ポータル管理ガイド
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WebLogic Administration Portal では、ポータル アプリケーション、ポータル、およびポータル コンポーネントを作成および管理できます。複数のポータル アプリケーションを管理する広範な管理責任を負うポータル管理者であっても、ポートレット、キャンペーン、コンテンツなど特定のポータル構成ブロックについて作業を行うだけであっても、ポータルおよびポータル リソースの構築および管理を柔軟に行えます。
ポータルは、一貫性のある Web ベースの統合インタフェースを通じて、複数の各種コンテンツおよびアプリケーションをユーザに表示します。ポータルの管理者およびユーザは、ポータルをカスタマイズして、ユーザ プリファレンスまたはルールベースのパーソナライゼーションに基づくコンテンツを表示できます。
管理の面から見ると、ポータルはポータル アプリケーションを定義するコンテナです。WebLogic Administration Portal で新しいポータルを作成すると、空のポータルが作成されます。このポータルには、特定のユーザを対象にできる複数のバージョンのポータル (デスクトップ) が保持されます。1 つのポータルには、そのポータルの 1 つまたは複数のデスクトップ、つまりビューを含めることができます。動的なポータルを構成するブック、ページ、ポートレットなどのポータル リソースおよびナビゲーションは、デスクトップに追加します。
各ポータルは、Web 上でポータルを実行するのに必要なすべてのリソースを含む Web アプリケーションに関連付けられています。
ポータル管理ツールで、WebLogic Portal のアプリケーションとリソースを作成および管理できます。ライブラリ管理者の場合、ポータル リソース ツリーには管理に使用できるすべてのリソースのリストが表示され、それらのプロパティを変更できます。
ポータル管理者の場合、ライブラリ リソースに対する権限がないのでライブラリが表示されない場合があります。代わりに、ポータル リソース ツリーには、その管理者が管理権限を持つポータルおよびポータル リソースが表示されます。
レイアウトは、ポータルのコンポーネントの位置を制御するために使用します。ポータル内のポートレットやページの配置を変更することにより、ポータルの外観をカスタマイズできます。
場合によっては、ライブラリ内の定義に行った変更を、デプロイされたポータル リソースに伝播できます。ポータル ライブラリはポータル コンポーネントのリポジトリで、その中には以下のものが含まれます。
注意 : 開発者は、通常、ブック リソースとページ リソースを WebLogic Workshop で作成します。これらのリソースをライブラリで表示可能にするには、Workshop で作成したポータルをテンプレートとして使用して Administration Portal でデスクトップを作成する必要があります。たとえば、Workshop で NewTestPortal というポータル内にブック リソースとページ リソースを作成した場合は、新しいデスクトップを作成して、デスクトップ用のテンプレートとして NewTestPortal を選択する必要があります。
ライブラリ管理者は、リソース ライブラリ内の定義を変更できます。これらの変更は、グローバルなスコープで行われ、高度な管理責任を伴います。ポータル リソースの新しいポータル インスタンスを作成し、ポータル ライブラリに入れると、そのインスタンスには次の特性が与えられます。
ポータル管理者は、ポータル リソースを使用して、ポータルを構築し、ポータルの一部についてエンド ユーザおよびその他の管理者に資格を付与します。ポータルは、エンタープライズ アプリケーション内の多数の Web サイトの 1 つとなる Web サイトを表します。各ポータルは、共有コンポーネントを使用する複数のデスクトップをサポートできます。ポータル、デスクトップ、およびコンポーネントの管理は、適切な委託管理権限を持つ特定の管理者に委託できます。
ポータルは、ポータル ライブラリに存在するポータル リソースを使用して構築できます。また、場合によっては独自のリソースを作成することもできます。ポータル ライブラリの外部でポータル リソースを作成した場合、以下の制限がある「1 回限りの」バージョンが作成されます。
ポータル デスクトップは訪問者がアクセスするポータル アプリケーションの特定のビューであり、ライブラリのコンポーネントはポータルおよびデスクトップを作成およびデプロイするためのテンプレートとして使用されます。ポータル管理者がポータルに行った変更はそのポータルにのみ影響しますが、ライブラリ管理者が行った変更は、それらのコンポーネントを使用するすべてのポータルで使用されるリソースに影響します。
集約されたコンテンツおよび統合されたアプリケーションへの統合ユーザ インタフェースを提供する Web アプリケーション。WebLogic Administration Portal のツールを使用して「ポータルを作成」すると、実質的にはデスクトップの「ホルダ」、つまりポータルのカスタマイズされたビューが作成されます。デスクトップには、ブック、ポートレット、ルック アンド フィールなどその他のポータル リソースを追加します。その後、特定のユーザにこれらのデスクトップやリソースについて資格を付与することができます。
サイトへの訪問者がアクセスするポータルのアプリケーション ビュー。デスクトップはポータルに含まれ、各ポータルには複数のデスクトップを含めることができます。デスクトップには、ポータルの個別のユーザ ビューを作成するために必要なすべてのポートレット、コンテンツ、およびルック アンド フィールの要素が含まれます。すべてのユーザは、独自のデスクトップを定義するまでデフォルトのデスクトップにアクセスします。
次の表では、WebLogic Administration Portal のライブラリで使用できるすべてのポータル リソースおよびテンプレートについて説明します。これらのリソースは、最初に開発者によって作成され、Administration Portal で使用できるようになります。
ポータル ライブラリ管理者は、これらのリソースを使用して、追加のリソースを作成し、ポータル ライブラリに含めることができます。ポータル管理者は、これらのリソースのインスタンスを作成し、カスタマイズされたポータルを構築できます。
ポートレット カテゴリは、ポートレットを分類したものです。これは、多数のポートレットを意味を持つ分類に編成する場合に便利です。ポートレット カテゴリは、親「フォルダ」に子フォルダまたはポートレットを含めることができるその他の階層構造に似ています。
シェルは、ポータルを構成するセクション (一般的にはヘッダ、フッタ、および本文) を提供するポータル デスクトップのトップレベル コンテナです。シェルは、ルック アンド フィールやメイン ブックとは関係なく指定できます。
テーマは、ルック アンド フィールに似ていますが、テーマのスコープはポータルのセクション (ブック、ページ、ポートレットなど) に限られます。テーマを使用すると、ポータル自体に影響を与えずに、ポータルのコンポーネントのルック アンド フィールを変更できます。たとえば、デスクトップでは全体的なルック アンド フィールを使用でき、特定のポートレットではテーマを使用して異なる外観を提供できます。
テーマを使用して、ある製品に対するイベントやプロモーションの通知といった重要な情報を含むポートレットなど、ポータル アプリケーション内の特定のコンポーネントへの関心を促すことができます。サイトの各メイン ページでは、カラーコーディングやグラフィックを使ったテーマを使用して、視覚的にアピールすることもできます。
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