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マルチバイト環境での使用にあたって
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WebLogic Integration 9.2 MP3 マルチバイト環境での使用にあたって
WebLogic Integration 9.2 リリース全般での注意点
Microsoft SQL Server環境でマルチバイト文字を使用するための追加作業
WLI9.2でMicrosoft SQL Server をデータベースに使用する場合、マルチバイト文字を使用するための追加作業が必要です。
以下のページに記述されている「インターナショナライゼーションおよびローカライゼーションの選択」に従いデータベースの設定作業を行ってください。
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs92/db/db_architecture.html#wp1069678
印刷可能グラフ (PDF) にマルチバイト文字を使用するための追加作業
印刷可能グラフでマルチバイト文字を正しく表示させるためには、ユーザによるフォン ト設定作業が必要になります。以下の手順に従い、設定を行って下さい。
% cd C:\bea\weblogic92\integration
% mkdir fop
--------------------------------------------------------------------- <configuration> <entry> <key>fontBaseDir</key> <value>C:\bea\weblogic92\integration\fop\</value> </entry> <fonts> <font metrics-file="msgothic.xml" embed-file="C:\Windows\Fonts\msgothic.ttc" kerning="yes"> <font-triplet name="Gothic" style="normal" weight="normal"/> <font-triplet name="Gothic" style="normal" weight="bold"/> <font-triplet name="Gothic" style="italic" weight="normal"/> <font-triplet name="Gothic" style="italic" weight="bold"/> </font> </fonts> </configuration> ---------------------------------------------------------------------
※ ディレクトリパスはシステム環境に合わせて適切に修正してください。
※ metrics-file 属性の XML ファイル名と、次ステップで作成する実際の
XMLファイルの名前を同一にする必要があります。
※ 例では、embed-file 属性に日本語フォント msgothic.ttc を指定しています。
韓国語では gulim.ttc、簡体字中国語では simsun.ttc、繁体字中国語では minliu.ttc などです。
※ 日本語版の場合、font-triplet の name 属性 "Gothic" は固定です。
韓国語版の場合は "Gulim"、簡体字中国語版の場合は "SimSun"、繁体字中国語版の場合は "MingLiU" となります。
コマンド例: [TTC 形式フォントを使用する場合] % cd C:\bea\weblogic92\integration\fop % SET PATH=C:\bea\jdk150_06\bin % java -cp C:\bea\weblogic92\server\lib\fop.jar;C:\bea\weblogic92\server\lib\avalon-framework.jar org.apache.fop.fonts.apps.TTFReader –ttcname "MS Gothic" C:\Windows\Fonts\msgothic.ttc msgothic.xml※ 例では、日本語フォント "MS Gothic" と msgothic.ttc を指定しています。
[TTF 形式フォントを使用する場合] % cd C:\bea\weblogic92\integration\fop % SET PATH=C:\bea\jdk141_05\bin % java -cp C:\bea\weblogic92\server\lib\fop.jar;C:\bea\weblogic92\server\lib\avalon-framework.jar org.apache.fop.fonts.apps.TTFReader C:\Windows\Fonts\simhei.ttf simhei.xml
韓国語では "Gulim" と gulim.ttc、簡体字中国語では "SimSun" と simsun.ttc、繁体字中国語では "MingLiU" と minliu.ttc などです。
※ 例では、簡体字中国語フォント simhei.ttf を指定しています。 韓国語では ngulim.ttf などです。
【注意】
お使いのシステムがTrue Type フォントを持っていない場合、ユーザがあらかじめ追加する必要があります。
ステートフルプロセスのパッケージ名に、マルチバイト文字を使用することはできません。
FormatBuilderフィールド名へのマルチバイト文字使用制限
FormatBuilderによりメッセージフォーマットファイル(.MFL)を作成する場合、フィールド名にマルチバイト文字を使用すると、入出力データに対す るvalidation 機能が使用できません。
FormatBuilderファイル名へのマルチバイト文字使用制限
FormatBuilderにより生成される.MFLファイル名にマルチバイト文字を使用 した場合、入出力データに対するvalidation機能が使用できません。
FormatBuilder デリミタへのマルチバイト使用制限
FormatBuilder におけるフィールド定義のデリミタに、マルチバイト文字を使用することはできません。
AI Console を使用してアプリケーションビューを作成する際、アプリケー ションビュー名にマルチバイト文字を使用することはできません。
ビジネスプロセスのノード名に使用できる文字数は 100 バイトです。マルチバイト文字では 1 文字に必要なバイト数は、キャラクタセットによって変わります。長いノード名をご使用になるときは、ご使用中のデータベースのキャラクタセットを確認し、 100 バイトを超えない文字数になるように注意してください。
