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リリース ノート

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リリース 7.0 Service Pack 7

リリース 7.0 をインストールして使用する前に、以下の情報を確認してください。

 


新機能

WebLogic Portal アプリケーションの実行用にコンフィグレーションされたドメインをコンフィグレーションして、WebLogic Server 7.0 で導入された WebLogic セキュリティ サービスを使用できるようになりました。複数の認証プロバイダを使用できますが、特定の管理作業は単一プロバイダに制限されます。詳細については、「Switching to a WebLogic 7.0 Security Framework Security Realm」を参照してください。

 


移行についての情報

WebLogic Platform 7.0 のサービス パックには、Platform 7.0 のすべてのコンポーネント (WebLogic Server、WebLogic Workshop、WebLogic Integration、WebLogic Portal、および WebLogic JRockit) の更新用サービス パックが組み込まれています。

旧バージョンの製品を使用して開発したアプリケーションがある場合、以前のデータおよびカスタマイズをリリース 7.0 およびそのサービス パックのインストール環境で利用可能にするには、『移行ガイド』 (http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/platform/docs70/interm/migrate.html) を参照してください。

 


インストール

WebLogic Portal 7.0、およびそのサービス パックのインストール方法については、『WebLogic Platform のインストール』(http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/platform/docs70/install/index.html) を参照してください。

 


データベースのコンフィグレーションに関して必要な変更

データベースのコンフィグレーションに関する考慮事項については、『管理者ガイド』(http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs70/admin/index.htm) の「システム管理」を参照してください。

 


統合されている製品の使用に関する注意

サード パーティ製のソフトウェア、サービス、およびアプリケーションに接続し、その動作環境下で WebLogic Portal を使用する場合は、すべてユーザ自身の責任において行うものとします。BEA Systems 社は、このようなソフトウェア、サービス、およびアプリケーションの動作、精度、および結果に対して、いかなる義務および責任も負いません。

 


サポート対象のプラットフォームについての参照情報

サポート対象のハードウェアとソフトウェアのプラットフォーム、およびそれに関連する動作確認については、「サポート対象のコンフィグレーション」(http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/platform/suppconfigs/index.html) を参照してください。新しいプラットフォームの動作確認が完了すると、この情報は更新されます。最新の情報を確実に表示するには、ブラウザのキャッシュを更新する必要があります。ファイルの最終更新日は、ブラウザ ウィンドウのタイトル バーに表示されます。

 


解決された制限事項

この節では、WebLogic Portal 7.0、7.0 Service Pack 1 から Service Pack 7 で解決された確認済み制限事項について説明します。詳細については、以下の節を参照してください。

7.0 Service Pack 7 で解決された制限事項

7.0 Service Pack 7 で解決された制限事項はありません。

7.0 Service Pack 5 および 6 で解決された制限事項

この節では、WebLogic Portal の旧バージョンで確認されていた制限事項のうち、7.0 Service Pack 5 および 6 で解決されたものについて説明します。

CR 番号

解説

CR097934

ポートレットで HTTPS 推定機能を使用すると、エラーが発生する場合がある。


 

7.0 Service Pack 4 で解決された制限事項

この節では、WebLogic Portal の旧バージョンで確認されていた制限事項のうち、7.0 Service Pack 4 で解決されたものについて説明します。

CR 番号

解説

CR063334

AIX で JIT を有効にして顧客プロファイルを作成するとコア ダンプが発生する。

CR079085

サーバの起動直後に多くのクライアントがポータル Web アプリケーションにページ リクエストを送信すると、JVM がクラッシュする。

CR080079

ルール セットのないドメインに対して RuleSetNotFoundException が送出される。

CR080278

グループを選択しないで sampleportal にログインするとエラーが発生する。

CR080752

Migration Viewer を起動するためのスクリプト (viewer.sh) にエラーがある。

CR082770

グループを選択しないで sampleportal にログインするとエラーが発生する。

CR087498

filerealm.properties commercePool または customPool を WebLogic Portal 4.0 から WebLogic Portal 7.0、7.0 Service Pack 1、7.0 Service Pack 2、または 7.0 Service Pack 4 に移行すると、「java.sql.SQLException: weblogic.common.ResourceException: Access not allowed」というエラー メッセージが表示される。

CR090608

新規に作成した割引のデータ同期を行うと、DiscountParsingException が送出される。

CR095079

CreateManagedConnection Error: SQL Exception: No suitable device」というエラーメッセージが記録される。

CR095121

Sybase で sampleportal SQLException が発生する。

CR096076

ポートレットで複数の Webflow ネームスペースを使用できない。

CR097829

Portal Wizard で作成した web.xml ファイルが不正であるために SAXParseException が発生する。

CR098629

ポータル アプリケーションを ear ファイルとしてデプロイすると、それ以降、WebLogic Server 6.1 コンソールで application-config.xml を変更できない。

CR101849

WebLogic Portal の今回のリリースでは、WebLogic Server 7.0 セキュリティ フレームワークのサポートを実現。


 

7.0 Service Pack 2 で解決された制限事項

この節では、WebLogic Portal の旧バージョンで確認されていた制限事項のうち、7.0 Service Pack 2 で解決されたものについて説明します。

CR 番号

解説

CR76471

ポータル キャッシュへの並行アクセスにより、java.lang.NullPointerException が発生する。

CR78752、CR62867

NT でネイティブ IO を使用すると Socket Muxer の問題が発生する。

CR78912、CR82903

Portlet Wizard に壊れたリンクがある。

CR79828

baseportal Web アプリケーションが、すべてのポータル サービス用に完全にコンフィグレーションされてはいない。

CR80390

「モジュールを追加できない」というメッセージで、ホット デプロイが失敗する。

CR81677

データソースを対象外にしてから再び対象にすることができない。

CR83798

E-Business Control Center で新しいプロジェクトのポータルを編集できない。

CR84173

データの同期が完了しても、データ同期の進行を示すバーの表示が 100% にならない。

CR85808

ポータル Web アプリケーションを Platform ドメインにホット デプロイできない。


 

7.0 Service Pack 1 で解決された制限事項

この節では、WebLogic Portal の旧バージョンで確認されていた制限事項のうち、7.0 Service Pack 1 で解決されたものについて説明します。

CR 番号

解説

CR45118

weblogic.utils.AssertionError でサーバが終了する。

CR70035

WebLogic Portal Console 拡張機能が、WebLogic Server Console の言語設定を使用しない。

CR73489

データ同期中に、マルチバイト文字セットのデータで PointBase がハングする。

CR76775

国際化用のタグで、更新されたリソース バンドル ファイルを検出しなければならない。

CR77469

マルチバイト文字セット データを含むグループ ポータル名が正しく表示されない。

CR77971

マルチバイト文字セット データが、Portal Wizard で正しく処理されない。

CR78590

マルチバイト文字セット データを含むポートレット名が、正しくコード化されない。

CR79145

Webflow のネームスペースで、マルチバイト文字セット データを使用できない。

CR79160

ポータル ページ名に、マルチバイト文字セット データを使用できない。

CR79175

<i18n:getMessage> タグが、<i18n:localize> タグで設定されたデフォルト言語を使用しない。

CR79208

ポートレット名に各国語文字を使用すると、ポートレットのアイコン URL で問題が発生する。

CR79502

ポートレット名にマルチバイト文字セット データを使用すると、アイコンが正しく表示されない。

CR79512

統計を生成 (create_stats) する際に、create_db で問題が発生する。

CR79578

configjca が、Oracle に対して正しくないドライブ名をエコーする。

CR80231

ポートレット名にマルチバイト文字セット データが使用されていると、ポートレットを最大化または最小化できない。

CR80236

ポータル ページ名にマルチバイト文字セット データが使用されていると、Admin Tools でそのポータル ページに対するレイアウトが表示されない。

CR80283

ポートレット名にマルチバイト文字セット データが使用されていると、そのポータル ページに対するポートレットを編集できない。


 

7.0 で解決された制限事項

この節では、WebLogic Portal の旧バージョンで確認されていた制限事項のうち、7.0 で解決されたものについて説明します。

CR 番号

解説

CR033972

TransposeArray ID が認識されない。

CR035481

クラスタ環境では、ユーザが最初にログインした時点でショッピング カートの中身が失われる。

CR035483

クラスタ環境では、セッション タイムアウトを受け取る。

CR035571

weblogic.class.path 内の EJB に対してホット デプロイが機能しない。

CR043378

バルク ローダが StackOverflowError 例外を送出する。

CR044675

E-Business Control Center のプレビュー領域で、DBCS (2 バイト文字) の電子メールの表示が乱れる。

CR044825

EJB の再デプロイメントに関する警告メッセージ。

CR045896

Personalization ライセンスまたは Commerce ライセンスでは、Loadsampledata によってサーバが停止する。

CR047033

PipelineSession のリクエスト スコープ属性が、HTML フレームで機能しない。また、クライアントの 2 つのブラウザが同じ WebLogic Commerce Server アプリケーションにアクセスしても機能しない。

CR047334

HTML の電子メールが正しく送信されない。

CR047061

拡張子が htm/html の静的ポートレットがポータルに表示されない。

CR049144

exampleportal で HTML ファイルをポートレットにすることができない。

CR051123

新しいイベントを保存できない。

CR051324

Oracle 8.1.7 と Windows 2000 の loadSampleData.bat に関する問題。

CR052709

web.xml ファイルにおいて、WLCS_STATIC_ROOT パラメータのサーバ値がハードコード化されている。

CR058376

Web アプリケーションに対する tools や toolSupport などのウェルカム ファイルが、システムで処理されない。

CR058616

行動追跡の永続性は、アプリケーション スコープでなければならない。

CR058726

WebLogic Server LDAP レルム V2 でシステムが動作しない。

CR058836

discounts2.xml における 32K のデータ サイズ制限。

CR059442

プロパティ セット定義文字の制限に達したときの動作が正しくない。

CR059581

サンプル アプリケーションに対する例外処理が、クラスタでは機能しない。

CR059781

接続設定において特定の接続に対する不正なユーザ名とパスワードを訂正できない。

CR059879

ポータルの例外がクラスタで機能しない。

CR060145

ポータル アプリケーションのコピーがウェルカム ファイルを使用しない。

CR060290

LDAP のグループ管理者編集の認証でエラーが発生する。

CR060301

[表示フラッシュ サイズ] の値が、サーバを再起動するまでサーバに適用されない。

CR060341

マルチバイト文字セットで定義されている Oracle データベースで LoadSampleData.bat を実行すると、ポータル サーバが起動しなくなる。

CR060774

startP13n.bat を使用してパーソナライゼーションのサンプル Web アプリケーションにアクセスしようとすると、404 番のエラーが返される。

CR060799

Oracle 8.1.7 実行中の NT で複数のユーザが同時にログアウトすると、データベースのデッドロックが発生する。

CR061396

サブグループを検索すると、「グループが見つからない」というメッセージが返される。

CR061496

JDBC 仕様に対するデータベース固有の拡張を使用した CLOB/BLOB の読み取り/書き込みを可能にするには、JdbcHelper に対して実装の代理を作成する必要がある。

CR062205

CommerceInputProcessor.getPipelineSession(req,true) に代わる機能がない。

CR062217

portalTools で新しいレイアウトを使用すると、IllegalArgumentException が送出される。

CR063019

ポートレットのディレクトリ名で大文字と小文字が区別される。サンプルの XML ポートレットがエクスプローラに表示されない。

CR063049

Oracle Thin ドライバと代理で CLOB データベースの挿入/更新が機能しない。

CR063919

JSP 管理ツールに、ポートレットの「移動可能」属性がない。

CR064026

stockportal のログイン選択グループで、他のメンバー グループのすべてのグループが表示されてはならない。

CR064149

WebLogic Commerce Server でのビルドと起動に問題がある。Web アプリケーションに対する null のため、Webflow エラーが発生する。

CR064221

Windows 以外の OS で、複数行のプロパティに CTRL-M が追加される。

CR064429

set-environment.bat ファイルに SQL Server 2000 のクラスの定義がある。

CR064640

ブラウザの [戻る] ボタンで Webflow のフォーム タグに関する問題が発生する。

CR064670

データベースの create_all スクリプトがトリガを処理しない。

CR064777

TU_ENTL_RULESETTU_RESOURCE_GROUP_ADMIN、および TU_P13N_LAYOUT における Sybase のトリガ エラー。

CR064817

Linux において、set-environment.sh ファイルによって LD_LIBRARY_PATH が正しく設定されない。

CR064821

Solaris DB2 でポートレットの最小化可能属性を変更すると、例外が返される。

CR064897

入力プロセッサのホット デプロイにより Web アプリケーションが破壊され、再デプロイが必要となる。

CR065223

「移動可能」属性がない。

CR065370

stockportal では、[複数グループ] ボックスを選択すると classcast 例外が発生する。

CR065440

E-Business Control Center の Tour1 と Tour2 を変更して同期させると、StartPortal の不正な XML のためにエラーが発生する。

CR065566

ショッピング カートに商品を追加できない。

CR065781

ファイル名にマルチバイト文字を使用すると、データベースが破損する。

CR066776

ユーザが複数のグループに属している場合に stockportal にログインすると、java.lang.ClassCastException が発生する。

CR067696

ライセンスの有効期限が切れると、E-Business Control Center においてエクスプローラが機能しなくなる場合がある。

CR067935

UTF-8 Oracle データベースに対して同期を取ると、ポータル サーバが起動しない。

CR069058

<um:createUser saveAnonymous="true"> が機能しない。

CR071557

RDBMSDelegate getUser()getGroupMembers() について、RDBMSRealm にパフォーマンスの問題がある。

CR072316

サーブレット フィルタが、「java.lang.IllegalStateException: Unable to extract ServletContext from Request」を送出する。

