integration プラグインの使用時にそれらの変数を取り出したい場合は、次の関数を使用します。

上記の関数を使用して、正常条件またはエラー条件を処理するための分岐ノードを設定できます。

注意: これらの関数が使用できるのは、Application Integration プラグインがインストールされている場合に限り、対象となるのは非同期サービス応答を受信するのに非同期変数を使用する方法だけです。詳細については、非同期サービス応答受信のコンフィグレーション手順(従来の方法)を参照してください。

AIHasError()

非同期サービス応答ステータスを判断するには、AIHasError() を使用します。次の表には、この関数の詳細が示されています。

オペランド

AsyncServiceResponse 変数

前提条件

戻り値

Boolean

出力データの説明

False −非同期アプリケーション ビュー サービスの呼び出しに成功。

True −非同期アプリケーション ビュー サービスの呼び出しに失敗。

AIGetErrorMsg()

非同期アプリケーション ビュー サービスから返されたエラー メッセージ文字列を読み込むには、AIGetErrorMsg() を使用します。次の表には、この関数の詳細が示されています。

オペランド

AsyncServiceResponse 変数

前提条件

戻り値

文字列

出力データの説明

エラー文字列 −非同期アプリケーション ビューの応答に失敗した理由を説明するエラー文字列が返される。

空の文字列 −エラーはなし。

AIGetResponseDocument()

非同期アプリケーション ビュー サービスから返された XML 応答ドキュメントを読み込むには、AIGetResponseDocument() を使用します。次の表には、この関数の詳細が示されています。

オペランド

AsyncServiceResponse 変数

前提条件

戻り値

XML

出力データの説明

XML ドキュメント −非同期サービスの応答を表す XML ドキュメントが返される。

NULL −エラーが発生したため、応答ドキュメントは返されていない。

 


タスク 3 : アプリケーション ビュー イベントによって開始されるワークフローの作成

時として、指定されたアプリケーション ビュー イベントが発生するたびに一定のワークフローが開始するように設定したい場合があります。そのようなワークフローを作成するには、そのワークフローがタイプ AI Start のイベントに応答するようにワークフローの開始ノードを編集し、該当するアプリケーション ビュー イベントを選択します。必要に応じて、イベントのフィルタ処理を実行するための条件を設定できます。このワークフローを保存してアクティブ化すると、そのアプリケーション ビュー イベントが発生するたびに開始ノードが実行されます。

アプリケーション ビュー イベントによって開始されるワークフローの作成手順

アプリケーション ビュー イベントによって起動される開始ノードを持つワークフローを設定する手順は、次のとおりです。

  1. WebLogic Integration Studio で、テンプレート定義を開きます。[ワークフロー設計] ウィンドウが表示されます。


     

  2. 開始ノードがない場合はここで作成します。この開始ノードは、ユーザが指定したアプリケーション ビュー イベントに応答します。

  3. 開始ノードをダブルクリックします。[開始のプロパティ] ダイアログ ボックスが表示されます。


     

  4. (省略可能) [説明] フィールドに名前を入力します。

  5. [イベント] をクリックします。

  6. [イベント] リストから、[AI の起動] を選択します。

  7. ナビゲーション ツリーで、アプリケーション ビュー イベントを選択します。

    ナビゲーション ツリーでは、各アプリケーション ビュー イベントがフォルダ(この前の [開始のプロパティ] ダイアログ ボックスに表示されている [EastCoast] フォルダおよび [Sales] フォルダなど)別、およびアプリケーション ビュー(CustomerManagement など)別に編成されています。すべてのアプリケーション ビュー イベントは、ナビゲーション ツリーの最下位レベルに表示されます。

    注意: 任意の時点で、保存されたアプリケーション ビューとイベントの最新状況をチェックするには、[ツリーの更新] をクリックします。

    ナビゲーション ツリーが表示されない、または表示が狭すぎる場合は、長すぎる XML 変数名または文字列変数名が含まれていることが考えられます。その場合、XML 変数または文字列変数の名前を短くしてください。

  8. [キー値表現] フィールドで、イベントのキー値を定義します。キー値を表す文字列を入力するか、実行時に評価され、キー値を生成する式を作成します([A + B] オプションを選択すれば [Expression Builder] ダイアログ ボックスが表示されるので、ここで適切な式を作成します)。WebLogic Integration がイベントを起動するためには、ここに指定するキー値が、着信イベントの XML 内の要素と一致する必要があります。

    また、WebLogic Integration が、指定したキー値と着信イベントに対する XML メッセージのキー値を比較できるように、着信キー値を検索する式を定義する必要があります。キー値式がない場合、式を作成するように求められます。作成しなければイベントは保存できません。

