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TIBCO Rendezvous コントロールとイベント ジェネレータ ユーザーズ ガイド

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TIBCO Rendezvous コントロール

TIBCO® RendezvousTM (TIBCO: www.tibco.com の製品) により、配信プラットフォームで稼動するアプリケーション間でデータを交換することができます。WebLogic IntegrationTM の TIBCO Rendezvous (TIBCO RV) コントロールは、データへのシームレスな接続、および Rendezvous デーモンを使用したデータの転送を可能にします。認証されたメッセージ配信、分散キューなどの TIBCO Rendezvous によって、提供される機能を使用した通信が可能になります。Rendezvous デーモンがホスト マシン上で稼動しているか、またはリモートでホストにアクセスできれば、送信/受信アプリケーションは複数のプラットフォームに配置することができます。

注意 : TIBCO RV コントロールは WebLogic Integration のライセンスがある場合にのみ、WebLogic WorkshopTM で使用できます。

免責事項

BEA WebLogic Integration と共に TIBCO RV コントロールおよびイベント ジェネレータを使用しても、「ダイナミック ライブラリ」を含む TIBCO Rendezvous を使用する権限が付与されるわけではありません。これらの TIBCO 製品を使用するには、TIBCO RV コントロールとイベント ジェネレータのユーザは TIBCO から有効なライセンスを取得する必要があります。Rendezvous のライセンス取得方法については、http://www.tibco.com を参照してください。

 


この節に含まれるトピック

概要 : Rendezvous コントロール

WebLogic Integration における TIBCO RV コントロールの機能について説明します。

TIBCO RV コントロールの新しいインスタンスを作成およびコンフィグレーションする

新しい TIBCO RV コントロールを作成およびコンフィグレーションする方法について説明します。

メッセージでのサブジェクトの使用

メッセージのサブジェクト記述子の属性を設定および取得する方法について説明します。

メッセージの送受信

メッセージを送信および受信するためのメソッドについて説明します。

動的なプロパティの設定

TIBCO RV コントロールのプロパティを実行時に変更する方法について説明します。

 


概要 : Rendezvous コントロール

TIBCO RV コントロールにより、WebLogic Integration ビジネスプロセスは Rendezvous 環境でメッセージの送受信が行えます。この環境では、メッセージは Rendezvous デーモン (rvd) および Rendezvous エージェント (rva) 転送を使用して送信されます。

TIBCO RV コントロールを使用すると、XML、文字列、および TIBCO 独自の Rendezvous メッセージ (TibrvMsg) 形式でメッセージを送受信できます。Rendezvous コントロールをコンフィグレーションするときに、TIBCO RV コントロールのプロパティを指定できます。また、実行時に動的に指定することも可能です。TIBCO RV コントロールの他の機能をいくつかを以下に示します。

TIBCO RV コントロールは WebLogic Integration で提供される他のコントロールを補完するものであり、他の WebLogic Integration ビジネス プロセスと一緒に使用できます。詳細については、以下の URL にある「Integration コントロールを使用する」の「ビジネス プロセスでコントロールを使用する」を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/workshop/docs81/doc/ja_JP/core/index.html 

TIBCO RV イベント ジェネレータはサブジェクトでリスンし、受信したメッセージを WebLogic Integration メッセージ ブローカ チャネルにパブリッシュします。詳細については、「TIBCO Rendezvous イベント ジェネレータ」を参照してください。

 


TIBCO RV コントロールの新しいインスタンスを作成およびコンフィグレーションする

新しい TIBCO RV コントロールのインスタンスを作成およびコンフィグレーションしてビジネス プロセスに追加できます。ここでは以下について説明します。

新しい TIBCO RV コントロールを追加するには

新しい TIBCO RV コントロールを追加する方法について説明します。

TIBCO RV コントロールの一般的な設定を指定するには

ポート ID やホスト名など TIBCO RV コントロールのための一般的な設定をコンフィグレーションする方法を説明します。

TIBCO RV のコントロールの詳細設定を指定するには

TIBCO RV コントロールに認証されたメッセージ設定をコンフィグレーションする方法を説明します。

新しい TIBCO RV コントロールを追加するには

WebLogic Integration に新しい TIBCO RV コントロールを追加するには、以下の手順を実行します。

  1. [コントロール] タブの [追加] をクリックして、ビジネス プロセスが対話できるリソースを表すコントロールのリストを表示します。
  2. 注意: [コントロール] タブが WebLogic Workshop で表示されていない場合は、メニュー バーから [表示ウィンドウデータ パレット] を選択します。

