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ナビゲーション (Webflow) 用 JSP タグ

WebLogic Portal 製品スイートには、Webflow を使った JSP の開発を容易にするように設計された一連の JSP タグが含まれています。 これらの定義済みタグを使うと、JSP に Webflow 関連の Java コードを入れる必要がありません。 この章では、こうしたタグのセットを Web ページにインポートする方法や、個々のタグの目的を説明します。

このトピックは、以下の節で構成されています。

 


URL 作成タグ

この節では、動的または静的な URL リンクや、JSP 内のその他のリソースを作成するのに使われる Webflow URL タグについて説明します。

注意: 以降の表の「必須」列では、属性が必須と省略可能のどちらであるかを「はい」または「いいえ」で示します。 「R/C」列では、「C」は属性がコンパイル時表現であることを、「R」は属性が要求時表現とコンパイル時表現のいずれかであることを示します。

<webflow:createWebflowURL>

<webflow:createWebflowURL> タグ(表4-1)は JSP 内で使われ、Webflow URL を JSP 内に動的に作成します。 Webflow URL には、プロトコル、ドメイン名、ポート、Web アプリケーション URI、WebflowServlet URI、およびクエリ文字列を入れることができます。

タグ ライブラリ

webflow.tld

インポート文

<%@ taglib uri="webflow.tld"
prefix="webflow" %>

実装されるクラス

CreateWebflowURLTag


 


 

表4-1 は、<webflow:createWebflowURL> タグの属性についての説明です。


 

表4-1 <webflow:createWebflowURL>

タグ属性

必須

データ型

解説

R/C

domainName

いいえ

String

URL のドメイン名や IP アドレスを変更するのに使う。 Webflow が別のマシン上のプロキシ サーバを経由する場合に、この属性を使用できる。

R

doRedirect

いいえ

String

WebflowServlet にプレゼンテーション ノードへの転送ではなくリダイレクトを行わせる。 有効な値は truefalse。 デフォルトは false(リダイレクトしない)。

R

encode

いいえ

String

Webflow 側で URL をコード化するように指定する。 セッションの状態を保持したいが、ブラウザがクッキーを受け付けない場合には、URL をコード化する必要がある。 有効な値は truefalse。 デフォルト値は true。ただし、 ブラウザがクッキーを受け付けない場合にしか、URL をコード化する必要はない。

R

event

はい

String

Webflow は、これを起点と組み合わせて使って、指定されたネームスペース XML ファイル内の遷移先を決定する。

R

extraParams

いいえ

String

リクエスト パラメータを名前と値のペアとして追加指定するのに使われる。

R

httpsInd

いいえ

String

Webflow 側でプロトコルを推定するか、あるいは HTTPS または HTTP を使うように指定する。 このため、有効な値は calculatehttp、および https。 デフォルト値は http

Calculate を指定すると、起点/イベントの分岐連鎖のリストに含まれているいずれかのノードが、アプリケーションの WEB-INF/web.xml ファイル内の HTTPS_URL_PATTERNS コンテキスト パラメータで指定されているパターンと一致する場合には、HTTPS が選択される。 Calculate のほうがより動的で処理コストがかかるが、プロトコルを強制する必要がある場合には、それをここで指定することができる。

R

namespace

いいえ

String

起点およびイベントが定義されている Webflow コンフィグレーション ファイルを示す。省略されている場合は、現在の(最後に成功した)ネームスペースが使われる。

R

origin

いいえ

String

イベントの出発点となるノード(起点)で、 <ノード名>.<ノード タイプ> の形式に従う。 ページ名と同じ場合も異なる場合もある。 省略された場合、JSP ページ名が使われる。

R

pathPrefix

いいえ

String

パス情報の接頭辞として使われる。 この文字列は、Web アプリケーション URI の前に置かれる。 プロキシ サーバが同一のマシン上にある場合に使われる。

注意: プロキシ サーバ側では、このパス接頭辞を取り除いてから Webflow にリクエストを転送する必要がある。

R

pathSuffix

いいえ

String

パス情報の接尾辞として使われる。 WebflowServlet URI に続けて、追加のパス情報が置かれる。 これにより、この情報は、request.getPathInfo() メソッドから取得可能になる。

R


 