    [Event Descriptor for AI Events] は、次の形式によるアプリケーション ビュー イベントの完全修飾名です。

    namespace.application view name.event

    Root は、この完全修飾イベント名には含まれません。[Event Descriptor] フィールドは、キー値式が直接 [イベント] ダイアログ ボックスから作成された場合、自動的に入力されます。内容とは無関係に、指定したアプリケーション ビュー イベントのインスタンスごとに受け入れる場合は、このフィールドを空白にしておきます。

  9. 必要に応じてイベントにフィルタ処理を設定します。フィルタ処理する方法には、[条件] フィールドに条件を入力する方法と、[A + B] オプションを選択して [Expression Builder] ダイアログ ボックスを表示し、該当する式を作成する方法とがあります。

    条件の設定と XPath 式の詳細については、『WebLogic Integration Studio ユーザーズ ガイド』を参照してください。

  10. [イベント ドキュメント変数] リストから、XML 変数を選択します。開始ノードが受信したアプリケーション ビュー イベントのデータが、この変数に格納されます。イベント データが必要ない場合は、この手順を省略してください。

  11. 該当する XML 変数が存在しない場合は、<new> を選択して [変数プロパティ] ダイアログ ボックスを開き、新しい XML 変数を作成します。詳細については、アプリケーション ビューのサービスを呼び出すタスク ノードの設定手順 の手順 9.を参照してください。

    新しい変数の定義方法については、『WebLogic Integration Studio ユーザーズ ガイド』を参照してください。

  12. イベント ドキュメントの XML スキーマを検証する必要がある場合は、[ビュー定義] をクリックします。[ビュー定義] ダイアログ ボックスが表示されます。


     

  13. [閉じる] をクリックすると、[開始のプロパティ] ダイアログ ボックスに戻ります。

  14. [開始のプロパティ] ダイアログ ボックスで、[OK] をクリックします。新規または修正した開始ノードが保存されます。

 


タスク 4 : アプリケーション ビュー イベントを待機するイベント ノードの設定

ワークフローでは、時としてアプリケーション ビュー イベントによって起動されるイベント ノードを設定したい場合があります。そのようなノードを作成するには、AI Event タイプのイベントに応答するようにイベント ノードを編集し、それから該当するアプリケーション ビュー イベントを選択します。必要に応じて、目的のアプリケーション ビュー イベントにフィルタ処理をするための条件を設定できます。ワークフローを保存してアクティブ化すると、ワークフローはこのイベント ノードまで進み、指定されたアプリケーション ビュー イベントを待機してから処理を続行します。

アプリケーション ビュー イベントを待機するノードの設定手順

アプリケーション ビュー イベントによって起動されるイベント ノードを設定する手順は、次のとおりです。

  1. WebLogic Integration Studio で、テンプレート定義を開きます。[ワークフロー設計] ウィンドウが表示されます。


     

  2. イベント ノードがない場合はここで作成します。このイベント ノードは、指定されたアプリケーション ビュー イベントによって起動されます。

  3. イベント ノードをダブルクリックします。[イベントのプロパティ] ダイアログ ボックスが表示されます。


     

  4. (省略可能) [説明] フィールドに名前を入力します。

  5. [型] リストから、[AI イベント] を選択します。

  6. ナビゲーション ツリーで、アプリケーション ビュー イベントを選択します。

    ナビゲーション ツリーでは、各アプリケーション ビュー イベントがフォルダ(この前の [開始のプロパティ] ダイアログ ボックスに表示されている [EastCoast] フォルダおよび [Sales] フォルダなど)別、およびアプリケーション ビュー(CustomerManagement など)別に編成されています。すべてのアプリケーション ビュー イベントは、ナビゲーション ツリーの最下位レベルに表示されます。

    注意: 任意の時点で、保存されたアプリケーション ビューとイベントの最新状況をチェックするには、[ツリーの更新] をクリックします。

    ナビゲーション ツリーが表示されない、または表示が狭すぎる場合は、長すぎる XML 変数名または文字列変数名が含まれていることが考えられます。その場合、XML 変数または文字列変数の名前を短くしてください。

  7. [キー値表現] フィールドで、イベントのキー値を定義します。キー値を表す変数または文字列を入力するか、実行時に評価され、キー値を生成する式を作成します([A + B] オプションを選択すれば [Expression Builder] ダイアログ ボックスが表示されるので、ここで適切な式を作成する)。WebLogic Integration がイベントを起動するためには、ここに指定するキー値が、着信イベントの XML 内の要素と一致する必要があります。

