タスク 5 : パーソナライゼーションを設定する

パーソナライゼーションは、さまざまな条件に基づいて、Web サイトの訪問者にコンテンツを配信する手段です。条件には、ユーザ (ユーザ プロファイル)、ユーザの現在のセッション、ユーザからのリクエスト、およびその他のデータに関する情報があります。パーソナライズされたサイトでは、訪問者が興味を持っているコンテンツが表示されるため、魅力ある内容を提供することができます。

パーソナライズされたコンテンツを配信するには、プレースホルダを使用する方法があります。プレースホルダは、JSP タグと定義から構成されます。JSP タグは開発者がポートレット JSP で使用するもので、表示するコンテンツを決定する規則が含まれるプレースホルダ定義を参照します。このチュートリアルのタスクでは、プレースホルダの定義を変更し、その結果をポートレットで確認します。

特定のユーザ向けに配信されるプレースホルダ内のコンテンツをカスタマイズするには、ユーザ セグメントを作成して、パーソナライゼーション定義で使用できます。ユーザ セグメントによって、さまざまな条件に基づいてユーザが動的に分類されます。

複数のコンテンツ項目が表示されるアプリケーション、または画像以外のデータが表示されるアプリケーションには、コンテンツ セレクタが用意されています。コンテンツ セレクタは、管理者によって管理される定義を指定するという点でプレースホルダに似ています。しかし、コンテンツ セレクタは開発者が使用するという点が異なります。プレースホルダは使用が簡単ですが、コンテンツ セレクタには柔軟性があります。

このタスクでは、チュートリアルのタスク 1 から 4 で作成したコンテンツをパーソナライズして配信する方法について説明します。これらのタスクをまだ完了していない場合は、タスク 5 を始める前にそれらを実行してください。

このタスクにかかる時間は約 20 分です。

タスクの目標

このタスクでは、以下の項目を学習します。

タスクの概要

このタスクでは、パーソナライズされたポートレットをデスクトップに追加し、さまざまなユーザがサイトを表示した場合にそのポートレットがどのように動作するかを確認します。次に、パーソナライゼーションを制御するために使用される定義を変更し、その変更がさまざまなユーザのサイトの外観にどのように影響するかを確認します。

このタスクの手順

手順 1 : WebLogic Administration Portal を起動する

この手順では、WebLogic Administration Portal を起動します。

手順 2 : ユーザ プロファイルを編集する

この手順では、パーソナライズされたポートレットをポータル内で表示するために、ユーザ プロファイルを編集します。

手順 3 : デスクトップにパーソナライズされたポートレットを追加する

この手順では、デスクトップにパーソナライズされたポートレットを追加し、ポータル内でそのポートレットを表示します。

手順 4 : プレースホルダの定義を変更する

この手順では、プレースホルダ定義を変更し、結果を表示します。

手順 5 : ユーザ セグメントを表示し、ユーザを作成する

この手順では、ユーザ セグメントを表示し、ユーザを作成します。

手順 6 : ログインし、コンテンツ セレクタを表示する

この手順では、WebLogic Administration Portal にログインし、コンテンツ セレクタを表示します。