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この章では、属性、修飾子、および伝播 Ant タスクの使用方法について説明します。Ant タスクは、オンライン タスクとオフライン タスクに分類されます。オンライン タスクは、サーバで実行中の WebLogic Portal アプリケーションと直接対話します。オフライン タスクは以前にエクスポートされたインベントリ ファイルと対話します。
注意 : | WebLogic Portal 8.1 または 9.2 で保存された WebLogic Portal インベントリは WebLogic Portal 10.0 伝播ツールでは使用できません。 |
ヒント : | 使用例を含めた Ant タスクの概要については、「伝播 Ant タスクの使用」を参照してください。 |
この節では、各オンライン伝播 Ant タスクについて説明します。オンライン タスクの概要については、「オンライン タスクの概要」を参照してください。この節で説明されているオンライン タスクは次のとおりです。
伝播サーブレットが、現在別のプロセスで使用されていないことを確認します。ミューテックスは、アプリケーションにスコープ指定され、クラスタ対応です。これは、誰かが、クラスタ内のノードで特定のアプリケーションのサーブレットを使用している場合、ミューテックスが強制的に適用されることを意味します。すなわち、別のユーザは別のノードで、そのアプリケーションに対するサーブレットを使用できません。
ヒント : | 伝播サーブレットがサーバで伝播タスクを実行します。このサーブレットが WebLogic Portal データの処理を実行するので、一度に複数のスレッドの実行は認められていません。伝播サーブレットについては、「伝播サーブレットのデプロイ」を参照してください。 |
true
に設定すると、servletURL
によって指定された伝播管理サーブレットに HTTP を使用できます。false
に設定すると、URL に HTTPS を使用できます。デフォルトは false
です。「オンライン タスクと HTTPS の併用」および「伝播サーブレットのデプロイ」も参照してください。 true
に設定すると、エラーが発生した場合にタスクが終了します。false
に設定すると、タスクは終了しません。通常、Ant 条件文を使用して一連の伝播タスクのフロー制御を行う場合、この属性は false
に設定します。デフォルトは true
です。 failOnError
属性が false
に設定されていない限り、タスクは失敗します。
ここで、earProjectName
は、伝播するポータル アプリケーションを含む EAR プロジェクトの名前です。次に例を示します。
「オンライン タスクと HTTPS の併用」および「伝播サーブレットのデプロイ」も参照してください。
このタスクでは、Ant 条件タスクをサポートします。Ant タスクが成功した場合は、条件タスクのプロパティが設定されます。
failOnError
属性が true
(デフォルト) に設定されている場合、別のスレッドにミューテックスがあるとスクリプトは終了します。スクリプトは、その別のスレッドが完了するまで待機する必要があります。「オンライン タスクのトラブルシューティング」も参照してください。
コード リスト 9-1 は、伝播サーブレットが使用中であるかどうかを確認します。スクリプトは 10 回再試行します。コード リスト 9-2 は、Ant 条件文を使用して、成功かどうかをテストします。タスクが成功すると、メッセージが印刷されます。
<target name="checkMutexDest" description="checks to see if the mutex is available">
<onlineCheckMutex
servletURL="http://localhost:7001/myProjectPropagation
/inventorymanagement"
username="weblogic"
password="weblogic"
allowHttp="true"
failOnError="false"
retryTimes="10"
/>
</target>
<target name="checkMutexDest" description="checks to see if the mutex is available">
<condition property="mutex_success">
<onlineMutex
servletURL="http://localhost:7001/myProjectPropagation
/inventorymanagement"
username="weblogic"
password="weblogic"
allowHttp="true"
failOnError="false"
retryTimes="10"
/>
</condition>
<antcall target="mutex_success" />
</target>
<target name="mutex_success" if="mutex_success">
<echo message="The mutex is available." />
</target>
注意 : | データベースにある組み込み LDAP およびセキュリティ データが同期していない場合、このタスクは失敗します。たとえば、データベースにあるロールが LDAP リポジトリから削除されていると、このタスクは失敗します。continueOnValidationError 修飾子を使用して、タスクを強制的に続行することができます。 |
警告 : | このタスクは対象アプリケーションのコンフィグレーションを変更します。コミットされている変更によっては、アクティブ セッションがあるユーザに、不必要な動作が発生する場合があります。ユーザに対するリスクは、管理者が WebLogic Portal Administration Console を使って同じ変更をしたかどうかをユーザが確認する行動に似ています。 |
true
に設定すると、servletURL
によって指定された伝播管理サーブレットに HTTP を使用できます。false
に設定すると、URL に HTTPS を使用できます。デフォルトは false
です。「オンライン タスクと HTTPS の併用」および「伝播サーブレットのデプロイ」も参照してください。 true
に設定すると、エラーが発生した場合にタスクが終了します。false
