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WebLogic Integration ソリューションのデプロイメント

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クラスタ デプロイメントのコンフィグレーション

この節では、クラスタ環境で Weblogic Integration をデプロイするためのコンフィグレーションに必要な作業について説明します。

クラスタ ドメインのアーキテクチャを、「クラスタ デプロイメントの設計」の説明に従ってプランニングしたら、WebLogic Integration をクラスタ環境に設定できます。そのためには、ルータ (ハードウェアおよびソフトウェア)、管理サーバ、および管理対象サーバをコンフィグレーションして、WebLogic Integration リソースをそれらのサーバにデプロイする必要があります。WebLogic Server インスタンスとクラスタで構成されるドメインに対する永続的コンフィグレーションは、管理サーバの XML コンフィグレーション ファイル (config.xml) にあります。

クラスタ ドメインで WebLogic Integration を設定およびデプロイするには、次の手順を実行します。

WebLogic Integration を単一のサーバにデプロイする方法については、「単一サーバ デプロイメントのコンフィグレーション」を参照してください。WebLogic Platform アプリケーションの一般的なデプロイメント タスクの詳細な一覧については、『WebLogic Platform アプリケーションのデプロイメント』の「デプロイメント チェックリスト」を参照してください。

 


手順 1. コンフィグレーションの前提条件への準拠

この節では、クラスタ環境で実行される WebLogic Integration をコンフィグレーションするための以下の前提条件について説明します。

注意 : テスト環境では、1 台のマシンに複数の WebLogic Server インスタンスを割り当てることもできます。この場合、一部の WebLogic Server インスタンスを同一ノード上に異なるポート番号で配置し、他の WebLogic Server インスタンスを別の複数のノードに同一のポート番号で配置することができます。

クラスタ化された WebLogic Server インスタンスを設定する方法の詳細については、『WebLogic Server クラスタ ユーザーズ ガイド』の「WebLogic クラスタの設定」を参照してください。

 


手順 2. WebLogic Integration ドメインの準備

WebLogic Integration ドメインを準備する際には、各管理対象サーバの定義をドメイン コンフィグレーション ファイル (config.xml) に追加し、すべての管理対象サーバをクラスタに割り当て、WebLogic Integration コンポーネントをドメイン上のサーバに指定する必要があります。

クラスタ化ドメインで WebLogic Integration 環境を準備するには、以下の節で説明する作業を行う必要があります。

Configuration Wizard を使用した WebLogic Integration ドメインの作成

クラスタ化された WebLogic Integration デプロイメントの定義は、BEA Domain Configuration Wizard によるドメインの作成から始まります。

注意 : この節で説明するドメインの設定手順は、Domain Configuration Wizard が Windows の [スタート] メニューから GUI モードで実行されていることを前提としています。Domain Configuration Wizard を別のモードで使用する方法については、『コンフィグレーション ウィザードの使い方』を参照してください。

Domain Configuration Wizard を使用して WebLogic Integration ドメインを作成するには、以下の手順を完了します。

  1. [スタート] メニューから、[すべてのプログラム|BEA WebLogic Platform 8.1|Configuration Wizard] を選択します。
  2. Domain Configuration Wizard が起動します。ドメインのコンフィグレーションに使用するデータの入力が要求されます。

  3. Domain Configuration Wizard のプロンプトに従って、次の表に示す情報を入力します。
  4. ウィンドウ

    実行手順

    [コンフィグレーションの作成または拡張]

    [新しい WebLogic コンフィグレーションの作成] を選択する。

    [コンフィグレーション テンプレートの選択]

    [Basic Weblogic Integration Domain] テンプレートを選択する。

    [エクスプレスまたはカスタム コンフィグレーションの選択]

    [カスタム] を選択する。

    [管理サーバのコンフィグレーション]

