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日本語版の使用に関する注意

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日本語版の使用に関する注意

WebLogic Portal リリース 7.0 をインストールして使用する前に、このドキュメントのトピックをお読みください。

 


WebLogic Portal 7.0SP6 での問題点

WebLogic Portal 7.0SP6 では、コマーステンプレートとして提供されるファイルの内、いくつかのファイルが英語版のファイルとなっており、正しく動作しません。 以下の手順を実行することで正しく動作させることができます。

  1. 次のリンクをクリックして、Samples_ja.zip から日本語版のファイルをダウンロードします。
  2. ダウンロードしたファイルを BEA_HOME/weblogic700/samples に解凍します。
  3. BEA_HOME/weblogic700/samples/portal/wlcsDomain/create_db スクリプトを実行し、データベースを再作成します。
  4. BEA_HOME/weblogic700/samples/portal/wlcsDomain/startWLCS スクリプトを実行し、サーバを起動します。
  5. BEA_HOME/weblogic700/samples/portal/wlcsDomain/loadads スクリプトを実行し、データをロードします。
  6. BEA_HOME/weblogic700/samples/portal/wlcsDomain/loaddocs スクリプトを実行し、データをロードします。
  7. BEA_HOME/weblogic700/samples/portal/wlcsDomain/beaApps/wlcsApp-project/sync コマンドを実行し、ファイルを同期します。

 


WebLogic Portal 7.0SP6 で jRockit を使用する場合の設定

WebLogic Platform 7.0SP6 日本語版インストーラは jRockitをバンドルしていません。 弊社 Web サイトのダウンロードサイト(http://www.beasys.co.jp/evaluation/index.html)より 別途 jRockit 単体のインストーラをダウンロード、インストールして、その後、必要なファイルの設定を行ってください。

Weblogic Portal 7.0SP6 で jRockit を使用するには、以下の手順でファイルを編集してください。

Windows

  1. %WL_HOME%¥common¥bin¥commEnv.cmd ファイルの編集

    1. 87 行目 set COMM_JAVA_HOME で設定する値を JRockit をインストールしたディレクトリに変更する。

    2. 97 行目 set COMM_JAVA_VENDOR で設定する値を BEA に変更する。

  2. %WL_HOME%¥portal¥bin¥win32¥set-environment.bat ファイルの編集

    1. 20行目 set JDK_HOME で設定する値を JRockit をインストールしたディレクトリに変更する。

WebLogic Platform サンプルを実行する場合

WebLogic Platform サンプルを実行する場合、上記の手順に加えて、以下の手順が必要となります。

Windows

  1. %WL_HOME%¥integration¥setEnv.cmdファイルの編集

    1. 14行目 set JAVA_HOME で設定する値をJRockitをインストールしたディレクトリに変更する。

 


全角文字の使用制限

WebLogic Portal 7.0J では下記に関して全角文字(半角カタカナ含む)は使用しないでください。

E-BussinessControlCenter (EBCC)

システムのデフォルト エンコーディングとポータル アプリケーションのエンコーディングが異なる場合は、以下の名前に関しても全角文字を使用しないでください。

EBCC

管理ツール

注意:  WLP7.0J で作成される ポータル アプリケーション のエンコーディングは Shift_JIS がデフォルトです。下記の「新しいドメイン内のデフォルト エンコーディングの変更方法」を行うことによりシステムのデフォルト エンコーディングとポータル アプリケーションのエンコーディングを一致させることができます。

 


新しいドメインのデフォルト エンコーディングの変更方法

  1. ポータル アプリケーションのデフォルト エンコーディングを変更する

    Domain Wizard および Portal/Portlet Wizard を使用してユーザ ドメインに生成される ポータル アプリケーションのファイルは Shift_JIS でエンコードされています。生成されるファイルのデフォルト エンコーディングの変更方法は以下の通りです。

    ¥weblogic700¥common¥templates¥webapps¥portal¥baseportal¥j2ee 配下(サブディレクトリ含む)の下記のファイルに関してエンコーディングを指定している部分を適切なJava のエンコーディングの値(例えば EUC-JP)に変更してください。

    framework¥floated_portlet.jsp(20): String charset = "Shift_JIS";
    framework¥portal.jsp(11): String charset = "Shift_JIS";
    framework¥security¥help.jsp(5): String charset = "Shift_JIS";
    framework¥security¥login_header.inc(7): String charset = "Shift_JIS";
    framework¥security¥need_group.jsp(10): String charset = "Shift_JIS";
    framework¥security¥new_user.jsp(6): String charset = "Shift_JIS";
    framework¥security¥set_password.jsp(6): String charset = "Shift_JIS";
    framework¥tools¥i18n_setup.inc(7): String charset = "Shift_JIS";
    WEB-INF¥weblogic.xml.stock(107): <param-value>Shift_JIS</param-value>
    WEB-INF¥weblogic.xml.stock(118): <java-charset-name>Shift_JIS</java-charset-name>