に設定すると、タスクは終了しません。通常、Ant 条件文を使用して一連の伝播タスクのフロー制御を行う場合、この属性は false
に設定します。デフォルトは true
です。
この節ではこのタスクで利用可能な <modifier>
属性について説明します。各 <modifier>
属性には、name
と value
があります。修飾子の使用例については「使用方法」の節を参照してください。
伝播の結果として、新しい改訂のコンテンツが、コンテンツ管理リポジトリにチェックインされるときに使用するコメントを指定します。
コンテンツ管理リポジトリ内のコンテンツ項目が既にチェックアウトされている場合、そのコンテンツの更新または削除を試みるタスクが発生するときに取られる動作を指定します。
(デフォルト) コンテンツ項目の更新または削除、およびログへのメッセージの書き込みを行いません。
チェックアウトされたコンテンツ項目をオーバーライドし、リポジトリでコンテンツを追加または更新します。このオプションにより、現在コンテンツ項目をチェックアウトしているユーザによる変更が元に戻され、変更マニフェスト内の変更が適用されます。
ソース システムのワークフローの名前が、送り先で予想されているワークフローの名前と一致しない場合に取られる動作を指定します。この修飾子により、ワークフローを送り先で保持するか、あるいはワークフローを含むソース ノードの伝播を中止するかの選択によって、状況を処理する方法を選択できます。
ヒント : | WebLogic Portal ではワークフローが伝播されないため、ソース システムと送り先システムでまったく同じワークフローを使用するのが最適です。これにより、ノードとタイプが伝播され、かつリスクを最小限に抑えることができます。 |
(デフォルト) コンテンツ ノードに関連付けられているワークフロー名が、ソースと送り先で異なる場合、送り先でワークフローを保持します。
コンテンツ ノードに関連付けられているワークフロー名が、ソースと送り先で異なる場合、ノードを伝播しません。ソース システム上のノードが中止されたノードに依存する場合も伝播できません。
ソース システムのワークフロー名が、送り先で予想されているワークフロー名と一致しない場合に取られる動作を指定します。この修飾子により、ワークフローを送り先で保持するか、ワークフローを含むソース コンテンツ タイプの伝播を中止するかを選択することにより、状況を処理する方法を選択できます。
ヒント : | WebLogic Portal ではワークフローが伝播されないため、ソース システムと送り先システムでまったく同じワークフローを使用するのが最適です。これにより、ノードとタイプが伝播され、かつリスクを最小限に抑えることができます。 |
(デフォルト) コンテンツ タイプに関連付けられているワークフロー名が、ソースと送り先で異なる場合、送り先でワークフローを保持します。
コンテンツ タイプに関連付けられているワークフロー名が、ソースと送り先で異なる場合、タイプを伝播しません。ソース システム上のタイプが中止されたタイプに依存する場合も伝播できません。
最終インベントリがサーバにコミットされる前に、伝播管理サーブレットがプロセスの差分リストを取得する方法を指定します。
(デフォルト) 伝播サーブレットが、アップロードされたインベントリとアプリケーション インベントリ間の差分を計算します。アップロードされたインベントリと一緒に提供されるポリシー設定とスコープ設定に従って、その差分を適用します。pessimistic により、送り先の現在の状態に基づき、差分がリアルタイムで再計算されます。pessimistic 差分計算は一般に optimistic より時間がかかります。「スコープ プロパティ ファイルについて」および「ポリシー プロパティ ファイルについて」も参照してください。
伝播サーブレットはインベントリで changemanifest.xml
ファイルを探します。変更マニフェストが存在する場合、差分を再計算しないで、指定されているマニフェストからの選択を適用します。このオプションにより、サーブレットでは、インベントリと一緒に提供されるスコープ設定またはポリシー設定が受け付けられません。このオプションが指定されるけれども、changemanifest.xml
ファイルが存在しない場合、サーブレットはデフォルトで pessismistic に設定されます。
value = true の場合、この修飾子は検証エラーが発生した場合、強制的にタスクを続行します。データベースにある組み込み LDAP レポジリおよびセキュリティ情報が同期していない場合、検証エラーが発生する可能性があります。(default = false)。
このタスクでは、Ant 条件タスクをサポートします。Ant タスクが成功した場合は、条件タスクのプロパティが設定されます。
failOnError
属性が true
(デフォルト) に設定されている場合、インベントリが正常にコミットされないとスクリプトは終了します。詳細については、ログ ファイルを確認してください。「オンライン タスクのトラブルシューティング」も参照してください。
次の例では、OnlineUploadTask を使って送り先サーバにアップロードされたインベントリ ファイルをコミットし、OnlineUploadTask によりファイルが標準の場所に配置されます。
<target name="commitOpt">
<onlineCommit
servletURL="http://localhost:7001/myProjectPropagation/inventorymanagement"
username="weblogic"
password="weblogic"
allowHttp="true"
>
<modifier name="differenceStrategy" value="optimistic" />
<modifier name="cm_checkinComment" value="My sample checkin comment." />
</onlineCommit>
</target>
現在実行中の WebLogic Portal アプリケーションから指定した ZIP ファイルにインベントリをダウンロードします。
注意 : | データベースにある組み込み LDAP およびセキュリティ データが同期していない場合、このタスクは失敗します。たとえば、データベースにあるロールが LDAP リポジトリから削除されていると、このタスクは失敗します。 |
