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Application Integration 入門

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Application Integration の概要

WebLogic Integration には、企業内および企業間のアプリケーションをつなぐ標準ベースの統合ソリューションが用意されています。WebLogic Integration には、アプリケーションを統合するための以下のツールがあります。

これらのツールを使用すると、すべてのエンタープライズ情報システムを統合できます。一般的な IT 企業では、専門性の高いアプリケーションを数多く使用します。共通する統合プラットフォームがない場合、そのようなアプリケーションの統合には、専門性の高い開発作業が幅広く必要です。

 


アダプタ

WebLogic Integration は、アダプタを使用して現在使用されているアプリケーションと今後使用されるアプリケーションを統合する、単一の企業規模のフレームワークを構成します。アダプタを使用すれば、1 つのアプリケーション サーバへの統合が可能になり、統合が容易になります。また、すべてのアプリケーションをそれぞれ互いに統合する必要がありません。

BEA WebLogic Adapters for WebLogic Integration を使用すると、高速、簡単かつ堅牢なエンタープライズ アプリケーション統合が可能になります。Sun Microsystems 社の J2EETM コネクタ アーキテクチャの仕様に準拠しているため、特定のアプリケーション、プロトコル、技術との、双方向の要求/応答の統合が可能です。必要なアダプタを個別に購入してインストールし、BEA WebLogic Integration と組み合わせて使用することができます。特定のアダプタに関するユーザ情報は、http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/ を参照してください。プラットフォームのサポートに関する情報は、BEA Web サイトを確認するか、カスタマ サポートにお問い合わせください。

BEA WebLogic Adapters for WebLogic Integration には、次のような特長があります。

BEA WebLogic Adapters for WebLogic Integration のほかに、開発者は WebLogic Integration ADK (Adapter Development Kit) を使用してカスタム アダプタを作成することもできます。ADK は、BEA WebLogic Integration がサポートするイベントおよびサービスを実装するためのツール セットです。ADK を使用してカスタム アダプタを作成する手順については、次の URL にある「アダプタの開発」を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs81/devadapt/index.html

注意 : 以降、このドキュメントでは、BEA WebLogic Adapters for WebLogic Integration をアダプタと呼び、ADK を使用して作成されたカスタム アダプタをカスタム アダプタと呼びます。

エンタープライズ情報システムとの簡単かつ高速な統合

エンタープライズ情報システム (Enterprise Information System : EIS) とは、エンタープライズの情報インフラストラクチャを提供するアプリケーションです。EIS では、ローカル インタフェースおよびリモート インタフェース、またはそのいずれかを介して、一連のサービスがクライアントに提供されます。EIS には以下のものがあります。

BEA WebLogic Adapters for WebLogic Integration は、広く使用されている主要な EIS に対応します。このアダプタを使用すると、既存および将来的な EIS リソースに関連する統合ソリューションを迅速に設計およびデプロイできます。アダプタを使用すると、WebLogic Server を基盤にして構築された、一貫したフレームワーク内のさまざまなアプリケーションと、標準ベースの堅牢な接続が可能になるため、統合作業が軽減されます。

J2EE コネクタ アーキテクチャへの準拠

BEA WebLogic Adapters for WebLogic Integration は、Sun Microsystems 社の J2EE コネクタ アーキテクチャ (J2EE Connector Architecture : JCA) バージョン 1.0 の実装です。JCA は、J2EE 準拠のアプリケーション サーバを EIS に統合する際に使用します。JCA は、EIS 固有のリソース アダプタ (BEA WebLogic Adapters for WebLogic Integration で提供されているものなど) と、リソース アダプタのプラグイン先となるアプリケーション サーバ (BEA WebLogic Server など) の 2 つの部分で構成されています。

JCA では、トランザクション、セキュリティ、接続管理など、アプリケーション サーバにプラグインするためにリソース アダプタでサポートする必要のある規約が定義されます。詳細については、次の URL にある Sun の JCA に関するページを参照してください。

http://java.sun.com/j2ee/ja/connector/index.html

拡張性および信頼性が高く、セキュリティ保護された統合フレームワーク

BEA WebLogic Adapters for WebLogic Integration は、包括的なエンタープライズ統合フレームワークの重要な要素であり、次のような特長があります。

 


アプリケーション ビュー

WebLogic Integration では、アダプタを使用して、ビジネスに重点を置いた EIS へのインタフェースを定義することができます。これらのインタフェースは、アプリケーション ビューと呼ばれ、アプリケーションのサービスおよびイベントに対して単純でわかりやすく一貫性のあるインタフェースを提供します。アダプタのユーザとは異なり、アプリケーション ビューのユーザには EIS やクライアント インタフェースに関する詳細な知識は不要です。このため、テクニカル アナリストのようにプログラマではないユーザでも、アプリケーション ビューを使うことができます。

 


アプリケーション ビュー コントロール

アプリケーション ビューを介して EIS を操作するには、WebLogic Workshop でアプリケーション ビュー コントロールを使用します。アプリケーション ビュー コントロールを使用することで、ビジネス プロセスのエンジニアはアプリケーション ビューの階層を参照したり、サービスをビジネス プロセスのアクションとして呼び出したり、EIS のイベントが発生したときに新しいビジネス プロセスを起動することができます。

 


WebLogic アーキテクチャへのアダプタの組み込み方法

アダプタは、BEA WebLogic Integration の Application Integration の機能と組み合わせて使用します。これらの機能により、系統的な標準ベースのアーキテクチャが提供され、エンタープライズ アプリケーションへのビジネス志向のインタフェースがホストされます。

次の図は、さまざまな Application Integration コンポーネントがどのように作用し合うかを示しています。


 

 

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