チュートリアル : 初めてのビジネス プロセス構築

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手順 5 : ビジネス プロセスの実行

作成したビジネス プロセスを実行してテストするには、以下の手順を実行します。

  1. WebLogic Server がまだ実行されていない場合は、BEA Workshop メニューから [ウィンドウArrow symbolビューの表示Arrow symbolその他Arrow symbolサーバーArrow symbolサーバー] を選択し、[OK] をクリックします。サーバ ビューが開き、サーバとその状態が表示されます。
  2. [パッケージ・エクスプローラー] で [RequestQuote.java] を右クリックし、[実行] をクリックし、[サーバーで実行] をクリックします。
  3. [新規サーバーの定義] ダイアログ ボックスで [既存のサーバーを選択] オプションまたは [手動で新規サーバーを定義] オプション (サーバが定義されていない場合) を選択し、[次へ] をクリックします。
  4. [BEA WebLogic v9.2 Server] ダイアログ ボックスでサーバを手動で定義するには、[参照] をクリックし、サンプルの統合ドメイン ディレクトリを製品インストール ディレクトリから選択します (BEA_HOME\weblogic92\samples\domains\integration)。BEA_HOME は、WebLogic Platform をインストールしたディレクトリを表します。[終了] をクリックします。
  5. サンプルのドメイン統合サーバが起動し、RequestQuote アプリケーションがデプロイされます。WebLogic Server が実行されている場合は、以下のインジケータがサーバ ビューに表示されます。



  6. アプリケーションがデプロイされた後で、テスト ブラウザが表示されます。
  7. [Test Form] タブをクリックします。[xml requestXML (file value)] フィールドの横にある [Browse] をクリックして、ファイル ブラウザを開きます。
  8. プロジェクト内の requestquote\testxml フォルダから [RequestQuote.xml] を選択します。
  9. QuoteRequest.xml ファイルが、ファイル システムの以下の場所にあります。
    Tutorial_Process_Application_WEB\src\testxml\QuoteRequest.xml

  10. [Test Form] タブをクリックします。[Test Form] ページで、ビジネス プロセス上のメソッド名 (quoteRequest) が表示されているボタンをクリックして、ビジネス プロセスを開始します。


  11. [Test Form] ページが更新され、要求パラメータと Web サービスからの応答の概要が [Message Log] に表示されます。



  12. [Message Log] の [Refresh] をクリックして、ビジネス プロセスのこのインスタンスの実行が完了するまで、ログ内のエントリを更新します。ビジネス プロセスのメソッドに対応する [Message Log] のエントリは、次のとおりです。
    • ビジネス プロセスを開始する quoteRequest メソッド。
    • ビジネス プロセスから taxCalculation Web サービスへの呼び出し、taxCalculation.requestTaxRate
    • サービスからビジネス プロセスに返される応答、taxCalculation.returnTaxRate
    • インスタンス ID - ビジネス プロセスが終了すると、以下のようなメッセージがメッセージ ログに表示されます。
    • インスタンス instanceID が完了しました

      instanceID は、ビジネス プロセスの quoteRequest メソッドが呼び出されたときに生成された ID です。

      メッセージ ログ内のメソッドをクリックすると、呼び出しの詳細が表示されます。たとえば、quoteRequest をクリックすると、このメソッドが呼び出されたときにクライアントから送信された XML メッセージが [Service Request] パネルに表示されます。

      taxCalculation.returnTaxRate をクリックした場合は、taxCalculation サービスからの応答が表示されます。この場合は、テスト XML 内の state 要素の入力値 (NJ) に基づいて税率が計算されました。



      サンプルの XML メッセージでは、state="NJ" を使用しました。つまり、注文品の発送先は NJ 州になります。この XML メッセージは、Sales Tax Calculation Needed? ノードの Yes ブランチに沿った実行フローになるように設計されています。前の図は、このテスト XML メッセージに対して返される税率を示しています。

      <returnTaxRate xmlns="http://www.openuri.org/">
      <taxRate>0.08</taxRate>
      </returnTaxRate>