リスト 4-1 に、<webflow:createWebflowURL> JSP タグの使用方法とその属性の例を示します。

注意: Web ページ上には値を直接埋め込まないようにお勧めします。

コード リスト 4-1 <webflow:createWebflowURL> タグと属性の使用例

<a href="<webflow:createWebflowURL event='link.yo' pathSuffix='/morepath' 
/>">パス接尾辞</a>
<br>
<a href="<webflow:createWebflowURL event='link.yo' pathPrefix='/pathprefix' />">パス接頭辞</a>
<br>
<a href="<webflow:createWebflowURL event='link.yo' pathPrefix='/pathprefix' pathSuffix='/suffix' />">パス接頭辞とパス接尾辞</a>
<br>
<a href="<webflow:createWebflowURL event='link.yo' domainName='123.123.123.123' />">ドメイン名</a>
<br>
<a href="<webflow:createWebflowURL event='link.yo' pathSuffix='/morepath' extraParams='sex=male' />">パス接尾辞と 1 個の追加パラメータ</a>
<br>
<a href="<webflow:createWebflowURL event='link.yo' pathSuffix='/morepath' extraParams='sex=male&animal=dog' />">パス接尾辞と 2 個の追加パラメータ</a>
<br>
<a href="<webflow:createWebflowURL event='link.yo' httpsInd='https' />">常に HTTPS を使う</a>
<br>
<a href="<webflow:createWebflowURL event='link.yo' httpsInd='http' />">常に HTTP を使う</a>
<br>
<a href="<webflow:createWebflowURL event='link.yo' httpsInd='calculate' />">HTTPS を推定</a>
<br>
<a href="<webflow:createWebflowURL event='link.yo' encode='false' />">URL をエンコードしない</a>
<br>
<a href="<webflow:createWebflowURL event='link.yo' doRedirect='true' />">転送ではなくリダイレクト</a> 
<br>

<webflow:createResourceURL>

<webflow:createResourceURL> タグ (表4-2) は JSP 内で使われ、アプリケーションの WEB-INF/web.xml ファイルにある P13N_STATIC_ROOT コンテキスト パラメータの値を使ってリソースの静的 URL を作成します。 このタグは、GIF 画像を別のサーバからロードするのに使われることもあります。

タグ ライブラリ

webflow.tld

インポート文

<%@ taglib uri="webflow.tld"
prefix="webflow" %>

実装されるクラス

CreateResourceURLTag


 


 

表4-2

表4-2 <webflow:createResourceURL>

タグ属性

必須

データ型

解説

R/C

encode

いいえ

Boolean

URL をコード化するかどうかを指定する。 有効な値は truefalse。 デフォルト値は true

R

resource

いいえ

String

ファイルまたは画像への相対パス。

R

は、<webflow:createResourceURL> タグの属性についての説明です。

リスト 4-2 は、<webflow:createResourceURL> JSP タグを使って特定のリソース、この場合は .gif ファイルをポイントする方法を示しています。

コード リスト 4-2 <webflow:createResourceURL> タグの使用例

<img src="<webflow:createResourceURL 
resource="/images/button_checkout.gif"/>" border="0" alt="チェック
アウトに進む" border="0"></a>

 


フォーム タグ

この節では、フォーム アクションへの簡単な動的リンクを作成するのに使う Webflow JSP フォーム タグについて説明します。

注意: 以降の表の「必須」列では、属性が必須と省略可能のどちらであるかを「はい」または「いいえ」で示します。 「R/C」列では、「C」は属性がコンパイル時表現であることを、「R」は属性が要求時表現とコンパイル時表現のいずれかであることを示します。

<webflow:form>

<webflow:form> タグは JSP 内で使われ、HTML フォーム タグを動的に生成します。 このタグは <webflow:validatedForm> タグほど複雑ではなく、もっと単純です。

タグ ライブラリ

webflow.tld

インポート文

<%@ taglib uri="webflow.tld"
prefix="webflow" %>

実装されるクラス

WebflowFormTag


 

注意: このタグは、<webflow:validatedForm> とは異なり、埋め込み Webflow フォーム タグをサポートしていません。

表4-3 は、<webflow:form> タグの属性についての説明です。

表4-3 <webflow:form>

タグ属性

必須

データ型

解説

R/C

domainName

いいえ

String

URL のドメイン名や IP アドレスを変更するのに使う。 Webflow が別のマシン上のプロキシ サーバを経由する場合に、この属性を使用できる。

R

doRedirect

いいえ

String

WebflowServlet にプレゼンテーション ノードへの転送ではなくリダイレクトを行わせる。 有効な値は truefalse。 デフォルトは false(リダイレクトしない)。

R

encode

いいえ

String

Webflow 側で URL をコード化するように指定する。 セッションの状態を保持したいが、ブラウザがクッキーを受け付けない場合には、URL をコード化する必要がある。 有効な値は truefalse。 デフォルト値は true。ただし、ブラウザがクッキーを受け付けない場合にしか、URL をコード化する必要はない。