    リスン アドレスに対して管理サーバのマシン名または IP アドレスを選択または入力する。

    注意 : 管理サーバのコンフィグレーションでは、Domain Configuration Wizard のプロンプトに従ってデフォルトのサーバ名 (cgServer) をそのまま使用することをお勧めします。

    [管理対象サーバ、クラスタ、およびマシン オプション]

    [WebLogic コンフィグレーションを管理対象サーバ全体、クラスタ、物理マシンに分散しますか?] で [はい] を選択する。

    [管理対象サーバのコンフィグレーション]

    必要な数だけ管理対象サーバを追加する。

    注意 : ロード バランシングに http ルータが必要な場合はここで追加します。

    [クラスタのコンフィグレーション]

    クラスタを追加する。

    注意 : WebLogic Integration は、1 つのドメインで複数の WebLogic Integration クラスタを使用しないことを前提にしています。ドメインは WebLogic Server クラスタを含むこともできます。

    [サーバのクラスタへの割り当て]

    クラスタに以前作成した管理対象サーバをすべて追加する。

    注意 : 管理対象サーバを http ルータとしてコンフィグレーションしている場合は、クラスタに追加しないでください。

    [マシンのコンフィグレーション]

    クラスタで使用する物理的なマシンのタイプをコンフィグレーションする。

    [サーバのマシンへの割り当て]

    WebLogic Server の各インスタンスを、そのインスタンスを実行するクラスタ内のマシンに割り当てる。

    [データベース (JDBC) オプション]

    [接続プール、データ ソース、マルチプールのような JDBC コンポーネントを定義しますか?] で [はい] を選択する。

    [JDBC 接続プールのコンフィグレーション]

    WebLogic Integration の JDBC 接続プールをコンフィグレーションする。

    XA ドメインの正しい JDBC 設定の説明については、『コンフィグレーション ウィザードの使い方』の「操作ガイド」の「Oracle XA ドライバを使用する WebLogic Integration ドメインの作成方法」を参照。

    WebLogic Integration の cgPool を機能するようにコンフィグレーションする必要がある。レポート データ テーブルが cgPool 以外のデータ ストアで参照されている場合は、WebLogic Integration Administration Console で bpmArchPool を有効なプールとして定義し、レポート データ データストアとしてコンフィグレーションする必要がある。これらのコンフィグレーションの変更は、WebLogic Server の次回の起動時に有効になる (WebLogic Integration Administration Console でレポート データ データストアをコンフィグレーションする方法については、『WebLogic Integration ソリューションの管理』の「システム コンフィグレーション」の「アーカイブ データストアのコンフィグレーション」を参照)。

    アプリケーションで使用する接続プールを追加できる。

    JDBC データストアを定義する場合は、1 つ以上の非 XA JDBC 接続プールを定義する必要がある。JDBC データストアは、非 XA JDBC 接続プールでのみ使用できる。

    注意 : WebLogic Integration では、すべてのドライバを認証できるとは限りません。動作確認されているドライバの一覧については、「サポート対象のコンフィグレーション」の「Supported Configurations for WebLogic Platform」の「Supported Databases and Drivers」を参照してください。

    [JDBC 接続プールのマルチプールへの割り当て]

    アプリケーションに必要なマルチプールをコンフィグレーションする。なお、マルチプールは、WebLogic Integration 自体の処理では必要にならない。

    [JDBC データ ソースのコンフィグレーション]

    cgDataSourcebpmArchDataSource のデフォルトをそのまま使用する。アプリケーション専用のデータ ソースを追加する。

    注意 : 1 つのトランザクションでは複数の XA データソースを使用できません。データ ソースは XA JDBC 接続プールを共有できません。

    [JDBC 接続プールのテストおよび JDBC データベースのセットアップ]

    オプションのテスト。

    WebLogic Integration のテーブルを JDBC データベースにロードする方法については、『WebLogic Integration ソリューションの管理』の「プロダクション データベースのコンフィグレーション」の「WebLogic Integration テーブルの作成」を参照。

    [メッセージング (JMS) オプション]