CR073932

HP-UX 11 の Sybase 12 jConnect5.2/Segment Integration に問題がある。

CR074480

set-env ファイルと databaseload.properties ファイルに Thin の設定がない。

CR075135

AIX 433 - DB2 7.2 Native に、新規ユーザの作成に関する問題がある。

CR075212

webflow:validatedForm タグに余分なパラメータが必要である。

CR075335

resourceURL.inc におけるファイル パスの参照が正しくなく、スキンが表示されない。

CR075601

WebflowJSPHelper がリダイレクトの URL に対して二重の疑問符を生成する。

CR076577

[表示フラッシュ サイズ] の値が、サーバを再起動するまでサーバに適用されない。

CR076667

Linux 7.2 の Sybase 1192 に、java.lang.OutOfMemory 例外が発生する問題がある。

CR076825

コンソールから ApplicationConfiguration を対象にできない。

CR077354

SQL2000 データベースを使用するサーバに Solaris から E-Business Control Center を同期させると、PersistenceException が発生する。

CR052478

javax.management.MBeanAttributeInfo#attributeType に対する ClassCastException の文字列。

CR064192

Visual Source Safe によって作成される scc ファイルが無視されない (特に検証において)。


 

 


7.0 において確認されている制限事項とその回避策

以下の節では、WebLogic Portal 7.0 の問題に関する確認済みの制限事項と回避策を、製品を構成する要素別に説明します。

詳細については、以下の節を参照してください。

E-Business Control Center に関する問題

この節では、E-Business Control Center に関する問題による確認済みの制限事項とその回避策について説明します。以下の表に加えて、詳細については次の節を参照してください。

ポータルとポートレットに関する問題

この節では、E-Business Control Center におけるポータルとポートレットの問題に関する確認済みの制限事項とその回避策について説明します。

表 2 ポータルとポートレットに関する確認済みの問題と回避策 

CR079688

E-Business Control Center でポートレットを削除しても、ポータルのコンフィグレーションから削除されない。

問題

E-Business Control Center の外部で、または E-Business Control Center 内のエクスプローラ ペインの外部で、ファイル システムからポートレットを削除しても、E-Business Control Center で開いている、削除したポートレットを含むポータル エディタ ウィンドウの表示は更新されません。

プラットフォーム

すべて

回避策

ポータル エディタ ウィンドウを閉じて開き直すと、ポータル定義の表示が更新されます。削除されたポートレットはポータルの一部として表示されなくなります。

CR075598

および

CR085087

Web Service Portlet Wizard での変更を有効にするには、サーバを再起動する必要がある。

問題

サーバを再起動しないでアプリケーションを再デプロイすると、

ポータルは WEB-INF/lib ディレクトリの新しい .jar ファイルを取得しません。

プラットフォーム

すべて

回避策

WebLogic Server Console から Web アプリケーションを再デプロイしてください。この方法は、WebLogic Portal に付属する sampleportal を除くすべての Web アプリケーションに対して使用できます。Portlet Wizard で行った変更を sampleportal に反映するには、サーバを再起動する必要があります。

CR076345

ブラウズ機能が長いディレクトリ名の WSDL ファイルを取り出した場合、Portlet Wizard は操作を取り出すことができない。

問題

Portlet Wizard でポートレットに Web サービスを追加し、WSDL ファイルをブラウズした場合、ディレクトリ名が 255 文字より長いと、操作を取り出すことができません。

プラットフォーム

Windows

回避策

ディレクトリ名の長さを 255 文字以下にします。

CR077079

Web Services Portlet Wizard の .jar ファイル名は一意でなければならない。

問題

Portlet Wizard で作成し、Web サービス ポートレットで使用する .jar ファイルの名前が一意でない場合、例外が発生します。

プラットフォーム

すべて

回避策

Web サービス ポートレットで使用するすべての .jar ファイルの名前を一意にします。

CR078633

ある Web サービスで WebLogic Server の clientgen が失敗すると、それ以降、別の Web サービスから操作を選択できなくなる。

問題

Web Services Portlet Wizard の [Web サービス] ウィンドウで、WebLogic Server の clientgen が失敗する Web サービスを選択すると、別の有効な Web サービスと操作を選択できません。それ以降、すべての操作は淡色表示になります。

プラットフォーム

すべて

回避策

Web Services Portlet Wizard を閉じてから再起動します。

CR078658

デフォルト Web アプリケーションとしてポータル Web アプリケーションを選択すると問題が発生する。

問題

デフォルト Web アプリケーションとしてポータル Web アプリケーションを選択すると、以下の問題が発生します。

プラットフォーム

すべて

回避策

ポータル Web アプリケーションは、ポータル管理アプリケーションが

デプロイされているのと同じ DNS ドメインの下にデプロイする必要があります。

CR079395

あるポートレットの参照先 Web サービスの WSDL にアクセスしたり WSDL を利用したりできない場合、ユーザはポータル Web アプリケーション全体にアクセスできなくなる。

問題

ポートレット JSP が例外を送出すると、ユーザはポータル Web アプリケーション全体にアクセスできなくなる場合があります。

プラットフォーム

すべて

回避策

ポートレットで例外を処理します。詳細については、『開発者ガイド』(http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs70/dev/index.htm) の「例外遷移を追加する」を参照してください。「CR076399」も参照してください。

CR079919

シングル サインオンを利用する場合は、Web アプリケーション間に共通のクッキー名をすべてのアプリケーションで使用しなければならない。

問題

Web アプリケーション間で転送が正しく動作するためには、各 Web アプリケーションの weblogic.xml ファイルに共通のクッキー名が設定されていなければなりません。

プラットフォーム

すべて

回避策

Web アプリケーション間で単一のクッキー セッション ID を使用するには

各 Web アプリケーションの weblogic.xml ファイルの CookieName セッション パラメータを、同じパラメータ名に変更します。

たとえば、次のようにします。

<session-param>
<param-name>CookieName</param-name>
<param-value>JSESSIONID_SAMPLEPORTAL</param-value>
</session-param>

CR044788」も参照してください。

CR080181

英語以外のシステム ロケールを使用すると、Portal Wizard で表示されるホット デプロイのステータス メッセージが乱れる場合がある。

問題

E-Business Control Center で英語以外の一部のロケール (日本語など) を使用すると、[ホット デプロイメントの処理状況] ダイアログ ボックスの [詳細] ウィンドウに表示されるメッセージの文字列が乱れることがあります。

プラットフォーム

すべて

回避策

このようなメッセージはホット デプロイメントに影響しないので、無視してかまいません。

CR080771

Portal Wizard でホット デプロイを行っている間は、どの Web アプリケーションにもアクセスできない。

問題

E-Business Control Center を使って新しい Web アプリケーションをホット デプロイする処理の過程で、同じドメインに属するデプロイ済みの Web アプリケーションに一時的にアクセスできなくなります。内部サーバで 500 番のエラーが発生します。

これは、ホット デプロイメントによってエンタープライズ アプリケーション全体が再デプロイされるためです。したがって、ホット デプロイメントが終了するまでの間、モジュールにはアクセスできません。

プラットフォーム

すべて

回避策

ホット デプロイメントの完了を待ってから、既存の Web アプリケーションに対するブラウザを更新してください。Web アプリケーションが再び表示されます。

CR080803

Portal Wizard で異なるドメインに対し連続してホット デプロイを行うことができない。

問題

Domain Configuration Wizard で 2 つのドメインを作成した後、最初のドメインにポータル Web アプリケーションをホット デプロイし、次いで 2 番目のドメインにポータル Web アプリケーションをデプロイすると、2 番目のドメインでのホット デプロイが失敗します。さらに、ホット デプロイのログの情報ではホット デプロイが正常に終了したようになっていますが、これは誤りです。

プラットフォーム

すべて

回避策

別のドメインに切り替える前に、E-Business Control Center を再起動してください。これにより、異なるドメインでの Web アプリケーションのホット デプロイに関する問題は回避されます。

CR080109

Portal Wizard でホット デプロイが失敗した後に再試行できない。

問題

E-Business Control Center で Portal Wizard を使って Web アプリケーションをホット デプロイするとき、何らかの理由 (サーバが稼働していない、無効なユーザ名/パスワードを入力したなど) で Web アプリケーションのホット デプロイに失敗すると、デプロイメントを再試行できなくなります。Portal Wizard を起動し直して新しいポータルを作成するか、または新しいポータル Web アプリケーションを手動でデプロイする必要があります。

プラットフォーム

すべて

回避策

なし

CR082251、CR75661

記述に & や <..> が含まれていると、ポータルが一覧に表示されない。

問題

ポータル、ポートレット、およびポータル ページの名前に <、>、&、# などの特殊文字を使用すると、E-Business Control Center および Portal Administration Tools でエラーが発生する場合があります。

プラットフォーム

すべて

回避策

特殊文字を含むポータル名を変更するには、テキスト エディタを使って .portal ファイルを編集し、特殊文字を削除します。アルファベット以外の文字を含むポータル ページ名やポートレット名によるエラーを防ぐため、ポータル ページとポートレットの名前では常に、アルファベット、数字、およびアンダースコア (_) のみを使用してください。


 

ポータル開発および管理に関する問題

この節では、一般的なポータル管理の問題に関する確認済みの制限事項と回避策について説明します。

表 3 ポータル開発および管理に関する確認済みの制限事項と回避策  

CR222039

パーソナライズされたポータルが多数ある場合にサーバが起動しない。

問題

WebLogic Portal サーバの起動時にはデータ同期処理が発生します。マスター ポータルからの同期データがデータベース内ですべてのパーソナライズされたポータルにコピーされます。パーソナライズされたポータル (グループ ポータルとユーザによってカスタマイズされたポータル) がデータベース内に多数あると、これらすべてのエントリの更新処理に時間がかかることがあります。パーソナライズされたポータルの数が増加するにつれてサーバの起動時間は長くなります。

プラットフォーム

すべて

回避策

サーバの起動時に発生する同期を回避するために、次の新しいフラグが追加されました。

-DpropagatePortalChanges="false"

EBCC から datasync を実行すると、EBCC ファイルからデータベース内のポータルのマスター コピーとそのマスター コピーから作成されたすべてのパーソナライズされたポータルに変更を移動する完全な同期が行われます。この時点ですべてのパーソナライズされたポータルは最新の状態になり、サーバの起動時の同期は不要になります。このフラグの使用中に EBCC での変更が反映されていない可能性がある場合は、手動で同期処理を再実行してください。

注意 : クラスタ環境では datasync はすべてのクラスタ ノードをアクティブにした状態で実行する必要があります。これは -DpropagatePortalChanges="false" が設定されている場合には必須です。そうしない場合、管理対象サーバが最新のデータ同期情報で更新されないことがあるからです。

CR044788

Web アプリケーションごとにセッションに対して異なるクッキー名を使用する必要がある。

問題

WebLogic Portal のサンプル アプリケーションはシングルユーザのサインオン機能を使わないまたは必要としないため、サンプル アプリケーションでは、weblogic.xml の記述子で Web アプリケーションごとに個別のクッキー名がコンフィグレーションされています。プロキシ サーバのプラグインの設定は、通常、単一のクッキーだけを認識するので、このコンフィグレーションでプロキシ サーバを使用する場合は、プラグインの設定を変更する必要があります。

プラットフォーム

すべて

回避策

パスでプロキシ処理を行うよう、プラグインをコンフィグレーションします。たとえば、次のようにします。

ppath=*/webapp1/* => set CookieName="foo"
ppath=*/webapp2/* => set CookieName="bar"

NSAPI プラグインの場合は、複数のオブジェクトを定義することで簡単に対応できます。ISAPI の場合は、仮想ディレクトリを定義し、異なる CookieNames を持つ異なる iisproxy.ini ファイルを示すことで実現できます。ただし、現在、Apache では CookieNames の上書きが認められていないので、この方法は使用できません。「CR079919」も参照してください。

CR047792

Administration Tools で必要なプロパティ値を指定しないで wlcs_customer タイプのユーザを作成すると、ログイン時にテンプレート エラーが発生する。

問題

WebLogic Portal Administration Tools で wlcs_customer タイプのユーザを作成するとき、必須のプロパティに設定されていない値があると、そのユーザでログインするときにテンプレートでエラーが発生します。

プラットフォーム

すべて

回避策

Administration Tools を使うのではなく、登録を使ってテンプレートにログインし、wlcs_customer タイプのユーザを作成します。Administration Tools を使用する場合は、すべての必須ユーザ プロパティ (* の印があるフィールド) に値を入力してください。

CR054787

wlcs_customer」グループに属していないユーザで Weblogic Commerce Server アプリケーションにログインすると、予期しない動作が生じる。