R

event

はい

String

Webflow は、これを起点と組み合わせて使って、指定されたネームスペース XML ファイル内の遷移先を決定する。

R

extraParams

いいえ

String

リクエスト パラメータを名前と値のペアとして追加指定するのに使われる。

R

hide

いいえ

String

false に設定した場合、ネームスペース、起点、およびイベントは、隠しフォーム フィールドとしてではなく、コマンドライン上に表示される。
有効な値は truefalse。 デフォルト値は true

R

httpsInd

いいえ

String

Webflow 側でプロトコルを推定するか、あるいは HTTPS または HTTP を使うように指定する。 このため、有効な値は calculatehttp、および https。 デフォルト値は http

Calculate を指定すると、起点/イベントの分岐連鎖のリストに含まれているいずれかのノードが、アプリケーションの WEB-INF/web.xml ファイル内の HTTPS_URL_PATTERNS コンテキスト パラメータで指定されているパターンと一致する場合には、HTTPS が選択される。 Calculate のほうがより動的で処理コストがかかるが、プロトコルを強制する必要がある場合には、それをここで指定することができる。

R

method

いいえ

String

フォーム用に使われるメソッド。 有効な値は getpost。 デフォルト値は post

R

name

いいえ

String

フォームの名前。

R

namespace

いいえ

String

起点およびイベントが定義されている Webflow コンフィグレーション ファイルを示す。省略されている場合は、現在の(最後に成功した)ネームスペースが使われる。

R

origin

いいえ

String

イベントの出発点となるノード(起点)で、 <ノード名>.<ノード タイプ> の形式に従う。 ページ名と同じ場合も異なる場合もある。 省略された場合、JSP ページ名が使われる。

R

pathPrefix

いいえ

String

パス情報の接頭辞として使われる。 この文字列は、Web アプリケーション URI の前に置かれる。 プロキシ サーバが同一のマシン上にある場合に使われる。

注意: プロキシ サーバ側では、このパス接頭辞を取り除いてから Webflow にリクエストを転送する必要がある。

R

pathSuffix

いいえ

String

パス情報の接尾辞として使われる。 WebflowServlet URI に続けて、追加のパス情報が置かれる。 これにより、この情報は、request.getPathInfo() メソッドから取得可能になる。

R


 

リスト 4-3 に、<webflow:form> JSP タグの使用方法を示します。

コード リスト 4-3 <form> の使用例

<webflow:form event="button.go" > 
<input type="text" name="username" >
</webflow:form>

 


検証機能付きフォーム タグ

Webflow の検証機能付きフォーム JSP タグは、検証可能な HTML フォームを動的に生成するのに使います。 これらのタグは、入力プロセッサおよび ValidatedValues クラスと組み合わされて機能します。詳細については、『Javadoc』を参照してください。 Web サイトへの訪問者が無効な情報を入力すると、訪問者の入力はいったん保存され、適切なエラー メッセージを付けて再表示されます。

<webflow:validatedForm>

<webflow:validatedForm> タグは JSP 内で使われ、HTML フォーム内でアクションを定義する URL を動的に作成します。 このタグは com.bea.p13n.appflow.webflow.forms.* パッケージ、および webflow.tld ファイル内で定義されている、その他のネストされたフォーム タグ(この節の後の方で説明)との組合せで使われるものです。

タグ ライブラリ

webflow.tld

インポート文

<%@ taglib uri="webflow.tld"
prefix="webflow" %>

実装されるクラス

WebflowValidatedFormTag

WebflowValidatedFormTagExtraInfo


 

表4-4 は、<webflow:validatedForm> タグの属性についての説明です。

表4-4 <webflow:validatedForm>

タグ属性

必須

データ型

解説

R/C

applyStyle

いいえ

String

フィールドのステータスに関連付けられている CSS スタイルをメッセージまたはフィールドに適用するか、あるいはそのいずれにも適用しない。 このため、有効な値は messagefield、および none。 デフォルト値は message

関連項目:

invalidStyle

styleId

validStyle

unspecifiedStyle

R

domainName

いいえ

String

URL のドメイン名や IP アドレスを変更するのに使う。 Webflow が別のマシン上のプロキシ サーバを経由する場合に、この属性を使用できる。

R

doRedirect

いいえ

String

WebflowServlet にプレゼンテーション ノードへの転送ではなくリダイレクトを行わせる。 有効な値は truefalse。 デフォルトは false(リダイレクトしない)。

R

encode

いいえ

String

Webflow 側で URL をコード化するように指定する。 セッションの状態を保持したいが、ブラウザがクッキーを受け付けない場合には、URL をコード化する必要がある。 有効な値は truefalse。 デフォルト値は true。ただし、 ブラウザがクッキーを受け付けない場合にしか、URL をコード化する必要はない。