注意 : | このタスクでは、ポータル インベントリが抽出され、そのインベントリの ZIP ファイルへの書き込みが試行されます。作成される ZIP ファイルのサイズが 4GB を超えると、このタスクは失敗し、サーバ ログと詳細ログにメッセージが書き込まれます。この問題が発生した場合は、インベントリのスコープ指定を行って、生成されるアーカイブ ファイルのサイズを制限してください。詳細については、「スコープについて」を参照してください。 |
true
に設定すると、servletURL
によって指定された伝播管理サーブレットに HTTP を使用できます。false
に設定すると、URL に HTTPS を使用できます。デフォルトは false
です。「オンライン タスクと HTTPS の併用」および「伝播サーブレットのデプロイ」も参照してください。 true
に設定すると、エラーが発生した場合にタスクが終了します。false
に設定すると、タスクは終了しません。通常、Ant 条件文を使用して一連の伝播タスクのフロー制御を行う場合、この属性は false
に設定します。デフォルトは true
です。 outputToServerFileSystem
が false
の場合、ファイルはローカルに保存され、名前には相対パスまたは絶対パスを含むことができ、既存のファイルは存在しません。outputToServerFileSystem
が true
に設定されている場合、ファイルは送り先サーバ システムに書き込まれ、絶対パスをサーバ システムに指定する必要があり、既存のファイルは存在しません。 false
です。 scope.properties
ファイルのパス名。指定する場合、このファイルは存在しなければならず、存在しないとタスクが失敗します。「Ant タスクによるスコープ指定」を参照してください。
この節ではこのタスクで利用可能な <modifier>
属性について説明します。各 <modifier>
属性には、name
と value
があります。修飾子の使用例については、Usage 節の OnlineCommitTask を参照してください。
このタスクでは、Ant 条件タスクをサポートします。Ant タスクが成功した場合は、条件タスクのプロパティが設定されます。
failOnError
属性が true
(デフォルト) に設定されている場合、インベントリが正常にダウンロードされないとスクリプトは終了します。詳細については、ログ ファイルを確認してください。「オンライン タスクのトラブルシューティング」も参照してください。
次の例は、dest.zip
というインベントリ ファイルをダウンロードします。
<target name="downloadDest">
<onlineDownload
servletURL="http://localhost:7001/myProjectPropagation/inventorymanagement"
username="weblogic"
password="weblogic"
allowHttp="true"
outputInventoryFile="${portal.prop.home}/test/ant/dest.zip"
/>
</target>
伝播セッション中にデータの整合性を維持するには、ソース サーバおよび送り先サーバのアプリケーションをメンテナンス モードにしておく必要があります。メンテナンス モードは、管理者が WebLogic Portal Administration Console を使ってポータルに変更を加えるのを防止します。メンテナンス モードは、(単一の Web アプリケーションだけではなく) エンタープライズ アプリケーション全体に対して影響を及ぼし、クラスタ内のすべてのノードに対して影響します。最終的なインベントリのエクスポートが完了したら、メンテナンス モードをオフにして、サーバ上のアプリケーションを変更可能にできます。
このタスクはサーバでメンテナンス モードの状態を切り替えます。この Ant タスクにより、必要なリソースまたは機能に関係なく、委託管理と資格で、アプリケーション内のポリシーにより全リソースへのアクセスが拒否されます。
ヒント : | WebLogic Portal Administration Console でもメンテナンス モードを設定できます。[コンフィグレーション|サービス管理] を選択します。詳細については、オンライン ヘルプを参照してください。 |
true
に設定すると、servletURL
によって指定された伝播管理サーブレットに HTTP を使用できます。false
に設定すると、URL に HTTPS を使用できます。デフォルトは false
です。「オンライン タスクと HTTPS の併用」および「伝播サーブレットのデプロイ」も参照してください。 true
に設定すると、メンテナンス モードがオンになります。メンテナンス モードをオフにするには、ユーザにポータル リソースの変更を許可し、この値を false
に設定します。 true
に設定すると、エラーが発生した場合にタスクが終了します。false
に設定すると、タスクは終了しません。通常、Ant 条件文を使用して一連の伝播タスクのフロー制御を行う場合、この属性は false
に設定します。デフォルトは true
です。
このタスクでは、Ant 条件タスクをサポートします。Ant タスクが成功した場合は、条件タスクのプロパティが設定されます。
failOnError
属性が true
(デフォルト) に設定されている場合、メンテナンス モードを切り替えることができなかった場合スクリプトは終了します。WebLogic Portal Administration Console でメンテナンス モード状態を確認します。「オンライン タスクのトラブルシューティング」も参照してください。
コード リスト 9-5 はサーバをメンテナンス モードにします。コード リスト 9-6 は、Ant 条件文を使用して、サーバをメンテナンス モードにし、処理が成功したらメッセージを印刷します。
<target name="lockDest" description="lock the server">
<onlineMaintenanceMode
servletURL="http://localhost:7001/propagation/inventorymanagement"
username="weblogic"
password="weblogic"
allowHttp="true"
enable="true"
/>
</target>