問題

WebLogic Commerce Server のサンプル アプリケーションでは、WEB-INF/web.xml のセキュリティ制約を使用して、WebLogic Commerce Server サンプル アプリケーションの「ログイン」リンクにフォームベースの認証が指定されます。このセキュリティ制約は、CustomerRole (wlcs_customer グループ) のメンバーだけにアクセスを許可するようにコンフィグレーションされます。

wlcs_customer グループのメンバーでない有効なユーザがログインしようとすると、そのユーザは認証されますが、WebLogic Commerce Server サンプル アプリケーションの保護されたリソースへのアクセスは認可されません。このような状況は認証エラーとして扱う必要がありますが、7.0 SP2 よりも前のリリースでは未対応でした。

プラットフォーム

すべて

回避策

この問題は、form-error-page (badlogin.jsp) に Authentication.logout() を追加することにより、Service Pack 2 で解決されています。この変更によって認証データはセッションからすべて削除され、ログインが認証エラーとして扱われます。

CR060948

ユーザ管理で管理ユーザを削除しても、ポータル ツールに表示される。

問題

Portal Administration Tools の外部でユーザを削除すると、管理テーブルは更新されません。

プラットフォーム

すべて

回避策

ユーザ管理ツールから管理ユーザを削除する前に、Portal Administration Tools を使って管理ユーザを削除する必要があります。「CR079253」も参照してください。

CR067641

Webflow URL 作成タグのデフォルトの httpsInd 属性を変更する必要がある。

問題

Webflow URL 作成タグの httpsInd 属性が指定されていない場合は、デフォルト値が使用されます。このデフォルト値の指定が必要になります。

プラットフォーム

すべて

回避策

    1. テキスト エディタでポータル Web アプリケーションの web.xml ファイルを開きます。

    2. 以下のコンテキスト パラメータを追加します。

<context-param>
<param-name>HTTPSIND_DEFAULT_VALUE</param-name>
<!--
使用するデフォルト値。使用可能な値の
詳細については、Weblfow URL 作成タグの
ドキュメントを参照
-->
<param-value>CALCULATE</param-value>
</context-param>

CR076399

Web サービスが利用できない場合に例外が発生する。

問題

実行時に Web サービスが利用できない場合は、ポートレットから例外が送出されます。

プラットフォーム

すべて

回避策

生成されたポートレットでこの例外を捕捉することにより、.jsp ファイルに一種のエラー処理を追加します。「CR079395」も参照してください。

CR077546

ユーザ作成後にブラウザを更新するとエラーが発生し、そのユーザがすでに存在していることを伝えるメッセージが表示される。

問題

ポータルで新しいユーザを初めて作成し、ブラウザの更新をクリックしてページ上のデータを更新すると、ユーザ ログイン ページに戻り、ユーザがすでに存在することを伝えるメッセージが表示されます。これは、そのユーザを作成した URL がブラウザ内にまだ存在するために発生します。ブラウザを更新するとユーザの作成が再試行され、エラーが発生します。

プラットフォーム

すべて

回避策

Webflow がポータル Webflow の postProcessor に到達したらユーザをリダイレクトするように、com.bea.portal.appflow.processor.security. UserProcessor process( ) メソッドでフラグを設定できます。ポータル Webflow を変更して、success イベントの送り先を postProcessor から新しい InputProcessor にする必要があります。InputProcessor は、リダイレクトのフラグの有無を検出します。

フラグが設定されていない場合、この InputProcessor は引き続きポータル プレゼンテーション ノードへの転送を行います。フラグが設定されている場合、InputProcessor は新しいリダイレクト プレゼンテーション ノードへの転送を行います。ここで、ユーザはコンテキスト ルートにリダイレクトされます。この回避策を実行する場合は、カスタマ サポートまでご連絡ください。

CR078988

起動時に「DocumentConnectionPool を発見できない」というメッセージが表示される。

問題

サービス コンフィグレーション用の MBean が application-config.xml に存在するサーバであっても、サーバが対象になっていない場合は、以下のような例外が表示されます。weblogic.ejb20.WLDeploymentException: Unable to find DocumentConnectionPool 'default' configuration MBeanjavax.ejb.CreateException: Unable to find DocumentConnectionPool 'default' configuration MBean. application-config.xml でコンフィグレーションされていない DocumentConnectionPool を使用するように DocumentManager EJB がコンフィグレーションされている場合も、このエラーは発生します。

プラットフォーム

すべて

回避策

Console を使用して、アプリケーションのサービス コンフィグレーションの対象が正しく設定されており、DocumentConnectionPool MBean が正しい名前で存在していることを確認します。

CR077981

および

CR074989

WebLogic Portal で WebLogic Builder を使用するには、クラスパスを変更する必要がある。

問題

WebLogic Portal の EJB に対してサーバ グループの WebLogic Builder ツールを使用するには、クラスパスを追加する必要があります。

プラットフォーム

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回避策

    1. \server\bin\startWLBuilder.cmd ファイルを編集用に開きます。

    2. スクリプト内の JAVA_HOME が設定されている部分の後に以下の情報を追加します。

call %WL_HOME%\portal\bin\win32\set-environment.bat

set P13N_EJB=%PORTAL_LIB%\p13n\ejb

set PORTAL_EJB=%PORTAL_LIB%\portal\ejb

set

P13N_EJBS=%P13N_EJB%\document.jar;%P13N_EJB%\ejbadvisor.jar;
%P13N_EJB%\events.jar;%P13N_EJB%\ldapprofile.jar;%P13N_EJB%
\mail.jar;%P13N_EJB%\p13n_util.jar;%P13N_EJB%\pipeline.jar;
%P13N_EJB%\placeholder.jar;%P13N_EJB%\property.jar;%P13N_EJB%
\rules.jar;%P13N_EJB%\usermgmt.jar

set

PORTAL_EJBS=%PORTAL_LIB%\portal\ejb\portal.jar;%PORTAL_LIB%
\portal\ejb\portal_util.jar

set WLP_EJBS=%PORTAL_EJBS%;%P13N_EJBS%

CR079253

Service Pack 4 より前のリリースでは、システム全体から削除されたグループ管理者が管理者リストおよび管理者資格のあるユーザ リストに引き続き表示される。

問題

委託管理機能が与えられているユーザをポータル ユーザ管理でシステム全体から削除しても、管理者リストに引き続き表示されます。

プラットフォーム

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回避策

この問題は 7.0 SP4 で解決されています。古いバージョンを使用している場合は、ポータル ツールの Web アプリケーションに新しい choose_user.jsp ファイルおよび choose_user.properties ファイルをコピーします。これにより、ユーザ管理ツールの動作が変更されることはありません。引き続き、ユーザを任意に削除できます。委託された管理者を (ポータル管理ツールではなく) ユーザ管理ツールで削除する場合は、ポータル管理ツールで [管理者を削除] ボタンを使用して、そのユーザの委託された管理特権を「クリーンアップ」する必要があります。「CR060948」も参照してください。

CR079504

プロキシで Web アプリケーションに接頭辞を使用すると、相対リンクを含むプレースホルダが機能しない。

問題

キャンペーンで表示されるプレースホルダには相対リンクが使用されています。プロキシに接頭辞を設定すると、Web アプリケーションで生成される相対リンクが正しく表示されません。

プラットフォーム

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回避策

この問題は、プロキシのサービス コンフィグレーションを変更することによって解決できます。たとえば、iPlanet プロキシの使用時には obj.conf ファイルを編集します。<Object name="default"> セクションを検索し、NameTrans エントリの下に次のサービス メソッドを挿入します。
Service method="(GET|HEAD|POST|PUT)" fn="wl_proxy"
WebLogicCluster="myServer1:7501,myServer2:7539"

CR079638

Sampleportal で非推奨の security-principal-map タグが使用されている。

問題

sampleportal で使用されている BlackBoxNoTx JCA コネクタで、セキュリティ資格を格納するために非推奨の security-principal-map JCA デプロイメント記述子タグが利用されています。これにより、以下の警告が起動時に表示されます。

<m2Server> <main> <kernel identity> <> <190065> <Deprecated element

security-principal-map used for BlackBoxNoTx - Application:BlackBoxNoTx,

Module:BlackBoxNoTx, EIS Type:JDBC Database.>

security-principal-map タグは、WebLogic Server の組み込み LDAP サーバへのセキュリティ資格情報の格納を優先して非推奨になりました。しかし、インストール時にこの情報をサンプルに渡す方法はありません。ユーザは、WebLogic Server Administration Console を使用して、セキュリティ資格をコンフィグレーションする必要があります。このような理由により、非推奨の要素を所定の場所にそのまま残すことになりました。

プラットフォーム

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回避策

警告メッセージが表示されないようにするには、以下の手順を実行して、セキュリティ資格を格納する組み込み LDAP をコンフィグレーションします。

    1. BlackBoxNoTx.rar で security-principal-map weblogic-ra.xml を削除します。

    2. サーバを起動します。

    3. BlackBoxNoTx.rar から生成されるエラー メッセージは無視します。

    4. WebLogic Server Administration Console に移動します。

    5. [デプロイメント|コネクタ|BlackBoxNoTx.rar] を選択します。

    6. [BlackBoxNoTx.rar] を右クリックします。

    7. メニューから [資格のマップ] を選択します。

    8. DB ユーザ名とパスワードを使用して新しい CredMap を作成します (Remote UserCredMap、Remote Password: User= DB ユーザ名)。

    9. BlackBoxNoTx.rar をもう一度右クリックし、メニューから [ロールのマップ] を選択します。

    10. 新しいロール マップを作成します (WLSUser=weblogic_ra_default、Remote User= DB ユーザ名)。

    11. 新しいロール マップを作成します (WLSUser=weblogic_ra_initial および Remote)。

    12. サーバを再起動します。

CR081979

Sybase 12.5 SWR 10235 が WLP 7.0 で機能しない。

問題

重複キー違反でデータ同期に失敗します。

プラットフォーム

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回避策

Sybase 12.5 GA と 12.5.0.2/EBF 10573 のいずれにおいてもこの問題は確認されません。この問題は、SWR 10235 でのみ再現されます。したがって、WebLogic Portal 7.0 Service Pack 2 では SWR 10235 を使用しないでください。

CR082829

ショッピング カート内に大量の商品を入れると OutOfMemoryError が発生する。

問題

ショッピング カート内の商品が非常に多くなると、com.bea.commerce.ebusiness.price.service.internal.PriceServiceImpl は OutOfMemoryError を送出します。この問題は、明細項目数と、特定の明細項目の商品アイテム数の両方に該当します。

プラットフォーム

すべて

回避策

ショッピング カートと保留アイテム リストにおける明細項目と合計商品の最大数を制限します。Service Pack 4 より、WebLogic Commerce Server と e2e サンプルは、ShoppingCartConstraints.java クラスを追加するように変更されました。このクラスには、明細項目と合計商品の最大数を設定する定数が含まれます。

以下の PipelineComponent クラスと InputProcessor クラスは、新しい制約を使用するよう変更されました。AddProductItemToShoppingCartPCMoveProductItemToSavedListPCImplMoveProductItemToShoppingCartPCImpl、および UpdateShoppingCartQuantitiesIP。ソース コードは、WebLogic Commerce Server および e2e サンプルに組み込まれています。

さらに、制約で定義された数を超えた場合に使用されるメッセージが ebusiness-shoppingcart.properties に追加されました。

CR083219

Admin Tools でサブグループを検索すると、「グループが見つからない」というメッセージが返る。

問題

ユーザ管理では、サブグループを検索すると「グループが見つからない」という意味のメッセージが表示されます。

プラットフォーム

すべて

回避策

ありません。サブグループは、親グループを展開したときにだけ表示できます。

CR083497

wlcs サンプルで、顧客を削除して注文サービスを使用するとエラーが発生する場合がある。

問題

顧客を削除すると、注文管理 JSP ツールの使用時に以下のエラー メッセージが表示される場合があります。

com.beasys.commerce.bridge.bmp.RowNotFoundException :Row not found for query
/SELECT WLCS_CUSTOMER.BUSINESS_PHONE , WLCS_CUSTOMER.LAST_NAME ,
WLCS_CUSTOMER.EMAIL , WLCS_CUSTOMER.MIDDLE_NAME , WLCS_CUSTOMER.FAX ,
WLCS_CUSTOMER.TITLE , WLCS_CUSTOMER.CUSTOMER_TYPE , WLCS_CUSTOMER.SUFFIX ,
WLCS_CUSTOMER.HOME_PHONE , WLCS_CUSTOMER.FIRST_NAME FROM WLCS_CUSTOMER WHERE
WLCS_CUSTOMER.CUSTOMER_ID = ?/ for class or Pk
/com.beasys.commerce.ebusiness.customer.CustomerDelegateImpl/ with primary key /{2}/.