  3. [Integration Controls] をクリックして、アプリケーションの統合に使用するコントロールのリストを表示します。
  4. [TIBCO RV コントロール] を選択して、以下のように [Insert Control - TIBCO RV] ダイアログを表示します。
  5. 図 1-1 TIBCO RV コントロールの挿入ダイアログ - 手順 1 および 2


     
  6. [手順 1] で、[このコントロールの変数名] フィールドに、TIBCO RV コントロールの名前を入力します。
  7. [手順 2] で、[使用する新しい TIBCO RV コントロールを作成] ラジオ ボタンをクリックします。
  8. 注意: 既存の TIBCO RV コントロールを使用するには、[参照] ボタンをクリックして、システムから JCX ファイルを選択します。既存の TIBCO RV コントロールを使用する場合、既存のコントロールで選択された元のプロパティが JCX ファイルに格納されています。[コントロールの挿入 - TIBCO RV Control] ダイアログを使用してそのプロパティを変更することはできません。ただし、実行時に動的なプロパティを変更できます。詳細については、「動的なプロパティの設定」を参照してください。

  9. [新しい JCX 名] フィールドで、新しいファイルの名前を入力します。
  10. このコントロールをコントロール ファクトリにする場合には [これを実行時に複数のインスタンスを作成できるコントロール ファクトリにする] チェック ボックスをオンにします。コントロール ファクトリにしない場合には、このチェック ボックスはオフにします。コントロール ファクトリの詳細については、「コントロール ファクトリ : コントロールをまとめて管理する」を参照してください。
  11. 手順 3 の詳細については、「TIBCO RV コントロールの一般的な設定を指定するには」および「TIBCO RV コントロールの詳細設定を指定するには」を参照してください。
  12. [作成] をクリックします。

TIBCO RV コントロールの一般的な設定を指定するには

TIBCO RV コントロールに接続の設定を指定するには次に示すように、[コントロールの挿入 - TIBCO RV Control] ダイアログの手順 3 の [全般] タブで以下のタスクを実行します。

図 1-2 TIBCO RV コントロールの挿入ダイアログ - 手順 3 : 全般設定


 
  1. [サービス] フィールドに、TIBCO RV デーモンがメッセージの送信に使用するサービス名を入力します。
  2. [ネットワーク] フィールドに、TIBCO RV デーモンが通信を行うネットワーク名を入力します。ネットワークを指定しない場合、デフォルトのネットワーク インタフェースが使用されます。
  3. [デーモン] フィールドに、通信の確立のため TIBCO RV デーモンが動作している場所を入力します。TIBCO RV デーモンが別のネットワークで動作している場合、[デーモン] フィールドに remote_host:port_id の詳細を指定します。例 beaserv1:1589 (beaserv1 はリモートのホスト名、1589 はポート ID を表します)
  4. CM をクリックして、[認証されたメッセージング] オプションを選択します。

TIBCO RV コントロールの詳細設定を指定するには

TIBCO RV コントロールに認証されたメッセージング設定を指定するには次に示すように、[コントロールの挿入 - Tibco RV Control] ダイアログの手順 3、[詳細] タブで以下のタスクを実行します。

図 1-3 TIBCO RV コントロールの挿入ダイアログ - 手順 3 : 詳細設定


 
  1. [詳細] タブをクリックして、認証されたメッセージングの詳細オプションを表示します。このタブは [一般] タブで [CM] ラジオ ボタンを選択した場合にのみ表示されます。
  2. [CM 名] フィールドに、CM 転送名を入力します。この名前は CM 転送同士の識別を行い、名前は CM 転送からの発信メッセージを判別する CM ラベルに含まれます。
  3. [台帳名] フィールドには、台帳名を台帳の場所とともに入力します。それぞれの CM 転送には台帳があり、これはすべての未解決の認証された発信メッセージ、この CM 転送が受信する認証された (着信) メッセージ、および他の連携している CM 転送についての情報を記録しています。
  4. [応答のないメッセージを保持] ラジオ ボタンをクリックして、すべての未確認応答メッセージを、その分散型アーキテクチャの一部として格納させます。
  5. [台帳を同期] ラジオ ボタンをクリックして、台帳ファイルの同期更新を実行します。台帳の更新時は常に、データが安全にストレージ メディアに書き込まれるまで呼び出しは返りません。