<target name="lockDestC1" description="lock the server">
<condition property="lock_success">
<onlineMaintenanceMode
servletURL="http://localhost:7001/propagation/inventorymanagement"
username="weblogic"
password="weblogic"
allowHttp="true"
enable="true"
/>
</condition>
<antcall target="lock_success" />
</target>
<target name="locksuccess"
if="lock_success">
<echo message="Maintenance mode has been toggled."/>
</target>
伝播管理サーブレットが指定されているサーバで実行中かどうかをテストします。このタスクは伝播サーブレットに通信できることを確認します。伝播サーブレットについては、「伝播サーブレットのデプロイ」を参照してください。
true
に設定すると、servletURL
によって指定された伝播管理サーブレットに HTTP を使用できます。false
に設定すると、URL に HTTPS を使用できます。デフォルトは false
です。「オンライン タスクと HTTPS の併用」および「伝播サーブレットのデプロイ」も参照してください。 true
に設定すると、エラーが発生した場合にタスクが終了します。false
に設定すると、タスクは終了しません。通常、Ant 条件文を使用して一連の伝播タスクのフロー制御を行う場合、この属性は false
に設定します。デフォルトは true
です。
このタスクでは、Ant 条件タスクをサポートします。Ant タスクが成功した場合は、条件タスクのプロパティが設定されます。
failOnError
属性が true
(デフォルト) に設定されている場合、サーブレットが正常に応答を返さないとスクリプトは終了します。「オンライン タスクのトラブルシューティング」も参照してください。
コード リスト 9-7 は、伝播サーブレットが実行中であるかどうかをテストします。コード リスト 9-8 は、Ant 条件文を使用して、タスクが成功するとメッセージを印刷します。
<target name="pingDest" description="ping the server">
<onlinePing
servletURL="http://localhost:7001/propagation/inventorymanagement"
username="weblogic"
password="weblogic"
allowHttp="true"
/>
</target>
<target name="pingDest" description="ping the server">
<condition property="ping_success">
<onlinePing
servletURL="http://localhost:7001/propagation/inventorymanagement"
username="weblogic"
password="weblogic"
allowHttp="true"
/>
</condition>
<antcall target="ping_success" />
</target>
<target name="ping_success" if="ping_success">
<echo message="The server is available." />
</target>
このタスクは、インベントリ ファイルを、実行中の WebLogic Portal アプリケーションに関連している一時的な場所にアップロードします。OnlineCommitTask を実行する前にこのタスクを実行する必要があります。一度にアップロードできるインベントリは 1 つだけです。
このタスクはアップロードの場所に存在する既存のインベントリ ファイルをオーバーライドします。
注意 : | このタスクはファイルを移動するだけです。実行中のアプリケーションのコンフィグレーションには影響しません。この処理は、アクティブ ユーザがシステムに存在していても安全に実行できます。 |
注意 : | 伝播管理サーブレットのコンフィグレーション設定により、Dos 攻撃を軽減することができます。サーブレットは、アップロード ファイル (HTTP 経由でアップロードされるファイル) に許可される最大サイズでコンフィグレーションされます。デフォルトでは、1MB に設定されます。インベントリ ZIP ファイル内でこの値を超えたファイルは拒否されます。この制限を回避する最も簡単な方法は、インベントリを送り先サーバに物理的にコピーし、このタスクの readFromServerFileSystem 属性を使用することです。大きなファイルを許可するようにサーブレットのコンフィグレーションを変更することについては、「デフォルトのアップロード ファイル サイズの増加」を参照してください。 |
true
に設定すると、servletURL
によって指定された伝播管理サーブレットに HTTP を使用できます。false
に設定すると、URL に HTTPS を使用できます。デフォルトは false
です。「オンライン タスクと HTTPS の併用」および「伝播サーブレットのデプロイ」も参照してください。 true
に設定すると、エラーが発生した場合にタスクが終了します。false
に設定すると、タスクは終了しません。通常、Ant 条件文を使用して一連の伝播タスクのフロー制御を行う場合、この属性は false
に設定します。デフォルトは true
です。 true
の場合、インベントリ ファイルは、ソース システムからでなく、送り先サーバ ファイル システムから読み込まれます。この属性を使用して、大きなファイルに対する HTTP アップロードのオーバーヘッドを除去します。デフォルトは false
です。 readFromServerFileSystem
が true
の場合、このファイルの場所は、サーバ ファイル システムに対するものです。
このタスクでは、Ant 条件タスクをサポートします。Ant タスクが成功した場合は、条件タスクのプロパティが設定されます。
failOnError
属性が true