または、注文管理 JSP 管理ツールで、注文の顧客 ID が見つからなかったことを伝えるメッセージが表示されます。

プラットフォーム

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回避策

顧客を削除する場合は、その顧客の注文履歴をパージまたはアーカイブする必要があります。これを行わないと、削除した顧客が含まれる注文にアクセスしたときに例外が発生する場合があります。

CR084158

サンプルの課税サービスと支払サービスで「localhost」がコンフィグレーションされる。

問題

(クラスタ内などで) localhost を使用していないときに届け先住所やクレジット カード支払の [Use] ボタンをクリックすると、WebLogic Commerce Server サンプル アプリケーションでエラーが発生します。

プラットフォーム

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回避策

WebLogic Server Console で、該当するマシン名またはクラスタ内のプロキシにリクエストがダイレクトされるように Tax Calculator WSDL と支払い Web サービス WSDL の WSDL 設定を変更します。この操作を行うには、Console で wlcsApp Web アプリケーションに移動し、サービス コンフィグレーションを選択します。

CR085087

新しい Web サービス ポートレットでコンパイル エラーが発生する。

問題

Portlet Wizard で新規に作成した Web サービス ポートレットに初めてアクセスすると、「シンボルを解決できない」などのコンパイル エラーが発生する場合があります。

たとえば、次のようなエラーになります。

C:\bea\weblogic700\samples\portal\sampleportalDomain\sampleportalServer\.wlnotdelete\sampleportal_sampleportal_1538809\jsp_servlet\_portlets\_test_45_ws\__content.java:197:cannot resolve symbol
symbol :class CATrafficService_Impl
location:package sdl_CATrafficService
sdl_CATrafficService.CATrafficService_Impl p_sdl_CATrafficService_CATrafficService_
Impl = new
sdl_CATrafficService.CATrafficService_Impl(); //[ /portlets/test-ws/content.jsp; Line: 9]

プラットフォーム

すべて

回避策

サーバを再起動します。Web アプリケーションの WEB-INF\lib ディレクトリに格納された .jar ファイルはサーバを再起動するまで認識されないので、Portlet Wizard で生成された content.jsp や他の JSP が、Portlet Wizard で新しく作成された .jar ファイル内のクラスを参照している場合、これらの JSP でコンパイル エラーが発生する場合があります。

CR088668

ポータルの再起動時に JSP が再コンパイルされる。

問題

Administration Tools またはデータ同期 Web アプリケーションで JSP を変更すると、サーバの毎起動時に JSP が再コンパイルされる場合があります。

プラットフォーム

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回避策

ツールまたはデータ同期 Web アプリケーションで JSP ページを変更する場合は、WEB-INF/weblogic.xml デプロイメント記述子で workingDir jsp-param を設定し、サーバ再起動後の JSP ページの再コンパイルを回避する必要があります。たとえば、次のように設定します。

<jsp-param>

<param-name>workingDir</param-name>

<param-value>./beaApps/p13nApp/datasync/WEB-INF/classes<
/param-value>

</jsp-param>

CR088840

WLS コンソールによって新しいポータル アプリケーションを追加した後に、空の ServiceConfiguration が生成される。

問題

WLS コンソールによって新しいポータル アプリケーションをドメインに追加すると、META-INF ディレクトリに application-config.xml ファイルが存在している場合でも、新規に追加したアプリケーションに空の ServiceConfiguration が生成されます。

プラットフォーム

すべて

回避策

新規に追加したポータル アプリケーションで ServiceConfiguration を取得できるようにするには、以下の手順に従います。

    1. WLS コンソールでサーバをシャットダウンします。

    2. ドメインの config.xml ファイルを開きます。

    3. 新規に追加したポータル アプリケーションの「アプリケーション」要素を検索し、<ApplicationConfiguration Name="NEW_PORTAL_APP_NAME" Targets="PORTAL_SERVER"URI="PATH_TO_APPLICATION-CONFIGXML_FILE" /> という文字列を子要素として追加します。


    4. 変更した config.xml ファイルを保存します。

    5. サーバを再起動します。

CR088928

コンテンツ選択クエリの「IN」演算子の実装。

問題

7.0 SP4 より前のリリースでは、コンテンツ管理フレームワークでコンテンツ クエリに IN 比較演算子を使用することができませんでした。たとえば、次に示すようなコンテンツ セレクタは作成できませんでした。

CONTENT.author is in MYPROPERTYSET.myMultiValuedProperty.

プラットフォーム

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回避策

7.0 SP4 より前のリリースでは、CONTENT.author IN {'aa', 'bb', 'cc'} のようなクエリはコンテンツ管理システムでサポートされていませんでした。

このフレームワークのデフォルトのコンフィグレーションでは、CONTENT プロパティをコレクションの最初のメンバーとのみ比較することにより、コレクションを伴うコンテンツ クエリが以下のように処理されます。

7.0 SP4 の拡張機能を使用すると、以下に示すように、コレクションに対する「equals」コンテンツ クエリを作成できます。このクエリは、「IN」クエリをシミュレートする「or」クエリです。

この拡張機能を使用すると、以下に示すように、コレクションに対する「not equals」コンテンツ クエリも作成できます。このクエリは、「NOT IN」クエリをシミュレートする「and」クエリです。

この拡張機能のデフォルトの動作は、元の動作です。これは、下位互換性のためです。この「or」メカニズムを用いた IN クエリのシミュレーションを可能にするには、p13n_util.jar の新しい com/bea/p13n/content/content-query.properties ファイルで collectionContentQueriesAllowed=false を設定し、拡張機能を有効にする必要があります。


E-Business Control Center のパネルには、クエリ作成用の新しいチェック ボックスがあります。チェック ボックスのラベルは [Allow simulation of 'is in' comparison using 'is equal to] です。このボックスをチェックして、単一の値を持つプロパティを複数の値を持つプロパティと比較できるようにします。

サーバで変更を行わずにこのチェック ボックスをチェックし、p13n_util.jar の新しい com/bea/p13n/content/content-query.properties ファイルで collectionContentQueriesAllowed=false を設定すると、単一の値を持つプロパティが複数の値を持つプロパティの値コレクションの最初のメンバーとのみ比較され、IN 比較演算子がシミュレートされます。

collectionContentQueriesAllowed=true を設定すると、前述のように「IN」クエリをシミュレートする「or」クエリが作成されます。

CR093328

Portal 7.x で PointBase 4.2 を使用すると、java.util.NoSuchElementException が検出される。

問題

PointBase 4.2 では、V_ORPHAN_ITEM_ORDER の SQL が PointBase のバグのために機能しません。このバグは PointBase の以降のバージョンで修正されていますが、Portal 7.0 では Pointbase の以降のバージョンは使用されていません。このエラーは、カタログ内のカテゴリに属さない商品をブラウズしているときに発生します (java.util.NoSuchElementException)。

プラットフォーム

POINTBASE 4.2

回避策

カタログ内の新しい商品をカテゴリに割り当てるか、または別のサポート対象のデータベースに切り替えます。

注意 : PointBase は、Pure Java のリレーショナル データベース管理システムであり、サンプル コードを実行できるように WebLogic Platform に同梱されています。PointBase はアプリケーションの設計、開発、および検証のみをサポート対象としており、プロダクション サーバへのデプロイメントはサポートしていません。プロダクション環境で使用するには、特別な PointBase プロダクション ライセンスを入手してください。

CR093348

新しいプロジェクトの既存のエンタープライズ アプリケーションに対する同期ができない。

問題

新しい Web アプリケーションを (別のディレクトリの) 新しいプロジェクト内でビルドしてからホット デプロイした場合、その Web アプリケーションへの以後の機能変更/追加、および同期化を行うと、ポータルが矛盾した状態に置かれ、sampleportalTools が機能しません。この問題は、新しいプロジェクトの既存のエンタープライズ アプリケーションに対する同期化を行うときに発生します。新しいプロジェクトに、既存のエンタープライズ アプリケーションのファイルが完全には含まれておらず、具体的には Webflow 関連のファイルがいくつか失われています。一度このプロジェクトがサーバに同期されると、サーバによって既存のエンタープライズ アプリケーション ファイルがいくつか削除され、アプリケーションが適切に機能しなくなります。

プラットフォーム

すべて

回避策

このコンフィグレーションはサポートされていません。この手順によって得られるのは完全なアプリケーションではなく、サンプルのポータル アプリケーションの一部です。E-Business Control Center および他のツールでは、エンタープライズ アプリケーションが依存するファイルすべてを把握することはできません。

CR093644

「投資家」サンプル ユーザ プロファイルにおける「stockQuantities」プロパティと「stockSymbols」プロパティの使い方。

問題

「投資家」ユーザ プロファイルの「stockQuantities」プロパティと「stockSymbols」プロパティは制限のない複数テキスト値ですが、テキスト値の有効な書式がどのマニュアルでも説明されていません。無効な書式の値を指定すると、ポータル ページに実行時エラーが表示されます。

プラットフォーム

すべて

回避策

「stockQuantities」プロパティでは、<StockSymbol>=<Quantity> (例 : BEAS=100) の書式で、名前と値のペアを単一の値として指定します。1 つずつ追加することで、このような名前と値のペアをプロパティ値として複数指定できます。「stockSymbol」プロパティには、BEAS などの株式銘柄コードを指定します。1 つずつ追加することで、このような銘柄コードをプロパティ値として複数指定できます。これらの 2 つのプロパティは、「Portfolio」ポートレットで使用されます。

CR095930

グループと同じ名前を持つユーザを作成すると、予期しない結果が生じる。

問題

ユーザ名とグループ名に同じ名前を使用すると、次の例外が発生する場合があります。com.bea.p13n.usermgmt.UserManagementException: "User <username> was not found".

プラットフォーム

すべて

回避策

同名のユーザ名とグループ名の作成を回避するには、次のシステム プロパティを起動スクリプトに追加します。-D"com.bea.p13n.RestrictSameNameForUsrAndGroup=true"

システム プロパティ「com.bea.p13n.RestrictSameNameForUsrAndGroup」が未定義の場合、デフォルトの動作は変更されません。7.0 SP4 以降の互換性モードにのみ適用されます。

CR098300

UUP プロパティ取得のために複数の LDAP サーバのコンフィグレーションを可能にする LdapPropertyManager の拡張機能。

問題

7.0 SP4 では、LDAP プロパティ取得のためのカスタム UUP をコンフィグレーションして複数の LDAP サーバからプロパティを取得できる拡張機能が追加されました。この拡張機能では、こうした変更が不可欠です。当初リリースされたコードでは、LDAP サーバへのバインドに用いる DirContext を格納するために静的変数を使用していたからです。

プラットフォーム

すべて

回避策

7.0 SP4 から、このソリューションで複数の LdapProfileManager EJB をデプロイできるようになりました。各デプロイメントは以下の点でのみ異なります。

詳細については、ldapprofile.jar の ejb-jar.xml デプロイメント記述子を参照してください。

CR098628

ポートレットの配置が失われることがある。

問題

管理者がページ上にポートレットを追加するか、またはポートレットの属性を変更すると (ポートレットを表示対象にするなど)、ユーザによって指定されたページ上のポートレットの配置が失われることがあります。

プラットフォーム

すべて

回避策

ポートレットの属性変更後、管理者は、編集済みのポートレットがあるページのポートレットの配置を管理ツールで保存する必要があります。

CR100741

行動追跡のための永続コードのカスタマイズ。

問題

行動追跡機能のデフォルトでは、イベント オブジェクトが XML として出力され、この XML はデータベースに対して永続性を持ちます。開発者がこのプロセスをさらに制御できるように、7.0 SP4 では、カスタム永続性メカニズムを実装する機能が追加されました。

プラットフォーム

すべて

回避策

開発者は、com.bea.p13n.tracking.persistence.Persister インタフェースを実装して、エンタープライズ アプリケーション内 (EJB JAR ファイル内) にカスタム クラスをデプロイできます。

また、7.0 SP4 では WebLogic Server Console の行動追跡セクションが拡張され、開発者は Persister 実装クラスの絶対パスを指定できるようになりました。これらの手順が完了すると、行動追跡イベント オブジェクトがカスタム Persister 実装に与えられ、永続性が実現します。

CR103242

CustomerPropertyManager が顧客エンティティ EJB を過度にロードする。

問題

CustomerPropertyManager は、顧客エンティティ EJB をロードする前に、暗黙的プロパティの値について「entityPropertyCache」をチェックしないため、過度のエンティティ EJB のロードが生じます。

プラットフォーム

すべて

回避策

注意 : 顧客エンティティ EJB の過度の使用を避けるために、7.0 SP4 では、CustomerPropertyManager Bean にキャッシュが追加されました。CustomerPropertyManager.getPropertyAsString() を直接使用することはお勧めしません。このメソッドを使用すると、暗黙的プロパティのチェック時に顧客エンティティ EJB がロードされるからです。このメソッドの機能を取得する最良の方法は、ProfileWrapper または <um:getPropertyAsString> JSP タグを利用することです。このタグでは、今回のパッチで「entityPropertyCache」を使用するように変更された CustomerPropertyManager.getProperty(PropertyLocator loc, String pSetName, String pName) が使われています。


CustomerPropertyManager (通常は ProfileWrapper または <um:getProfile> JSP タグによってアクセス) から明示的プロパティを取得しないでください。CustomerValue オブジェクトを使用します。このオブジェクトは、キャッシュするか、またはセッションで保持して顧客 EJB を繰り返しロードするのを防ぐことができます。

注意 : CustomerPropertyManager.getProperty(String customerName, String pSetName, String pName) を使用して暗黙的プロパティを取得しないでください。このメソッドを使用すると、顧客エンティティ EJB がロードされます。代わりに、CustomerPropertyManager.getProperty(PropertyLocator loc, String pSetName, String pName) を使用します。このメソッドは、今回のパッチによって「entityPropertyCache」を使用するように変更されています。ProfileWrapper および <um:getProperty> タグを使用して、適切なメソッドにアクセスします。

CR103950

データ同期エラー。

問題

データ同期に失敗して次のエラー メッセージが表示されることがあります。

The data sync client (running Windows) reports:

java.net.SocketException:socket write error (code=10055)

The server reports a com.bea.p13n.management.data.message.XmlMarshalException caused by something like:

org.xml.sax.SAXParseException:

