WLI アプリケーション ライフサイクルのベスト プラクティス
はじめに
このドキュメントでは、WebLogic Integration ユーザ (アプリケーションのアーキテクト、開発者、オペレータなど) が高品質の WebLogic Integration (WLI) アプリケーションを開発し、実行する際に役立つベスト プラクティス、教訓、および重要な考慮事項を示します。
注意 : |
このドキュメントを使用する前に、以下のドキュメントを読むことをお勧めします。 |
このドキュメントを読む際には、必要に応じて、WebLogic Integration ドキュメント ページで利用できる関連ドキュメントおよび WLI 9.2 に関する情報を参照してください。
このドキュメントの内容は以下のとおりです。
WebLogic Integration は、エンタープライズの統合用に特別に設計されています。図 1-1 は、WebLogic Platform のアーキテクチャを示します。
WLI の機能
WebLogic Integration には、統合指向のアプリケーションを設計、開発、デプロイ、および実行するための機能が用意されています。WebLogic Integration の主な特長 (機能) は以下のとおりです。
Eclipse ベースの統合 IDE を使用して、システム中心 (Java Process Definition) およびユーザ中心 (タスク プラン) のビジネス プロセス アプリケーションを作成します。
JPD グラフィック エディタを使用して、プロセスをきめ細かに制御するシステム中心のトランザクション プロセスを定義します。
タスク プラン グラフィック エディタを使用して、長時間実行されるユーザ中心のマルチステップ タスク指向ビジネス プロセスを定義します。
標準ベースの Beehive コントロールを使用して、EJB、JMS、Web サービスなどのエンタープライズ リソースに容易にアクセスできるようにします。ほとんどの WLI アプリケーションでは、JPD、コントロール、およびタスク プランが互いに連携することによって全体のビジネス目標が達成されます。これらは、容易に互いに統合され、疎結合された状態で保持できます。
プロパティ駆動型およびアノテーション駆動型の JPD コントロールとタスク プランを使用します。プロパティおよびアノテーションは、静的にも動的にもできます。動的プロパティは実行時に変更できるため、WLI アプリケーションで実行されるビジネス プロセスに俊敏性と柔軟性がもたらされます。
トレーディング パートナ管理、Rosettanet、ebXML、および EDI を使用して、エンタープライズ間ビジネス プロセスのための B2B (Business to Business) 機能を広くサポートします。
疎結合されたパブリッシュ アンド サブスクライブ アーキテクチャ、イベント ジェネレータを使用したスタイル ベースのプロセス統合、メッセージ ブローカ、およびイベント ハンドラを作成します。
アダプタのような外延的なエンタープライズ アプリケーション統合機能および XQuery (2004) ベースのデータ トランスフォーメーションを提供します。サービス コントロールやプロセス コントロールなど、多数の Integration コントロールを使用してエンタープライズ リソースを簡単に統合できます。
トランザクション管理、クラスタ化、セキュリティ、J2EE コンテナ サービスなどのエンタープライズ コンピューティング サービス サポートをサポートする。
図 1-2 に、WLI の機能の概要を示します。
WLI の特長と機能の詳細については、
WebLogic Integration の概要を参照してください。