XQuery リファレンス

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XQuery ネームスペースの慣例

ネームスペースは XML ドキュメントで使用される名前を一意に区別するためのメカニズムを提供します。W3C では慣例により、ネームスペース プレフィックスを使用して、W3C XQuery のデータ型 (xs:)、関数 (xf:)、および演算子 (op:) を識別します。さらに BEA では、BEA が提供する追加の関数およびデータ型を一意に識別できるように、bea-xf: ネームスペースを定義しています。これらの XQuery ネームスペース プレフィックスは、以下の節の例に示すように XQuery 関数のシグネチャで使用されます。この節では、次の XQuery ネームスペース プレフィックスについて説明します。

 


xs:

XML スキーマのデータ型、およびこれらのデータ型を構成するコンストラクタは、XML スキーマ ネームスペースに属しています。XML スキーマ ネームスペースは、次の URI で識別されます。

http://www.w3.org/2001/XMLSchema

xs: ネームスペース プレフィックスは (慣例により) このネームスペース URI に関連付けられています。

たとえば、XML スキーマの string データ型を関数シグネチャで指定する場合、次の関数シグネチャの例に示すように、$string-var 引数の定義において、 string の前に xs: ネームスペース プレフィックスを指定します。

bea-xf: trim-left(xs: string $string-var)—> xs:string

 


xf:

W3C XQuery 関数は、XQuery 関数ネームスペースに属します。XQuery 関数のネームスペースは、次の URI で識別されます。

http://www.w3.org/2002/08/xquery-functions

xf: ネームスペース プレフィックスは (慣例により) このネームスペース URI に関連付けられています。

たとえば、クエリ内で W3C 関数を呼び出す場合は、次のクエリの例に示すように、関数名の前に文字列 xf: を指定します。

<l>{

for $tok in xf:tokenize("Jane fell down the hill", "\s")

return <i>{ $tok }<i>

}</l>

 


op:

W3C XQuery 演算子は、XQuery 演算子ネームスペースに属します。XQuery 演算子のネームスペースは、次の URI で識別されます。

http://www.w3.org/2002/08/xquery-operators

op: ネームスペース プレフィックスは (慣例により) このネームスペース URI に関連付けられています。

たとえば、クエリ内で W3C 演算子を呼び出す場合は、次のクエリの例に示すように、関数名の前に文字列 op: を指定します。

<num_days>{get-days-from-dayTimeDuration(op:subtract-dates(date("2002-08-30"),date("2001-08-30")))}</num_days>

 


bea-xf:

BEA XQuery 関数は、BEA XQuery 関数ネームスペースに属します。BEA XQuery 関数のネームスペースは、次の URI で識別されます。

http://www.bea.com/2002/xquery-functions

bea-xf: ネームスペース プレフィックスは (慣例により) このネームスペース URI に関連付けられています。

たとえば、クエリ内で BEA 関数を呼び出す場合は、次のクエリの例に示すように、関数名の前に文字列 bea-xf: を指定します。

<result>{bea-xf:trim-left(" abc ")}</result>


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