    下記のファイルに関しては、IANA の文字セット名を指定してください。

    framework¥security¥meta.inc(1): <meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=Shift_JIS">

  2. Portal 管理ツールのエンコーディングを変更する

    アプリケーション データ名およびグループ ポータル名の全角文字の入力制限は、以下の通りシステムのデフォルト エンコーディングとアプリケーションのエンコーディングを揃えることにより修正できます。

    1. weblogic700¥common¥templates¥domains¥shared¥bea¥portal¥webapps¥tools¥tools¥portal¥i18n_setup.inc の 3 行目を適切な Java エンコーディングに変更してください。
      String charset = "Shift_JIS";

    2. weblogic700¥common¥templates¥domains¥shared¥bea¥portal¥webapps¥tools¥WEB-INF¥weblogic.xml の 133 行目と 144 行目を適切な Java エンコーディングに変更してください。
      <param-value>Shift_JIS</param-value>
      <java-charset-name>Shift_JIS</java-charset-name>

    注意:  この作業は Domain Wizard を使用して新しくドメインを作成する前に行ってください。

  3. ポータル以外の 管理ツールのエンコーディングを変更する

    2) の変更を行った場合で、ポータル以外(例: ユーザ、カタログ、オーダ管理)の管理ツール内において全角文字の入力が必要な場合は、これらの管理ツールの JSP ファイルの内容をシステム デフォルトのエンコーディングに保存し直す必要があります。また JSP ファイル内に指定してあるページ ディレクティブ内のエンコーディングの値も合わせて変更する必要があります。

 


日本語版コマース テンプレートについて

日本語版コマース テンプレートは 英語版をもとに、日本の慣習に合うように変更を加えています。以下の変更点を考慮して日本語版コマース テンプレートをご利用ください。

消費税

WLP7.0 日本語版ではコマース テンプレートおよび E2E サンプルの消費税の計算に関して、Web サービスを使用しています。

顧客情報

サンプル データでは注文処理用のデータベース スキーマの顧客情報 (WLCS_CUSTOMER)、届け先住所(WLCS_SHIPPING_ADDRESS)、クレジットカード情報 (WLCS_CREDIT_CARD)のそれぞれの テーブルのカラムに対して以下の情報を格納しています。

FIRST_NAME (WLCS_CUSTOMER に限る): 顧客の氏名(フリガナ)

LAST_NAME (WLCS_CUSTOMER に限る): 顧客の氏名(漢字)

XXX_STREET1 : 番地

XXX_STREET2: アパート、マンション(ビル)

XXX_CITY: 市区町村

XXX_STATE: 都道府県

メモ: XXX は それぞれ MAILING (WLCS_CUSTOMERの場合)、SHIPPING (WLCS_SHIPPING_ADDRESS)、BILLING (WLCS_CREDIT_CARD)があてはまります。

小数点以下の非表示

商品の価格や合計等の小数点を非表示にするため以下の変更が加えられています。

JSP ファイル内で使用されている WebflowJSPHelper クラスの priceFormat() メソッドは使用小数点以下を非表示にすることができないため、代わりに japanesePriceFormat() メソッドを使用しています。

また、割引価格の表示用には、いくつかのファイル(shoppingcart.jsp,checkout.jsp, confirmorder.jsp, orderstatus.jsp) に対して下記の通り変更が加えられています。

変更前:PriceFormat.setMinimumFractionDigits(2)

変更後:PriceFormat.setMinimumFractionDigits(0)

InputProcessor クラスの変更

日本語版では以下の InputProcessor を変更して、都道府県などの入力項目を必須項目へ変更、Middle Name の削除等を行っています。

wlcsApp¥wlcs¥WEB-INF¥src 配下にInputProcessor のソース コードがありますので、参考にしてください。

日本語版で変更されたファイル:

CustomerProfileIP.java

UpdataBasicInfoIP.java

UpdatePaymentInfoIP.java

UpdateShippingInfoIP.java

ValidateAddressIP.java

オーダの状況

orderstatus.xml (ebusiness.jar) を編集して、コマース テンプレート (orderstatus.jsp) に表示されるオーダの状況(e.g. Submitted, Authorized) を日本語に変更できます。

注意:  この XML ファイルにはエンコーディングが指定されていないのでデフォルト エンコーディングは UTF-8 になります。notepad 等で編集して保存する時に UTF-8 を選択してください。