    [ストア、トピック、キューのような JMS コンポーネントを定義しますか?] で [はい] を選択する。

    注意 : JMS オプション設定の変更は慎重に行ってください。設定が不適切だと、クラスタが予期しない動作をすることがあります。JMS オプションの設定の詳細については、『コンフィグレーション ウィザードの使い方』の「チュートリアル : コンフィグレーション ウィザードの使用」にある「チュートリアル : 管理対象サーバ、クラスタ、およびアプリケーション サービスを含むカスタム ドメインの作成」の「手順 7 : JMS オプションをコンフィグレーションする」を参照してください。

    [JMS 接続ファクトリのコンフィグレーション]

    cgQueue と WLI-B2B System Topic Factory のデフォルトをそのまま使用する。

    [JMS 送り先のキーのコンフィグレーション]

    アプリケーションに必要なキーをコンフィグレーションする。なお、このコンフィグレーションは WebLogic Integration の処理には必要にならない。

    [JMS テンプレートのコンフィグレーション]

    アプリケーションに必要なテンプレートをコンフィグレーションする。なお、このコンフィグレーションは WebLogic Integration の処理には必要にならない。

    [JMS ファイル ストアのコンフィグレーション]

    rmfilestore のデフォルトをそのまま使用し、アプリケーションに必要なファイル ストアを追加する。

    [JMS JDBC ストアのコンフィグレーション]

    管理サーバの JMS サーバが 1 つと、各管理対象サーバの JMS サーバがそれぞれ 1 つずつ表示される。リストから適切な接続プールを選択し、アプリケーションに必要な JDBC ストアを追加する。

    [JMS サーバのコンフィグレーション]

    追加のサーバを作成するのではなく、サーバごとに 1 台の JMS サーバを使用することを推奨。WebLogic Integration システム キューは、同一の JMS サーバ内でアプリケーション キューと混在させることができる。

    [WebLogic server への JMS サーバの割り当て]

    デフォルトをそのまま使用する。

    [JMS トピックのコンフィグレーション]

    デフォルトをそのまま使用し、ユーザ定義トピックを追加する。

    [JMS キューのコンフィグレーション]

    デフォルトをそのまま使用し、ユーザ定義キューを追加する。

    [JMS 分散トピックのコンフィグレーション]

    デフォルトをそのまま使用し、ユーザ定義トピックを追加する。

    [JMS 分散キューのコンフィグレーション]

    デフォルトをそのまま使用し、ユーザ定義分散キューを追加する。

    [サーバまたはクラスタへの JMS 分散送り先の割り当て]

    デフォルトをそのまま使用する。

    [JMS 分散トピック メンバーのコンフィグレーション]

    デフォルトをそのまま使用する。コンフィグレーション済みの各管理対象サーバに対応するメンバーが必要。

    [JMS 分散キュー メンバーのコンフィグレーション]

    デフォルトをそのまま使用する。

    [アプリケーションおよびサービスの対象指定オプション]

    [アプリケーション、JMS コンポーネント サービス、JDBC コンポーネント サービス、またはその他のサービスがデプロイされるサーバとクラスタを対象指定しますか?] で [はい] を選択する。

    [アプリケーションのサーバまたはクラスタへの対象指定]

    [次へ] をクリックする。

    アプリケーション コンポーネントのデフォルト ターゲットの詳細については、「WebLogic Integration デプロイメントのリソース」を参照。

    [サービスのサーバまたはクラスタへの対象指定]

    非 XA データ ソースのデフォルトをそのまま使用する。XA データ ソースの適切な対象をコンフィグレーションする。

    詳細については、『コンフィグレーション ウィザードの使い方』の「操作ガイド」の「コンフィグレーション テンプレートを使用した XA ドメインの作成」を参照。

    [管理ユーザ名とパスワードのコンフィグレーション]

    ユーザ名とパスワードを選択する。

    [Windows オプションのコンフィグレーション]

