委託管理ロールの階層構造の概要

ロールとは、グループのメンバシップ、ユーザ プロファイルのプロパティ値、および時刻などの特定の要件を満たすユーザを動的に分類したものです。ロールを使用すると、リソースへのアクセスを付与するか拒否するかを決定したり、そのリソースの機能のうち、どれをユーザが使用できるようにするかを決定できます。ロール階層により、委託管理の構造が定義されます。

ルートの委託管理ロールは、ポータル リソース ツリーで管理者として定義されます。この定義済みのロールにマップされたユーザは、Administration Portal 内での管理アクセスが無制限となります。このルートの委託管理ロールの定義を変更できるのは、グローバル管理権限を持つユーザだけです。

管理階層の設定と各種管理者への権限の割り当ては柔軟に行えます。さまざまなレベルの管理者を作成し、管理者ごとに異なるアクセス範囲を設定できます。また、管理者を作成し、その管理者が管理タスクを他のユーザに委託するようにもできます。

WebLogic Portal では、デフォルトのシステム管理者が用意されています。システム管理者は、エンタープライズ ポータル アプリケーション内にあるすべての管理タスクに無制限にアクセスできます。管理者ロールを作成してから特定のユーザ、ユーザ グループ、またはユーザ特性を割り当てることにより、各種管理者を必要な数だけ作成できます。

ユーザ管理の一環としてロール階層を使用する方法の詳細については、BEA e-docs ページの『ユーザ管理ガイド』を参照してください。

関連ヘルプ トピック