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ここでは、ユーザとグループの構造を計画し、ユーザおよびグループ情報の格納先と情報の取得方法を決定するためのガイドラインを示します。ユーザ管理方法を計画段階の初期に策定しておくことにより、ポータル ライフサイクルの残りの段階で時間を節約することができます。
多くのポータルは、既存のユーザ ストアに格納されたユーザとグループにアクセスします。WebLogic Portal はこれらのユーザ ストアに接続できるため、ユーザ ストアに存在するグループに基づいてロールを開発できます。グループをロールベースに設定して、各グループで実行したりポータルに表示したりできる内容を制御すると、後で時間の節約になります。ロールの作成と、複数の開発環境 (ニューヨークとバンガロールのオフィスなど) におけるロールの管理方法の詳細については、『セキュリティ ガイド』を参照してください。
さらに、JSP タグとコントロールを使用して、ポータルにアクセスするユーザ本人に登録とグループへの追加を行わせる機能も作成できます。また、Administration Console で新しいグループとユーザを追加することも可能です。ポータル管理者も、WebLogic Scripting Tool という WebLogic Server のコマンドライン スクリプティング ツールでこれらのタスクを実行したり、Administration Console でユーザとグループを追加することができます。
ユーザ情報 (ユーザ プロファイル プロパティ) の収集と編集を可能にするかどうか、およびそれらのプロパティを読み込み専用にするかどうかを判断することも必要です。他のユーザ ストアにユーザの詳細情報がすでに存在する場合、その情報を管理する UUP を作成できます。
また、ポータルにおける匿名ユーザのアクションを詳細に把握するために、匿名ユーザを追跡するかどうかも判断する必要があります。
テスト環境またはステージング環境で実装するユーザとグループは、プロダクション システムでアクセスするユーザとは異なる可能性があります。
ポータル ライフサイクルのアーキテクチャ段階の説明については、「WebLogic Portal の概要」を参照してください。ポータル ライフサイクルを次の図に示します。
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