 


TIBCO RV コントロールの JCX ファイル

TIBCO RV コントロールの新しいインスタンスを作成すると、プロジェクト内に新しい JCX ファイルが作成されます。TIBCO RV コントロールの JCX ファイルの内容は、[コントロールの挿入 - TIBCO RV] ダイアログで選択した設定によって異なります。

この節の 2 つの例により、認証されたメッセージおよび認証されていないメッセージ用に作成された JCX ファイルを示します。

認証されたメッセージングを使用した TIBCO RV コントロールのサンプル JCX ファイル

package processes; 
import com.bea.control.*;
import com.bea.xml.XmlCursor;
import com.bea.control.tibrv.*;
import javax.resource.ResourceException;
import com.bea.xml.XmlObject;
/*
* カスタム Tibrv コントロール
*/
/**
* @jc:Transport service="7500" //<TIBCO デーモンがメッセージの送信に使用するサービス名>
network="beaserv1" //<TIBCO デーモンが通信をするネットワーク>
deamon="beasever1:7500 " //<TIBCO デーモンが動作している場所>
* @jc:UseCM usecm="true" //<認証されたメッセージングが有効化されていることを示します>
* @jc:CMTransport cmname="cmname.new" //<認証されたメッセージの名前>
ledgername="C:\TIBCO\TIBRV\Ledger.txt" //<台帳ファイルの名前と場所>
requestold="true" //<未確認応答メッセージはすべて保存されることを示します>
syncledger="true"//<台帳ファイルの同期更新を実行します>
*/
public interface sendReq extends TibcoRV, com.bea.control.ControlExtension
{
/*
* 本 JCX のバージョン番号以前のバージョンのインスタンスの会話が無効であることを
* 確認するために、この番号はこのコントロールの新しいバージョンでは
* インクリメントされる。
*/
static final long serialVersionUID = 1L;
public void addListenerForCM(String cmName, String subject);
}

認証されたメッセージングのない TIBCO RV コントロールのサンプル JCX ファイル

package processes; 
import com.bea.control.*;
import com.bea.xml.XmlCursor;
import com.bea.control.tibrv.*;
import javax.resource.ResourceException;
import com.bea.xml.XmlObject;
/*
* カスタム Tibrv コントロール
*/
/**
* @jc:Transport service="7500" //<TIBCO デーモンがメッセージの送信に使用するサービス名>
network="beaserv1" //<TIBCO デーモンが通信するネットワーク>
deamon="beasever1:7500 " //<TIBCO デーモンが動作している場所>
* @jc:UseCM usecm="false" //<認証されたメッセージングが無効化されていることを示します>
* @jc:CMTransport cmname=""
ledgername=""
requestold="false"
syncledger="false"
*/
public interface sendReq extends TibcoRV, com.bea.control.ControlExtension
{
/*
* 本 JCX のバージョン番号以前のバージョンのインスタンスの会話が無効であることを
* 確認するために、 この番号はこのコントロールの新しいバージョンでは
* インクリメントされる。
*/
static final long serialVersionUID = 1L;
}

 


メッセージでのサブジェクトの使用

この節では、サブジェクト名の構築の詳細について説明します。TIBCO Rendezvous 環境のそれぞれのメッセージにはサブジェクト名が含まれています。アプリケーションはメッセージを作成し、Rendezvous 環境をからそれをサブジェクトと共に送信します。もう一方のアプリケーションは、サブジェクトでリスンすることによって、メッセージを受け取ります。

サブジェクト名構文

サブジェクト名の定義には、長さ、構造、および特殊文字の使用法など、基本的な制約があります。システム設計者および開発者がサブジェクトの命名規則を設定する場合は、以下の点を留意する必要があります。

警告: 制約および規則は TIBCO Rendezvous により実装されるため、この節の内容は参考情報です。制約、ガイドライン、およびサンプルの最新情報については、TIBCO Rendezvous 製品ドキュメントを参照してください。

http://www.tibco.com

 


メッセージの送受信

sendMessagesendReply、または sendRequest 関数、および TIBCO イベント ジェネレータのいずれか 1 つを用いて、TIBCO RV コントロールによるメッセージの送受信が行えます。メッセージは、Rendezvous 独自のデータ フォーマット、文字列、および XML の形式にすることができます。

