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WebLogic Portal での WSRP の使用

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リモート ポートレットの操作

ポータルのコンテキストでは、WSRP 準拠のポートレットは、ローカル ポートレットと同じ動作をするように設計されています。ローカル ポートレットで行える処理や制御は、ほぼすべてリモート ポートレットでも行えます。このように類似した面もありますが、WSRP では、他の WebLogic Portal 実装とは異なる機能もあります。ここでは、WSRP 準拠のリモート ポートレットに標準ポートレット機能を適用する方法について説明します。場合によっては、WebLogic Workshop オンライン ヘルプ システムなど、WebLogic Portal ドキュメント セットの対応するドキュメントへのリンクのみを示します。

この節の内容は以下のとおりです。

ここで説明するポートレットは、特に明記しない限りコンシューマに構築されています。プロデューサ固有の手順については、「プロデューサの操作」を参照してください。

 


簡単なリモート ポートレットの構築

リモート コンシューマ ポートレットがいかに簡単に構築できるかを理解するために、以下の URL にある WebLogic Workshop オンライン ヘルプ システムの「リモート ポートレットを構築する」を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/workshop/docs81/doc/ja_JP/portal/buildportlets/conWsrpConsumer.html

この実習では、ポートレット ウィザードを使用してリモート ポートレットを作成し、そのポートレットにプロデューサのアプリケーションを設定する方法が示されています。また、ポータルにポートレットを追加して、そのポータルと新しいリモート ポートレットをブラウザに表示する方法も説明されています。

 


リモート ポートレットの変更、カスタマイズ、無効化

WebLogic Workshop オンライン ヘルプ システムには、上記のリモート ポートレットの構築のほかにも、WSRP 準拠のポートレットを開発および使用するための重要な情報が含まれています。このようなトピックには、以下のものがあります。

リモート ポートレットを変更する

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/workshop/docs81/doc/ja_JP/portal/buildportlets/portletModProxy.html

リモート ポートレットに状態とモードを追加する方法が説明されています。リモート ポートレットでは次の点に注意してください。

リモート ポートレットをカスタマイズする

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/workshop/docs81/doc/ja_JP/portal/buildportlets/portletConsumerCust.html

リモート ポートレットの詳細の入手先と、その外観を変更するための手順に関する情報が記載されています。

プロデューサを無効にする

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/workshop/docs81/doc/ja_JP/portal/buildportlets/portletDisableProd.html

プロデューサのコンフィグレーション ファイルを変更して、リモート ポートレットでプロデューサのアプリケーションを使用できないようにする方法が説明されています。

 


リモート ポートレットでのプリファレンスの設定

リモート ポートレットのポートレット プリファレンスは、プロデューサで保存および管理されます。コンシューマでリモート ポートレットのプリファレンスを表示または変更する場合は、プロデューサのプリファレンスをフェッチし、変更内容をプロデューサの保存先に返す必要があります。

注意 : ポートレット プリファレンスは、WebLogic Portal の WSRP プロデューサの実装に含まれています。他の WSRP プロデューサの実装では、ポートレット プリファレンスがサポートされない場合があります。

WebLogic Administration Portal を使用して、リモート ポートレットのポートレット プリファレンスを表示および変更できます。Administration Portal では、WSRP のポートレット管理インタフェースを使用して、プロデューサからプリファレンスを取得および変更します。

注意 : WebLogic Workshop を使用してリモート ポートレットのポートレット プリファレンスを作成または変更することはできません。

wsrp-producer-config.xml ファイルでポータル管理が無効になっている単純なプロデューサで消費されるリモート ポートレットには、ポートレット プリファレンスを追加できません。

WSRP でのポートレット プリファレンスの使用の詳細については、次の URL にある「Portlet Preferences」を参照してください。

http://dev2dev.bea.com/products/wlportal81/articles/portlet_preferences.jsp

 


リモート ポートレットへのテーマの適用

テーマによって、ポータル デスクトップのポートレットの外観が決まります。リモート ポートレットのテーマはプロデューサにはリンクされませんが、これによって、ユーザがポートレットの外観をニーズに合わせて最適に変更することができます。たとえば、ポートレットが含まれるポータルの外観に合わせることができます。

テーマは、ポータルまたはデスクトップのルック アンド フィール アーキテクチャのコンポーネントであり、スキンとスケルトンのサブセットです。これらの概念については、edocs システムや WebLogic Workshop オンライン ヘルプ システムの他のドキュメントで説明されています。以下のリンクを使用して、ドキュメントを参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/workshop/docs81/doc/ja_JP/portal/buildportals/ifLF.html