      これらの手順に従って、開始ノードと分岐ノードをもち、コントロールを介して Web サービスに対する非同期呼び出しを行う、単純なビジネス プロセスを実行し、テストしました。

このチュートリアルのこの後の手順では、これまでに作成したビジネス プロセスを基にして作業を進めます。

テスト ブラウザの追加機能に関する注意

テスト ブラウザの [Test Form] ページには、以下のリンクが追加されています。

Graph

[Graph] をクリックして、テスト ブラウザの [Process Graph] タブを開きます。対話型インスタンス グラフは、デザイン ビューに表示される完全展開型のビューです。対話型プロセス グラフには、Adobe SVG Viewer バージョン 3.0 が必要です。[Process Graph] タブを最初に開いたときには、Adobe の Web サイトからビューアをダウンロードするかどうかを尋ねるメッセージが表示されます。このビューアは、Adobe Web サイト (http://www.adobe.com/svg/viewer/install/main.html) から直接ダウンロードすることもできます。
注意 : WebLogic Platform 9.2 がサポートするコンフィグレーションの中には、このビューアを利用できないものもあります。詳細については、WebLogic Integration Admin Console オンライン ヘルプの「プロセス インスタンスのモニタ」(http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wli/docs92/adminhelp/processmonitoring.html) にある「対話型グラフの要件」を参照してください。WebLogic Platform が対応しているオペレーティング システムとブラウザの詳細については、「サポート対象のコンフィグレーション (http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/platform/suppconfigs/index.html)」を参照してください。 すでに説明したように、プロセス グラフはビジネス プロセスとその実行パスをグラフィカルに表現したものです。プロセス グラフでは、現在実行中のノードが強調表示されます。ビジネス プロセスのインスタンスが完了すると、テストで次に実行されるパスが強調表示されます。このシナリオでは、[Yes] パスが実行されています。プロセス グラフで [No] パスはグレー表示され、ビジネス プロセスのこのインスタンスの実行中にこのパスが使用されなかったことを示しています。 注意 : 〔Alt〕を押してマウスのポインタをプロセス グラフの上に置き、テスト ブラウザ ページにドラッグして移動することができます。拡大するには〔Ctrl〕を押しながらクリックし、縮小するには〔Ctrl〕+〔Shift〕を押しながらクリックします。プロセス グラフを右クリックし、表示されるドロップダウン メニューから [Zoom In] または [Zoom Out] コマンドを選択することもできます。 チュートリアルの後の手順で、実行中のビジネス プロセスをプロセス グラフで確認します。 注意 : BEA Workshop のテスト ブラウザのページ間を移動するには、前へ戻る矢印と次へ進む矢印 を使用します。

Monitor

[Monitor] をクリックして、Web ブラウザに BEA Products Administration Console を開きます。ユーザ名に weblogic、パスワードに weblogic を使用してログインします。BEA Products Administration Console が [プロセス インスタンス詳細] ページに開きます。WebLogic Integration Administration Console では、BEA Products アプリケーションを管理できます。たとえば、プロセス インスタンスのナビゲーション ペインの [統計を表示] をクリックして [プロセス インスタンス統計] ページにアクセスすることができます。このページには、ビジネス プロセス インスタンスの概要がプロセス タイプごとにグループ化されて表示されます。サーバで実行された、または実行中のプロセス タイプのインスタンスを表示するには、プロセス名をクリックします。プロセスインスタンスは「instanceID」で識別されます。RequestQuote ビジネス プロセス用に表示される instanceID は、[Message Log] ペインに表示される instanceID に対応しています。このトピックに示されている図を参照してください。

Monitor all RequestQuote.jpd processes

[Test Form] の一番上にある [Monitor all RequestQuote.jpd processes] をクリックして、BEA Products Administration Console を開きます。ユーザ名に weblogic、パスワードに weblogic を使用してログインします。このリンクを使用すると、[プロセス インスタンス概要] ページに Administration Console が開き、実行済みまたは実行中のビジネス プロセスのすべてのインスタンスが表示されます。

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