The element type "description" must be terminated by the matching end-tag "</description>"

プラットフォーム

Windows

回避策

データ同期を再試行します。マシンの再起動が必要になることがあります。

CR105276

JVM 内の ContentCache をすべてクリアする API の提供。

問題

コンテンツ JSP タグでは、CM システムで使用される p13n.Cache メカニズムの他に、ContentCache メカニズムを使用してキャッシングを実行します。

現在のところ、サーバの稼働中にセッション スコープまたはアプリケーション スコープの ContentCache をクリアする方法はありません。24 時間体制のオペレーションにおいて、CM システムはたまにしか更新されないため、コンテンツ JSP タグはセッション スコープまたはアプリケーション スコープの ContentCache を使用して、古くなったコンテンツを配信し続けます。

プラットフォーム

すべて

回避策

7.0 SP4 では、コンテンツ キャッシュの更新を指示するために、com.bea.p13n.content.ContentCache クラスに新しい API flush() が導入されています。パフォーマンスへの影響を最小限にするために、このソリューションでは、レイジー バインディングによってコンテンツ キャッシュのフラッシュが次のアクセスまで延期されます。

新しい API は、セッション スコープおよびアプリケーション スコープのコンテンツ キャッシュにのみ適用されます。ページ スコープおよびリクエスト スコープのキャッシュは、各ページまたはリクエストが終了すると自動的に期限切れになります。

セッション レプリケーションを使用するクラスタ環境では、デプロイされている管理対象ノードおよび JVM ごとにこの API を呼び出して、セッション スコープのコンテンツ キャッシュをすべてクリアする必要があります。

CR106539

WebLogic Commerce Server サンプル ドメインと PointBase バージョン 42ECF183 を併用した場合に断続的に発生する障害。

問題

PointBase バージョン 42ECF183 には、ポータル アプリケーション サービス リクエスト時に、明らかなハングおよびセッション タイムアウトを引き起こすおそれがある障害がいくつかあります。さらに、このバージョンの PointBase は、データ同期中に PointBase 内部エラーを引き起こす場合があります。

プラットフォーム

PointBase バージョン 42ECF183

回避策

Portal 7.0 では、このバージョンの PointBase を使用しないことをお勧めします。

注意 : PointBase は、Pure Java のリレーショナル データベース管理システムであり、サンプル コードを実行できるように WebLogic Platform に同梱されています。PointBase はアプリケーションの設計、開発、および検証のみをサポート対象としており、プロダクション サーバへのデプロイメントはサポートしていません。プロダクション環境で使用するには、特別な PointBase プロダクション ライセンスを入手してください。

CR109615

java.lang.StackOverflowError を引き起こす再帰の問題が Webflow で発生するおそれがある。

問題

SP4 のリリースで、ポートレットの Webflow がネームスペースを認識できるようになったことにより、既存の Webflow、特に 7.0 SP4 より前の WebLogic Portal サンプルに基づく Webflow で再帰の問題が発生するおそれがあります。詳細については、「CR109615 に関する補足情報」を参照してください。

プラットフォーム

すべて

回避策

一般的には、ポータル ネームスペースへのパスが設定されたポートレット Webflow の使用を避けます。少なくとも、7.0 SP4 より前のサンプルに基づくポータルおよびポートレットのすべての Webflow が、それぞれのエラー ノード (\framework\error\error.jsp を使用) を持つように更新します。これにより、ポートレットの Webflow がポータル ネームスペースになることを避けられます。再帰が発生するその他のケースでも、この情報に基づいて Webflow を確認してください。

CR110845

P13N リクエストのロード時に getRemoteHost() と getRemoteAddr() を無効にする機能を追加。

問題

クライアントのネットワークでの com.bea.p13n.http.Request の逆引き DNS 参照が遅い場合に、com.bea.p13n.http.Request のインスタンス化に時間がかかることがあります。

プラットフォーム

すべて

回避策

Portal 7.0 SP5 では、開発者が HttpServletRequest.getRemoteAddr()HttpServletRequest.getRemoteHost() の結果を p13n リクエストにロードすることを無効にできる p13n-request.properties ファイルが作成されました。デフォルトのコンフィグレーションでは、property.jar 内の com/bea/p13n/http/p13n-request.properties を使用することによって、この両方のメソッドが無効になります。getRemoteAddr() はある状況下ではクライアントのマシンへのソケットを開く可能性があるため、このメソッドのロードを無効にする機能が今回の修正点に追加されました。

getRemoteAddr() または getRemoteHost()、あるいはその両方を無効にした後は、これらのリクエスト プロパティ (「リモート アドレス」、「リモート ホスト」) を使用するルールを作成することはできません。また、PipelineComponent 内などで、リクエストでこれらのメソッドを呼び出すカスタム コードを作成することもできません。


この変更は、Portal 7.0 のデフォルトの動作にも影響します。このため、元の動作に依存している開発者の方は、次の情報を参考にしてください。p13n-request.properties の設定に元の動作を取得するために必要な変更を実装すれば、問題はありません。

p13n.request.disable.getRemoteAddr=false

p13n.request.disable.getRemoteHost=false

getRemoteAddr()getRemoteHost() が無効になっている場合は、com.bea.p13n.http.Request に対して getRemoteHost()getRemoteAddr() を呼び出しても常に null が返されます。

p13n.request.disable.getRemoteAddr=true

p13n.request.disable.getRemoteHost=true

com.bea.p13n.http.Request は、開発者のカスタム コードの Webflow PipelineComponent で使用されるのが一般的です。

getRemoteHost()getRemoteAddr() が無効になっている場合、リクエスト プロパティの「リモート アドレス」または「リモート ホスト」に基づくルールは、これらのプロパティに対する null 値で評価されます。


getRemoteHost() メソッドおよび getRemoteAddr() メソッドが無効になっているかどうかを確認するには、com.bea.p13n.http.Request に対してデバッグ機能を有効にし、サーバ コンソール stdout またはログで次の行を確認します。

initialized DISABLE_GET_REMOTE_ADDR: true

initialized DISABLE_GET_REMOTE_HOST: true

CR172724

非常に数多くのユーザやグループが登録されているポータル向けに、パフォーマンスが最適化されることがある。

問題

Portal Administration Tools 内のユーザ リストの取得 (CR168362)、多くのグループ ポータルへのアクセス権を持っているユーザのポータルへのログイン (CR129253)、ワイルドカードを使用したユーザの検索 (CR124867) のために、最適化機能が用意されています。この機能により、GroupManager および UserManager の各 EJB の次のメソッドのすべての呼び出しが影響を受けます。

GroupManager :

public List getGroupNamesForUser( String username ) throws RemoteException

public String getParentGroupName( String groupname ) throws RemoteException

public List getUsernamesForGroup( String groupname, String searchExpression, int limit ) throws RemoteException

UserManager :

public List getUserNames(String searchExpression, int limit) throws RemoteException

プラットフォーム

RDBMSRealmRealm を使用するすべてのプラットフォーム

回避策

RDBMSRealm の代わりに新しい RDBMSPerformanceRealm を使用してください。ただし、この新しいカスタム レルムを使用する場合には 2 つの注意点があります。まず、FileRealm はポータルでは使用できなくなります。これは、WebLogic Portal で必要なすべてのユーザまたはグループは、データベース内で排他的に配置されなければならないことを意味します。次に、Pointbase データベースを使用する場合、GroupManager の getUsernamesForGroup(String groupname, String searchExpression, int limit) または UserManager の getUserNames(String searchExpression, int limit) を呼び出しても、一度しか値が返されなくなります。このバグは、Pointbase のバグとして確認されています (CR076215)。Pointbase は、プロダクション サーバへのデプロイをサポートしていません。

この新しいレルムを使用するには、config.xml 内の RDBMSRealm ノードの RealmClassName 属性を「com.bea.p13n.security.realm.RDBMSPerformanceRealm」に変更します。

たとえば、次のようにします。

<RDBMSRealm

RealmClassName="com.bea.p13n.security.realm.RDBMSPerformanceRealm"

/>

CR173104

WebLogic Portal 7.0 Service Pack 5 のポータル スケーラビリティ拡張機能。

問題

ポータル スケーラビリティ拡張機能 (PSE) により、大量の WebLogic Portal リソースを Microsoft SQL Server 2000 データベースで使用できます。この拡張機能は、プロダクション環境に 1,000 を超すグループ ポータルがある場合にのみ使用してください。

プラットフォーム

Microsoft Windows 2000 SP2 Professional/Server/Advanced Server, Pointbase (開発のみ)、Microsoft SQL Server 2000 SP3、WebLogic JRockit 7.0 SP5

回避策

このモードがサポートする範囲は非常に限られています (Windows/JRockit のみ、Microsoft JDBC ドライバが使用された Microsoft SQL Server 2000)。データベース インスタンスごとにしか WebLogic Portal を配置できません。大規模なデータベース スキーマの変更が必須で、下位互換性がないため、既存のポータルのデータはすべて失われます。

スキーマの変更により、ディスク上のデータベースのサイズが事実上、倍になります。これ以外に、Portal Administration Tools にも制限事項があります。PSE モードの使用に関するご質問がある場合は、WebLogic Portal のサポートまでご連絡ください。


 

CR109615 に関する補足情報

SP4 のリリースで、ポートレットの Webflow がネームスペースを認識できるようになったことにより、既存の Webflow、特に SP4 より前の WebLogic Portal サンプルに基づく Webflow で再帰の問題が発生するおそれがあります。この問題は例によって十分に説明されていますが、さまざまな理由により Webflow に影響を与える場合があります。

新しいポータル Web アプリケーションの作成時に取得する標準のポータル Webflow には、たとえばワイルドカード表示更新イベント (bea.portal.framework.internal.refresh) が含まれています。このイベントは preProcessor (com.bea.portal.appflow.processor.PreProcessor) に転送され、そこから postProcessor コンポーネント (com.bea.portal.appflow.processor.PostProcessor) に渡されます。イベントのタイプに関係なく、postProcessor はポータル内の全ポートレットの更新を試みます。

7.0 SP2 の e2e サンプルの b2c アプリケーションでは、カタログ ポートレット Webflow、特に addProductItemToShoppingCart Pipeline コンポーネントの処理中にエラーが起きると問題が発生します。Pipeline コンポーネントが PipelineException を送出すると、catalogportlet Webflow は、ポータル ネームスペース内のエラー プレゼンテーション ノード (error.jsp) のプロキシであるプロキシ ノード portal_error に転送され、標準の Webflow エラー ページが表示されます。この Webflow の他のエラーもすべて同じ方法で転送されます。

ユーザがポータルの [Products] タブ (URL - http://localhost:7501/b2cPortal/application?origin=hnav_bar.jsp&;event=bea.portal.framework.internal.refresh&pageid=Products) を再度クリックしようとすると、ポータルの表示更新イベント (bea.portal.framework.internal.refresh) がトリガされ、最終的に postProcessor はすべてのポートレットの更新を試みることになります。

catalogportlet が更新されても (bea.portal.framework.internal.refresh)、その Webflow catalogportlet では前述のエラーの状態が保持されます。つまり、catalogportlet はポータル ネームスペースの error.jsp にあります。Webflow エグゼキュータは、ポータルのエラー ノードに固有の表示更新イベントを認識しないため、フォールバックを行ってワイルドカードを使用します。その結果、postProcessor に戻ることになり、スタックのオーバーフローが発生するまでポートレットの更新が繰り返されます。

catalogportlet Webflow への別のエントリ ポイントを見つけることにより、問題を回避できる場合もあります。たとえば、e2e アプリケーションで [My Avitek] ページの下部にはカタログに戻る商品リンクが設定されており、catalogportlet Webflow を使用可能な状態に戻すことができます。

この問題を解決する最良の方法は、各 Webflow でエラー ページを変更することです。ポータル ネームスペースにフローを転送してそのエラー ノードを使用するのではなく、それぞれのポートレット ネームスペースにエラー プレゼンテーション ノードを作成し、同一の error.jsp を使用します。これにより、ポートレット自身の更新パスを使用して各ポートレットを回復できます。一般に、ポートレット Webflow をポータル Webflow に転送することは必ずしも得策ではありません。これを実行する場合は、何らかの復帰の手段を内部的に講じる必要があります。SP4 に付属しているサンプルは、このように更新されています。

Webflow でネームスペースが変更されない lastContentUrl ノードのような一部の例外もあります。これは、このノードがポートレットの最後の状態に戻す機能を備えているからです。さらに、一連の Webflow を作成することも考えられます。その際、ポートレット Webflow をポータル フローに正常に転送し、最終的には元に戻しますが、これには十分な注意が必要です。また、特別なプロセッサを少なくとも 1 つ以上作成する必要があります。このプロセッサには、前述のようなルーティングを受け入れ、元のネームスペースへのフローの復帰を処理するための機能を用意しなければなりません。

e2e の b2c アプリケーションのログイン プロセスは、クロス Webflow ネームスペースがいかに有用なもので、ときには必須のものであるかを示しています。このプロセスは、security.wf で始まる 3 つの Webflow に関連しています。正常にログインすると、Webflow は user_account.wf に転送され、最終的にはポータルが表示されるポータル ネームスペースになります。この場合、ログイン プロセスは基本的にポータル ページへの一方向パスなので、このパスは意味を成します。さらに、[ログアウト] ボタンを押してこの Webflow に戻ることもできます。