R

event

はい

String

Webflow は、これを起点と組み合わせて使って、指定されたネームスペース XML ファイル内の遷移先を決定する。

R

extraParams

いいえ

String

リクエスト パラメータを名前と値のペアとして追加指定するのに使われる。

R

hide

いいえ

String

false に設定した場合、ネームスペース、起点、およびイベントは、隠しフォーム フィールドとしてではなく、コマンドライン上に表示される。
有効な値は truefalse。 デフォルト値は true

R

httpsInd

いいえ

String

Webflow 側でプロトコルを推定するか、あるいは HTTPS または HTTP を使うように指定する。 このため、有効な値は calculatehttp、および https。 デフォルト値は http

Calculate を指定すると、起点/イベントの分岐連鎖のリストに含まれているいずれかのノードが、アプリケーションの WEB-INF/web.xml ファイル内の HTTPS_URL_PATTERNS コンテキスト パラメータで指定されているパターンと一致する場合には、HTTPS が選択される。 Calculate のほうがより動的で処理コストがかかるが、プロトコルを強制する必要がある場合には、それをここで指定することができる。

R

invalidStyle

いいえ

String

HTML フィールドが無効な場合に、そのフィールドまたはメッセージを書式化するのに使用される CSS スタイル。

R

messageAlign

いいえ

String

エラー メッセージの表示位置をフィールドの上、フィールドの右、フィールドの下のいずれかに指定する。 このため、有効な値は topright、および bottom。 デフォルト値は right

R

method

いいえ

String

フォーム用に使われるメソッド。 有効な値は getpost。 デフォルト値は post

R

name

いいえ

String

フォームの名前。

R

namespace

いいえ

String

起点およびイベントが定義されている Webflow コンフィグレーション ファイルを示す。省略されている場合は、現在の(最後に成功した)ネームスペースが使われる。

R

origin

いいえ

String

イベントの出発点となるノード(起点)で、 <ノード名>.<ノード タイプ> の形式に従う。 ページ名と同じ場合も異なる場合もある。 省略された場合、JSP ページ名が使われる。

R

pathPrefix

いいえ

String

パス情報の接頭辞として使われる。 この文字列は、Web アプリケーション URI の前に置かれる。 プロキシ サーバが同一のマシン上にある場合に使われる。

注意: プロキシ サーバ側では、このパス接頭辞を取り除いてから Webflow にリクエストを転送する必要がある。

R

pathSuffix

いいえ

String

パス情報の接尾辞として使われる。 WebflowServlet URI に続けて、追加のパス情報が置かれる。 これにより、この情報は、request.getPathInfo() メソッドから取得可能になる。

R

styleId

いいえ

String

フィールドのステータスが validinvalidunspecified のいずれであるかに応じて、invalidStyle、unSpecifiedStyle、validStyle のいずれか 1 つに設定されるスクリプト変数。 HTML フォームの書式化をより細かく制御するのに使用できる。

R

unspecifiedStyle

いいえ

String

HTML フィールドの検証前の初期 CSS スタイルを指定するのに使われる。

R

validStyle

いいえ

String

有効な HTML フィールドを書式化するのに使用される CSS スタイル。

R


 

<webflow:text>

<webflow:text> タグは JSP 内で使われ、HTML テキスト フィールドを検証します。 このタグは、<webflow:validatedForm> タグ内にネストする必要があります。

タグ ライブラリ

webflow.tld

インポート文

<%@ taglib uri="webflow.tld"
prefix="webflow" %>

実装されるクラス

TexTag


 

表4-5 は、<webflow:text> タグの属性についての説明です。

表4-5 <webflow:text>

タグ属性

必須

データ型

解説

R/C

htmlAttributes

いいえ

String

追加の HTML 属性。 直接サポートされていない属性をここで提供する。

R

maxlength

いいえ

String

テキスト フィールドの最大長。

R

name

はい

String

テキスト フィールドの名前。

R

retainValue

いいえ

String

テキスト フィールドが再表示されるときに入力内容も再表示するかどうかを指定する。 有効な値は truefalse

R

size

いいえ

String

テキスト フィールドのサイズ。

R

style

いいえ

String

そのテキスト フィールドに関連付けられている HTML CSS スタイル。

R

value

いいえ

String

テキスト フィールドの初期値。

R


 

<webflow:password>

<webflow:password> タグは <webflow:text> タグと同様ですが、フィールドの入力内容がアスタリスク (****) でマスクされます。 このタグは、<webflow:validatedForm> タグ内にネストする必要があります。

タグ ライブラリ

webflow.tld

インポート文

<%@ taglib uri="webflow.tld"
prefix="webflow" %>

実装されるクラス

PasswordTag


 

