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この付録では、ポートレット データがデータベースで管理される方法を説明します。次の節で構成されています。
ポートレット データがデータベースにロードされると、ポートレットの XML が解析され、ポートレット情報が入った複数のテーブルが生成されます (PF_PORTLET_DEFINITION
、PF_MARKUP_DEFINITION
、PF_PORTLET_INSTANCE
、PF_PORTLET_PREFERENCE
、L10N_RESOURCE
、L10N_INTERSECTION
など)。
PF_PORTLET_DEFINITION
はポートレットのマスター レコードで、ポートレットに定義された定義ラベル、フォーク可能設定、編集 URI、ヘルプ URI などのプロパティ カラムを保持します。定義ラベルおよび Web アプリケーション名は、ポートレットの一意の識別レコードです。ポートレット定義は、PF_MARKUP_DEF
に格納されている残りのポートレットの実際の XML を参照します。
開発段階では、Workshop for WebLogic を使用してポートレットを作成してポータルに配置します。ステージング段階では、Administration Portal を使用してポータル デスクトップにポートレットを追加します。デスクトップにポートレットを追加するたびに、そのポートレットのインスタンスを作成します。ポートレット インスタンスでは、同一のポートレット定義について複数のバリエーションが許可されます。
次の 4 タイプのポートレット インスタンスがデータベースに記録されることにより、ポートレットのプロパティが格納されます。
PF_PORTET_INSTANCE は、DEFAULT_MINIMIZED、TITLE_BAR_ORIENTATION、PORTLET_LABEL などの属性に関するポートレットのプロパティを保持します。
ポートレットに定義済みのポートレット プリファレンスがある場合、それらは PF_PORTLET_PREFERENCE テーブルに格納されます。
最後に、ポートレットのタイトルはインターナショナライズできます。これらの名前は、L10N_INTERSECTION によって PF_PORTLET_DEFINITION にリンクされている L10N_ RESOURCE テーブルに格納されます。
新しくデプロイしたポータル アプリケーションからポートレットを削除する際に、そのポートレットがプロダクション データベースにすでに定義されている場合は、PF_PORTLET_DEFINITION テーブルで IS_PORTLET_FILE_DELETED とマークされます。WebLogic Administration Portal では、削除されたポートレットはグレー表示になります。削除されたポートレットがデスクトップ インスタンスにまだ表示されている場合は、ユーザがそのポートレットへのリクエストを発行すると、ポートレットが使用不可であることを示すメッセージが表示されます。
開発段階では、ポータル Web プロジェクトの .portlet
ファイルは XML としてポータル Web アプリケーションに格納されます。開発者が新しい .portlet
ファイルを作成すると、ファイル ポーリング スレッドによって変更内容がモニタされ、開発データベースが .portlet
情報と共にロードされます。ポートレット データがデータベースにロードされると、ポートレットの XML が解析され、ポートレット情報が入った複数のテーブルが生成されます。WebLogic Portal Administration Portal を使用して行った変更は、データベースに直接反映されます。
個別のデータベース テーブルは、以下を含むポートレット リソースに関する情報を格納します。
ヒント : | これらのリソースを操作するために使用するツールはリソースのタイプおよび開発段階に応じて異なります。たとえば、Workshop for WebLogic または WebLogic Portal Administration Portal を使用してポートレット プリファレンスを変更できますが、ポートレット カテゴリを作成するには Administration Portal を使用する必要があります。 |
ポートレットがデータベースにロードされると、ポートレットの XML が解析され、ポートレット情報が入った複数のテーブルが生成されます (PF_PORTLET_DEFINITION
、PF_MARKUP_DEFINITION
、PF_PORTLET_INSTANCE
、PF_PORTLET_PREFERENCE
、L10N_RESOURCE
、L10N_INTERSECTION
など)。
PF_PORTLET_DEFINITION
はポートレットのマスター レコードで、ポートレットに定義された定義ラベル、フォーク可能設定、編集 URI、ヘルプ URI などのプロパティ行を保持します。定義ラベルおよび Web アプリケーション名は、ポートレットの一意の識別レコードです。ポートレット定義は、PF_MARKUP_DEF
に格納されている残りのポートレットの実際の XML を参照します。
PF_MARKUP_DEF
は、.portlet
ファイルの格納済みのトークン化された XML を保持します。つまり、.portlet
XML がデータベース内で解析され、プロパティがトークンに置き換わります。たとえば、次のコード例ではトークン化されたポートレットを示します。
<netuix:portlet $(definitionLabel) $(title) $(renderCacheable) $(cacheExpires)>
これらのトークンは、PF_PORTLET_DEFINITION
のマスター定義テーブルの値、または PF_PORTLET_INSTANCE
に格納されているポートレットのカスタマイズされたインスタンスによって置換されます。
次の 4 タイプのポートレット インスタンスがデータベースに記録されることにより、ポートレットのプロパティが格納されます。
PF_PORTET_INSTANCE は、DEFAULT_MINIMIZED、TITLE_BAR_ORIENTATION、PORTLET_LABEL などの属性に関するポートレットのプロパティを保持します。
ポートレットに定義済みのポートレット プリファレンスがある場合、それらは PF_PORTLET_PREFERENCE テーブルに格納されます。
最後に、ポートレットのタイトルはインターナショナライズできます。これらの名前は、L10N_INTERSECTION および PF_PORTLET_DEFINITION を使用してリンクされている L10N_ RESOURCE テーブルに格納されます。
デプロイしたポータル プロジェクトからポートレットを削除する際に、そのポートレットがプロダクション データベースにすでに定義されている場合は、PF_PORTLET_DEFINITION テーブルで IS_PORTLET_FILE_DELETED とマークされます。Administration Portal では、削除されたポートレットはグレー表示になります。削除されたポートレットがデスクトップ インスタンスにまだ表示されている場合は、ユーザがそのポートレットへのリクエストを発行すると、ポートレットが使用不可であることを示すメッセージが表示されます。
WebLogic Portal データベース テーブルの内容の詳細については、『データベース管理ガイド』を参照してください。