    また、WebLogic Integration が、指定したキー値と着信イベントに対する XML メッセージのキー値を比較できるように、着信キー値を検索する式を定義する必要があります。キー値式がない場合、式を作成するように求められます。作成しなければイベントは保存できません。

    [Event Descriptor for AI Events] は、次の形式によるアプリケーション ビュー イベントの完全修飾名です。

    namespace.application view name.event

    Root は、この完全修飾イベント名には含まれません。[Event Descriptor] フィールドは、キー値式が直接 [イベント] ダイアログ ボックスから作成された場合、自動的に入力されます。内容とは無関係に、指定したアプリケーション ビュー イベントのインスタンスごとに受け入れる場合は、このフィールドを空白にしておきます。

  8. 必要に応じてイベントにフィルタ処理を設定します。フィルタ処理する方法には、[条件] フィールドに条件を入力する方法と、[A + B] オプションを選択して [Expression Builder] ダイアログ ボックスを表示し、該当する式を作成する方法とがあります。

    条件の設定と XPath 式の詳細については、『WebLogic Integration Studio ユーザーズ ガイド』を参照してください。

  9. [イベントのプロパティ] ダイアログ ボックスで、[イベント ドキュメント変数] リストから XML 変数を選択します。開始ノードが受信したアプリケーション ビュー イベントのデータが、この変数に格納されます。イベント データを保存する必要がない場合は、この手順を省略してください。

  10. 該当する XML 変数が存在しない場合は、<new> を選択して [変数プロパティ] ダイアログ ボックスを開き、新しい XML 変数を作成します。詳細については、アプリケーション ビューのサービスを呼び出すタスク ノードの設定手順 の手順 9.を参照してください。

    新しい変数の定義方法については、『WebLogic Integration Studio ユーザーズ ガイド』を参照してください。

  11. イベント ドキュメントの XML スキーマを検証する必要がある場合は、[ビュー定義] をクリックします。[ビュー定義] ダイアログ ボックスが表示されます。


     

  12. 終了したら [閉じる] をクリックします。

  13. [イベントのプロパティ] ダイアログ ボックスで、[OK] をクリックします。

 


ワークフロー内におけるアプリケーション ビューのローカル トランザクションの処理

LocalTransaction インタフェースは、CCI (Common Client Interface) 接続クラスによってアダプタ クライアントに公開されます。現在、アプリケーション ビュー インタフェースでは、CCI LocalTransaction インタフェースは使用しません。ローカル トランザクションを管理するには、ユーザはまず接続オブジェクトから LocalTransaction を入手する必要があります。

ローカル トランザクション管理規約

ローカル トランザクション管理規約は、アダプタが、そのリソース マネージャで実行されるローカル トランザクションをサポートするために javax.resource.spi.LocalTransaction を実装する場合に作成されます。このタイプの規約によって、アプリケーション サーバがトランザクション管理のインフラストラクチャと実行時環境を整えられます。アプリケーション コンポーネントはこのトランザクション インフラストラクチャを利用して、コンポーネントレベルのトランザクション モデルをサポートします。

トランザクション境界設定の詳細については、以下を参照してください。

http://java.sun.com/blueprints/guidelines/designing_enterprise_applications/transaction_management/platform/index.html

ユーザ定義のトランザクション境界設定がないローカル トランザクションのコネクタ サポート

以下に示すのは、Application Integration プラグイン内でアプリケーション ビューのローカル トランザクションをサポートする場合のシナリオです。このシナリオは、コネクタがローカル トランザクションだけをサポートするため、EJB トランザクションの TX_REQUIRES_NEW に類似しています。

このシナリオでは、コネクタはローカル トランザクションだけをサポートし、BPM 設計者はローカル トランザクションの開始と終了の境界を明示的に設定しません。WebLogic Integration では、LocalTransaction オブジェクトの周囲に XA ラッパーを配置することにより、コネクタがグローバル トランザクションに参加できます。XA ラッパーは、LocalTransaction インスタンスに委託できない XAResource インタフェース上のすべてのメソッドに無演算命令を出します。WebLogic Integration では、トランザクション チェーンに組み込める非 XA リソースは 1 つだけです。したがって、ユーザがワークフロー内に設定できるアプリケーション ビュー LocalTransaction は 1 つだけです。

XA トランザクションのコネクタ サポート

このシナリオでは、アプリケーション ビュー サービスは、ローカル トランザクション内では呼び出されません。各サービス呼び出しは、リソース アダプタが XA をサポートしているため、自動的にグローバル XA トランザクションに追加されます。

 

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