(デフォルト) に設定されている場合、アップロードが失敗するとスクリプトは終了します。詳細については、ログ ファイルを確認してください。「オンライン タスクのトラブルシューティング」も参照してください。
次の例では combined.zip
というファイルを、サーバにアップロードします。
<target name="upload">
<onlineUpload
servletURL="http://localhost:7001/propagation/inventorymanagement"
username="weblogic"
password="weblogic"
allowHttp="true"
sourceFile="${portal.prop.home}/test/ant/combined.zip"
/>
</target>
この節では、各オフライン伝播 Ant タスクについて説明します。オフライン タスクの概要については、「オフライン タスクの概要」を参照してください。この節で説明されているオフライン タスクは次のとおりです。
手動選択 (変更) の有無のテスト。このタスクで直接指定された (changemanifest.xml
を含む) インベントリ ファイルか changemanifest.xml
のどちらかを確認できます。必要な手動変更が検出された場合、このタスクを使用して自動伝播を停止できます。
注意 : | changeManifestFile か sourceFile 属性のどちらかを指定する必要があります。 |
true
に設定すると、エラーが発生した場合にタスクが終了します。false
に設定すると、タスクは終了しません。通常、Ant 条件文を使用して一連の伝播タスクのフロー制御を行う場合、この属性は false
に設定します。デフォルトは true
です。
このタスクでは、Ant 条件タスクをサポートします。Ant タスクが成功した場合は、条件タスクのプロパティが設定されます。
failOnError
属性が true
(デフォルト) に設定されている場合、少なくとも 1 つの手動選択が検出しないとスクリプトは終了します。failOnError が false に設定されていると、タスクが失敗することはありませんが、手動選択が検出されたことを示すメッセージをレポートします。「オフライン タスクのトラブルシューティング」も参照してください。
次の例では 2 つのインベントリが結合されます。属性の一部は OfflineDiffTask から取得されます。
<target name="checkManual" description="Checks for manual elections (changes)">
<offlineCheckManualElections
changeManifestFile="${portal.prop.home}/test/ant/combine_cm.xml""
logFile="${portal.prop.home}/test/ant/combine_log.txt"
verboseLogFile="${portal.prop.home}/test/ant/combine_verboselog.txt"
/>
</target>
2 つのインベントリを結合し、変更マニフェスト ファイルで、追加、更新、および削除のセットとして、差分を報告します。
注意 : | このタスクでは、ポータル インベントリが抽出され、そのインベントリの ZIP ファイルへの書き込みが試行されます。作成される ZIP ファイルのサイズが 4GB を超えると、このタスクは失敗し、サーバ ログと詳細ログにメッセージが書き込まれます。この問題が発生した場合は、インベントリのスコープ指定を行って、生成されるアーカイブ ファイルのサイズを制限してください。詳細については、「スコープについて」を参照してください。詳細なログについては、「ログファイルの確認」を参照してください。 |
注意 : | このタスクは OfflineDiffTask タスクを拡張するので、OfflineDiffTask で利用できる全属性は、このタスクでも使用できます。 |
true
に設定すると、エラーが発生した場合にタスクが終了します。false
に設定すると、タスクは終了しません。通常、Ant 条件文を使用して一連の伝播タスクのフロー制御を行う場合、この属性は false
に設定します。デフォルトは true
です。
このタスクでは、Ant 条件タスクをサポートします。Ant タスクが成功した場合は、条件タスクのプロパティが設定されます。
failOnError
属性が true
(デフォルト) に設定されている場合、2 つのインベントリ間で違いがまったく検出されないと、スクリプトは終了します。「オフライン タスクのトラブルシューティング」も参照してください。
次の例では 2 つのインベントリが結合されます。属性の一部は OfflineDiffTask から取得されます。
<target name="combine" description="Combine two inventories with logging">
<offlineCombine
sourceFile="${portal.prop.home}/test/ant/src.zip"
destFile="${portal.prop.home}/test/ant/dest.zip"
combinedInventoryFile="${portal.prop.home}/test/ant/combined.zip"
changeManifestFile="${portal.prop.home}/test/ant/combine_cm.xml"
logFile="${portal.prop.home}/test/ant/combine_log.txt"
verboseLogFile="${portal.prop.home}/test/ant/combine_verboselog.txt"
/>
</target>
2 つのインベントリを比較し、変更マニフェスト ファイルで、追加、更新、および削除のセットとして、差分を報告します。
true
に設定すると、エラーが発生した場合にタスクが終了します。false
に設定すると、タスクは終了しません。通常、Ant 条件文を使用して一連の伝播タスクのフロー制御を行う場合、この属性は false
に設定します。デフォルトは true
です。 true
です。「ポリシー プロパティ ファイルについて」も参照してください。 true
です。「ポリシー プロパティ ファイルについて」も参照してください。 true
です。「ポリシー プロパティ ファイルについて」も参照してください。 .properties