    Windows プラットフォーム用にオペレーティング システムのコンフィグレーション情報を定義する。

    注意 : このページは、Windows プラットフォームで Configuration Wizard を使用しているユーザに対してのみ表示されます。[Windows オプションのコンフィグレーション] は、クラスタ ドメイン コンフィグレーションの必須指定項目ではありません。

    [サーバの起動モードおよび Java SDK のコンフィグレーション]

    プロダクション モードを選択し、[Sun SDK] または [JRockit SDK] を選択する。

    注意 : JRockit を使用するクラスタで WebLogic Integration を実行している場合、JVM によって Stack Overflow が報告されることがあります。対策をとらないと、最終的には JVM コア ダンプの原因となります。スタック オーバーフローの問題を回避するには、Thread Stack Size パラメータの値を適切に設定する必要があります。このパラメータの詳細については、「WebLogic JRockit 1.4.2 JVM チューニング ガイド」の「スレッド スタック サイズの設定」を参照。

    スレッドのスタック サイズを設定していない場合、デフォルト値は WebLogic JRockit が実行されているスレッド システムおよびプラットフォームによって異なります。

      • 32 ビット デフォルト
        Windows または Linux IA32 マシンでは、ネイティブ スレッドのスタック サイズのデフォルト値は以下のとおりです。

        Win32 : 64 kB
        Linux32 : 128 kB
      • 64 ビット デフォルト
        Windows または Linux IA64 マシンでは、ネイティブ スレッドのスタック サイズのデフォルト値は以下のとおりです。

        Win64 : 320 kB
        Linux64 : 1 MB

    [Weblogic コンフィグレーションの作成]

    カスタム ドメイン名を選択する。


     

Domain Configuration Wizard によるドメインのコンフィグレーションが完了すると、指定した場所に新しいドメインが作成されます。

Configuration Wizard を使用しないでドメインをコンフィグレーションする方法については、『WebLogic Platform アプリケーションのデプロイメント』の「プロダクション データベースの作成および準備」を参照してください。

ドメイン コンフィグレーション ファイルの編集

WebLogic Integration ドメインには 2 つのコンフィグレーション ファイルが作成されます。

config.xml を編集してコンフィグレーションにセキュリティ機能を指定する方法については、「プロキシ サーバまたはファイアウォール情報のドメイン コンフィグレーションへの追加」を参照してください。 config.xmlの詳細については、WebLogic Server のコンフィグレーション リファレンスを参照してください。

wli-config.properties については、「wli-config.properties コンフィグレーション ファイル」を参照してください。

プロキシ サーバまたはファイアウォール情報のドメイン コンフィグレーションへの追加

プロキシ サーバまたはファイアウォールの背後で Web サービスを使用する場合は、config.xml ファイルを編集して、そのプロキシ サーバまたはファイアウォールに関する情報を追加する必要があります。

プロキシ サーバまたはファイアウォールの情報をドメイン コンフィグレーションに追加するには、次の手順を実行します。

  1. テキスト エディタで config.xml を開きます。
  2. config.xml ファイルで、以下のタグで始まる行を検索します。
  3. <Cluster
  4. 次の 3 つの属性を Cluster 属性リストに追加します。
  5. FrontendHTTPPort="proxyPort" FrontendHTTPSPort="proxySSLPort" FrontendHost="proxyServerHost" 

    たとえば、次のリストは、config.xml ファイルで指定されているクラスタ アドレスとファイアウォールの例です。クラスタ名は MyCluster、プロキシ サーバ名は MyProxy です。

    <Cluster ClusterAddress="127.0.0.1:7001,127.0.0.2:7001,127.0.0.3,127.0.0.4:7001" FrontendHTTPPort="7006" FrontendHTTPSPort="7007" FrontendHost="MyProxy" MulticastAddress="127.0.0.5" MulticastPort="7010" Name="MyCluster"/>
  6. 変更内容を保存し、config.xml ファイルを閉じます。

