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B2B Integration ログへのメッセージの書き込み

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ログへの書き込み

以下の節では、B2B Integration ログにメッセージを書き込む方法について説明します。

 


ログについて

B2B エンジンでは、Logging API を使用して、エラー、警告、および情報メッセージをログ ファイルに書き込みます。

ログ ファイル

ログ メッセージは以下の場所に書き込まれます。

b2b.log システム ログ ファイルは、WebLogic Integration の起動時に自動的に作成されます。このファイルのサイズは 1MB に制限されています。この最大値を超えると、ファイルは数字の付いた名前(b2b1.log など)に変更され、新しい空のファイルが作成されます。

Logging API

com.bea.eci.logging パッケージには Logging API が含まれます。Logging API は、次の表に示すクラスで構成されます。

表1-1 Logging API

名前

説明

Log

ログ メッセージの重要度レベルを定義する。

UserLog

ユーザ ログを表す。ユーザにログへのアクセスを提供する。ユーザ ログは、システム ログ内で、ユーザ ログ出力ストリーム(<user> タグを持つ)として定義される。


 

これらのクラスの詳細については、「BEA WebLogic Integration Javadoc」を参照してください。

重要度レベル

Log クラスでは、次の表に示す重要度レベルを定義します。

表1-2 Log クラスで定義される重要度レベル

レベル

重要度

発生したイベントの内容

1

FATAL

致命的なエラー。システム コンポーネントでは、検出された例外による異常な障害が発生した。

2

ERROR

重要なエラー。システムの安定性に影響した。

3

WARNING

それほど重要ではない例外。通常の処理やシステムの安定性には影響しなかった。

4

INFO

例外や異常はなかった。例外の状況ではなく、通常の処理を報告するメッセージのみを示す。そのようなメッセージの例として、WebLogic Integration B2B Console の正常な起動のロギングがある。


 

 


ログへのメッセージの書き込み

WebLogic Integration アプリケーションでは、UserLog クラスの log メソッドを使用して、メッセージをログに書き込むことができます。log メソッドはユーザ ログにメッセージを記録し、以下のいずれかを行います。

また、アプリケーションでは UserLog.out を使用して、ユーザ ログへの出力ストリームにアクセスできます。

logging パッケージのインポート

ログに書き込むには、次のリストで示すように、WebLogic Integration アプリケーションで com.bea.eci.logging パッケージをインポートする必要があります。

コード リスト 1-1 com.bea.eci.logging パッケージのインポート

import com.bea.eci.logging.*;

INFO 重要度レベルのログ メッセージの書き込み

INFO 重要度レベルのログ メッセージを書き込むには、アプリケーションで次のような log メソッドを使用できます。

static void log(java.lang.String userMsg)

上の行の userMsg は、ログに書き込まれるメッセージ テキストです。

この log メソッドを使用する場合、ログの重要度はデフォルトで INFO に設定されます。次のリストでは、INFO 重要度レベルのログ メッセージを書き込む方法を示します。

コード リスト 1-2 INFO メッセージのログへの書き込み

private static void debug(String msg){
if (DEBUG)
UserLog.log("***Partner1Servlet:"+msg);
}

特定の重要度レベルを持つメッセージの書き込み

特定の重要度レベルを持つログ メッセージを書き込むには、アプリケーションで次のような log メソッドを使用します。

static void log(int severity, java.lang.String userMsg)

上の行の説明は以下のとおりです。

次のリストでは、WARNING 重要度レベルのログ メッセージを書き込む方法を示します。

コード リスト 1-3 WARNING メッセージのログへの書き込み

private static void debug(String msg){
if (DEBUG)
UserLog.log(Log.WARNING, msg);
}

try {
}catch(Exception e){
debug("Partner1 exception errors");
e.printStackTrace(UserLog.out);
}

 

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