拡張子が付いたファイル。この属性を指定する場合は、このファイルが存在する必要があります。「ポリシーの使用」も参照してください。 .properties
拡張子が付いたファイル。この属性を指定する場合は、このファイルが存在する必要があります。「インベントリのスコープ指定」も参照してください。
このタスクでは、Ant 条件タスクをサポートします。Ant タスクが成功した場合は、条件タスクのプロパティが設定されます。
failOnError
属性が true
(デフォルト) に設定されている場合、差分が検出されないとスクリプトは終了します。「オフライン タスクのトラブルシューティング」も参照してください。
コード リスト 9-12 では、変更マニフェスト ファイルに、2 つのファイル間の差分が書き込まれます。
<target name="diff" description="compare two inventories with logging">
<offlineDiff
sourceFile="${portal.prop.home}/test/ant/src.zip"
destFile="${portal.prop.home}/test/ant/dest.zip"
logFile="${portal.prop.home}/test/ant/diff_log.txt"
verboseLogFile="${portal.prop.home}/test/ant/diff_verboselog.txt"
/>
</target>
2 つの変更マニフェスト ファイルに対して代数的演算を許可します。このタスクは、通常は使用されません。
true
に設定すると、エラーが発生した場合にタスクが終了します。false
に設定すると、タスクは終了しません。通常、Ant 条件文を使用して一連の伝播タスクのフロー制御を行う場合、この属性は false
に設定します。デフォルトは true
です。 add
または subtract
です。
このタスクでは、Ant 条件タスクをサポートします。Ant タスクが成功した場合は、条件タスクのプロパティが設定されます。
failOnError
属性が true
(デフォルト) に設定されている場合、代数的演算が失敗するとスクリプトは終了します。「オフライン タスクのトラブルシューティング」も参照してください。
コード リスト 9-13 では、2 つの変更マニフェストのコンテンツが追加されます。コード リスト 9-14 では、2 つの変更マニフェストのコンテンツが削除されます。
<target name="electionsAdd" description="add the two election lists">
<offlineAlgebra
electionList1File="${portal.prop.home}/test/ant/elections1.xml"
electionList2File="${portal.prop.home}/test/ant/elections2.xml"
operation="add"
outputFile="${portal.prop.home}/test/ant/addedElections.xml"
/>
</target>
<target name="electionsSubtract" description="subtract the two election lists">
/>
<offlineAlgebra
electionList1File="${portal.prop.home}/test/ant/elections1.xml"
electionList2File="${portal.prop.home}/test/ant/elections2.xml"
operation="subtract"
outputFile="${portal.prop.home}/test/ant/subtractedElections.xml"
/>
</target>
インベントリ ファイルから最上位レベルのファイルを抽出します。これらのファイルは、ファイルのトップレベルのインベントリ ZIP ファイルに格納されます。変更マニフェスト ファイル、エクスポート ファイル、手動変更ファイル、ポリシー ファイル、およびスコープ ファイルを含めることができます。
changemanifest.xml
ファイルを書き込むためのファイル (存在する場合)。この XML ファイルには、インベントリに対するすべての変更 (追加、削除、更新) を記述する変更マニフェスト ファイルが含まれます。「OfflineDiffTask」も参照してください。 export.properties
ファイルを書き込むためのファイル。このファイルには、エクスポートを行うユーザ、エクスポート日時、エクスポートに含まれるノード数などのインベントリの概要情報が格納されています。true
に設定すると、エラーが発生した場合にタスクが終了します。false
に設定すると、タスクは終了しません。デフォルトは true
です。 manualchanges.xml
ファイルを書き込むためのファイル (存在する場合)。このファイルは便宜上提供され、インベントリを伝播するのに必要な手動変更を説明します。「必要な手動変更」も参照してください。 policy.properties
ファイルを書き込むためのファイル (存在する場合)。このファイルには、インベントリを作成するのに使用されたポリシー ルールが含まれます。「ポリシーの使用」も参照してください。 scope.properties
ファイルを書き込むためのファイル (存在する場合)。このファイルには、インベントリを作成するのに使用されたスコープ指定ルールが含まれます。「インベントリのスコープ指定」も参照してください。
failOnError
属性が true
(デフォルト) に設定されている場合、処理中に問題が発生するとスクリプトは終了します。「オフライン タスクのトラブルシューティング」も参照してください。
次の例では、インベントリ ファイルから特定のファイルが抽出されます。
<target name="extractCombined" description="gather resources from the combined inventory">
<offlineExtract
sourceFile="${portal.prop.home}/test/ant/combined.zip"
exportFile="${portal.prop.home}/test/ant/extractCombined_export.properties"