データベース テーブルの作成

クラスタ環境にデータベース テーブルを作成するときは、単一サーバのデプロイメントと同じ手順に従います。WebLogic Integration データベース テーブルの作成については、「データベース テーブルの作成」を参照してください。

 


手順 3. WebLogic Integration のセキュリティ コンフィグレーション

クラスタに SSL をコンフィグレーションするには、WebLogic Server Administration Console を使用します。セキュリティ機能がマルチノード クラスタにデプロイされているドメインの場合は、クラスタ内の各マシンに対して、キーストア、サーバ証明書、プライベート キーなどもコンフィグレーションする必要があります。各マシンに独立したキーストアを使用するか、すべてのマシンで利用可能な場合は単一のキーストアを使用します。

また、セキュリティ管理者はクラスタの共有または個別キーストアに一貫性があることを確認する必要があります。新しい証明を追加するときに、プライベート キーも追加する場合には、キーストアの一貫性がなくなることがります。たとえば、WebLogic Integration Administration Console を使用してリモートのトレーディング パートナの証明書を追加する場合、キーストアをクラスタの各管理対象サーバで使用する ID キーストアにインポートすることもできます。ただし、このオプションは、プライベート キーがこれらのキーストアに挿入されている場合は、セキュリティの考慮により利用できません。

実行する必要がある作業の詳細については、以下を参照してください。

WebLogic Platform アプリケーションのセキュリティのコンフィグレーションに関する一般情報については、『WebLogic Platform アプリケーションのデプロイメント』の「セキュリティのコンフィグレーション」を参照してください。

 


手順 4. ドメイン内の管理対象サーバの起動とモニタ

この節では、クラスタ ドメインのサーバを起動する方法について説明します。

WebLogic Platform アプリケーション用のサーバの起動に関する情報については、「Starting the Servers」の「WebLogic ドメインの作成とコンフィグレーション」を参照してください。

管理対象サーバの起動

Node Manager がコンフィグレーションされているドメインのサーバを起動するには、次の手順を実行します。

  1. 管理対象サーバをホストする各マシンでノード マネージャを起動します (まだ起動していなかった場合)。
  2. ノードマネージャの起動方法については、『WebLogic Server のコンフィグレーションと管理』の「ノード マネージャのコンフィグレーション、起動、および停止」を参照してください。.

  3. まだ起動していない場合は、WebLogic Server Administration Console を起動します。
  4. WebLogic Server Administration Console (必要な場合は管理サーバ) を起動する手順については、『WebLogic Server のコンフィグレーションと管理』の「WebLogic Server システム管理の概要」の「Administration Console の起動」を参照してください。

  5. Administration Console のナビゲーション ツリーで、各管理対象サーバの名前を順に選択します。
  6. [コンフィグレーション] タブを選択し、[リモートスタート] タブを選択します。管理対象サーバに使用するプロパティをノード マネージャで設定します。
  7. ノード マネージャで使用するプロパティを設定する方法については、『Administration Console オンライン ヘルプ』の「サーバの起動と停止」の「Administration Console からの管理対象サーバの起動」の「管理対象サーバの起動引数のコンフィグレーション」を参照してください。

  8. [制御] タブを選択します。
  9. [このサーバを起動...] をクリックします。
  10. サーバ起動コマンドに対する、WebLogic Server Administration Console から行う他の設定の影響については、『Administration Console オンライン ヘルプ』を参照してください。

サーバのモニタとシャットダウン

起動が完了すると、WebLogic Server Administration Console を使用して、デプロイメントとステータスを確認できます。WebLogic Server Administration Console を使用してサーバをモニタする方法については、『WebLogic Server のコンフィグレーションと管理』の「WebLogic Sever ドメインのモニタ」を参照してください。WebLogic Integration ドメインをモニタする方法については、『WebLogic Integration ソリューションのベスト プラクティスに関する FAQ』の「パフォーマンスに関するヒント」の「実行時のチューニング上の問題」を参照してください。