メッセージの送信

この節では、メッセージ送信に使用するさまざまな関数についての情報を提供します。メッセージを送信するには、送信するメッセージのデータ型に基づく関数を選択します。これらの関数はすべて、コントロールの作成時に定義したとおりの、信頼性のある認証されたメッセージを送信できます。認証されたメッセージ関数は連続番号を返し、信頼性のあるメッセージ関数はゼロを返します。

sendRequest 関数は、応答サブジェクトへのメッセージをリスンし続けるリスナを作成します。このため、リスナの明示的な作成を必要としません。関数は応答の送信に使用できる TibrvMsg のインスタンスを返します。

sendRequest および sendReply 関数は、通常ペアで使用されます。以下は、このような実装の例です。

replymsg = sendRequest(msg, "send.Subject","reply.Subject",5.0);
sendReply( replyMsg, newMsg);

sendMessage()

RVDTransport を介したメッセージ、または CMTransport を介したラベル付きメッセージの送信に使用されます。

public long sendMessage(TibrvMsg msg , String subject, double timeout) 

msg: 送信する必要のあるメッセージ

subject: メッセージのサブジェクト

timeout: メッセージ配信の時間制限

sendMessageAsString ()

RVDTransport を介した文字列メッセージ、または CMTransport を介したラベル付き文字列メッセージの送信に使用されます。

public long sendMessageAsString(String  msg , String fieldName ,String subject, double timeout)

msg: 送信する必要のある文字列メッセージ

fieldName: ペイロードの送信に使用される TibRV フィールド名

subject: メッセージのサブジェクト

timeout: メッセージ配信の時間制限

sendMessageAsXML ()

RVDTransport を介した XML メッセージ、または CMTransport を介したラベル付き XML メッセージの送信に使用されます。

public long sendMessageAsXML(XmlObject  msg ,String fieldName ,String subject, double timeout) 

msg: 送信する必要のある XML メッセージ

fieldName: ペイロードの送信に使用される TibRV フィールド名

subject: メッセージのサブジェクト

timeout: メッセージ配信の時間制限

sendRequest ()

RVDTransport を介した要求メッセージ、または CMTransport を介したラベル付き要求メッセージの送信、応答の待機に使用されます。

public TibrvMsg sendRequest(TibrvMsg msg, String sendSubject, double timeout) 

msg: 送信する必要のある要求メッセージ

sendSubject: メッセージの送信サブジェクト

timeout: 応答のための待機時間

sendRequestAsString ()

RVDTransport を介した要求文字列メッセージ、または CMTransport を介したラベル付き要求文字列メッセージを送信し、応答を待機するのに使用されます。

public TibrvMsg sendRequestAsString(String msg, String fieldName, String sendSubject, double timeout) 

msg: 送信する必要のある要求文字列メッセージ

fieldName: ペイロードの送信に使用される TibRV フィールド名

sendSubject: メッセージのサブジェクト

timeout: 応答のための待機時間

sendRequestAsXML ()

RVDTransport を介した要求 XML メッセージ、または CMTransport を介したラベル付き要求メッセージを送信し、応答を待機するのに使用されます。

public TibrvMsg sendRequestAsXML(XmlObject msg, String fieldName,String sendSubject, double timeout) 

msg: 送信する必要のある要求 XML メッセージ

fieldName: ペイロードの送信に使用される TibRV フィールド名

sendSubject: メッセージのサブジェクト

timeout: 応答のための待機時間

sendReply ()

RVDTransport を介した応答、または CMTransport を介したラベル付き回答の送信に使用されます。

public long sendReply(TibrvMsg replyMsg, TibrvMsg sendMsg, double timeout) 

replyMsg: 応答メッセージ

sendMsg: 要求メッセージ

timeout: メッセージ配信の時間制限

sendReplyAsString ()

RVDTransport を介した文字列型の応答、または CMTransport を介したラベル付き文字列型の応答の送信に使用されます。

public long sendReplyAsString(TibrvMsg replyMsg, String sendMsg, String fieldName, double timeout) 

replyMsg: 応答文字列メッセージ

sendMsg: 要求文字列メッセージ

fieldName: ペイロードの送信に使用される TibRV フィールド名

timeout: メッセージ配信の時間制限

sendReplyAsXML ()

RVDTransport を介して XML タイプ応答、または CMTransport を介したラベル付き XML タイプ応答の送信に使用されます。

public long sendReplyAsXML(TibrvMsg replyMsg, XmlObject sendMsg, String fieldName, double timeout) 

replyMsg: 応答 XML メッセージ

sendMsg: 要求 XML メッセージ

fieldName: ペイロードの送信に使用される TibRV フィールド名

timeout: メッセージ配信の時間制限

setStringEncoding ()

