対話管理ガイド

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コンテンツの設定

ユーザにパーソナライズされたコンテンツを提供することは、対話管理の重要な要素です。プレースホルダとキャンペーンを使用して、表示するコンテンツのタイプとコンテンツを表示する期間を制御できます。最初の手順は、コンテンツ タイプとコンテンツを BEA リポジトリに追加することです。

この章の内容は以下のとおりです。

 


コンテンツの追加

コンテンツ管理ガイド』を使用して、コンテンツを BEA リポジトリに追加する方法を学習します。フォルダの階層を設定して、コンテンツ タイプ (それぞれにプロパティが含まれる) を追加できます。コンテンツ タイプによって、コンテンツ ファイルに関連付けられるメタデータと検索によりコンテンツを取得する方法が決まります。

独自のコンテンツ タイプを作成するか、または WebLogic Portal に付属する次の 6 種類のコンテンツ タイプを使用できます。

コンテンツ タイプの使用は慎重に計画します。タイプのインスタンスを取得後、コンテンツ タイプにプロパティの定義を追加できます。ただし、タイプの既存のプロパティ定義を変更または削除することはできません。コンテンツ タイプのプロパティはコンテンツを説明し、コンテンツの管理に役立ちます。より多くのプロパティをコンテンツ項目に関連付けることで、より詳細な検索結果が得られます。

リポジトリのコンテンツ項目に特定のプロパティを追加することにより、画像をクリッカブルにし、指定のクリック回数になるとキャンペーンを終了し、ムービーを開始し、あるいは URL をクリッカブルにすることができます。項目をリポジトリに追加した日付 (コンテンツ タイプのプロパティ) を表示することにより、コンテンツのプロパティを持つリポジトリ管理を行うこともできます。

コンテンツ タイプのプロパティは、ブール値、長整数値、小数点付き数値、文字列、日付/時刻、バイナリ、ネストされたコンテンツタイプ、リンクなどのデータ型を取ることができます。詳細については、『コンテンツ管理ガイド』を参照してください。

ヒント : コンテンツにアクセスするプレースホルダおよびキャンペーンを作成する前に、コンテンツ タイプのプロパティを設定する必要があります。

コンテンツ管理リソースの訪問者の資格を作成すれば、これらの資格を使用して、パーソナライゼーション ルールに基づいて通常表示するコンテンツをポータルの訪問者が表示できないようにすることができます。

 


コンテンツの優先度の決定

プレースホルダ (一般的なコンテンツまたはキャンペーン用のパーソナライズされたコンテンツを表示する JSP 内の JSP タグ) は一度に 1 つのコンテンツを表示します。プレースホルダ内のコンテンツ クエリ (デフォルトのプレースホルダ クエリ、またはキャンペーンによってプレースホルダに追加されたクエリ) が複数のコンテンツ項目をプレースホルダに返した場合、プレースホルダはどちらのコンテンツ項目を表示するかを決定します。adWeight というコンテンツ タイプのプロパティを使用して、コンテンツ項目がクエリで取得されたときにプレースホルダに表示される優先度を変更します。

adWeight プロパティは整数型のプロパティです。コンテンツ項目の adWeight に割り当てる数値が大きいほど、プレースホルダに表示される優先度が高くなります。adWeight プロパティの使用方法の詳細については、「プレースホルダの作成」を参照してください。


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