注意 : クラスタ コンフィグレーションでは、ビジネス プロセスの実行時や WebLogic Integration Administration Console の使用時に、WebLogic Server Administration Cnsole のホストとなっている WebLogic Server の WebLogic Server Console ウィンドウに、次のエラー メッセージが表示されることがあります。

Failed to initialize clustered process configuration backend

この問題に遭遇した場合は、そのクラスタに対して ClusterAddress 属性を設定する必要があります。この設定方法については、『WebLogic server クラスタ ユーザーズ ガイド』の「WebLogic クラスタの設定」の「クラスタ アドレス」を参照してください。.

WebLogic Integration アプリケーションをシャットダウンする場合は、WebLogic Server Administration Console を使用します。

注意 : コマンド ウィンドウを閉じる、〔Ctrl〕+〔c〕を押す、などの操作で WebLogic Integration を閉じないことをお勧めします。

アプリケーションを正常にシャットダウンする手順については、『Administration Console オンライン ヘルプ』の「クラスタ」の「すべてのサーバの正常な停止」と「サーバの起動または停止」を参照してください。

 


手順 5. WebLogic Integration アプリケーションのデプロイ

WebLogic Integration ドメインをコンフィグレーションし、セキュリティで保護したら、クラスタに WebLogic Integration アプリケーションをデプロイできます。WebLogic Server Administration Console を使用して、WebLogic Integration アプリケーションを含む EAR ファイルをデプロイします。

Configuration Wizard を使用した WebLogic Integration ドメインの作成」に従って、WebLogic Integration ドメインでアプリケーションに必要なすべてのキューをコンフィグレーションしていない場合は、WebLogic Server Administration Console を使用して手動でそれらのキューのコンフィグレーションおよび対象指定を行うことができます。

注意 : WebLogic Workshop 開発環境では、アプリケーションに対して、非同期要求と非同期要求エラーのキューおよび会話状態テーブルが自動的に作成されます。プロダクション環境では、これらのキューおよびテーブルを手動で作成する必要があります。クラスタ デプロイメントでは、これらのキューは、各管理対象サーバ上に物理メンバーを持つ分散送り先であることが必要です。

これらのリソースのコンフィグレーション方法については、「WebLogic Platform アプリケーションのデプロイメント」の「WebLogic ドメインの作成とコンフィグレーション」の「Adding Resources Required by the Application From the wlw-manifext.xml File」を参照してください。

WebLogic Server Administration Console を使用して JMS リソースをコンフィグレーションする方法については、WebLogic Workshop ヘルプの「操作ガイド」の「WebLogic Workshop アプリケーションをプロダクション サーバにデプロイするには」を参照してください。

注意 : WebLogic Integration ソリューションで RDBMS イベント ジェネレータを使用している場合は、キューの再配信の設定を適切にコンフィグレーションしてください。再配信の設定をコンフィグレーションする手順については、「RDBMS イベント ジェネレータ」を参照してください。

EAR ファイルをデプロイする手順については、『Administration Console オンライン ヘルプ』の「エンタープライズ アプリケーション」の「新しいエンタープライズ アプリケーションまたは Web サービスのコンフィグレーションとデプロイメント」を参照してください。

注意 : アプリケーション ビューとアダプタ インスタンスの環境固有の情報は、WebLogic Integration アプリケーションをデプロイする前または後に更新できます。

対話型コンソール環境の外部から WebLogic Integration アプリケーションをビルド、コンフィグレーション、デプロイできる自動化スクリプトのサンプルについては、WebLogic Integration の「ソリューション サンプル」および以下の URL にある BEA dev2dev コードライブラリに含まれる PO Sample を参照してください。

http://dev.bea.com/code/wli.jsp

注意 : コード サンプルおよびユーティリティは dev2dev に掲載されていますが、BEA のサポート対象外の製品です。

アプリケーションのデプロイメント プロセスの自動化に使用できるツールの完全なリストについては、「WebLogic Platform アプリケーションのデプロイメント」の「WebLogic Platform デプロイメントの概要」の「プロモーション プロセスの自動化」を参照してください。