表4-6 <webflow:password>

タグ属性

必須

データ型

解説

R/C

htmlAttributes

いいえ

String

追加の HTML 属性。 直接サポートされていない属性をここで提供する。

R

maxlength

いいえ

String

パスワード フィールドの最大長。

R

name

はい

String

パスワード フィールドの名前。

R

retainValue

いいえ

String

パスワード フィールドが再表示されるときに入力内容も再表示するかどうかを指定する。 有効な値は truefalse。 デフォルト値は false

R

size

いいえ

String

パスワード フィールドのサイズ。

R

style

いいえ

String

そのパスワード フィールドに関連付けられている HTML CSS スタイル。

R

value

いいえ

String

パスワード フィールドの初期値。

R


 

<webflow:radio>

<webflow:radio> タグは JSP 内で使われ、HTML ラジオ ボタンを表しますが、入力内容を保存します。 このタグは、<webflow:validatedForm> タグ内にネストする必要があります。

タグ ライブラリ

webflow.tld

インポート文

<%@ taglib uri="webflow.tld"
prefix="webflow" %>

実装されるクラス

RadioTag


 

表4-7 は、<webflow:radio> タグの属性についての説明です。

表4-7 <webflow:radio>

タグ属性

必須

データ型

解説

R/C

checked

いいえ

String

初期状態でラジオ ボタンが選択されているかどうかを指定する。 有効な値は truefalse。 デフォルト値は false

R

htmlAttributes

いいえ

String

追加の HTML 属性。 直接サポートされていない属性をここで提供する。

R

name

はい

String

ラジオ ボタン フィールドの名前。

R

value

はい

String

ラジオ ボタン フィールドの初期値。

R


 

<webflow:checkbox>

<webflow:checkbox> タグは JSP 内で使われ、チェックボックスに必要な HTML を生成します。 このタグは、InputProcessorInvalidFormFieldException を送出したときに、入力内容を保存します。 このタグは、<webflow:validatedForm> タグ内にネストする必要があります。

タグ ライブラリ

webflow.tld

インポート文

<%@ taglib uri="webflow.tld"
prefix="webflow" %>

実装されるクラス

CheckboxTag


 

表4-8 は、<webflow:checkbox> タグの属性についての説明です。

表4-8 <webflow:checkbox>

タグ属性

必須

データ型

解説

R/C

checked

いいえ

String

初期状態でチェックボックス フィールドが選択されているかどうかを指定する。 有効な値は truefalse。 デフォルト値は false

R

htmlAttributes

いいえ

String

追加の HTML 属性。 直接サポートされていない属性をここで提供する。

R

name

はい

String

チェックボックス フィールドの名前。

R

value

はい

String

チェックボックス フィールドの初期値。

R


 

<webflow:textarea>

<webflow:textarea> タグは JSP 内で使われ、HTML テキスト領域を表しますが、入力内容を保存します。 このタグは、<webflow:validatedForm> タグ内にネストする必要があります。

タグ ライブラリ

webflow.tld

インポート文

<%@ taglib uri="webflow.tld"
prefix="webflow" %>

実装されるクラス

TextareaTag


 

表4-9 <webflow:textarea>

タグ属性

必須

データ型

解説

R/C

cols

いいえ

String

テキスト領域のカラム数。

R

name

はい

String

テキスト領域の名前。

R

retainValue

いいえ

String

テキスト領域が再表示されるときに入力内容も再表示するかどうかを指定する。 有効な値は truefalse

R

rows

いいえ

String

テキスト領域の行数。

R

style

いいえ

String

そのテキスト領域に関連付けられている HTML CSS スタイル。

R

value

いいえ

String

テキスト領域の初期値。

R

wrap

いいえ

String

テキスト領域で入力内容を右端で折り返すかどうかを指定する。 有効な値は truefalse。 デフォルト値は true

R

表4-9 は、<webflow:textarea> タグの属性についての説明です。

<webflow:select>

<webflow:select> タグは JSP 内で使われ、リスト ボックスを表しますが、入力内容を保存します。 このタグは、<webflow:validatedForm> タグ内にネストする必要があります。

タグ ライブラリ

webflow.tld

インポート文

<%@ taglib uri="webflow.tld"
prefix="webflow" %>

実装されるクラス

SelectTag


 

