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B2B Integration cXML の実装

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cXML でのワークフローの使用

注意: cXML ビジネス プロトコルは、WebLogic Integration の本リリースより非推奨になりました。代替機能に関する詳細については、『WebLogic Integration リリース ノート』を参照してください。

WebLogic Integration では、Business Process Management(BPM)ワークフローを使用して通常のビジネス メッセージを交換できます。WebLogic Integration 用の cXML プラグインは存在しませんが、ビジネス オペレーションを使用することによって cXML ビジネス ドキュメントを統合できます。

以下の節では、ワークフローと cXML API 対応インタフェースを使用して、WebLogic Integration で cXML ビジネス メッセージを交換する方法について説明します。

WebLogic Integration を使用したワークフローの開発については、『B2B Integration ワークフローの作成』を参照してください。

 


ワークフローへの cXML の組み込み

cXML を使用するワークフローは、外部で作成したビジネス オペレーションクラスを利用して、WebLogic Integration で使用される cXML API をカプセル化する必要があります。

この開発プロセスの結果が、ラッパー クラスに定義されたメソッドを実行時に呼び出すワークフローです。これらのメソッドは、定義済みの cXML ビジネス オペレーションを実行します。

ワークフロー統合タスク

cXML と BPM ワークフローを使用する場合、特定の管理タスク、設計タスク、およびプログラミング タスクの組み合わせが必要となります。

プログラミング タスク

外部で作成されたビジネス オペレーションクラスは、cXML API を使用して特定のビジネス オペレーションを実行します。たとえば、ワークフロー用に PunchoutSetupRequest 機能を実装するクラスを作成します。詳細については、次の URL の「cXML User's Guide」を参照してください。

http://www.cxml.org

ワークフローを使用してパラメータを渡す場合、これらのパラメータを受け付けることができるクラスを作成する必要があります。それが済んだら、ワークフロー変数を使用してパラメータをクラスに渡すことができます。これらのパラメータは、cXML 出力の設定に使用できます。

クラス、そのメソッド、および定義したパラメータをコンフィグレーションするには、WebLogic Integration Studio を開き、[コンフィグレーション] メニューから [ビジネス オペレーション] を選択します。詳細については、『WebLogic Integration Studio ユーザーズ ガイド』を参照してください。

WebLogic Integration Studio では、cXML プロセス処理を呼び出すために使用するビジネス オペレーションをワークフロー アクションとして呼び出すことができます。アクションを追加する場合、[アクションを追加] ダイアログ ボックスの [統合アクション] フォルダから [ビジネス オペレーションを実行] を選択します。このオプションを選択すると、ワークフロー変数を cXML ラッパー クラスによって使用されるメソッド パラメータにマップできます。詳細については、『WebLogic Integration Studio ユーザーズ ガイド』を参照してください。

管理タスク

ワークフローで cXML を使用する前に、以下の管理タスクを完了しておく必要があります。これらのタスクは、WebLogic Integration Studio を使用して WebLogic Integration で使用するためのワークフローを生成するときに通常実行するタスクに追加されるものです。

設計タスク

ワークフローで cXML を使用する場合、WebLogic Integration で使用するためのワークフローを作成するために必要な設計タスクに加え、別の設計作業を行う必要があります。特に、ビジネス オペレーションを使用してすべての cXML 機能を実行するようにワークフローを設計する必要があります。実行する必要がある cXML 機能ごとに、別個のビジネス オペレーションを作成する必要があります。

 


ビジネス メッセージを交換するためのワークフローの設計

WebLogic Integration でビジネス メッセージを交換するためのワークフローを使用するには、WebLogic Integration Studio を使用してワークフロー テンプレート定義を設計します。ワークフローの作成の詳細については、『WebLogic Integration Studio ユーザーズ ガイド 』および『B2B Integration ワークフローの作成』を参照してください。

前述のとおり、ワークフローで cXML を使用する場合は、ビジネス オペレーションクラスを作成して cXML API を実装する必要があります。前節では、これらのビジネス オペレーションクラスの作成について説明しました。この節では、ビジネス オペレーションクラスを使用して WebLogic Integration の BPM コンポーネントで cXML を操作する方法について説明します。

 


ビジネス メッセージの使い方

WebLogic Integration Studio を使用すると、トレーディング パートナがビジネス メッセージを交換できるようになります。cXML は、このタスクを実行する 1 つの方法です。

以下の節では、ワークフローを使用して交換される cXML ビジネス メッセージの使い方について説明します。

cXML ビジネス メッセージについて

cXML ビジネス メッセージは、会話内でトレーディング パートナ間でやり取りされる通信の基本単位です。cXML ビジネス メッセージは、以下の要素で構成されるマルチパート MIME メッセージです。

B2B Integration ワークフローの作成』に説明されているように、他の形式のビジネス メッセージと同様、そのコンテンツにはプログラム的にアクセスできます。ただし、XOCP および RosettaNet ビジネス メッセージとは異なり、cXML の WebLogic Integration 実装では、cXML を使用するときに他のメソッドを使用してビジネス メッセージのコンテンツにアクセスできません。

ビジネス メッセージを交換するために必要なタスク

ビジネス メッセージを送受信するには、あらかじめ WebLogic Integration Studio を使用してワークフロー テンプレートに以下のアクションを定義しておく必要があります。

詳細については、『B2B Integration ワークフローの作成』を参照してください。

 

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