スタックのオーバーフローを引き起こす Webflow とログイン Webflow を区別するもう 1 つの特徴は、ログイン Webflow は特定のポートレットに関連付けられていないことです。この特徴と、更新メカニズムを理解することが、再帰の問題を回避するための重要なポイントです。再起の問題は、ポートレットの Webflow が最終的にポータル ネームスペースになり、戻る方法がないときに発生することに留意してください。ポータルの表示更新イベントが発生するとポートレットは更新されますが、ポートレットの Webflow はポータル ネームスペースにあるため、Webflow は、ポートレットを更新する試みへと戻すポータルの更新パスをたどります。これが再帰ループです。

ブラウザに関する問題

この節では、ブラウザの問題に関する確認済みの制限事項と回避策について説明します。

表 4 ブラウザに関する確認済みの制限事項と回避策  

CR035576

ブラウザでクッキーを受け付けなければならない。

問題

Administration Tools を使用する際には、ブラウザでクッキーを受け付けなければなりません。

プラットフォーム

すべて

回避策

クッキーを受け付けるようにブラウザのオプションを設定してください。

CR040263

ブラウザのキャッシュを自動に設定すると、Portal Administration Tools で異常な動作が発生する。

問題

キャッシュの設定が [確認しない] または [自動的に確認する] になっている場合は、そのセッションで 2 回目のリクエスト送信の時に、キャッシュに格納されているページが返されることがあります。

プラットフォーム

すべて

回避策

Administration Tools を使用するときは、ブラウザのキャッシュの設定を、Microsoft Internet Explorer の場合は [ページを表示するごとに確認する] に、Netscape の場合は [毎回] に、それぞれ設定する必要があります。

Netscape ブラウザの場合、キャッシュのチェックを無効にするオプションは、ポータル フレームワークでは動作しません。情報が失われます。Netscape ブラウザのこのオプションは、[編集|設定|詳細|キャッシュ] をクリックし、[キャッシュしたドキュメントとネットワーク上のドキュメントとの比較] で確認できます。Netscape を使うときは、[毎回] オプションを指定します。

Internet Explorer ブラウザの場合、キャッシュのチェックを無効にするオプションは、ポータル フレームワークでは正しく動作しません。Internet Explorer ブラウザのこのオプションは、[ツール|インターネット オプション|全般|インターネット一時ファイル|設定] をクリックし、[保存しているページの新しいバージョンの確認] で確認できます。Internet Explorer を使うときは、[ページを表示するごとに確認する] オプションを指定します。

CR044871

クッキーを有効にした Netscape でコマース テンプレートが正しく動作するには、weblogic.xml で CookieDomain を設定する必要がある。

問題

Netscape ブラウザを使用している場合、HTTP から HTTPS に切り替えるとセッション クッキーが失われます。これは、Netscape では HTTPS ポートへの切り替えが別のサーバへの切り替えとして認識されるためです。Microsoft Internet Explorer ではこの問題は発生しません。詳細については、http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wls/docs70/servlet/progtasks.html#141632 を参照してください。

プラットフォーム

すべて、Netscape 4.5 以降を使用した場合

回避策

WebLogic Commerce Server Web アプリケーションの weblogic.xml に、セッション パラメータが追加されました。この weblogic.xml ファイルは、PORTAL_HOME\applications\wlcsApp\wlcs\WEB-INF ディレクトリにあります。<session-param> <param-name>CookieDomain</param-name> <param-value>.mycompany.com</param-value> </session-param>

Netscape で WebLogic Commerce Server Web アプリケーションを使用する前に、これらのタグのコメントを解除し、weblogic.xml の CookieDomain パラメータの値を mycompany.com から実際のドメイン名に変更してください。

CookieDomain を設定する場合は、サーバに対するリクエストの URL でこの値を使用する必要があります。たとえば、http://mymachine:7501 ではなく http://mymachine.mycompany.com:7501 を使用します。このようにしないと、セッションが失われる場合があります。

CR076455

Netscape では、Administration Tools で属性の設定を保存すると、間違ったポータル ページに戻る。

問題

Netscape のキャッシュの問題により、Administration Tools でポータル ページを保存したときにページが更新されない場合があります。

プラットフォーム

Netscape 4.x

回避策

Netscape のキャッシングに関する問題を解決するには

    1. Netscape で、[編集|設定|詳細|キャッシュ] を選択します。

    2. [メモリ キャッシュ] フィールドと [ディスク キャッシュ] フィールドを 0 に設定します。

CR076801

6.2.3 より前のバージョンの Netscape を使用すると、ログインの際に問題が発生する。

問題

正常にログインできたように見えても、以降の画面の動作が異なります。たとえば、再びログインを求められたり、ログインのリンクが表示されたままになっていたりします。

プラットフォーム

Netscape

回避策

Netscape 6.2.3 以上をインストールするか 6.2.3 にアップグレードし、Web アプリケーションの weblogic.xml ファイルで CookieDomain セッション パラメータのコメントを解除します。Netscape の旧バージョン (4.7x) を使用する必要がある場合は、weblogic.xml ファイルの CookiePath パラメータのコメントも解除する必要があります。


 

システム管理に関する問題

この節では、一般的なシステム管理の問題に関する確認済みの制限事項と回避説明します。以下の表に加えて、詳細については後の節も参照してください。

表 5 システム管理に関する確認済みの制限事項と回避策  

CR058782

T3 クライアントを使うと、ログインしなくてもデータベースに接続できる。

問題

WebLogic Portal サンプル アプリケーションのデフォルトでは、guest ユーザが有効になっています。そのため、T3 クライアントはログインしないでデータベースにアクセスできます。

ドメインの config.xml ファイルで GuestDisabled=true を設定して guest ユーザを無効にしようとすると、WebLogic Portal で例外が発生します。

プラットフォーム

すべて

回避策

この問題に対しては、2 つの回避策があります。

CR060432

WebLogic Server Administration Console を使って、RDBMSRealm 代理プールのサイズをコンフィグレーションできない。

問題

RDBMSRealm は、代理プールのサイズを MBean から読み取りません。

プラットフォーム

すべて

回避策

p13n_system.jar には、プロパティ delegatePool.size=5 がある com/bea/p13n/security/realm/realm.properties が含まれています。

このプロパティを追加すると、プール サイズを変更できます。

CR060470

ルール エンジンの ContextPoolFactory に対する容量設定について、マニュアルに記述されていない。

問題

資格エンジンは能力に基づく認証システムで、RoleMapping と AccessDecision という 2 つの主要な機能で構成されています。どちらの機能もルール エンジンを使用します。ContextPoolFactory の部分は、管理対象のコンテキスト プール インスタンスの容量を設定する容量パラメータを使用します。このパラメータのデフォルト値は 16 で、これは WebLogic Server の実行スレッドのデフォルト数に近い値です。容量パラメータのデフォルト値を変更してさらに大きな値を設定すると、資格エンジンのパフォーマンスが出荷時の設定より低下する場合があります。

プラットフォーム

すべて

回避策

容量パラメータを変更する場合は、p13n_util.jar のルートにある entitlements-access-decision.properties ファイルを変更する必要があります。

CR062413

ユーザに対する「ldap」プロパティ セットを検索すると、「ProfileSystemException: The default entity property manager was not found at the ejb-ref java:comp/env/ejb/LdapPropertyManager」が発生する。

問題

この問題は、ldapprofile.jarLdapPropertyManager UUP をデプロイしないで、「ldap」という名前のプロパティ セット (ユーザ プロファイル) を E-Business Control Center で作成した場合にのみ発生します。usermgmt.jar の UserProfileManager は、LdapPropertyManager UUP を「ldap」プロパティ セットにマップするように設定された ejb-jar.xml デプロイメント記述子に付属しています。これは、LDAP UUP を設定するコンフィグレーションを簡単にするためです。

プラットフォーム

すべて

回避策

LdapPropertyManager を使用して「ldap」プロパティを検索する場合は、忘れずに ldapprofile.jar EJB JAR をデプロイします。マニュアルの手順に従ってこのデプロイを行います。一方、デフォルトのポータル スキーマから「ldap」プロパティを検索する場合は、usermgmt.jarUserProfileManager に対する ejb-jar.xml 記述子で設定されている「ldap」プロパティへのマッピングを削除します。

CR065592

WebLogic Server LDAP レルム V1 レルムからのプロパティの検索に関して問題がある。

問題

LDAP レルム V1 のプロパティの検索に関して問題があります。原因は、ドメインの config.xml ファイルでは、ユーザとグループ識別名 (DN) がルートからリーフの順になっている必要がありますが (o=company.com,ou=People)、これは、ldapprofile.jar デプロイメント記述子ファイルにおいて求められる LDAP のリーフからルートという正しい規則 (ou=People,o=company.com) の逆であるためです。

プラットフォーム

すべて

回避策

LDAP V1 の場合は、以下のファイルでは、userDN と groupDN の値に対して次の順序を使用してください。

注意 : この問題は、WebLogic Server LDAP V2 レルムでは解決されています。config.xml ファイルにおいても、正しいリーフからルートの順序規則が要求されるようになっています。

CR072965

Sybase ASE : クライアントとサーバで文字セットが異なるときのデータ取得の問題。

問題

Sybase では、複数の TEXT タイプ フィールドが DDL で定義されています。クライアントとサーバの文字セットが異なっていて、サーバからクライアントへの文字セットの変換でデータ サイズが変化する場合は、データを取り出す際に問題が発生します。

プラットフォーム

NT

回避策

次のいずれかの方法を使用します。

CR074989、

CR077981

WebLogic Builder が WebLogic Portal モジュールのロードに失敗する。

問題

WebLogic Builder で開く EJB JAR は、スタンドアロンで使用できるものと想定されています。WebLogic Portal に含まれる JAR ファイルは、スタンドアロンでは使用できません。また、お使いの JAR ファイルもスタンドアロンでは使用できない可能性があります。WebLogic Portal では、JAR ファイルがシステム クラスパスに存在している必要があり、JAR のクラスパス マニフェスト エントリを使って EJB JAR から他の JAR をインクルードします。

プラットフォーム

すべて

回避策

WebLogic Builder の起動に使用するスクリプトを変更し、必要な JAR をシステム クラスパスに追加します。この変更によって、WebLogic Builder は、WebLogic Portal に付属する JAR ファイルを開くようになります。

CR075712

プレースホルダ サービスが、データベース レルムのバウンスで HeuristicMixedException を送出する。

問題

RDBMS レルムの接続が失われた場合、またはデータベースでバウンスがある場合、プレースホルダ サービスは javax.transaction.HeuristicMixedException エラーを生成します。

プラットフォーム

すべて

回避策

プロダクション環境でこのエラーが発生することはほとんどありません。

接続プールで TestConnectionsOnReserve パラメータの設定を true にリセットしてください。プールから接続を配布する前の接続テストでは、パフォーマンスが多少低下します。

CR075729、CR075730

Console で作成した新しいサービスが、管理対象サーバで登録されない。

問題

Console で新しいサービスを作成すると (新しいキャッシュの作成など)、管理サーバの Config インスタンスは作成されますが、管理対象サーバでは作成されません。アプリケーションを再デプロイしても問題は解決しません。

プラットフォーム

すべて

回避策

J2EEListener がコンフィグレーションされた新しい weblogic-application.xml ファイルをアプリケーションで使用する必要があります。

CR077070

AIX 4.3.3-DB2 7.2 Native/Stockportal では、ユーザの作成に関して問題がある (7.0、7.0 SP1、7.0 SP2 のみ)。

問題

JDK 1.3.1 に付属する IBM JAAS ファイルでは、さまざまな例外が発生します。

プラットフォーム

AIX

回避策

JDK 1.3.1 に付属する IBM JAAS ファイルを削除してください。

ファイルを削除するには

    1. 次のディレクトリに移動します。BEA_HOME/jdk131/jre/lib/ext

    2. jaas.jar ファイルと jaas_lm.jar ファイルを削除します。

警告 : ファイルの名前を変更することはできません。ファイルを削除するか、別の場所に移動する必要があります。

CR079132

データベースを切り替えた後、最初はサービスとしてのインストールが機能しない。

問題

PointBase から他のデータベース (MSSQL、Oracle、DB2、Sybase) に切り替えて、サービスとしてのインストールが完了した後では、鍵が作成されないため (鍵が存在しない場合も含む)、サービスは正常に開始しません。具体的には、クレジット カードの暗号化/復号化用に新しい鍵の作成を求めるプロンプトが表示されます。

プラットフォーム

すべて

回避策

サービスとして実行する前にサーバを 1 回実行し、データベースのテーブルを設定します。

CR079981

クッキー名が設定されていない場合、iplanet fast track 4.1 プロキシに障害が発生する。

問題

ポータルの weblogic.xml ファイルからセッション記述子 CookieName を削除すると、デフォルト値 JSESSIONID が強制的に使用されます。デフォルトのクッキー名を使用すると、iPlanet FastTrack 4.1 の httpd.exe が終了する場合があります。

プラットフォーム

すべて

回避策

weblogic.xml ファイルからセッション記述子の CookieName パラメータを削除しないでください。

CR079368

WebLogic Portal 7.0 における LDAP V2 レルムのサポート。

問題

WebLogic Portal 7.0 のサイトで CustomRealm を実装する場合は、これまで WebLogic Server 6.1 の config.xml ファイルで提供されていたサンプルの CustomRealm の定義が必要です。WebLogic Portal は、WebLogic 7.0 の Compatibility Security モジュールを使用します。

