対話管理ガイド
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プレースホルダは、JSP に 1 つのコンテンツ項目 (BEA の仮想コンテンツ リポジトリから動的に取得されたコンテンツ項目) を表示します。プレースホルダで表示するコンテンツは、プレースホルダに定義されているクエリを使用して取得します。
プレースホルダは、クエリを格納し、一度に 1 つのクエリを実行し、そのクエリで取得されたコンテンツ項目の 1 つを表示するバケットと考えることができます。プレースホルダは 2 つの部分で構成されます。1 つは、WebLogic Workshop で作成するプレースホルダ ファイル、もう 1 つはそれに対応する、処理を実行する JSP タグです。
図 4-1 は、「foo」というプレースホルダ ファイルと、そのプレースホルダ ファイルを参照する JSP タグを示しています。
図 4-1 プレースホルダを構成する 2 つの部分 : プレースホルダ ファイルと JSP タグ
この章では、プレースホルダにクエリを追加する方法と、実行するクエリと表示するコンテンツ項目をプレースホルダが決定する方法について説明します。
プレースホルダは、デフォルト クエリとキャンペーン クエリの 2 つのタイプのクエリを実行できます。どちらのタイプのクエリも構造はまったく同じですが、別の場所から実行されます。
プレースホルダを含むページをユーザがロードするたびに、プレースホルダはデフォルト クエリを 1 つ実行できます。たとえば、特定のシェルのヘッダに、プレースホルダを含む JSP ファイルを定義します。そのプレースホルダにデフォルト クエリが含まれている場合、ユーザがデスクトップを表示または更新するたびに、ヘッダに異なるコンテンツが表示されます。
図 4-2 は、プレースホルダがデフォルト クエリまたはキャンペーン クエリから取得した画像をページ上のどこに表示するかを示しています。これは、クエリによって BEA の仮想コンテンツ リポジトリから取得された画像です。プレースホルダはさまざまな係数を使用して、まずどのクエリを実行するかを決定し、次に取得されたどのコンテンツ項目を表示するかを決定します。
図 4-2 デフォルト コンテンツとキャンペーン コンテンツを表示できるプレースホルダ
プレースホルダは、ドキュメントの MIME タイプ属性を使用してブラウザに必要な HTML タグを生成します。デフォルトでは、プレースホルダは次の MIME タイプについてのみ、適切な HTML タグを生成します。
その他の MIME タイプをプレースホルダで使用する場合は、WebLogic Workshop ヘルプ システムの「その他の MIME タイプをサポートする」 (http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/workshop/docs81/doc/ja_JP/portal/buildportals/mimetypes.html) を参照してください。
コンテンツをプレースホルダでより便利に使用できるように、コンテンツ項目に追加できる特定のプロパティがあります。詳細については、このガイドの「コンテンツの設定」を参照してください。
プレースホルダを作成するには、WebLogic Workshop でプレースホルダ ファイルを作成し、それに対応する <ph:placeholder> JSP タグを、関連するすべての JSP で使用します。各 <ph:placeholder> JSP タグに「name」属性を指定して、WebLogic Workshop で作成したプレースホルダを参照する必要があります。
プレースホルダの作成手順については、WebLogic Workshop ヘルプ システムの以下のトピックを参照してください。
WebLogic Portal は、強力なコンテンツ クエリを構築するための高度なコンテンツ クエリ機能を備えています。詳細については、WebLogic Workshop ヘルプ システムの「条件式を使用してコンテンツ クエリを構築する」 (http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/workshop/docs81/doc/ja_JP/portal/buildportals/contentExpression.html) を参照してください。
WebLogic Workshop でプレースホルダ ファイルを作成した後、WebLogic Workshop でこのプレースホルダを JSP に追加します。いくつかの方法があります。
プレースホルダが表示するコンテンツを選択するときは 2 つの処理が行われます。この節では、以下の事項について説明します。
プレースホルダにデフォルト クエリを追加するか、WebLogic Workshop でキャンペーン クエリを作成した場合、各クエリに優先度 (最高、高、中、低、最低) を割り当てることができます。優先度が高いクエリほど、実行される可能性が他のクエリより高くなります。
クエリがドキュメントを検出しなかった場合、プレースホルダは別のクエリを選択して実行します。
キャンペーン クエリがある場合はデフォルト クエリを実行しないように定義することもできます。詳細については、「プレースホルダでのデフォルト クエリとキャンペーン クエリの併用」を参照してください。
クエリの対象範囲、およびコンテンツ管理システム内のドキュメントの数によっては、クエリが複数のコンテンツ項目を返す場合があります。デフォルトでは、プレースホルダは表示するコンテンツ項目をランダムに選択します。この選択を制御するために、adWeight
というプロパティをコンテンツ項目に追加できます。このガイドの「コンテンツの設定」を参照してください。
コンテンツ項目に割り当てる adWeight の数値が大きいほど、そのコンテンツ項目がクエリで取得されたときにプレースホルダで表示される可能性が高くなります。
特に複数のキャンペーンで 1 つのプレースホルダを使用してコンテンツを表示する場合、プレースホルダに含まれるクエリが多すぎることがあります。クエリを削除する特定の操作を行わない限り、プレースホルダに追加できるキャンペーン クエリの数に制限はありません。この節では、不要なクエリをクリアする方法と、プレースホルダに表示されるコンテンツをさらに高度に制御する方法を説明します。
JSP にコンテンツ項目を表示するには <ad:adTarget> JSP タグを使用することもできます。このタグは、プレースホルダとは異なり、定義ファイルを使用しません。タグの「query」属性を使用してクエリを追加するだけです。クエリは 1 つまたは複数のコンテンツ項目 (そのプレースホルダで表示できるタイプのコンテンツ項目) を取得し、<ad:adTarget> タグは <ph:placeholder> タグと同じ方法で、表示するコンテンツ項目を選択します。キャンペーンは <ad:adTarget> タグにはクエリを挿入しないため、このタグではパーソナライズされたコンテンツは表示できません。
クエリ構築の詳細については、WebLogic Workshop ヘルプ システムの「条件式を使用してコンテンツ クエリを構築する」 (http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/workshop/docs81/doc/ja_JP/portal/buildportals/contentExpression.html) を参照してください。
WebLogic Workshop ヘルプ システムの「<ad:adTarget> Tag」 (http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/workshop/docs81/doc/ja_JP/portal/taglib/www.bea.com/servers/portal/tags/ad/adTarget.html) を参照してください。
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