scopeFile="${portal.prop.home}/test/ant/extractCombined_scope.properties"
policyFile="${portal.prop.home}/test/ant/extractCombined_policy.properties"
changemanifestfile="${portal.prop.home}/test/ant/extractCombined_change.xml"
logFile="${portal.prop.home}/test/ant/extractCombined_log.txt"
verboseLogFile="${portal.prop.home}/test/ant/extractCombined_verboselog.txt"
/>
</target>
インベントリ ファイルに最上位レベルのファイルを挿入します。これらのファイルは、ファイルのトップレベルのインベントリ ZIP ファイルに格納されます。変更マニフェスト ファイル、エクスポート ファイル、手動変更ファイル、ポリシー ファイル、およびスコープ ファイルを含めることができます。
changemanifest.xml
ファイルとして挿入するファイル。この XML ファイルには、インベントリに対するすべての変更 (追加、削除、更新) を記述する変更マニフェスト ファイルが含まれます。「OfflineDiffTask」も参照してください。 true
に設定すると、エラーが発生した場合にタスクが終了します。false
に設定すると、タスクは終了しません。通常、Ant 条件文を使用して一連の伝播タスクのフロー制御を行う場合、この属性は false
に設定します。デフォルトは true
です。 policy.properties
ファイルとして挿入するファイル。「ポリシーの使用」も参照してください。 scope.properties
ファイルとして挿入するファイル。「インベントリのスコープ指定」も参照してください。
このタスクでは、Ant 条件タスクをサポートします。Ant タスクが成功した場合は、条件タスクのプロパティが設定されます。
failOnError
属性が true
(デフォルト) に設定されている場合、処理が失敗するとスクリプトは終了します。「オフライン タスクのトラブルシューティング」も参照してください。
<target name="insertCombined" description="insert resources into combined inventory">
<offlineInsert
sourceFile="${portal.prop.home}/test/ant/combined.zip"
policyFile="${portal.prop.home}/test/ant/extractCombined_policy.properties"
changemanifestfile="${portal.prop.home}/test/ant/extractCombined_change.xml"
outputFile="${portal.prop.home}/test/ant/newCombined.zip"
/>
</target>
インベントリ ファイルから有効なポリシーをエクスポートします。これらのポリシーは、.properties
テキスト ファイルに書き込まれます。このプロパティ ファイルを後から編集して、OfflineCombineTask などの他のタスクへの入力として使用できます。「ポリシーの使用」も参照してください。
true
に設定すると、エラーが発生した場合にタスクが終了します。false
に設定すると、タスクは終了しません。通常、Ant 条件文を使用して一連の伝播タスクのフロー制御を行う場合、この属性は false
に設定します。デフォルトは true
です。 true
です。「ポリシー プロパティ ファイルについて」も参照してください。 true
です。「ポリシー プロパティ ファイルについて」も参照してください。 true
です。「ポリシー プロパティ ファイルについて」も参照してください。 .properties
にしてください。既存のファイルが存在しないことを確認してください。
このタスクでは、Ant 条件タスクをサポートします。Ant タスクが成功した場合は、条件タスクのプロパティが設定されます。
failOnError
属性が true
(デフォルト) に設定されている場合、処理が失敗するとスクリプトは終了します。インベントリ ツリー調査中に問題があるとスクリプトは失敗する可能性があります。「オフライン タスクのトラブルシューティング」も参照してください。
次の例では、ポータル アプリケーションに対してポリシー ファイルが書き込みまれます。
<offlineListPolicies
sourceFile="${portal.prop.home}/test/ant/src.zip"
policyFile="${portal.prop.home}/test/ant/listPolicies_policies.properties"
globalAddFlag="true"
globalUpdateFlag="false"
globalDeleteFlag="true"
logFile="${portal.prop.home}/test/ant/listPolicies_log.txt"
verboseLogFile="${portal.prop.home}/test/ant/listPolicies_verboselog.txt"
/>
インベントリ ファイルから有効なスコープ指定情報をエクスポートします。スコープは、.properties
テキスト ファイルに書き込まれます。このプロパティ ファイルを後から編集して、OfflineCombineTask などの他のタスクへの入力として使用できます。「ポリシーの使用」も参照してください。
true
に設定すると、エラーが発生した場合にタスクが終了します。false
に設定すると、タスクは終了しません。通常、Ant 条件文を使用して一連の伝播タスクのフロー制御を行う場合、この属性は false
に設定します。デフォルトは true
です。 .properties
にしてください。既存のファイルが存在しないことを確認してください。
このタスクでは、Ant 条件タスクをサポートします。Ant タスクが成功した場合は、条件タスクのプロパティが設定されます。
failOnError