Java Unicode 文字列とワイヤーフォーマット文字列の間の変換用の文字エンコーディングの設定に使用されます。

void setStringEncoding(java.lang.String encoding) throws java.io.UnsupportedEncodingException; 

encoding: エンコーディングの識別

認証されたメッセージングのための追加関数

CMTransport を使用する際、以下の 2 つの関数を含むことができます。

onCMMessageReceipt ()

メッセージの送信確認を受け取るコールバック メソッドを定義するために使用します。sendMessage または sendReply 関数と共にしか使用できません。TIBCO RV コントロールは 2 つの確認報告 : _RV.INFO.RVCM.DELIVERY.COMPLETE.> および _RV.ERROR.RVCM.DELIVERY.FAILED.>. をサブスクライブします。

注意: 認証されたメッセージングが有効化された TIBCO RV コントロールは、onCMReceipt() メソッドがプロセス定義で実装されている必要があります。実装されていない場合は、実行時例外が送出されます。

public void onCMMessageReceipt(byte[] data); 

data: メッセージ データ

addListenerForCM ()

予期されるリスナの事前登録に使用されます。送信アプリケーションがリスナを予め登録する際、Rendezvous は送付者の台帳のすべての発信メッセージを格納します。そのため、リスナは認証された配信を要求すると、バックログ メッセージを受け取ります。この関数は Rendezvous の addListener メソッドと同じものです。詳細については、TIBCO Rendezvous 製品ドキュメントを参照してください。

void addListenerForCM(String cmName, String subject); 

cmName: 認証されたメッセージ名

subject: メッセージのサブジェクト

ビジネス プロセスで sendMessage 関数を使用する

以下の例の手順では、ビジネス プロセスに TIBCO RV コントロールの sendMessage 関数を追加する方法について説明します。

  1. 下図で示されるように、[Client Request] ノードを開きます。
  2. 図 1-4 SendMessage 関数のメソッド定義


     
  3. [一般的な設定] タブで、新しいメソッドの名前を入力します。
  4. [追加] をクリックし、ポップアップ ダイアログの Java チェック ボックスを選択します。
  5. [Java Types] リストから [String] を選択し、[名前] フィールド変数用に名前を入力します。
  6. [OK] をクリックして、[Client Request] ノードに選択内容を追加します。これが sendMessage 関数のメッセージになります。
  7. 上記の手順 3 から 5 を繰り返し、リストにあと 2 つ変数を追加します。新しい変数は sendMessage 関数のフィールド名およびサブジェクト名を表します。
  8. [データの受信] タブで、[Client Request] ノードの [一般的な設定] タブで作成した各パラメータ用の新しい変数を作成します。パラメータすべてに対して変数名を入力する必要があります。変数の型は、変数を割り当てるパラメータに基づいて、あらかじめ定義されます。
  9. [Client Request] ノードを閉じます。
  10. プロセス ノード パレットから [Perform] ノードをドラッグ アンド ドロップし、[String] からのメッセージ データを TibrvMsg 形式に変換します。以下のサンプル コードを参照してください。
  11. // Generating a Tibrv message from the string data format 
    public void perform() throws Exception
    {
       com.tibco.tibrv.TibrvMsg tibrvMsg = new com.tibco.tibrv.TibrvMsg();
       tibrvMsg.update(TibcoField,TibcoMessage);
    }
  12. データ パレットの [コントロール] タブから、ビジネス プロセスの [Client Request] ノードの下に、sendMessage 関数をドラッグ アンド ドロップします。
  13. sendMessage 関数ノードの [データの送信] タブを開きます。[割り当てる変数を選択します。] ドロップダウン リストから、[Client Request] ノードの [データの受信] タブで作成した変数を、[コントロールが予期する値] カラムに表示されている sendMessage 関数の対応するパラメータに割り当てます。
  14. sendMessage 関数ノードの [データの受信] タブを開きます。[割り当てる変数を選択します。] ドロップダウン リストから、sendMessage 関数が出力する連続番号を格納する新しい変数を作成します。

sendMessageAsString または sendMessageAsXML 関数を使用してメッセージを送信する場合も、同様の手順で行います。これらの関数が TibrvMsg 形式への変換を必要としないときには、上記の手順 9 は無視します。