プラットフォーム

すべて

回避策

config.xml ファイルで CustomRealm を使用します。http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs70/dev/securty.htm#1001331 を参照してください。

CR080305

PointBase で新しいカタログ カテゴリを作成できない。

問題

PointBase を使用する WebLogic Commerce Server ドメインでは、カテゴリの作成が機能しません。

プラットフォーム

PointBase

回避策

この問題は PointBase のバグが原因で発生します。WebLogic Portal に付属している PointBase データベースは評価版であり、開発やプロダクション環境での使用を想定していません。PointBase から別のサポート対象データベースに切り替えることをお勧めします。なお、お送りいただく電子メールには、WebLogic Portal 7.0 Service Pack 4 のマニュアルをお使いであることを明記してください。

CR083045

Thin ドライバを使用する Oracle 8.1.7 では、高負荷時に OutOfMemoryError が発生する。

問題

Oracle 8.1.7 対応の Thin ドライバを使用した場合、負荷がかかると java.lang.OutOfMemoryError 例外と weblogic.transaction.internal.TimedOutException のいずれかまたは両方が発生します。

プラットフォーム

すべての OS、Oracle 8.1.7 Thin ドライバ

回避策

新しいバージョンの Thin ドライバを入手するには、最新バージョンの Oracle 8.1.7 をダウンロードしてインストールしてください。7.0 SP4 以降を使用している場合は、BEA WebLogic Platform SP4 にバンドルされている Thin ドライバを使用してください。

CR086602

ポータルの委託管理に関連付けられているグループの名前 (「SystemAdministrator」、「DelegatedAdministrator」、「AdminEligible」) を変更するには、特別な手順を実行しなければならない。

問題

Service Pack 2 では、委託管理のグループ名として、定数値ではなくデプロイメント記述子 (<env-entry>) の情報を使用するように DelegatedAdminManager EJB が変更されました。AdminResourceManager EJB と VisitorUserManager EJB、および DelegatedAdminManager タグ ライブラリの 2 つの JSP タグ クラスは、新しい DelegatedAdminManager を利用するように変更されました。

プラットフォーム

すべて

回避策

Service Pack 2 で加えられた変更を利用して、委託管理に対するグループ名の変更を可能にするには、「SystemAdministrator」グループと「DelegatedAdministrator」グループを含む EJB と Web アプリケーションのデプロイメント記述子におけるセキュリティ ロール マッピングをすべて変更する必要があります。詳細な回避策については、後述の「CR086602 の回避策」を参照してください。

CR123457

Sybase データベースでメール マネージャを使用すると、電子メールの送信時に次の例外が発生する。「com.sybase.jdbc2.jdbc.SybSQLException: TEXT and IMAGE data types may not be used in an ORDER BY clause.」

問題

Sybase では、UNION 句内で使用されている SELECT 文や ORDER BY 句が使用されている SELECT 文で TEXT (clob) データ型を使用できません。したがって、MailService EJB を使用してキャンペーン用の電子メールを送る際にエラーが発生します。

プラットフォーム

Sybase

回避策

Sybase でメール マネージャを使用するには、mail.jar にある MailService EJB の ejb-jar.xml を編集し、config/enableOrderByWorkaroundForClobs の env-entry を true に設定します。

CR132907

Pointbase の使用時に sampleportal アプリケーションにログインすると、SQLException が発生する。

問題

sampleportal を起動すると、次の例外が発生します。

java.sql.SQLException:Exception occurred on server while executing:

executeQuery(java.lang.String) ...[ java.lang.ArrayIndexOutOfBoundsException ]

at com.pointbase.net.netJDBCPrimitives.handleResponse(DashOB3242)

at com.pointbase.net.netJDBCPrimitives.handleJDBCObjectResponse(DashOB3242)

at com.pointbase.net.netJDBCStatement.executeQuery(DashOB3242)

プラットフォーム

Pointbase

回避策

この問題は、Pointbase のバグに起因しています。この問題を回避するため、PORTAL_P13N テーブルの一意のインデックス AX1_PORTAL_P13N が Pointbase の DDL から削除されています。以前のバージョンの既存の Pointbase に対して現在のサービス パックを使用する場合は、このエラーを回避するために、データベースからこのインデックスを手動で削除する必要があります。インデックスを削除するには、「drop index AX1_PORTAL_P13N」というコマンドを使用します。

警告 : この変更は Pointbase に対してのみ行われ、他のサポートされたデータベースに対しては適用されません。このインデックスによって適用される一意性は、WebLogic Portal では必要とされますが、Pointbase を使用する場合は適用されなくなることに注意してください。Pointbase は、プロダクション サーバへのデプロイをサポートしていません。


 

CR086602 の回避策

この回避策は、アプリケーションだけでなくドメインのウィザード テンプレートでも行う必要があります。製品のインストール ディレクトリ全体を検索すれば、EJB JAR ファイルが見つかります。

ロール マッピングの変更に加えて、usermgmt.jar に含まれる UserManager EJB デプロイメント記述子 (META-INF/ejb-jar.xml) の ProtectedGroupNames のリストも更新する必要があります。

EJB に対するロール マッピングを変更するには、EJB JAR から META-INF/weblogic-ejb-jar.xml を抽出し、セキュリティ ロール マッピングのグループ名を編集して、新しい META-INF/weblogic-ejb-jar.xml で EJB JAR を更新する必要があります。作業ディレクトリが深くネストしている場合は、「jar uvf campaign.jar META-INF/weblogic-ejb-jar.xml」などのコマンドの使用に十分注意してください。作業ディレクトリへのパスが長すぎると、jar コマンドで処理できない場合があります。その場合は、ルート ディレクトリに近いディレクトリに JAR ファイルをコピーして更新し、更新後の JAR を J2EE アプリケーション ディレクトリに戻してください。

Web アプリケーションに対するロール マッピングを変更するには、WEB-INF/weblogic.xml. の security-role-assignments を更新する必要があります。

たとえば、次に示すのは、7.0 Service Pack 1 の sampleportal の J2EE アプリケーションに対する EJB JAR のうち、更新を必要とするロール マッピングを含むものの一覧です。

META-INF/ejb-jar.xml: usermgmt.jarProtectedGroupNames の env-entry を忘れずに変更してください。

たとえば、7.0 SP1 の sampleportal の J2EE アプリケーションに対する Web アプリケーションのうち、更新を必要とするロール マッピングを含むものには、datasync、tools、toolSupport などがあります。委託されたポータル管理者がすでに存在する既存のインストール環境では、これらのロール マッピングを変更しないでください。最初に、WebLogic Server システム管理者またはポータル システム管理者としてポータル JSP 管理ツールにログインし、すべてのポータル管理者とグループ管理者を削除します。

新しいグループ名マッピングを受け入れるようにサーバを再コンフィグレーションした後は、ポータル JSP 管理ツールを使用してすべてのポータル管理者とグループ管理者を作成できます。

インターナショナライゼーションに関する問題

この節では、インターナショナライゼーションの問題に関する確認済みの制限事項と回避策について説明します。

CR070746

メインの国際化バンドルが存在しない場合、WebLogic Portal は共通の国際化バンドルを取得しない。

問題

英語以外のローカライズの場合、たとえば <file_name>.jsp という名前の JSP があり、<custom_bundle>_<language_type>.properties という名前のカスタム リソース バンドルを使用する場合は (i18n:getMessage タグの bundleName 属性を使用)、<file_name>.jsp と同じディレクトリ内に、対応する <file_name>_<language_type>.properties ファイルが存在しなければなりません。このファイルがないと、getMessage タグは <custom_bundle>_<language_type>.properties のリソースを認識できません。

プラットフォーム

すべて

回避策

JSP のディレクトリに、サポート対象言語ごとに 1 つのデフォルト リソース バンドルを必ず格納します。たとえば、フランス語ロケールをサポートする場合、/store/shopping_cart.jsp というページに対しては、/store/shopping_cart_fr.properties という名前のファイルが必要です。英語のみのページに対して、この回避策を使用する必要はありません。

CR083635

マルチバイト文字セットのデータを使用すると、税金サービスが CharConversionException を送出する。

問題

WebLogic Commerce Server のサンプル アプリケーションでは、配送先住所にマルチバイト文字セットが使用されていると、税金サービスが次の例外を送出します。「CharConversionException: Illegal ASCII character.」

プラットフォーム

すべて

回避策

税金サービスで UTF-8 文字を使用する場合は、weblogic.webservice.i18n.charset システム プロパティを「utf-8」に設定します。そのためには、起動スクリプトを変更して次のシステム プロパティを追加します。

-Dweblogic.webservice.i18n.charset="utf-8"

CR084957

マルチバイト文字を含む外部コンテンツが、es:uriContent タグで正しく表示されない場合がある。

問題

指定された URI の HTTP 応答で HTTP CONTENT-TYPE ヘッダに「charset」属性が含まれていない場合は、es:uriContent によるマルチバイト文字の表示が乱れます。

プラットフォーム

すべて

回避策

es:uriContent タグが取得したコンテンツに対して使用する文字コード化方式を決定できるように、新しい省略可能なタグ属性「charset」が 7.0 SP2 で導入されました。「charset」属性の値は、外部コンテンツの文字コード化方式と互換性のある有効な MIME 文字セット名でなければなりません。es:uriContent タグは、使用する文字コード化方式を以下の順序で決定します。

注意 : es:uriContent タグは、文字セットを決定するためにコンテンツの META タグをそれ以上検索しません。

CR111421

訪問者ツールの「表示対象ポートレット」セクションのポートレット名をローカライズできない。

問題

訪問者ツールの「表示対象ポートレット」セクションのポートレット名は、インターナショナライズされません。

プラットフォーム

すべて

回避策

7.0 SP4 では、「render」タグで PropertyResourceBundle からローカライズされたポートレット名を取得するために、select_properties jsptemplate.jsp の使用時に、さらにリクエスト パラメータ「BUNDLE_NAME」を以下のように追加する必要があります。

<jsp:include page="<%= url %>" >
<jsp:param name="BUNDLE_NAME" value="/framework/tools/select_portlets" />
</jsp:include>

BUNDLE_NAME」の値は、キーとしてのポートレット表示名を含む基本プロパティ ファイル名です。

指定されたプロパティ ファイルでポートレット表示名のキーが見つからない場合は、元の英語表示名が表示されます。


この回避策は、訪問者ツールの「表示対象ポートレット」セクションにのみ適用されます。「選択可能ポートレット」セクションのインターナショナライズされたポートレット名では、select_portlets.jsp の「pps.getDisplayName()」のインスタンスだけを <i18n:getmessage> タグで囲みます。

指定されたメッセージ名がメッセージ バンドルで見つからない場合、getMessage タグは JSP 例外を送出し、修正された表示タグはインターナショナライズされていないポートレット表示名を単に返すため、<18:getmessage> タグを手動で追加する必要があります。


 

移行に関する問題

この節では、WebLogic Portal の旧バージョンから 7.0 への移行に関する確認済みの制限事項とその回避策について説明します。

表 6 移行に関する確認済みの制限事項と回避策  

CR078184

静的な初期化ブロックのある Java ファイルでのコード移行ツール エラー。

問題

一部のコンパイラは、単独のセミコロン「;」(空の文) を無視しません。コード移行ツールのパーサの文法には空の文の概念が含まれていないため、エラーが発生する場合があります。

プラットフォーム

すべて

回避策

この問題を解決するには、エラーを調べて修正し、移行ツールをもう一度実行してください。

    1. migration.log ファイルを開きます。

    2. 以下のようなエラー メッセージであることを確認します。

<<Date>> <<Time>> MDT 2002 Message:Code Analysis:parse exception:
com.company.commerce.migration.code.grammar.ParseException:Encountered ";" at
line 26, column 6.
Was expecting one of:
"abstract" ...
"boolean" ...
"byte" ...
<<etc.>>
<IDENTIFIER> ...
"{" ...
"}" ...
for file:D:\dev\migration\CodeTest\src\StaticTest.java

    3. 余分なセミコロン (;) を取り除きます。

    4. 移行ツールをもう一度実行します。

CR078719

user_account.wf の PostLoginProcessor に新しいイベントがある。

問題

user_account.wfpostLoginProcessor に WebLogic Portal 4.0 以降の新しいイベントがあります。4.0 では、ポータル Webflow の portalRefreshProcessor のイベントは「success」1 つだけでした。このイベントは 7.0 でも引き続き存在します。一方、新しいイベントが 2 つあります。

portalRefreshProcessor にも組み込まれる「user.login」イベントが追加されました。新しいノード createUserProfileProcessor に組み込まれる「user.create」イベントが追加されました。4.0 の Webflow を 7.0 の Webflow に変換するデータ移行ユーティリティは、新しいイベント「user.login」と「user.create」を追加しません。

プラットフォーム

すべて

回避策

イベントおよび関連するノードを 7.0 の user_account.wf ファイルから移行後の 4.0 user_account.wf ファイルに手動でコピーします。


 

 


その他の注意事項

この節では、現時点では回避策のない問題について説明します。たとえば、サードパーティの欠陥に関する問題や、WebLogic Portal 7.0 の機能の説明が必要な問題などです。