属性が true
(デフォルト) に設定されている場合、インベントリ ツリーを調査している間に問題が発生するとスクリプトは終了します。「オフライン タスクのトラブルシューティング」も参照してください。
次の例では、デフォルトの深さの値 3 を使って、プロパティ ファイルにスコープ指定アーティファクトをエクスポートします。
<target name="listScopes" description="lists the scopes found in the source inventory">
<offlineListScopes
sourceFile="${portal.prop.home}/test/ant/src.zip"
scopeFile="${portal.prop.home}/test/ant/listScopes_scopes.properties"
logFile="${portal.prop.home}/test/ant/listScopes_log.txt"
verboseLogFile="${portal.prop.home}/test/ant/listScopes_verboselog.txt"
/>
</target>
特定の文字列に一致するノード名についてインベントリを検索する。検索文字列は、ノード名 (分類の最後の用語) に存在する場合にのみ一致します。
2. Application:PersonalizationService
3. Application:PersonalizationService:EventService:redEvent.evt
4. Application:PersonalizationService:EventService:coloredEvent.evt
5. Application:PersonalizationService:EventService:blueEvent.evt
文字列の red についてインベントリを検索する場合、タスクは、ノード 3 と 4 を返します。PersonalizationService を検索する場合、タスクはノード 2 のみを返します。
true
に設定すると、エラーが発生した場合にタスクが終了します。false
に設定すると、タスクは終了しません。通常、Ant 条件文を使用して一連の伝播タスクのフロー制御を行う場合、この属性は false
に設定します。デフォルトは true
です。
このタスクでは、Ant 条件タスクをサポートします。Ant タスクが成功した場合は、条件タスクのプロパティが設定されます。
success - 1 つまたは複数の一致が検出される場合。
failOnError
属性が true
(デフォルト) に設定されている場合、一致が検出されないとスクリプトは終了します。「オフライン タスクのトラブルシューティング」も参照してください。
コード リスト 9-19 では、文字列 global
について、特定のインベントリが検索されます。コード リスト 9-20 では、Ant 条件文を使用して、検索が成功するとメッセージが印刷されます。
<target name="search">
<offlineSearch|
searchString="global"
sourceFile="${portal.prop.home}/test/ant/src.zip"
listFile="${portal.prop.home}/test/ant/search.txt"
logFile="${portal.prop.home}/test/ant/search_log.txt"
verboseLogFile="${portal.prop.home}/test/ant/search_verboselog.txt"
/>
</target>
<target name="searchC1" description="finds the nodes that contain the search string in
the name">
<condition property="search_success">
<offlineSearch
searchString="esktop"
sourceFile="${portal.prop.home}/test/ant/src.zip"
/>
</condition>
<antcall target="search_success" />
</target>
<target name="search_success" if="search_success"><echo message="The search succeeded." />
</target>
ソース ZIP ファイルに有効なポータル アプリケーション インベントリが含まれることを確認します。インベントリを移動またはダウンロード後にこのタスクを使用して、正常に転送されたことを確認します。このタスクは ZIP ファイルの内部構造が、エクスポートされたインベントリに従うことを確認します。インベントリ ツリーのすべてのノードの XML は検証しません。
true
に設定すると、エラーが発生した場合にタスクが終了します。false
に設定すると、タスクは終了しません。通常、Ant 条件文を使用して一連の伝播タスクのフロー制御を行う場合、この属性は false
に設定します。デフォルトは true
です。
このタスクでは、Ant 条件タスクをサポートします。Ant タスクが成功した場合は、条件タスクのプロパティが設定されます。
failOnError
属性が true
(デフォルト) に設定されている場合は、ファイルが有効なインベントリ ファイルでない限り、スクリプトが終了します。「オフライン タスクのトラブルシューティング」も参照してください。
次の例では、src.zip
というインベントリ ファイルが検証されます。
<target name="validateSrc" description="valid inventory, with logging">
<offlineValidate
sourceFile="${portal.prop.home}/test/ant/src.zip"
logFile="${portal.prop.home}/test/ant/validateSrc_log.txt"
verboseLogFile="${portal.prop.home}/test/ant/validateSrc_verboselog.txt"
/>
</target>
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