マルチバイト文字を含むService Broker Controlをアップグレードするとマルチバイト文字が壊れる。
マルチバイト文字を含んだWLI8.1のService Broker ControlソースファイルをWLI9.2でソースアップグレードすると、アップグレード時に生成されるService Broker ControlソースファイルとWSDLファイルに含まれるマルチバイト文字が壊れて生成されます。
この問題はService Broker Control ソースファイル内部でWSDLを定義している場合に起きます。WSDLを外部の.wsdlファイルで定義している場合は起きません。
回避策:
Service Broker Control ソースファイル内部で WSDL を定義している場合は以下の手順で問題を回避してください。
・アップグレード前の Service Broker Control ソースファイルをテキストエディタで開きます。
・"/** @common" で始まるWSDL 定義を見つけます。
・encoding declarationがutf-8になっています。システムのデフォルトエンコーディングに変更して、ファイルを保存します。
変更前: /** @common:define name="autoWsdl" value:: <?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> <wsdl:definitions xmlns="" xmlns:conv="http://www.openuri.org/2002/04/soap/conversation/" 以降省略 変更後(日本語版 Windows を使用している場合の例): /** @common:define name="autoWsdl" value:: <?xml version="1.0" encoding="Shift_jis"?> <wsdl:definitions xmlns="" xmlns:conv="http://www.openuri.org/2002/04/soap/conversation/" 以降省略
・WLI9.2のWorkshopで「ソースファイルのアップグレード」メニューを選択し Service Broker Control をアップグレードします。
繁体中国語(zh_TW)環境で Worklist Console のヘルプが英語で表示される。
繁体中国語(zh_TW)環境で Worklist Console のヘルプを表示すると、ヘルプが英語で表示されます。
回避策:
ウェブブラウザに直接URLを指定することで繁体中国語(zh_TW)でヘルプを表示できます。指定するURLは以下の通りです。
http://[hostname]:[portno]/worklistconsole/help/zh_TW/wwhelp/wwhimpl/java/html/wwhelp.htm?href=intro.html
簡体中国語(zh_CN)、繁体中国語(zh_TW)環境で Worklist User Portal のヘルプを表示すると'Not Found'エラーが起きる。
簡体中国語(zh_CN)、繁体中国語(zh_TW)環境で Worklist User Portal のヘルプを表示すると、'Error 404--Not Found'エラーが起きます。
回避策:
ウェブブラウザに直接URLを指定することで簡体中国語(zh_CN)、繁体中国語(zh_TW)でヘルプを表示できます。指定するURLは以下の通りです。
http://[hostname]:[portno]/[Web プロジェクト]/help/[zh_CN または zh_TW]/intro.html
FTPタイプのFile Event Generatorの日付によるソート機能が正しく動作しない。
英語以外のロケールで動作しているftpサーバーに対しEvent Generatorを作成した場合、ファイルの更新日付によるソート機能が正しく動作しない場合があります。
回避策:
ftpサーバーを英語ロケールで起動してください。
FTPタイプのFile Event Generatorにおいて、WLI実行環境のシステムデフォルトエンコーディングが、FTP上のファイル名のエンコーディングと異なる場合、マルチバイト文字を含むファイル名を正しく扱うことが出来ない。
FTPタイプのFile Event Generatorを使用する際、WLI実行環境のシステムデフォルトエンコーディングが、FTPサーバー上のファイル名のエンコーディングと異なる場合、イベントトリガ対象とするファイルの名称にマルチバイト文字を含んでいると、そのファイルを正しく扱うことが出来ません。
回避策:
WLI実行環境のシステムデフォルトエンコーディングとFTPサーバー上のファイル名のエンコーディングを一致させてください。
ビジネスプロセス内で一部のマルチバイト文字を使用している場合、BpelExport で エクスポートされた.bpelファイル、.wsdlファイルが、BPEL4WSスキーマ、またはWSDLスキーマに合致しない場合がある。
BpelExport機能は、ビジネスプロセス(.jpd)の以下の項目を用いて.bpelファイルおよび.wsdlファイルを生成します。BPELおよびWSDLのスキーマでは、これらを使用する項目をNCName型やQName型として使用可能文字を制限している場合がありますが、BpelExportでは制限されている文字に対する処理は行っておりません。その為、NCName 型や QName 型で使用できないマルチバイト文字をビジネスプロセスで 使用している場合、スキーマに合致しない.bpelおよび.wsdlファイルが生成される可能性があります。
回避策:
生成された.bpel及び.wsdlファイルを編集し、不正な文字が使用されている箇所を手動で修正してください。
マルチバイト文字を含むプロセス名使用時に起きる編集、テスト機能の問題
Workshop では設定(一般 > エディター)でテキストファイルのエンコードを指定することができますが、システムデフォルト以外のエンコーディングを指定し、プロセス名(プロセスファイル名)にマルチバイト文字を使用した場合は、デザインビューでの編集機能及びテスト機能は正常に動作しません。
デザインビューでプロセスを編集される場合や、プロセスのテスト機能をご使用の場合は、Workshop をシステムデフォルトエンコーディングに設定してご使用いただくか、プロセス名(プロセスファイル名)にシングルバイト文字をご使用いただくか、どちらかをご検討ください。
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