表4-10 <webflow:select>

タグ属性

必須

データ型

解説

R/C

htmlAttributes

いいえ

String

追加の HTML 属性。 直接サポートされていない属性をここで提供する。

R

multiple

いいえ

String

リスト ボックスで複数選択を可能にするかどうかを指定する。 有効な値は truefalse。 デフォルト値は false

R

name

はい

String

リスト ボックスの名前。

R

size

いいえ

String

リスト ボックスのサイズ。

R

style

いいえ

String

HTML CSS スタイル属性。

R

表4-10 は、<webflow:select> タグの属性についての説明です。

<webflow:option>

<webflow:option> タグ (表4-11) は JSP 内で使われ、HTML オプションを表しますが、入力内容を保存します。 オプションはリスト ボックス内の 1 つの値です。 このタグは、<webflow:select> タグ内にネストする必要があります。

タグ ライブラリ

webflow.tld

インポート文

<%@ taglib uri="webflow.tld"
prefix="webflow" %>

実装されるクラス

OptionTag


 

表4-11 は、<webflow:option> タグの属性についての説明です。

表4-11 <webflow:option>

タグ属性

必須

データ型

解説

R/C

selected

いいえ

String

初期状態でそのオプションが選択されているかどうかを指定する。 有効な値は truefalse。 デフォルト値は false

R

style

いいえ

String

HTML スタイル属性。

R

value

はい

String

そのオプションが表す値。

R

リスト 4-4 では、それぞれの検証機能付きフォーム タグを、Web サイトの訪問者から情報を入手する HTML フォーム ページで使っています。

コード リスト 4-4 webflow.tld フォーム タグの使用例

<%@ taglib uri="webflow.tld" prefix="webflow" %>
<% String validStyle="background: white; color: black; font-family: Arial"; %> 
<% String invalidStyle="background: white; color: red; font-style: italic"; %>
<%-- InvalidFormDataException が送出されたらメッセージを表示する --%> 
<font size="5" color="green"><webflow:getException/></font> 
<br>
<webflow:validatedForm event="button.go" applyStyle="message" 
messageAlign="right" validStyle="<%=validStyle%>"
invalidStyle="<%=invalidStyle%>" unspecifiedStyle="<%=validStyle%>" >
<p>
ユーザ名: 
<webflow:text name="username" value="start" size="15" maxlength="30"
htmlAttributes="onMouseOver=¥¥"self.status='User ID';return true¥¥"" />
<br>
パスワード: 
<webflow:password name="password" size="15" retainValue="true" maxlength="30"
htmlAttributes="onMouseOver=¥¥"self.status='Secret Password';return true¥¥"" />
<br>
性別: 
<webflow:radio name="sex" checked="true" value="M"/>男
<webflow:radio name="sex" value="F" />女
<br>
好きなペット(複数選択可):
<webflow:checkbox name="cat" value="cat" />猫 <br>
<webflow:checkbox name="dog" checked="true" value="dog" />犬 <br>
<webflow:checkbox name="bird" value="bird" />鳥
<p>
コメント:
<webflow:textarea name="comment" cols="20" rows="3" value="hello" />
<br>
趣味(複数選択可):
<webflow:select name="hobbies" size="3" multiple="true">
<webflow:option value="Running"/>ランニング
<webflow:option value="Skiing"/>スキー
<webflow:option value="Motocross"/>バイク
<webflow:option value="Rugby"/>ラグビー
</webflow:select>
<br>
<input type="submit" name="Submit"/> 
</webflow:validatedForm> 

 


Pipeline セッション タグ

Pipeline セッションは、入力プロセッサ、Pipeline コンポーネント、プレゼンテーション ノードの間で情報を共有するのに使います。 Pipeline セッション JSP タグは、Pipeline セッションで、プロパティを取得したり設定したりするのに使います。 プレゼンテーション ノード(JSP など)は、通常、Pipeline セッションから情報を取得するのに使い、入力プロセッサと Pipeline コンポーネントは、Pipeline セッションにプロパティを配置するのに使います。 ただし、Pipeline セッションでプロパティを設定するための JSP タグがあります。

<webflow:setProperty>

<webflow:setProperty> タグは、Pipeline セッション内でプロパティを設定します。

タグ ライブラリ

webflow.tld

インポート文

<%@ taglib uri="webflow.tld"
prefix="webflow" %>

実装されるクラス

SetPropertyTag


 

表4-12 は、<webflow:setProperty> タグの属性についての説明です。

表4-12 <webflow:setProperty>

タグ属性

必須

データ型

解説

R/C

namespace

いいえ

String

namespace 属性を使用して、特別な起点およびイベントを定義している特定の webflow コンフィグレーション ファイルを webflow に強制的に使用させる。 省略されている場合は、現在の (最後に成功した) ネームスペースが使われる。

R

property

はい

String

特定のプロパティが関連付けられている名前またはキー。

R

scope

いいえ

String

プロパティのスコープ。 有効な値は sessionrequest。 デフォルト値は session

R

value

はい

Object

プロパティに関連付ける値。オブジェクト名または Java 式として指定される。

R

リスト 4-5 では、<webflow:setProperty> JSP タグを使って、Pipeline セッション (Request スコープ) 内で任意のオブジェクトを設定する方法を示しています。