日本語エラー メッセージ

コマース テンプレートで表示されるエラー メッセージは lib¥commerce_system.jar に保存されています。

必要に応じて文言等を編集して 以下の要領で jar ファイル作りなおしてください。

  1. commerce_system.jar を解凍

  2. wlcs-catalog_sjis.properties を編集、保存

  3. native2ascii wlcs-catalog_sjis.properties wlcs-catalog_ja.properties

  4. commerce_system.jar の再作成

送信用 キャンペーン E-MAIL

送信用のキャンペーン E-MAIL の JSP ファイルは ISO-2022-JP でエンコードされたものを使用することをお勧めします。

Shift_JIS でエンコードされた JSP ファイルは、native2ascii.exe の JDKのツールを使用して ISO-2022-JP に変換できます。

例:

> native2ascii Sample1_sjis.txt Sample1_unicode.txt
> native2ascii -reverse Sample1_unicode.jsp Sample1.jsp 

また この JSP ファイルの先頭には下記のページ ディレクティブが必要になります。

<%@ page contentType=”text/html; charset=iso-2022-jp” %>

その他

日本語版では下記のページ タグを各ページに追加しています。

<%@ page contentType=”text/html; charset=Shift_JIS” %>

サンプル データのアイテムの価格(日本円)は、US 版のサンプル データに対してランダムにセットした値であり、為替情報をもとに算出した価格ではありません。

 


ビジネス データのデプロイメントの日本語版追加情報

BulkLoader ユーティリティ

BulkLoader プログラムは、user_projects/portalDomain/loaddocs.bat (.sh) および user_projects/portalDomain/loadads.bat (.sh) から呼ばれます。 BulkLoader では encoding のオプションが指定できます。 日本語のコンテンツをロードする場合、必要に応じて Shift_JIS、EUC-JP、ISO-2022-JP などを -encoding オプションの値として指定してください。 また、BulkLoader で使用する メタデータの properties ファイルは (例: dir.md.properties) Java の標準のプロパティ ファイルとして扱ってください。したがって全角文字を使用する場合は native2ascii を使用してユニコード エスケープ文字に変換してください。

DBLoader ユーティリティ

DBLoader プログラムは、user_projects/portalDomain/create_db.cmd (.sh) 実行時に weblogic700/portal/db/load_data.cmd から呼ばれます。DBLoader は encoding のオプションが指定できます。各ドメインでは User_projects/portalDomain/db_settings.properties を使って、データベースにロードするデータ (weblogic700/portal/db/data 配下) の encoding を指定することができます。日本語のデータをロードする場合、db/data 配下のデータのエンコーディングに合わせて db_settings.properties 内の encoding の値を Shift_JIS、EUC-JP、ISO-2022-JP などの java encoding の値で指定してください。

 


E-BusinessControlCenter について

全角文字の使用制限

上記の全角文字の使用制限を参照してください。

 


サンプル ポータルについて

サンプル ポータルでは、パーソナライゼーション サーバの I18N フレームワークを利用して、プロパティ ファイル内のテキストを取得し、日本語表示をしています。英語で表示されていルテキストは、JSP ファイルを直接、編集することにより日本語を表示することができます。

 


確認されている問題について

WLCS テンプレートの一部で文字化けする (SP2 で修正済み)

修正方法:

category.jsp に <%@ page contentType="text/html; charset=Shift_JIS" %>

を追加してください。

e2e Sample の b2c の技術情報をブラウズ中に Exception が発生する (SP2 で修正済み)

修正方法:

td-added-from-saved_ja.properties の一行目のキーを以下の通り変更します。その後サーバを起動しなおしてください。

step1.jsp -> step1

P13N sample で ViewSource をクリック後、ソースの内容が文字化けする (EUC-JP 環境のみ)

修正方法:

¥weblogic700¥samples¥portal¥p13nDomain¥beaApps¥p13nApp¥p13n¥source_view.jsp の 21〜33 行目を以下のように変更してください。

<修正前>

<%
InputStream is = pageContext.getServletContext().getResourceAsStream("/" + includeFile);
int l = is.available();
byte[] buf = new byte[l];
int i = is.read(buf);
%>
<pre>
<es:convertSpecialChars string="<%=new String(buf)%>" />
</pre>

<修正後>

<%
InputStream is = pageContext.getServletContext().getResourceAsStream("/" + includeFile);

int l = is.available();
byte[] buf = new byte[l];
int i = is.read(buf);
String encoding = new String("Shift_JIS");
%>
<pre>
<es:convertSpecialChars string="<%=new String(buf,encoding)%>" />
</pre>

SamplePortal の E-mail ポートレットで文字化けする

修正方法:

¥weblogic700¥samples¥portal¥sampleportalDomain¥beaApps¥sampleportal¥sampleportal¥campaigns¥emails¥welcome.jsp の 3 行目に以下のコードを追加してください。

<%
String lang = "ja";
String charset = "iso-2022-jp";
%>
<i18n:localize language="<%=lang%>" charset="<%=charset%>"/>

 

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