 


手順 6. プロダクション環境の変更に合わせたドメインの更新

プロダクション環境は、時間の経過や、アプリケーション使用の増加に伴って変化します。この節では、一般的なプロダクション環境の変化に応じてドメインを更新する方法を説明します。

WebLogic Platform アプリケーションを開発環境からプロダクション環境に昇格する方法については、『WebLogic Platform アプリケーションのデプロイメント』の「WebLogic Platform デプロイメントの概要」の「Steps to Promote WebLogic Platform Applications」を参照してください。

新規の管理対象サーバの追加

アプリケーションの使用が増加すると、WebLogic Server クラスタに新規管理対象サーバを追加して、容量を増やすことが必要になります。クラスタに新しい管理対象サーバを追加する方法については、『Administration Console オンライン ヘルプ』の「サーバの作成、コンフィグレーション、およびモニタ」の「既存のドメインでのサーバの追加と削除」を参照してください。

新しい管理対象サーバを追加し、クラスタ内で起動したら、新しいサーバに処理を移行できます。この手順は、次のとおりです。

  1. 新しい管理対象サーバの対象となるアプリケーション ビューを決めます。
  2. 1 の手順で指定したアプリケーション ビューに必要なアダプタを決めます。
  3. WebLogic Server Administration Console を使用して、2 の手順で指定したすべてのアダプタの RAR コンポーネントで新しい管理対象サーバを対象とします。デプロイメントが完了するまで待ちます。
  4. RAR コンポーネントを対象とする方法については、『Administration Console オンライン ヘルプ』の「[Connector Component] --> [コンフィグレーション] --> [一般]」を参照してください。

  5. WebLogic Server Administration Console を使用し、アプリケーション ビューの EJB で新しい管理対象サーバを対象にします。デプロイメントが完了するまで待ちます。
  6. アプリケーション ビューの EJB を対象とする方法については、『Administration Console オンライン ヘルプ』の「EJB」の「新しい EJB モジュールのデプロイメント」を参照してください。

  7. WebLogic Integration Administration Console で、対象に追加したアプリケーション ビューがデプロイ済みのステータスを持つアプリケーション ビューのリストに表示されることを確認します。
  8. アプリケーション ビューのステータスを確認する方法については、『WebLogic Integration ソリューションの管理』の「Application Integration」の「アプリケーション ビューのリストと検索」を参照してください。

  9. アプリケーション ビューのイベント接続でクラスタを対象としていた場合、イベントの配信は、新しい管理対象サーバから自動的に始まります。そうでない場合は、WebLogic Integration Administration Console で、アダプタ インスタンスのイベント接続ページ ([Application Integration|アダプタ インスタンス|アダプタ インスタンス ID|イベント接続の編集]) で、イベント接続の対象リストに新しい管理対象サーバを指定することもできます。
  10. イベント接続の対象リストを設定する方法については、『WebLogic Integration ソリューションの管理』の「Application Integration」の「イベント生成の対象の変更」を参照してください。

この操作を完了したら、新しい管理対象サーバにアプリケーション ビューのイベントが (設定されていれば) 送信され、このサーバでアプリケーション ビューのサービスが実行されます。

クラスタの EIS インスタンスの変更

EIS インスタンスを変更する手順は、単一サーバでもクラスタ環境でも同じです。EIS インスタンスの変更方法については、「EIS インスタンスの変更」を参照してください。

クラスタへの新しいバージョンのアプリケーションのインストール

新しいバージョンのアプリケーションをインストールする手順は、単一サーバでもクラスタ環境でも同じです。新しいバージョンのアプリケーションをインストールする方法については、「新しいバージョンのアプリケーションのインストール」を参照してください。

 

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