コード リスト 4-5 <webflow:setProperty> タグの使用例

<% SomeObject so = new SomeObject("TWO"); %>
<webflow:setProperty property="myobject" value="<%= so %>" scope="request" />

<webflow:getProperty>

<webflow:getProperty> タグ (表4-13) は、Pipeline セッションから名前の付いたプロパティを取得します。 このタグは、インラインに埋め込むこともでき、スクリプト変数を返すようにもできます。

タグ ライブラリ

webflow.tld

インポート文

<%@ taglib uri="webflow.tld"
prefix="webflow" %>

実装されるクラス

GetPropertyTag

表4-13 は、<webflow:getProperty> タグの属性についての説明です。

表4-13 <webflow:getProperty>

タグ属性

必須

データ型

解説

R/C

namespace

いいえ

String

namespace 属性を使用して、特別な起点およびイベントを定義している特定の webflow コンフィグレーション ファイルを webflow に強制的に使用させる。 省略されている場合は、現在の(最後に成功した)ネームスペースが使われる。

R

id

いいえ

Object

返されたオブジェクトのインスタンスを受け取る Java スクリプト変数。 省略された場合、オブジェクト上で toString() メソッドが呼ばれ、結果がブラウザに表示される。

R

property

はい

String

Pipeline セッションから取得するプロパティの名前またはキー。

R

scope

いいえ

String

プロパティのスコープ。requestsession のいずれか。 Request スコープのプロパティを使うと、複製の必要がないので、特にクラスタ内で性能を向上させることが可能。 有効な値は sessionrequest。 デフォルト値は session

R

type

いいえ

String

例外をキャストするのに使える Java クラス名。

R

例 1

以下のコード例では、<webflow:getProperty> JSP タグをインラインで使っています。 SomeObject のインスタンス上で toString() メソッドが呼ばれます。

result = <webflow:getProperty property="myobject" scope="request" /> 

例 2

26 ページリスト 4-6 では、<webflow:getProperty> JSP タグを使って SomeObject 型のスクリプト変数を返しています。

コード リスト 4-6 <webflow:getProperty> タグの使用例 2

<webflow:getProperty id="myObj" property="myobject" type="com.bea.test.SomeObject" scope="request" /> 
result = <%= myObj.getValue() %>

<webflow:setValidatedValue>

<webflow:setValidatedValue> タグ (表4-14) は、JSP 内で、Web サイト訪問者が修正する必要のあるフォーム内のフィールドの表示をコンフィグレーションするのに使用します。 通常、この設定は入力プロセッサ内で行いますが、このタグを使って JSP で設定することもできます。 <webflow:setValidatedValue> タグは、<webflow:getValidatedValue> タグと組み合わせて使われます。

タグ ライブラリ

webflow.tld

インポート文

<%@ taglib uri="webflow.tld"
prefix="webflow" %>

実装されるクラス

setValidatedValueTag


 

注意: <webflow:validatedForm> タグは以前のリリースの validatedValues クラスをサポートするので、<webflow:setValidatedValue> の代わりに使用することを考慮するとよいでしょう。 ただし、下位レベル機能にアクセスする必要がある場合は、ここで紹介するタグも有効です。

表4-14 は、<webflow:setValidatedValue> タグの属性についての説明です。

表4-14 <webflow:setValidatedValue>

タグ属性

必須

データ型

解説

R/C

fieldName

いいえ

String

ステータスが要求されるフィールドの名前。 HTML フォームのフィールド名と一致する必要がある。

R

fieldStatus

いいえ

String

フィールドの処理ステータス。 有効な値は以下のいずれか。
unspecified(未指定)―フィールドは空欄。Web サイト訪問者が何かデータを入力する必要がある。
invalid(無効)―入力されたデータが不正。
valid(有効)―正しいデータを入力済み。

R

fieldValue

いいえ

String

フィールドの新しい値。

R


 

このサンプル コードを JSP 内で使うと、<field_name> というフォーム フィールドの現在値と処理ステータスが取得されます。

<webflow:setValidatedValue fieldName="<field_name>" fieldValue="<field_value>" fieldStatus="status" />

<webflow:getValidatedValue>

<webflow:getValidatedValue> タグは、JSP 内で使われ、Web サイト訪問者が修正する必要のあるフォーム内のフィールドを表示します。 <webflow:getValidatedValue> タグは、<webflow:setValidatedValue> タグと組み合わせて使われます。

