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WebLogic Integration 8.1 SP4 マルチバイト環境での使用にあたって
WebLogic Integration 8.1 リリース全般での注意点
WebLogic Integration 8.1 SP2からのアップグレードにおける注意点
制限事項 WebLogic Integration 8.1 リリース全般での注意点 印刷可能グラフ (PDF) にマルチバイト文字を使用するための追加作業
印刷可能グラフでマルチバイト文字を正しく表示させるためには、ユーザによるフォン
ト設定作業が必要になります。以下の手順に従い、設定を行って下さい。
※ ディレクトリパスはシステム環境に合わせて適切に修正してください。 ※ metrics-file 属性の XML ファイル名と、次ステップで作成する実際の ※ 例では、embed-file 属性に日本語フォント msgothic.ttc を指定しています。 ※ 日本語版の場合、font-triplet の name 属性 "Gothic" は固定です。 ※ 例では、日本語フォント "MS Gothic" と msgothic.ttc を指定しています。 ※ 例では、簡体字中国語フォント simhei.ttf を指定しています。 韓国語では ngulim.ttf などです。 【注意】 お使いのシステムがTrue Type フォントを持っていない場合、ユーザがあらかじめ追加する必要があります。 WebLogic Integration 8.1 SP2からのアップグレードにおける注意点 SP2用パッチとして提供しているJRockit 1.4.1_06をご使用中の場合は、ドメインのアップグレードに際し、あらかじめ一部プロパティファイルを修正する必要があります。 と書き換えた上で、アップグレードスクリプトを実行してください。
% cd C:\bea\weblogic81\integration
% mkdir fop
---------------------------------------------------------------------
<configuration>
<entry>
<key>fontBaseDir</key>
<value>C:\bea\weblogic81\integration\fop\</value>
</entry>
<fonts>
<font metrics-file="msgothic.xml" embed-file="C:\Windows\Fonts\msgothic.ttc" kerning="yes">
<font-triplet name="Gothic" style="normal" weight="normal"/>
<font-triplet name="Gothic" style="normal" weight="bold"/>
<font-triplet name="Gothic" style="italic" weight="normal"/>
<font-triplet name="Gothic" style="italic" weight="bold"/>
</font>
</fonts>
</configuration>
---------------------------------------------------------------------
XMLファイルの名前を同一にする必要があります。
韓国語では gulim.ttc、簡体字中国語では simsun.ttc、繁体字中国語では minliu.ttc などです。
韓国語版の場合は "Gulim"、簡体字、繁体字中国語版の場合は "SimSun" となります。
コマンド例:
[TTC 形式フォントを使用する場合]
% cd C:\bea\weblogic81\integration\fop
% SET PATH=C:\bea\jdk141_05\bin
% java -cp C:\bea\weblogic81\server\lib\fop.jar;C:\bea\weblogic81\server\lib\
avalon-framework.jar;C:\bea\weblogic81\server\lib\xml-apis.jar;C:\bea\weblogic81\server\lib\
xercesImpl.jar;C:\bea\weblogic81\server\lib\xalan.jar org.apache.fop.fonts.apps.
TTFReader -ttcname"MS Gothic" C:\Windows\Fonts\msgothic.ttc msgothic.xml
韓国語では "Gulim" と gulim.ttc、簡体字中国語では "SimSun" と simsun.ttc、繁体字中国語では "SimSun" と minliu.ttc などです。
$WLHOME\integration\upgrade\domain_upgrade\domain_upgrade.properties 中の
jrockitsp2=jrockit81sp2_141_05 を
jrockitsp2=jrockit81sp2_141_06
JDK パスの書き換えが必要なファイルは以下の通りです。