  1. Windows 2000 における〔Ctrl〕+〔C〕の動作の違いと、サーバのシャットダウンに対する影響。(CR044098)

    〔Ctrl〕+〔C〕に対する処理が、Windows 2000 と Windows NT では異なります。この違いは、サーバのシャットダウン時にサーバのコンソール ウィンドウで〔Ctrl〕+〔C〕を入力したときに発生します。Windows 2000 の場合は、〔Ctrl〕+〔C〕を入力すると、バッチの実行中のステップが停止し、バッチ ジョブを中止するかどうかを確認するメッセージが表示されます。「Yes」を入力すると、バッチ ジョブはそこで停止し、他には何も行われません。その結果、意図的にではなく Java の実行可能プロセスがシステム上で動作したままの状態になる可能性があります。解決策としては、Windows 2000 でのプロンプトに対しては「No」と応答してください。

    注意 : どのプラットフォームでも、PORTAL_HOMEStopPortal.bat/sh プロシージャを実行してサーバをシャットダウンする方法が推奨されます。

  2. UNIX の場合、UpdateLicense.sh で指定するライセンス ファイルのパスではスペースを使用できない。(CR44099)

    UNIX システムの BEA_HOME ディレクトリにある UpdateLicense.sh プロシージャは、入力ライセンス ファイルへのパスの中にあるスペースを受け付けません。

  3. DOS シェルの QuickEdit モードによって、WebLogic Portal のサーバ プロセスがロックされる場合がある。(CR059100)

    Microsoft Windows システムでは、WebLogic Portal のサーバ プロセスは DOS シェルで動作します。Windows の一部のリリースでは、QuickEdit モードがデフォルトでアクティブになります。このモードがアクティブになっている場合、DOS ウィンドウ内でマウスをクリックしたりポインタをドラッグしたりすると、キーを押すまでコンソールがロックされます。

  4. wlcs_customer タイプのユーザは、CustomerProperties プロパティ セットからデフォルト値を継承できない。(CR059684)

    wlcs_customer タイプのユーザに対しては、CustomerProperties プロパティ セットのプロパティを null に設定できないので、このタイプのユーザはプロパティ セットのデフォルト値を継承できません。この問題は、顧客以外のプロファイル、および顧客プロファイルの他のプロパティには影響しません。

    CustomerProperties の値を null に設定すると、WebLogic Portal Administration Tools では CustomerProperties プロパティ セットに対する継承されたデフォルト値が表示されますが、getProperty の呼び出しからは空の文字列が返されます。

  5. 要素を削除しても、その要素が関連付けられているエンティティを再び開いた時に警告が出ない。(CR060418、CR061615)

    キャンペーンによって参照されているセグメントやプレースホルダなど、ドキュメントで参照されている要素を削除した場合、ドキュメントを再び開いた時点で、E-Business Control Center は警告を出しません。

  6. IBM DB2 データベースを使用する場合は、テーブル作成時に LOB カラムの最大サイズを指定する必要がある。(CR062937)

    IBM DB2 データベースを使用する場合は、テーブルを作成するときに LOB カラムの最大サイズを指定する必要があります。DB2 データベースの作成時または移行時には、以下で示す LOB カラムの最大サイズが適用されます。

   TABLE COLUMN LOB TYPE/SIZE 
P13N
SAMPLE_UUP_INFO USER_INFO CLOB(8K)
DATA_SYNC_ITEM XML_DEFINITION CLOB(500K)
AD_BUCKET AD_QUERY CLOB(25K)
MAIL_MESSAGE MESSAGE_TEXT CLOB(25K)
PLACEHOLDER_PREVIEW XML_DEFINITION CLOB(25K)
ENTITLEMENT_RULESET RULESET_DOCUMENT CLOB(256K)
CATALOG_PROPERTY_VALUE BLOB_VALUE BLOB(8K)
PROPERTY_VALUE BLOB_VALUE BLOB(10K)
WLCS
DISCOUNT DISCOUNT_RULE CLOB(8K)
EVENT/BEHAVIOR TRACKING
TABLE EVENT XML_DEFINITION CLOB(200K)


 

  1. Oracle に関する制限事項 : JDBC Thin を使用する UTF8 データベースからの CLOB データの読み取り。(CR 66757)

    Oracle Thin ドライバ 8.1.7 では、UTF8 データベースからの CLOB の読み取りに関してバグが確認されています。10838 個より多い 2 バイト文字の CLOB データを読み取ると、エラーが発生します。Oracle のバグ番号は 2140668 です。

    ただし、このバグは Oracle Thin ドライバ 9.0.2 では解決されています。

  2. p13n サンプル アプリケーションの出力で HTML の検証エラーが発生する。(CR069941)

    サンプル アプリケーションに対する HTML 出力では、ヘッダだけでなく本体にもメタ タグがあり、HTML 4.0.1 の検証エラーの原因になります。すべてのブラウザはページを表示する際にこのタグを無視するので、この問題によるエンド ユーザへの影響はありません。

  3. stopportal.sh ファイルの実行が失敗する。(CR070566)

    CDE Solaris の環境では、stopportal.sh を呼び出すアイコンをダブルクリックしてサーバを停止しようとすると、サーバは正しくシャットダウンしますが、端末のウィンドウはハングし、コマンド プロンプトに戻ることも終了することもできなくなります。手動でウィンドウを閉じる必要があります。これは CDE Solaris の環境に関して確認されている問題であり、BEA Products の問題ではありません。

  4. E-Business Control Center のインストール時の画像に UNIX が表示される。(CR074402)

    E-Business Control Center は UNIX インストーラで提供されていますが、BEA はこれをサポートしていない場合もあります。詳細については、「サポート対象のコンフィグレーション」のページを参照してください。

  5. PointBase でのカタログ ブラウザのコンフィグレーションに時間がかかる。(CR076472)

    データベースとして PointBase を使用するコンフィグレーションでは、E-Business Control Center の割引エディタのトリガ商品ブラウズ機能の動作が遅くなります。

    PointBase データベースを使えば、WebLogic Portal をインストールしてすぐにいくつかの機能を使用できます。コマース テンプレートでのカタログ ブラウズといった一部の機能のパフォーマンスは、別途セットアップが必要な他のデータベースを使うと向上する場合があります。

  6. 1 つのポータル ページに同じ Web サービスを使用するポートレットが複数あると、それぞれのフィールドに同じ情報が設定される。(CR076353)

    1 つのポータル ページに同じ Web サービスを呼び出す異なるポートレットが複数あると、Web サービスのフィールドに同じ情報が設定されます。

    例 :

    Web サービス Federal Express Tracking を呼び出す異なる 2 つのポートレットを Portlet Wizard で作成し、両方のポートレットを同じポータル ページに追加し、ブラウザでポータルを開いて、一方のポートレットに追跡番号「12345」を入力して送信すると、「12345」に対する追跡情報が両方のポートレットに表示されます。

  7. LDAP V2 レルムのコンフィグレーションでは、um:getParentGroupName タグが親を取得しない。(CR078104)

    LDAP V2 レルムのコンフィグレーションでは、um:getParentGroupName タグが親グループの名前を取得しません。

  8. Web サービスから操作を取得すると、例外が発生する。(CR078835)

    Web サービスが Delphi で記述されている場合、Web Services Portlet Wizard を使って WSDL に基づいてポートレットを生成しようとすると、例外が送出されます。

  9. Web Services Portlet Wizard の複数のインスタンスを同時に実行できない。(CR078905)

    Web Services Portlet Wizard の複数のインスタンスを同じマシン上で実行することはできません。

  10. マップされたドライブ上で稼働するサーバにホット デプロイできない。(CR079356)

    マップされたドライブ上で稼働するサーバに対しては、ホット デプロイを実行できません。

  11. LDAP レルム sampleportal の使用中にパスワードを変更すると、実行時エラーが発生する。(CR079508)

    LDAP sampleportal でパスワードを変更しようとすると、実行時エラーが発生し、適切な説明が示されません。

    以下のエラー例を参照してください。

<Oct 15, 2001 5:40:12 PM MDT> <Error> <Usermgmt> <Password change failed for 
user testuser1>
Runtime Error... 
Remote exception UserManager 
Stack Trace... 
com.bea.p13n.appflow.exception.ProcessingException:Remote exception 
UserManager at 
com.bea.portal.appflow.processor.security.SetPasswordFormProcessor.setPassword(SetPasswordFormProcessor.java:145)
at. . . 

  1. データベースのバージョンに関係なく、Oracle Thin ドライバの最新バージョンを使用する必要がある。(CR079799)

    WebLogic Server には両方のドライバ クラスが付属しており、現在は Oracle 817 がデフォルトです。Oracle によれば、データベースのバージョンに関係なく、Thin ドライバの「最新の」バージョンを使用する必要があります。つまり、Oracle は、Oracle 817 または Oracle 9i では最新の 9i Thin ドライバの使用を推奨しています。

  2. コード移行ツールが、あるクラスによって行われるそのクラスでのメソッド呼び出しに不正な注釈を付ける。(CR80129)

    この問題は、あるクラスのメソッドが、同じクラスまたはそのクラスがベースになっているクラスの別のメソッドを呼び出している場合に発生します。この呼び出しは、「variableName.getValue()」や「ClassName.getValue()」のようなタイプの呼び出しではなく、「getValue()」のような単純なメソッド呼び出しによって行われます。

    コード移行ツールは、「this.getValue()」のような呼び出しを正しく解釈しますが、このとき、処理対象のファイルに存在するすべての implements 文と extends 文を見つけて、そのクラスの定義自体だけから派生しているものと見なします。この想定は、別のクラスを継承する内部クラスが同じファイル内で定義されているような場合には正しくありません。これらの文で任意の種類のマップ エントリを持つ最初のものは、そのメソッドに対して必要な注釈であると見なされます。分析対象のソース ファイルの違いにより、この問題の出現状況にはいくつかの種類があります。

    たとえば、分析対象のクラスが、変更されたクラスを継承している場合や変更されたインタフェースを実装している場合、またはマップ ファイルで注釈が必要と指定されているだけの場合でも、この問題が発生する可能性があります。メソッドがサブクラスで定義されていて、マップで実際に指定されているクラスまたはインタフェースでは定義されていない場合でも、そのメソッドには常に注釈が付きます。

    もう 1 つの例として、あるクラスの中で定義されている内部クラスが、移行マップのいずれかで参照されているクラスを継承または実装している場合にも、この問題が発生します。次に示すのは、この問題が発生する Test クラスの一部です。

public class Test {
public void testExtendsImplements() {
class MinorCowboys extends Cowboys {
}
class HighSchoolCowboys extends nfl.dallas.Cowboys {
}
class Raiders implements Cowboys {
}
class MinorRaiders implements nfl.dallas.Cowboys {
}
...
public void testMethods() {
Cowboys cowboys = new Cowboys();
cowboys.pass(100,"HailMary");
cowboys.run(100,"Middle");
String s = Cowboys.getStadiumName();
s = nfl.dallas.Cowboys.getStadiumName();
int i = Cowboys.stadiumZipcode;
testReturns();
}
public void testReturns() {
class ReturnTest {
public Cowboys getCowboys() {
return new Cowboys();
}
public nfl.dallas.Cowboys getMoreCowboys() {
return new Cowboys();
}
public FootballTeam getFootballTeam() {
return (FootballTeam) new Object();
}
}
}
}

Test クラスの testMethods() メソッドでは、Test クラスの testReturns() メソッドを呼び出しています。マップでこのメソッドが参照されていなくても、または Test クラスが参照されていない場合でも、このメソッドには注釈が付く可能性があります。まず、nfl.dallas.Cowboys がコード マップで参照されているものとします。その場合、Test クラスの先頭近くにある、nfl.dallas.Cowboys または Cowboys を継承または実装する内部クラス定義のため、コード移行ツールは、誤って、testReturns()nfl.dallas.Cowboys クラスの一部であるものと判断します。その結果、Test クラスの testReturns() メソッドには、Cowboys クラスに対して指定されているクラス レベルの注釈が付けられます。

  1. コード移行ツールの「外部ビューア」機能が、UNIX では使用できない。(CR080150)

    コード移行ツールでは、[外部ビューア コマンド] のボックスでテキスト エディタを指定するために、外部ビューア機能を使用する必要があります。コード移行ツールの表示で移行対象ファイルのいずれかをクリックすると、指定したエディタでファイルが開かれます。残念ながら、UNIX ではこの機能は使用できません。

  2. Webflow ファイルを削除すると、EBCC のポートレット エディタ ウィンドウで Webflow が「なし」となっていても、ポートレット ファイルは更新されない。(CR080572)

    E-Business Control Center の Portlet Wizard では、Webflow 付きでポートレットを提供するようオプションを選択すると、ポートレットは <webflow-filename>delete</webflow-filename> エントリで定義されます。したがって、Webflow は定義されます。

    E-Business Control Center で Webflow を削除し、関連するポートレット エディタ ウィンドウを開くと、Webflow の選択は「なし」と表示されます。ところが、portlet.xml ファイルには <webflow-filename>delete</webflow-filename> エントリが残っています。この状態でポータルにアクセスすると、例外が発生します。

  3. 7.0 SP2 以降、WebLogic Portal では Oracle 8.1.7 および Oracle 9i リリース 2 用の WebLogic jDriver をサポートしています。7.0 SP2 をご使用の場合は、パッチ CR088530 を BEA カスタマ サポートから入手してください。7.0 SP2 より新しいサービス パックをご使用の場合、パッチは必要ありません。

 

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