タグ ライブラリ

webflow.tld

インポート文

<%@ taglib uri="webflow.tld"
prefix="webflow" %>

実装されるクラス

getValidatedValueTag


 

注意: <webflow:validatedForm> タグは以前のリリースの ValidatedValues クラスをサポートするので、<webflow:getValidatedValue> の代わりに使用することを考慮するとよいでしょう。 ただし、下位レベル機能にアクセスする必要がある場合は、ここで紹介するタグも有効です。

表4-15 は、<webflow:getValidatedValue> タグの属性についての説明です。

表4-15 <webflow:getValidatedValue>

タグ属性

必須

データ型

解説

R/C

fieldColor

いいえ

String

ステータスに応じて、invalidColorvalidColorunspecifiedColor のいずれかに設定されるスクリプト変数。 フィールドやメッセージの色を変えるのに使うことが可能。

R

fieldDefaultValue

いいえ

String

fieldValue がないときに使用されるデフォルト値。

R

fieldMessage

いいえ

String

現在のフィールドに特定のメッセージを提供するのに使うスクリプト変数。

R

fieldName

はい

String

ステータスが要求されるフィールドの名前。 HTML フォームのフィールド名と一致する必要がある。

R

fieldStatus

はい

String

フィールドのステータス。 有効な値は以下のいずれか。
unspecified(未指定)―フィールドは空欄。Web サイト訪問者が何かデータを入力する必要がある。
invalid(無効)―入力されたデータが不正。
valid(有効)―正しいデータを入力済み。

R

fieldValue

はい

String

フォーム フィールドの値を表すスクリプト変数。

R

invalidColor

いいえ

String

無効なフィールドを示すラベルに使う色。 デフォルトは red

R

unspecified
Color

いいえ

String

Web サイト訪問者が必須フィールドを空欄のまま残した場合、そのフィールドのラベルがこの色になる。 デフォルトは red

R

validColor

いいえ

String

有効なフィールドを示すラベルに使う色。 デフォルトは black

R


 

これらのフィールドは、入力プロセッサによって検証作業のあとで決定され、マークが付けられます。 あらゆる InputProcessorValidatedValues オブジェクトを使って、無効と決定されたフィールドだけでなく、どのフィールドが正常に処理されたかも伝達します。 詳細については、『Javadoc』を参照してください。

例 1

このサンプル コードを JSP 内で使うと、<field_name> というフォーム フィールドの現在値と処理ステータスが取得されます。

<webflow:getValidatedValue fieldName="<field_name>" fieldValue="<field_value>" fieldStatus="status" />

例 2

<webflow:getValidatedValue> タグは、webflow.tld タグ ライブラリを参照して、使用可能な要素や属性を取得します。 この例では、HTTP セッションから以下の値を取得するリクエストが行われています。

fieldName
fieldValue
fieldStatus
validColor
invalidColor
unspecifiedColor
fieldColor

これらの属性は表示目的で使われます。 この例では、そのフィールドが必須であることを示し、赤くマーキングしています。 リスト 4-7 に示すように、最終目標は、入力プロセッサから返されたときにどの部分が有効または無効かを Web サイト訪問者に対して示すことです。

コード リスト 4-7 <webflow:getValidatedValue> タグの使用例 2

<webflow:getValidatedValue
fieldName="<%=HttpRequestConstants.CUSTOMER_FIRST_NAME%>"
fieldValue="customerFirstName" fieldStatus="status" validColor="black"
invalidColor="red" unspecifiedColor="black" fieldColor="fontColor"
/>

<webflow:getException>

<webflow:getException> タグは、Webflow プロセッサにより送出された例外やメッセージを取得するのに使います。 これは InvalidFormFieldException 例外か、ProcessingException 例外に関連付けられたメッセージです。 このタグはインラインに埋め込むことも(その場合、例外上で getMessage() メソッドを呼びます)、例外を表すスクリプト変数を返すようにもできます。

タグ ライブラリ

webflow.tld

インポート文

<%@ taglib uri="webflow.tld"
prefix="webflow" %>

実装されるクラス

getExceptionTag


 

表4-16 は、<webflow:getException> タグの属性についての説明です。

表4-16 <webflow:getException> タグの属性

タグ属性

必須

データ型

解説

R/C

id

はい

Exception

例外のインスタンスを取り出すのに使える Java スクリプト変数。

R

type

いいえ

String

例外をキャストするのに使える Java クラス名。

R


 

リスト 4-8 に、<webflow:getException> JSP タグの使用方法を示します。

コード リスト 4-8 <webflow:getException> タグの使用例

<%-- InvalidFormDataException が送出されたらメッセージを表示する --%>
<font size="5" color="red"><webflow:getException/></font>

 

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