ルック アンド フィールのその他のトピック

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/workshop/docs81/doc/ja_JP/portal/buildportals/ifLFSkinsThemes.html
http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/workshop/docs81/doc/ja_JP/portal/buildportals/ifLFSkeletons.html

 


リモート ポートレットでのバッキング ファイルの使用

このバージョンの WebLogic Portal の WSRP 実装ではバッキング ファイルがサポートされます。バッキング ファイルを使用すると、Java クラスを実装または拡張し、ポータル コントロールを表示する前の事前処理 (認証など) を可能にすることによって、ポートレットに対してプログラム的に機能を追加できます。バッキング ファイルをポートレットに追加するには、WebLogic Workshop のプロパティ エディタを使用します。

バッキング ファイルの詳細およびリモート ポートレットでの使用方法については、次の URL にある「バッキング ファイルについて」を参照してください。

http://edocs.beasys.co.jp/e-docs/wlp/docs81/wsrp/ipc.html#1000978

 


リモート ポートレットのタイムアウト値の設定

ときには、リモート ポートレットからの要求に対するプロデューサの応答が遅くなる場合があります。この場合、リモート ポートレットが存在するポータル アプリケーションは、リモート ポートレットの応答を受信するまで応答不能になります。

タイムアウト値を設定すると、ポータル アプリケーション (およびそれに含まれる他のポートレット) に影響を与えずに、リモート ポートレットによって生じるこのような遅延を回避できます。すべてのリモート ポートレットに対するデフォルトのタイムアウト制限、および個々のリモート ポートレットのタイムアウト制限を設定できます。個々のポートレットに対して設定されたタイムアウト値は、デフォルトよりも優先されます。

注意 : リモート ポートレットの接続タイムアウトは、コンシューマが継続的にプロデューサに接続している場合にのみ有効です。タイムアウトが有効となるのは、コンシューマに対するプロデューサの応答が遅い場合だけです。プロデューサが物理的に使用不可 (接続が切断された状態にある)、または新しい接続が確立された場合は、効果がありません。これらの場合は、オペレーティング システムの TCP タイムアウトが有効になります。

リモート ポートレットのデフォルト タイムアウトを設定する

Web アプリケーションのすべてのリモート ポートレットに対するデフォルトの接続タイムアウトを設定するには、コード リスト 2-1 に示すように、WEB-INF/wsrp-producer-registry.xml<connection-timeout> 要素を設定します。


 

コード リスト 2-1 接続タイムアウトの設定

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<wsrp-producer-registry
xmlns="http://www.bea.com/servers/weblogic/wsrp-producer-registry/8.0"
xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance"
xsi:schemaLocation="http://www.bea.com/servers/weblogic/wsrp-producer-registry/8.0 
wsrp-producer
-registry.xsd">
     <!-- アップロードの制限 (バイト単位) -->
<upload-read-limit>1048576</upload-read-limit>
     <!-- タイムアウト (ミリ秒) -->
<connection-timeout-secs>120000</connection-timeout-secs>

注意 : 値 120000 ミリ秒 (記述子の名前が意味する「秒」ではない) は推奨のタイムアウト期間です。必要に応じて、タイムアウトを長くしたり、短くしたりしなければならない場合があります。

個々のリモート ポートレットのタイムアウトを設定する

次の手順に示すように、WebLogic Workshop のプロパティ エディタで [接続タイムアウト] プロパティを設定すると、個々のリモート ポートレットのタイムアウト値を設定できます。

  1. まず最初に、WebLogic Workshop が実行中であり、変更するリモート ポートレットがエディタ ウィンドウに表示されていることを確認してください (図 2-1 を参照)。
  2. エディタ ウィンドウで、リモート ポートレットの中央をクリックして、プロキシ ポートレット プロパティ エディタを表示します。どこをクリックするとプロキシ ポートレット プロパティ エディタが表示されるかを 図 2-1 に示します。
  3. 図 2-1 エディタに表示されたリモート ポートレット


     

  1. 図 2-2 に示すように、プロキシ ポートレット プロパティ エディタで、[接続タイムアウト] テキスト フィールドを見つけて選択します。
  2. 図 2-2 プロキシ ポートレット プロパティ エディタ - [接続タイムアウト] の選択


     

  1. 図 2-3 に示すように、[接続タイムアウト] テキスト フィールドに、タイムアウト値 (ミリ秒単位) を入力します。
  2. 図 2-3 タイムアウト値


     

 

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