[Windows環境] 下記ファイルのJAVA_HOME環境変数設定行 installService.cmd startWebLogic.cmd stopManagedWebLogic.cmd setDomainEnv.cmd stopWebLogic.cmd webappCompile.cmd [UNIX環境] 下記ファイルのJAVA_HOME環境変数設定行 startWebLogic.sh stopManagedWebLogic.sh setDomainEnv.sh stopWebLogic.sh webappCompile.sh [Windows/UNIX共通] workshop.properties 内、jdkHome.path 設定行 _cfgwiz_donotdelete\domain-info.xml の domain-info 要素の属性値 javahome の値 _cfgwiz_donotdelete\startscript.xml の <setenv name="JAVA_HOME"> 要素内の <value>要素の値
FormatBuilderフィールド名へのマルチバイト文字使用制限
FormatBuilderによりメッセージフォーマットファイル(.MFL)を作成する場 合、フィールド名にマルチバイト文字を使用すると、入出力データに対す るvalidation 機能が使用できません。
FormatBuilderファイル名へのマルチバイト文字使用制限
FormatBuilderにより生成される.MFLファイル名にマルチバイト文字を使用 した場合、入出力データに対するvalidation機能が使用できません。
FormatBuilder デリミタへのマルチバイト使用制限
FormatBuilder におけるフィールド定義のデリミタに、マルチバイト文字を使用することはできません。
AI Console 使用の際のマルチバイト使用制限
AI Console を使用してアプリケーションビューを作成する際、アプリケー ションビュー名にマルチバイト文字を使用することはできません。
ノード名へのマルチバイト文字使用時の文字数制限
ビジネスプロセスのノード名に使用できる文字数は 100 バイトです。マルチバイト文字では 1 文字に必要なバイト数は、キャラクタセットによって変わります。長いノード名をご使用になるときは、ご使用中のデータベースのキャラクタセットを確認し、100 バイトを超えない文字数になるように注意してください。
8.1 SP2 までの制限事項
上記に加え、次の制限事項があります。>
ebXMLサービス名へのマルチバイト文字使用制限
ebXMLサービス名にマルチバイト文字を使用すると、Exception が発生する可能性があります。
FTPタイプのFile Event Generatorの日付によるソート機能が正しく動作しない。
英語以外のロケールで動作しているftpサーバーに対しEvent Generatorを作成した 場合、ファイルの更新日付によるソート機能が正しく動作しない場合がありま す。
回避策:
ftpサーバーを英語ロケールで起動してください。
FTPタイプのFile Event Generatorにおいて、WLI実行環境のシステムデフォルトエンコーディングが、FTP上のファイル名のエンコーディングと異なる場合、マルチバイト文字を含むファイル名を正しく扱うことが出来ない。
FTPタイプのFile Event Generatorを使用する際、WLI実行環境のシステムデフォルトエンコーディングが、FTPサーバー上のファイル名のエンコーディングと異なる場合、イベントトリガ対象とするファイルの名称にマルチバイト文字を含んでいると、そのファイルを正しく扱うことが出来ません。
回避策:
WLI実行環境のシステムデフォルトエンコーディングとFTPサーバー上のファイル名のエンコーディングを一致させてください。
8.1 で作成した、マルチバイト エレメント要素を含むスキーマを持つアプリケーションを、8.1SP2 ドメインにデプロイしアクセスすると XmlException が発生する。
8.1 でマルチバイト エレメント要素を含むスキーマを持つアプリケーションを作成した場合、.ear ファイルをそのまま 8.1SP2 ドメインにデプロイしてアクセ スすると、XmlException が発生する可能性があります。
回避策:
8.1SP2 の環境でアプリケーションをリビルドして下さい。
8.1 で作成した AI Control を用いたアプリケーションを 8.1SP2 に移行すると、マルチバイト文字で設定した部分が文字化けする。
8.1 上でアプリケーションビューを作成する際、Description 等にマルチバイト文字を使用し、それを利用した AI Control を持つアプリケーションを 8.1SP2 へ移行すると、AI Console や WLI Admin Console 上で、マルチバイト文字部が文字化けします。
回避策:
または、作成済みのアプリケーション(.ear) を一旦解凍し、下記ファイルの エンコーディングを UTF-8 に修正し、.ear ファイルに再アーカイブすることでも対処は可能です。
<アプリケーションビュー名>_ApplicationView.xml <アプリケーションビュー名>_Default_Adapter.xml
8.1 SP2 までの既知の問題点
グラフィック表示 (SVG) のプロセス制御ボタンが無効
グラフィック表示を表示させた際、プロセスのステータスにより、"サスペンド"、"再開"、"終了"ボタンが表示されますが、マルチバイト環境では動作しません。
回避策:
プロセスのコントロールは、プロセスインスタンス概要画面やプロセスインスタンス詳細画面から行うことが可能です。
XML にマルチバイト エレメントを使用した Process を実行するとエラーが発生する。 (JRockit 使用時のみ)
32bit 環境においてプロセス(.jpd) 内で、XML にマルチバイト エレメントを処理するコードが含まれる場合、WebLogic Server のハングアップや JRockit のアボートなどのエラーが発生する可能性があります。
回避策:
JRockit8.1 SP2 RP1 以降もしくは SP3 以降をインストールしてください。