Integration コントロールを使用する

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メッセージ添付ファイルを使用する

ビジネス プロセスは、ebXML または RosettaNet を介してトレーディング パートナとビジネス メッセージを交換できます。これらのメッセージには、XML データまたは非 XML データを含む 1 つまたは複数の添付ファイルが含まれます

注意 : ebXML メッセージの場合、各添付ファイルは、ebXML メッセージ内の 1 つの「ペイロード」を表します

添付ファイルは、以下のいずれかの Java 型になります (表 20-1 を参照)。

表 20-1 Java 型
説明
XmlObject
型なし XML フォーマットのデータを表す。
XmlObject[]
ebXML にのみ使用。1 つまたは複数の XmlObject 要素を含む配列。
RawData
任意の非 XML 構造化データまたは非構造化データを表す。このデータの MFL ファイルは存在しない (そのため、既知のスキーマはない)。
RawData[]
ebXML にのみ使用。1 つまたは複数の RawData 要素を含む配列。
MessageAttachment[]
メッセージ添付ファイル内の型なし XML データまたは非 XML データを表す。型なし XML データと非 XML データの両方を含むビジネス メッセージ内のペイロードに使用。

型付き XML データや型付き MFL データを添付ファイルにすることもできますが、その場合は対応する XML Bean クラス名や MFL クラス名をパラメータ内で指定する必要があります。

添付ファイルの型として配列を使用する場合は、引数の順序に一定の制限が適用されます。詳細については、「XmlObject および RawData 配列のペイロードを指定する」を参照してください。

型なし XML データと非 XML データの両方を含むビジネス メッセージの場合、メッセージ ペイロードは MessageAttachment オブジェクトの配列 (MessageAttachment[]) として表されます。

com.bea.data パッケージ内の以下の API を使用して、配列内の個々の MessageAttachment オブジェクトにアクセスできます (表 20-2 を参照)。

表 20-2 API のタイプ
オブジェクト
説明
MessageAttachment インタフェース
ebXML または RosettaNet ビジネス メッセージのメッセージ添付ファイル部分を表す。添付ファイルから型なしの XML データまたは非 XML データを取得するメソッドを提供する。
MessageAttachment.Factory クラス
MessageAttachment インスタンスを作成するためのファクトリ。型なしの XML データまたは非 XML データから MessageAttachment インスタンスを作成するメソッドを提供する。

メッセージ添付ファイル API の使用方法の詳細については、Javadoccom.bea.data パッケージにリストされているインタフェースを参照してください。

関連トピック

ビジネス プロセス構築ガイド

Javadoc


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