メッセージの受信

メッセージを受信するには、TIBCO RV イベント ジェネレータ ユーティリティを使用します。詳細については、「TIBCO Rendezvous イベント ジェネレータ」を参照してください。

 


動的なプロパティの設定

TIBCO RV コントロールのプロパティを実行時に動的に変更できます。変更できる TIBCO RV コントロールのプロパティは、TibRVDynamicPropertiesDocument 型のドキュメントで指定されています。このドキュメントは、TibRVSchemas.jar ファイルで利用可能な TIBCO RV コントロールの動的なプロパティ スキーマに準拠します。

以下はプロパティを動的に変更する方法についてのサンプルです。

  1. 下図で示されるように、[Client Request] ノードを開きます。
  2. 図 1-5 動的なプロパティの使用方法の定義


     
  3. [一般的な設定] タブで、TibRVDynamicPropertiesDocument 型の変数を追加します。
  4. [データの受信] タブで、変数名を入力して、[一般的な設定] タブで以前に作成した各パラメータの新しい変数を作成します。変数の型は、変数を割り当てるパラメータに基づいて、すでに定義されています。
  5. データ パレットの [コントロール] タブから、setXMLProperties 関数をビジネス プロセスにドラッグ アンド ドロップします。
  6. setXMLProperties 関数ノードの [データの送信] タブを開きます。[割り当てる変数を選択します。] ドロップダウン リストから、[Client Request] ノードの [データの受信] タブで作成した変数を、[コントロールが予期する値] カラムに表示されている setXMLProperties 関数の対応するパラメータに割り当てます。(ビジネスプロセスで setXMLProperties 関数に続く) すべてのTIBCO RV コントロールメッセージ送信処理を、TibRVControlDynamicPropertiesDocument で指定したプロパティを使用して割り当てます。
  7. 実行時に、ビジネス プロセスを実行するときに、TibRVControlDynamicPropertiesDocument ドキュメントが入力として提供されます。

TIBCO RV コントロールの動的なプロパティのスキーマ

<?xml version="1.0"?>
<xs:schema
   xmlns:xs="http://www.w3.org/2001/XMLSchema"
   xmlns="http://www.bea.com/wli/control/TibRVControlDynamicProperties.xsd"
targetNamespace="http://www.bea.com/wli/control/TibRVControlDynamicProperties.xsd"
   elementFormDefault="qualified"
   attributeFormDefault="unqualified">
   <xs:element name="TibRVDynamicProperties">
      <xs:complexType>
         <xs:sequence>
            <xs:element name="service" type="xs:string" minOccurs="0" maxOccurs="1"/>
            <xs:element name="network" type="xs:string" minOccurs="0" maxOccurs="1"/>
            <xs:element name="daemon" type="xs:string" minOccurs="0" maxOccurs="1"/>
      <xs:element name="useCM" type="xs:boolean" minOccurs="0" maxOccurs="1"/>
      <xs:element name="cmName" type="xs:string" minOccurs="0" maxOccurs="1"/>
      <xs:element name="ledgerName" type="xs:string" minOccurs="0" maxOccurs="1"/>
      <xs:element name="requestOld" type="xs:boolean" minOccurs="0" maxOccurs="1"/>
      <xs:element name="syncLedger" type="xs:boolean" minOccurs="0" maxOccurs="1"/>
         </xs:sequence>
      </xs:complexType>
   </xs:element>
</xs:schema>

サンプル TIBCO RV コントロールの動的なプロパティ ドキュメント

次に示すのは、TIBCO RV コントロール ドキュメントのサンプルです。実行時に、ビジネス プロセスを実行するときに、このドキュメントを提供する必要があります。

<tib:TibRVDynamicProperties>
   <!--Optional:-->
   <tib:service>7500</tib:service>
   <!--Optional:-->
   <tib:network>beaserv1</tib:network>
   <!--Optional:-->
   <tib:daemon>beaserv1:7500</tib:daemon>
   <!--Optional:-->
   <tib:useCM>true</tib:useCM>
   <!--Optional:-->
   <tib:cmName>cmname.runtime</tib:cmName>
   <!--Optional:-->
   <tib:ledgerName>c:/file.txt</tib:ledgerName>
   <!--Optional:-->
   <tib:requestOld>false</tib:requestOld>
   <!--Optional:-->
   <tib:syncLedger>false</tib:syncLedger>
   </tib:TibRVDynamicProperties>

 

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