ポータル開発ガイド

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プロダクションでのポータルの管理

プロダクション ポータルは、エンド ユーザが使用できる実稼動環境です。プロダクションのポータルを変更するには、管理者の場合は WebLogic Portal Administration Console を使用し、ユーザの場合は訪問者ツールを使用します。たとえば、管理者がポートレットをポータルに追加したり、ポータルのコンテンツを再コンフィグレーションする場合があります。

WebLogic Portal アプリケーションのライフサイクル期間中に、アプリケーションは、開発環境、ステージング環境、およびプロダクション環境の間で繰り返し移動されます。この章では、プロダクション システム上にあるポータルの管理について説明します。

この章の内容は以下のとおりです。

 


ライブラリからプロダクションへの変更の移行

伝達とは、WebLogic Portal Administration Console でポータル資産のライブラリ インスタンスに加えられた変更を、ユーザによりカスタマイズされた資産インスタンスに移行するプロセスです。たとえば、ポータル管理者がデスクトップからポートレットを削除する場合は、ユーザがカスタマイズしたそのデスクトップのインスタンスにその変更を反映する必要があります。ポータルを伝播する前に、ポータルの伝達のコンフィグレーションの方法を検討してください。

デスクトップにユーザ カスタマイズが大量に含まれる場合には、[ポータル リソースの更新伝達コンフィグレーション] の設定を [非同期] または [オフ] に変更することを推奨します。この変更により、伝播の完了までに必要な時間が短縮されます。

そのためには、WebLogic Portal Administration Console の [コンフィグレーション設定|サービス管理|ポータル リソ|ポータル リソースの更新伝達コンフィグレーション] を使用します。伝達の設定には、[非同期]、[同期]、または [オフ] が含まれます。

伝達および伝播の詳細については、『プロダクション業務ガイド』を参照してください。非同期の伝達設定の使用に関連するデータベースの設定要件については、『データベース管理ガイド』を参照してください。

 


プロダクションから開発への変更の移行

伝播ツールやエクスポート/インポート ユーティリティなどの WebLogic Portal ユーティリティを使用すると、環境間での変更の移動および結合を確実に行うことができます。エクスポート/インポート ユーティリティでは、ラウンドトリップ開発の全ライフサイクルが可能であり、プロダクション環境から WebLogic Workshop の開発環境にポータルを簡単に戻すことができます。

伝播ツールおよびエクスポート/インポート ユーティリティを使用する手順については、『プロダクション業務ガイド』を参照してください。


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